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4月10日に不慮の事故により亡くなられた、与那国イソバの会の共同代表の稲川宏二さんを悼んで。

4月10日に与那国イソバの会の共同代表の稲川さんが海岸で行方不明に、翌日に遺体が発見されると残念な事故が起こりました。

私(Ryuukyuuheiwa)にとっては4月1日の夜の議員会館前の集会でお会いしたのが最後となりました。 稲川さんの与那国での闘いの経験や教訓をこれからの宮古・石垣の自衛隊配備を止める闘いに活かして行こうとしていた矢先の不慮の事故でした。 

与那国島・石垣島・宮古島への自衛隊配備の闘いの連携と連帯をめざし「本土」と「先島」の闘いの相互発信をも担う、このブログの開設に賛同いただきいろいろとご協力いただいて来たところでした。大変無念だとしか言いようがありませんが、稲川宏二さんの安らかな御冥福をお祈りします。


地元紙八重山毎日記者の方のコラム、稲川さん追悼文です。

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4月16日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より

4月16日 八重山毎日
不連続線:「戦わないで 仲良くしよう」。陸上自衛隊

「戦わないで 仲良くしよう」。陸上自衛隊沿岸監視隊が発足した3月28日。与那国駐屯地の正門で、稲川宏二さんはそんなメッセージを大きな紙に書いて伝えていた。与那国島を戦場にしない、フェンスの中の人たちを戦場に行かせない、フェンス外では同じ町民としてつきあいたい、との思いからだ。

自衛隊配備に反対する住民グループ、与那国島の明るい未来を願うイソバの会の共同代表として前面に立って運動してきた。小さな島社会では容易なことではない。風当たりも強かったに違いない。それは覚悟の上だったのだろう。移住して23年。島を思ってのことだった。

ところが配備計画は着実に進んだ。駐屯地はまだ完成していないのに、防衛省は当初の計画通り2015年度末に監視隊を発足させた。

悔しいが、これで阻止運動は一区切り。現実と向き合わなければならない。住民同士、いがみ合ってはいけない。そう思っていた。

「自衛隊基地の配備は初めてのこと。町民がこんなはずじゃなかったということが今後、出てくると思う。しっかりと意見を言いたい」。今後は駐屯地を監視し、住民の不安の解消に努めるつもりだった。

そんな稲川さんが10日午後、貝を採りに行ったまま行方不明となり、翌朝に死亡が確認された。49歳だった。合掌



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4月12日の八重山毎日紙面

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4月11日の八重山毎日紙面

清水早子さん(宮古平和運動連絡協議会共同代表)の稲川さん追悼文です。
5、6年前から、宮古と与那国の交流と連帯を続けてきました。この「琉球弧の軍事化に反対するネットワーク」のブログも、稲川さんと私の「島々の共通のサイトが出きればいいね」という会話から始まりました。

離島の島々の闘いは、地理的にも孤立し関心を得られることも難しく困難な状況です。その離島が連帯して、発信し、行き来し、共に支え合おうといつも確認し合ってきました。

まっすぐに真摯で、強い信念と柔らかい感性の人であった稲川宏二さんの文章です。

このような別れに直面するとは思いもよらないことでした。深い悲しみにとらわれています。ただ、ただ悔しく残念無念です。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。   

以下、稲川さんの今年2月、3月の文章をご紹介したいと思います。

① 基地建設事業は残念ながら止めることができず、とうとう3月28日に入隊式が執り行われます。

配備計画が起こってから島の人間関係は大きく亀裂が入り、修復にはまだまだ時間がかかりそうです。人口1500人弱の島に150名(家族を含めると200名)の自衛官が移住してきます。島の空気は一変するでしょう。また、有権者が200名増えると島の自治は大きく偏ってしまうでしょう。

宮古島、石垣島には地対艦ミサイル部隊、地対空ミサイル部隊、警備部隊が配備されます。昨年の安保関連法の制定により、自衛隊という組織が大きく変化します。沖縄・先島諸島が戦場になりうる危険性が高まってきました。

