記事一覧

伊波さん当選「四度、民意が示された」陸自反対運動につながる 伊波選対八重山事務所

石垣島より:


陸自配備反対の声が背景に、保守票の低迷が始まった。

石垣市での国政、県政選挙得票の推移

2014県知事選挙
下地/喜納/なかいま/オナガ/有効投票数  
1,855/238/9,363/8,992/20,448

2016県議選
砂川/マエツ+じろく/有効投票数
7,992/4,598+7,363 =11,961/19,953

2013参院選挙
あさと/糸数/有効投票数
9,052/7,497/17,216

2016参院選挙
島尻/伊波/有効投票数  
8,985/8,688/18,145


7月13日 八重山毎日
不連続線:安倍晋三首相(自民党総裁)の就任以来の

安倍晋三首相(自民党総裁)の就任以来の“悲願”である軍事行動への制約を緩和する憲法改正が現実味を帯びてきた。そう思わざるを得ない10日投開票の参院選の結果である。

それにしても憲法を改正する意味を果たしてどれだけの人が正確に理解しているのだろうか。「まあ、こんなものさ」と思っていると、気がついた時には、とんでもないことになっているのではないか。最大の脅威は国民の無関心かもしれない。

大勝に余裕の笑みを浮かべた安倍首相。戦争経験者や団塊の世代の皆さんは首相の祖父、岸信介元首相とダブってみえたのではないか。1960年、岸首相は会期延長だけのようなそぶりをしながら警官を国会に入れて、だまし討ち的に日米安全保障条約改定の単独採決をやってのけた。

当時のアイゼンハワー米大統領の来日に合わすかのように「敵を欺くにはまず味方から」とばかり与党の反主流派までまんまとだまされた。テレビに映った岸首相はしてやったりの顔で得意げにニッコリ笑っていた。

参院選で安倍首相は、改憲論を持ち出すのは選挙に不利との判断から封印した。来年1月には、次期米大統領が正式に決定する。

祖父と同じ道はないと思うが、都合が悪くなればどう心変わりするか分からない。予測が杞憂(きゆう)であることを願いたい。

yae2016 07122
7月12日の八重山毎日紙面

7月12日 八重山毎日
陸自配備に反対 平和実現 圧勝の伊波氏が決意

yae30108.jpg
当選から一夜明け、今後の取り組みなどを語る伊波洋一氏=11日午前、那覇市内

第24回参院選沖縄選挙区(改選1議席)で初当選を果たした伊波洋一氏(64)は当選から一夜明けた11日午前、八重山毎日新聞社など報道各社のインタビューに応じ、「県民の思いを受け、国政の場で選挙中訴えたことに頑張っていきたい。国政は初めてなので、離島を含めた沖縄の課題に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

10万票余の大差に
安倍政権が沖縄県民の声を聞かない態度。辺野古新基地建設の県民の怒り。翁長知事を誕生させた県民が、政府ではなくて翁長知事が主導している自ら未来を切り開こうとする思いへの共感だと思っている。

離島振興策は
選挙中、石垣島や西表島を訪れたが、サトウキビや畜産業など離島経済全体を育成する仕組みをつくる必要がある。選挙戦でも訴えたが、TPPに反対するとともに、これまで以上の支援策に取り組んでいく。航空運賃など離島のさまざまな格差解消にも取り組む。

離島の子育て
沖縄全体で待機児童が多い。保育所や認可保育園の増設をしっかりやることが大切。子どもたちについては、地方紙で「15の春」が特集されたように離島が持つハンディを県全体で支える仕組みが必要だ。県政の課題でもあるが、国もしっかり支える仕組みをつくっていきたい。また、奨学金制度は支給型が活用できるよう取り組みたい。

自衛隊配備問題
自衛隊配備は、先島を守るためではない。米軍の対中国戦略に自衛隊を巻き込む仕組みなので反対だ。それぞれの島での戦闘を前提に有事部隊が配備される。いざというときには、島内全体に部隊が散り、隠れながらのゲリラ戦をやる想定だ。戦争ではなく平和的な外交で対中国との平和を実現することが沖縄にとって大事だ。自衛隊配備には強く反対していく。

尖閣諸島周辺の中国の領海侵犯
琉球王国450年間、中国と正式な国交を結んで大貿易をしてきた。歴史的には極めて中国とは深い関係にある。そのことを私たちは認識し、沖縄の側から日中の仲を取り持つことを翁長知事に提言したい。領海侵犯は海保が対応し、粛々と警備をしていると聞いている。本土の方は、尖閣で緊張があってそのことが危機のように理解しているが、話し合いの解決へ向けていく流れを沖縄の側からつくれると思う。確かに領海問題はあるが、そういう流れをつくることができると思う。

