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宮古島市長選挙、陸自配備反対の奥平一夫さん現職の下地敏彦市長に僅差で負ける。

宮古島より:





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1月23日の宮古新報紙面より


市議補選は陸自配備反対を訴えた石嶺香織さん7,637票獲得して第2位当選!

1月24日 宮古毎日
前里、石嶺氏に当選証書/市議補欠選 議員活動に意欲 

陸自計画で地下水審査/石嶺香織氏

宮古島への自衛隊配備に反対する取り組みを行う母親の会「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」共同代表で市議会唯一の女性議員となる石嶺香織氏は当選証書を受け「これまで会で議会に対し請願や陳情を行ってきたがなかなか実現しなかったが、これからは対等な立場で議論できるようになることをうれしく思う」と話す。
 
議会で最も取り上げたいことは陸上自衛隊配備問題という。「今回の市長選では3分の2の人が配備反対や住民投票を検討する考えを示す候補に投票し、今の計画にノーを示した。まずは配備計画が地下水に与える影響を審査する地下水審議会の開催を求めていきたい」との考えを示す。
 
待機児童対策にも意欲を示す。「娘が待機児童で、選挙運動も子供連れで取り組んできた。保育士や関係者、市の担当部局と意見交換しながら具体的解決策を考えたい。議会傍聴者が託児できるシステムもつくりたい」との思いを語った。



投票結果にみられるように、
地元住民のみならず、多くの市民が反対・懸念を示している中で宮古島への陸自部隊配備の強行は許せない!

奥平一夫候補+下地晃候補(選挙戦途中から絶対反対に転換)合わせて13,232票(45%)が配備反対

配備推進は下地敏彦候補9,588票のみ、
賛成だが中間的な立場をとる真栄城候補6,545票、決して配備OKのお墨付きが出たわけではない。


出口調査から見られるように下地敏彦陣営が先行他候補を引き離していましたが、運動期間前半組織的な支援が少なく空回りしていた奥平陣営は後半、女性を中心にした投票呼びかけの広がりや、辺野古、本部など本島や八重山からのみなさんの応援などでフル全開、翁長知事の応援もあり下地敏彦候補にあと一歩のところまで肉薄しました。

宮古テレビの期日前投票出口調査

奥平    26.2%
下地敏彦 35.0%
下地晃 13.6%
真栄城 25.2%

宮古テレビの投票日出口調査

出口調査当日
奥平    37.2%
下地敏彦 28.6%
下地晃 13.2%
真栄城 21.1%

宮古テレビの期日前+投票日出口調査

出口調査合計[1]
奥平    34.4%
下地敏彦 30.2%
下地晃 13.3%
真栄城 22.1%



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参考8年前の2009年宮古島市長選はどうだったのか?
(宮古島での保革双方分裂の源流を知るために)

2009年宮古島市長選得票結果

12,754 下地敏彦  自民、公明推薦
10,631 藤村明憲  21世紀新風会
3,204 真喜屋浩  社民、共産、社大推薦
1,802 友利敏子
1,354 大城 智
388 中山 誠
投票率は71.20% 有効投票数 30,133


役所職員の相次ぐ不祥事の責任を取り、伊志嶺市長が辞任したのは去年12月末。それからというもの、保守、革新、中立の各陣営の候補者選定作業があわただしく行われました。革新の候補者選定では真喜屋さんに決定。与野党の一部議員グループの選考会では藤村さんに決定。自公の選考会では3回目の市長選挑戦となる下地さんが決定しました。

しかし革新側は選考のあり方に不満を示した奥平一夫県議会議員が藤村さん支持に回り、与野党の一部議員グループの選考から漏れた前の連合沖縄会長の狩俣吉正さんが独自に出馬を表明。また自公陣営ではこれも選考から漏れた県女性総合センター元館長の友利敏子さんが保守系で出馬を表明。一時は7人乱立の様相を呈しました。

告示2日前になって、突然、狩俣さんは出馬せず、藤村さんを推すことを表明。逆に告示前日には藤村さんを推していた議員3人が下地さん陣営に回るという、まさに液状化現象。事態は選挙戦終盤まで混沌としそうな雲行きです。

2009年1月19日の「QAB News」より


USTREAM 宮古テレビLIVEより:






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1月23日の琉球新報紙面



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1月23日の宮古新報紙面



1月23日 宮古毎日
下地敏彦氏が3選果たす/宮古島市長選  保守市政「継続」/革新系の奥平氏及ばず

任期満了に伴う第4回宮古島市長選挙は22日、投票が行われ、即日開票の結果、保守系で無職属現職の下地敏彦氏(71)=自民推薦=が9588票を獲得、革新系でオール沖縄を掲げる元県議の奥平一夫氏(67)=民進推薦=、前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)、医師の下地晃氏(63)=社民、社大推薦=の無所属3人を破り、3選を果たした。市政継続を掲げる現職に、刷新を訴える新人3人が挑む構図だったが、経済活性化を前面に出した下地敏彦氏が現職の強みを発揮した。陸上自衛隊配備の受け入れを表明した下地敏彦氏が当選したことで、政府は引き続き配備計画を進める方針だ。