「沖縄を戦場にしないで!」という声を上げなくてはいけません。

「私は絶対に兵隊にはならない!」「私は絶対に戦場に行かない!」という考えを元に詩を創ってみました。

とうさん、ぼく決めたよ   

いながわ こうじ                                  


息子よ、

おまえは将来どのような仕事がしたいんだ



とうさん、

ぼくはまだ何をしたいか決めてないんだけど

ひとつだけ決めたことがあるんだ

とうさん、それはね

ぼくは絶対に兵隊にならないってことだよ

戦争するには、たくさんの武器と兵隊が必要でしょ

戦争を止めるには武器を造る仕事と兵隊という仕事がなくなればいいんだよ

だから、ぼく決めたよぼくは絶対に兵隊にならないよ



② 与那国島は来月28日に陸自沿岸監視部隊の入隊式執り行われます。

また、6月に県議選挙、7月に参院選挙と課題が迫っておりますが外間町長の発言する「今まさに自衛隊バブルです!」という空気に翻弄されているかのようです。

ひとつ、相談があります。私が常日頃感じていることなのですが・・・
・戦争というものは世界中で一番儲かるビジネスである。
・戦争をさせて莫大な利潤をあげている組織がある。
・この組織は国家(政治家、官僚など)を利用したり、宗教、民族を理由に戦争を続ている。
・アメリカを筆頭に国連常任理事国などが中心になり、発展途上国に武器や経済援助をすることで地球上で常に戦争は続く。
・しかし、戦争を行うには莫大な金と人材が必要となる。
・私たち国民は、税金を搾取され間接的に戦争に加担させられている。

そこで、私たちの戦争に抵抗する手段の一つに「私は絶対に兵隊にはならない。」「私は絶対に軍需産業では働かない」
という声をあげてみたいのです。

兵隊とは…「人を殺す訓練をしたり、また実際に人を殺す事によって生活の糧を得るという」この世で最も卑しい職業である。

学歴を得るため・貧困から抜け出すためにと、己の幸せのためだけに、兵隊という職業を選択することは最も恥ずべき行為である。という声を発信してみたい。

しかし、この声は「職業に貴賎なし」という言葉があるように差別行為、ヘイトスピーチととらえかねません。

「私は絶対に戦場に行きません!」「私は絶対に兵隊になりません!」という表現は世論に受け入れてもらえないないでしょうか?



③ いのちの水を守ろう  自衛隊配備反対3・26宮古島市民集会にご参加のみなさまご苦労様です。

与那国島の明るい未来を守るイソバの会 稲川宏二が、与那国島から連帯のメッセージをお送りいたします。

与那国島は、明後日 3月28日に陸上自衛隊沿岸監視部隊が発足します。島の周囲27km、人口1500人弱という小さな島に160名の自衛官、家族を含めると250名が移ってきました。島を削られ駐屯地が建設されていく様は悲しく、悔しい気持でしたが、いざ部隊が配備されると、恐怖の気持ちがとても強いです。島民全てが顔見知りという小さな島内を鉄兜と戦闘服すがたの自衛官が車両を乗り回しています。与那国島は日本軍に占領されたような気持がします。

いままで与那国島の住民は「中国軍の脅威」など微塵も感じずに暮らしてきました。この認識は基地を誘致した町長や与那国防衛協会も同じです。軍事基地を配備することによる経済活性と人口増加を期待しているのです。

しかし、昨年制定され3月29日に施行されようとしている安全保障関連法により自衛隊の任務が大きく拡大しました。また、武器輸出三原則も撤廃され日本の軍需産業も市場を求め大きく成長を始めました。

日本は戦争ができる国になりました。

日本は戦争を欲する国になりました。

そこで安倍政権は中国を挑発し、先島諸島で局地戦争を起こそうとしています。先島諸島で自衛官が殺され、住民が殺されるようなことがおこれば「やられたなら、やり返そう」という世論を起こすでしょう。

反戦平和の声は非国民あつかいされるでしょう。辺野古新基地建設反対の声も潰されるでしょう。福島での漏れ続けている放射能の問題も吹っ飛ぶでしょう。

安倍政権は本気で沖縄を潰そうとしています。

国境の島、与那国島で暮らして肌で感じる恐怖です。

もう一度言います。

安倍政権は本気で沖縄を潰そうとしています。

私たちも全国と連帯し、本気で闘い抜かないといけません。

みなさま頑張っていきましょう。

稲川宏二



追悼、稲川宏二さん 3月30日の「宮古島・石垣島の自衛隊配備を止めよう!3・30東京集会」での与那国島からの報告
https://youtu.be/xDJ5cPeWgps