八重山の有権者へ
八重山には素晴らしい自然がある。沖縄の観光産業の大きな宝だ。この宝を守りながら沖縄全体の観光産業の振興につなげていきたい。併せて、八重山はサトウキビやマンゴー、畜産を含めて沖縄のなかでも農水産業がしっかりしている。そういったものを育成できるよう取り組む。自分の島が誇りになるような支援を国政の場から取り組み、翁長県政とつくり上げたい。

7月12日 八重山毎日
社説:それでもまだ辺野古か ー参院選、新基地建設反対の伊波氏が圧勝ー

4度目の辺野古ノー
米軍普天間飛行場の移設をめぐる名護市辺野古の新基地建設が最大の争点となった参院選沖縄選挙区は、反対を掲げた元宜野湾市長で無所属新人の伊波洋一氏(64)が35万6355票を獲得。辺野古容認の自民現職で沖縄担当相として3期目を目指した島尻安伊子氏(51)=公明、維新推薦=に10万票余の大差をつけ圧勝した。

名護市長選、県知事選、衆院選に続く4度目の「辺野古ノー」であり、しかもそれは投票終了と同時の全国第一号の「当確」発表だった。これはいかに県民が島尻氏をはじめ、沖縄にだけ基地を押し付ける今の政府の不条理に憤っているかを示す沖縄の圧倒的な民意であることは誰がみても明らかだ。

それでも安倍首相はあくまで辺野古移設を進める方針を示しており、もし首相が普天間飛行場の早期閉鎖を望むなら、その近道は直ちに辺野古を断念し、県外移設を進めることだ。

「保守地盤」に地殻変動
先月の県議選を受けて今回の選挙では、八重山は保・革の「潮目」が変わるかどうかも注目された。結果は確実に変わりつつあり、2010年の中山市長誕生以降の強固な保守地盤に「地殻変動」が起こり、革新が確実に復調してきたことをうかがわせている。

今回の選挙では自公の島尻氏が八重山全体で1万561票を獲得し勝ったが、伊波氏も4年前の県議選で高嶺善伸氏が獲得して以来久しぶりの1万票余を獲得し、その差はわずか528票差。そして全有権者の9割を占める石垣市では297票差にすぎない。

革新の分裂選挙となった先月の県議選で自公推薦候補は1万2000票を目指したが、9000票台に終わり、自公の勢いに陰りが見えていた。そこで今回の参院選の結果が注目された。

伊波氏が1万票余を獲得したのは基地のない八重山でも、米軍犯罪などで基地押しつけの安倍政権への反発が広がり、自衛隊配備への懸念が深まった表れだろう。これで自衛隊配備に向けて加速していた流れは完全にストップ、配備の行方は不透明になった。

一方で保守陣営の勢いに陰りが出てきたのは、安保法成立や辺野古推進決議、先住民に関する決議など翁長県政と激しく対立する中山市政や与党の自衛隊配備などの強権的で急進的な対応に市民の警戒感が出てきた表れともいわれる。今後もそういう対応が続くなら「潮目」は完全に逆流するだろう。

いよいよ憲法改正か
それにしても本土の人々と沖縄の人々の意識にずれを感じる。今回の選挙は首相が悲願とする憲法改正で戦争に突き進む「安倍政治」が問われた。結果は安倍政治が圧勝で信任を受け、改憲勢力が3分の2議席超を確保した。

沖縄戦の体験で戦争につながる一切を否定する沖縄は今回の選挙も「辺野古ノー」「憲法改正ノー」が圧勝したが、本土はこういう結果だ。野党のふがいなさもあるが、国民が安易に政権に迎合しているようにしか見えない。

イギリスは賛成者もEU離脱に後悔したが、後の祭りになった。日本もいよいよ憲法改正がまた数の力で強行されそうだが、安倍政治を信任した人々もイギリスの二の舞いにならないか。


yae2016 07121
yae2016 07123

7月12日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より

7月12日 八重山毎日
不連続線:全国で一番早く当確が出た。これが沖縄の

全国で一番早く当確が出た。これが沖縄の民意だ。県外移設の公約に反した前知事、自民衆院議員4氏に続き、県民は現職大臣にも「NO」を突き付けた。日米両国は辺野古新基地建設を断念し、普天間基地を閉鎖すべきだ。それこそが民主主義。

全国では、安倍自公政権が改選議席の過半数を得て、引き続き政権を担うこととなった。これも確かに民意。

だが、選挙では争点がかみ合わなかった。野党が安保法制廃止・改憲阻止で共闘したのに対し、総理は徹底してアベノミクス推進と共闘批判で進め、憲法を争点隠ししてきた。選挙が終わった今、明らかなのは、国民は改憲について総理に一切信任を与えていないことである。