前回選挙は無投票で、8年ぶりの選挙。保守、革新とも候補者の一本化が図られず、分裂したまま選挙戦に突入した。

当選した下地敏彦氏は、陸自配備について、選挙期間中も中国の海洋進出を念頭に「『話し合いで解決せよ』だけで、事が足りるほど国際情勢は甘くない」と指摘。「自らの領土領海は自ら守る。市民の生命、財産の守ることを考えると、市長としてその対策を立てることは当然の義務」と配備計画に容認の立場で訴えた。

他の候補者が、市政継続か刷新かを「最大の争点」にしたが、下地敏彦氏は経済の活性化を掲げ、「現在の好循環を止めてはいけない」と強調した。

教育環境の整備については、小中学生の給食費の半額助成を市議会で可決。他の候補者が「全額無料」と対抗したが、現実味に乏しかった。

奥平氏は、陸上自衛隊配備に反対し、命の水を守ると訴えて、軍備より観光振興を呼び掛け。県政与党の一員だったことから、翁長雄志知事の支持を得て流れをつくったが、及ばなかった。

真栄城氏は、県議の座喜味一幸氏や新保守、公明などの市議8人の支持を得て、保守の流れをくむ市政の刷新を掲げたが、運動の出遅れが響き政策を浸透させることができなかった。

下地氏は、地元城辺で票を伸ばしたものの、大票田の平良地区での知名度が低く、思うように票を伸ばせなかった。

市選挙管理委員会が発表した当日有権者数は4万3401人。投票者数は2万9614票、棄権1万3787人だった。

下地 敏彦(しもじ・としひこ) 1945(昭和20)年12月10日生まれ。71歳。宮古島市平良出身。琉大理工学部卒。県農林水産部次長、県宮古支庁長、旧城辺町助役、宮古市町村合併協議会幹事長、県漁業協同組合連合会代表理事会長などを務めた。09年1月25日の宮古島市長選で初当選。3期目。


1月23日 沖縄タイムス
陸自配備容認の下地敏彦氏が3選 宮古島市長選、奥平氏と375票差

任期満了に伴う宮古島市長選は22日投開票され、保守系無所属で現職の下地敏彦氏(71)=自民推薦=が9587票を獲得し、3期目の当選を果たした。大型建設事業整備による経済活性化など2期8年の実績を強調。これまで築き上げてきた政府・自民党とのパイプを生かして財源を獲得し、今後予定する大型事業の着手で「さらなる発展へ」との訴えが支持を得た。陸上自衛隊配備は「容認」で、自身の当選が「配備容認の市民の意思表示になる」としており、防衛省は計画に信認を得た格好となった。

下地氏は「公約を着実に実行し、宮古島を豊かで活力ある島にする。いたらない面があったところは謙虚に反省し、4年間、しっかりと行政を運営する。自衛隊配備容認の立場を理解してもらった。市民全体の意思として配備を進める」と話した。
 
自民側は、翁長雄志知事と対峙(たいじ)する県内9市長でつくる「チーム沖縄」の勢力を維持した。来年に控える県知事選の前哨戦の一つを制したことで、2月の浦添市長選、4月のうるま市長選に弾みをつけた。
 
一方、翁長知事は県内11市中2市にとどまる「オール沖縄」勢力を伸ばすことができなかった。県政発足後、市長選での勝利をつかめておらず、大きな痛手となった。
 
選挙戦は、保守系から下地氏と前市議の真栄城徳彦氏(67)、「オール沖縄」の立場を掲げる奥平一夫氏(67)=民進推薦=と医師の下地晃氏(63)=社民、社大推薦=が出馬し、いずれの勢力も分裂した。新人3氏は市政刷新による行政健全化を訴えたが、現職の下地氏の支持基盤の強さに及ばなかった。
 
当日有権者数は4万3401人(男性2万1445人、女性2万1956人)。投票率は68・23%で、8年前より2・97%下回った。
 
下地敏彦氏(しもじ・としひこ) 1945年12月、宮古島市平良下里出身。琉球大学卒。県宮古支庁長、県漁連会長などを務め、2009年の同市長選に当選、2期目。


1月23日 琉球新報
社説:宮古島市長3選 批判を謙虚に受け止めよ

農業や観光などの経済活性化や陸上自衛隊配備などが争点となった宮古島市長選は、現職の下地敏彦氏=自民推薦=が激戦を制し、3選を果たした。
 
前県議の奥平一夫氏=民進推薦、前市議会議長の真栄城徳彦氏、医師の下地晃氏=社民、社大推薦=の新人3氏の市政刷新の訴えは届かなかった。
 
下地氏は2期8年間の公共事業主導の経済振興策などが評価され、今後の活性化に向けた市民の期待感を取り込んだ形である。
 
旧平良市を除く郊外の過疎化が進み、小、中学校の統廃合計画が浮上するなど、宮古島の少子高齢化は深刻化している。下地氏は、得意とする産業、経済振興分野で手腕を発揮し、島からの人材流出を防ぎ、定住を促す産業基盤の強化、雇用の創出に努めてほしい。
 