稲川さん3・30集会で

与那国イソバの会の共同代表の稲川宏二さんが4月10日不慮の事故によりお亡くなりになりました。志半ばで急逝された稲川宏二さんが、3月30日に東京京橋プラザ区民館で行われた「宮古島・石垣島の自衛隊配備を止めよう!3・30東京集会」で、28日に自衛隊が配備された与那国からの報告をされた時の映像です。 稲川宏二さんの安らかな御冥福をお祈りします。 


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4月13日の沖縄タイムス紙面

4月11日 沖縄タイムス
不明の稲川さんの死亡確認 与那国、反自衛隊の代表

与那国町南部のカタブル浜で10日、貝採り中に行方がわからなくなっていた稲川宏二さん(49)が11日午前7時半ごろ、捜索中に発見され、同8時9分に死亡が確認された。石垣海上保安部によると、地元のダイバーが付近の海底に沈んでいるところを発見したという。同保安部が死因などを調べている。

死亡が確認された稲川さんは、与那国町への自衛隊配備計画に反対する「与那国島の明るい未来を願うイソバの会」の共同代表。稲川さんは10日午後1時半ごろ、友人男性と2人で貝採りに出かけていた。



石垣島の自衛隊配備を止める住民の会から寄せられた弔文です。

(弔文)訃報
 
与那国島の自衛隊配備問題で、基地建設反対運動のリーダー的役割を担い、「与那国島の明るい未来を願うイソバの会」共同代表を務められている、稲川宏二さんが、不慮の事故により、昨日4月10日、お亡くなりになりました。
 
先日の東京行動では、私たち「石垣島の自衛隊配備を止める住民の会」代表団と行動を共にし、東京集会で与那国島の自衛隊配備の現状と問題点を熱く語り、全国に発信しておられた、あの雄姿が思い出されます。今後とも、先島の自衛隊配備問題について、共に協同して頑張っていきましょうと堅く交わしたばかりでした、無念です。
 
志半ばで急逝された稲川宏二さんの安らかな御冥福を心よりお祈りいたします。   
        
「石垣島の自衛隊配備を止める住民の会」



竹内光浩さんのFBから


2016 0401giinnkaikanmae


与那国島の自衛隊配備反対運動のリーダーの一人だった稲川宏二さんが3月28日の自衛隊による与那国島占領に抗議して寒風吹きすさぶ4月1日夜に衆議院議員会館に向けて必死の訴えをしました。これが稲川さんにとって国会前での最後の訴えになりました。稲川さんの無念の思いを私たちが引き継ぐことこそ稲川さんへの最大の供養だと思います。


Ryuukyuuheiwa: 竹内さんありがとう! とっても寒い夜でしたね。 稲川さんにとってはもっと寒いんじゃないかと心配していたくらいでした。 稲川さんの思いを本土のみなさんと琉球弧のみなさんが共に引き継いで行きましょう!



yae2016 0226
2月26日の八重山毎日紙面

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ryukyuheiwa

Author:ryukyuheiwa

(2017年1月20日より)

「平和な島に自衛隊・米軍はいらない!」

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奄美・与那国・宮古・石垣への自衛隊の配備に反対します。。


自衛隊と米軍は一体、離島の闘いに連帯を! 琉球弧での陸海空自衛隊の軍事要塞化への動きは、辺野古新基地建設とつながっています

2015年2月27日「下地島空港を軍事利用しないよう求める」県庁前集会


全国の闘う仲間にお笑いを! 「伝説の闘うエンターテイナー」
ぶつはらゆきお<宮古島映像PR>


ブログ記事へ:「伝説の闘うエンターテイナー」ぶつはらゆきお
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-194.html

稲川宏二さん 与那国島からの報告2016年「宮古島・石垣島の自衛隊配備を止めよう!3・30東京集会」で


ブログ記事へ:与那国イソバの会の共同代表の稲川宏二さんを悼んで
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-118.html

真喜志好一さんが動画をアップしました!
「1966年~2015年沖縄の真実」



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与那国島の明るい未来を願うイソバの会+与那国島の自衛隊誘致に反対する住民の会
http://isobanokai.ti-da.net/



I Love いしがき
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石垣島「住民の会」のチラシ4号

石垣住民の会チラシ4号01
石垣住民の会チラシ4号02

3.19宮古島はどうなる?講演会実行委員会のチラシ

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