昨年1月、IS(イスラム国)に日本人ジャーナリストら2人が殺害されたとき、総理は「日本人には指1本ふれさせない」と息巻いた。

ISが関与したバングラデシュのテロで日本人7人が殺害された。日本は世界中どこでも卑劣なテロに狙われる「標的」になった。軍事優先志向が、その国民に死者を出す自己矛盾。これ以上、誰も死なせてはならない。

参院選では先島への自衛隊配備も争点だった。石垣市区では自公側にブレーキが踏まれ、退潮を印象付けた。軍事優先は「標的」をつくり出す。誰も「標的」になってはいけない。




yae2016 07111
yae2016 07112
7月11日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より


yae2016 07113
7月11日の八重山毎日紙面

7月11日 八重山毎日
参院選「四度、民意が示された」 全国でも第一号と歓喜
陸自反対運動につながる 伊波選対八重山事務所


yae30102.jpg
万歳を三唱して当選を喜ぶひやみかち・うまんちゅの会石垣・竹富支部の人たち=10日午後8時半ごろ、真栄里公園北の選対事務所

yae20160711.jpg


四度、民意が示された。政府は断念すべきだ」。米軍普天間飛行場の辺野古移設問題を最大の争点とした県議選沖縄選挙区。辺野古移設反対を掲げた伊波洋一氏の勝利に、真栄里公園北の「ひやみかち・うまんちゅの会」石垣・竹富支部の選対事務所は喜びに沸き、政府に辺野古断念を突きつけた。自衛隊配備計画が争点となった石垣市では、島尻安伊子氏に敗れたものの連戦連勝の自公と互角に渡り合い、「次につながる」と前向きに受け止めた。

「伊波氏に当選確実が出ました」。午後8時の投票終了とほぼ当時にNHKが速報を出すと、事務所は、11人と集まりもまばらだったが、爆発したかのように歓喜に包まれた。

「一発で出た。全国でも一号だ」と驚き、拍手をし、握手をして喜びを分かち合った。祝勝ムードに包まれる中、「後はここでの得票状況だ」と石垣市の開票作業を待ち、島尻氏に297票差及ばなかったものの、「明るい兆しがみえた」と前向きにとらえる声が出た。

選対支部長の次呂久成崇県議は「県民の意志、オール沖縄の声があらためて出た。県民の声を国政に届けてもらおう。県議選で分裂した後、まだ一つになりきれていない中で拮抗(きっこう)したことは次につながる」と手応えを感じた様子。

支部共同代表の高嶺善伸前県議は「民主主義の基本である選挙の結果を真摯(しんし)に受け止め、辺野古を断念すべきだ」と要求。「石垣市で島尻氏の票が伸びなかったのは、右傾化の傾向に立ち止まって考える人が出てきたのかなと思う。自衛隊のミサイル基地反対運動につなげることができる」と話した。


sinpou2016 07111
sinpou2016 07112
7月11日の琉球新報紙面
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ryukyuheiwa

Author:ryukyuheiwa

(2017年1月20日より)

「平和な島に自衛隊・米軍はいらない!」

030.jpg

奄美・与那国・宮古・石垣への自衛隊の配備に反対します。。


自衛隊と米軍は一体、離島の闘いに連帯を! 琉球弧での陸海空自衛隊の軍事要塞化への動きは、辺野古新基地建設とつながっています

2015年2月27日「下地島空港を軍事利用しないよう求める」県庁前集会


全国の闘う仲間にお笑いを! 「伝説の闘うエンターテイナー」
ぶつはらゆきお<宮古島映像PR>


ブログ記事へ:「伝説の闘うエンターテイナー」ぶつはらゆきお
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-194.html

稲川宏二さん 与那国島からの報告2016年「宮古島・石垣島の自衛隊配備を止めよう!3・30東京集会」で


ブログ記事へ:与那国イソバの会の共同代表の稲川宏二さんを悼んで
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-118.html

真喜志好一さんが動画をアップしました!
「1966年~2015年沖縄の真実」



おすすめ:

平和を創り出す宮古ネット通信
http://blog.goo.ne.jp/tukurutuusin



「バンタ ドゥナンチマ カティラリヌン!」
与那国島の明るい未来を願うイソバの会+与那国島の自衛隊誘致に反対する住民の会
http://isobanokai.ti-da.net/



I Love いしがき
http://loveishigaki.jp/




石垣島「住民の会」のチラシ4号

石垣住民の会チラシ4号01
石垣住民の会チラシ4号02

3.19宮古島はどうなる?講演会実行委員会のチラシ

miyakolef01.jpg
miyakoleaf02.jpg