前回の無投票再選から一転し、今回の市長選は保守陣営が下地氏と真栄城氏に分裂し、翁長雄志知事を支える「オール沖縄」勢力も分裂する中、下地氏の得票は3新人の合計得票を大きく下回った。
 
建設業界の組織票を固め、薄氷の勝利を収めた下地氏だが、市民の批判を謙虚に受け止めるべきだ。
 
争点となった陸上自衛隊配備問題で、下地氏は受け入れを表明している。防衛省が挙げた候補地二つのうち、千代田カントリークラブについては容認する姿勢だ。
 
しかし、周辺住民の反対は根強く、下地氏の3選によって、宮古島市の将来を左右する陸自配備にお墨付きが与えられたと受け止めるのは早計だ。民意を軽視し、安倍政権と一体となって推進する姿勢を強めてはならない。丁寧に市民の声に向き合ってもらいたい。
 
台風登庁時の飲酒、伊良部島の不法投棄ごみの残存問題で下地氏は市民に陳謝した。市の観光PR事業の委託業者選定を巡り、市に提出された文書の偽造と公金の不適正支出疑惑に関しては市議会の百条委員会が審議中だ。
 
市長の資質と市政の透明性に疑念を抱かせる問題が相次いで噴き出したことに対する市民の不信感は根深い。下地氏はより一層襟を正し、市政運営に当たってもらいたい。
 
翁長知事が支援した奥平氏は惜敗した。県内9市のうち、「オール沖縄」勢力の市長は2人のままだ。翁長知事と「オール沖縄」勢力は手痛い敗北を喫した要因を真摯(しんし)に分析する必要があるだろう。


1月23日 沖縄タイムス
社説:宮古島市長に下地氏3選 行政の透明化が必要だ

任期満了に伴う宮古島市長選が22日投開票され、現職の下地敏彦氏(71)=自民推薦=が、新人で前県議の奥平一夫氏(67)=民進推薦=ら3人を下し、3選を果たした。
 
保守系が下地氏ら2人、翁長雄志知事を支える陣営も奥平氏ら2人に分裂し、4人が立候補するという異例の選挙戦。国が宮古島に計画している陸上自衛隊のミサイル部隊配備問題や2期8年の市政運営が争点だった。
 
下地氏の最大の勝因は、何と言っても、官邸と自民党本部の関係者が現地入りし、建設業者を中心にてこ入れしたことが大きい。
 
下地氏はスポーツ観光交流拠点施設など大型事業を次々手掛けた。経済の活性化は、島に多く存在する建設業者が下支えするとの考えからで、それが選挙においても功を奏した形だ。
 
陸自配備問題で、防衛省は地対艦ミサイル部隊、地対空ミサイル部隊、警備部隊の700~800人規模を駐屯させる計画。
 
下地氏は昨年6月、具体的計画が明らかでない段階で「中国の脅威」を前面に押し出して受け入れを表明した。
 
しかし配備先の「千代田カントリークラブ地区」の「千代田部落会」と近接する「野原部落会」が反対決議をしていることからも明らかなように、最低限必要な地元の同意も得られていない。
 
不安を訴える地元に対し国の情報開示は不十分だ。強引に進めるようなことがあれば混乱を招くだけである。

下地氏は陸自受け入れを正式表明する1年以上も前から防衛省と水面下の交渉を進めていたことが分かっているが、当初、この事実を否定していた。宮古島の将来を左右する可能性がある重大な決定にもかかわらず、決定過程が不透明なのである。
 
下地氏には行政の透明化と情報公開を求めたい。
 
2014年度に一括交付金を利用した観光プロモーション事業で業者との契約過程に疑義があり、市議会の百条委員会で真相究明中である。
 
市職員と業者が不法投棄ごみの処理量を改ざんした問題も発覚するなど不祥事が続いている。保守系を含め候補者3人全員が「市政刷新」を求めたのは下地市政への批判にほかならない。
 
ハコモノ事業を重視し、福祉や教育面が手薄との指摘があるのを下地氏はきちんと受け止めてもらいたい。同市は11市の中で唯一、人口減少に歯止めがかからない。若者が定住できる施策が必要だ。

最大の政治決戦となる来年11月の知事選を考えると、翁長陣営にとって今年最初の市長選を落としたダメージは大きい。選挙後の懸念も残る。知事を支持する地元の選考委員会は別の候補者を擁立していたが、翁長知事は選考委が推す候補ではなく、奥平氏の応援に回った。告示前後の2回にわたって現地入りし、県政との連携を訴えた。選考委からは反発の声が上がった。
 
県政与党・会派の対応も割れた。簡単に「ノーサイド」(翁長知事)というわけにはいきそうにない。関係修復の作業が急務だ。


1月23日 宮古新報
組織力生かし逃げ切る、オール沖縄分裂が影響

8年ぶりの決選投票となった市長選は、 現職の下地敏彦氏が分裂したとはいえ、 僅差で勝利して市政継続を果たす結果となった。 革新系で 「オール沖縄」 陣営が候補者選考をめぐる対立で分裂する中、 4氏による激戦は終盤までもつれたが、 下地氏が逃げ切った。

保守系は現職の下地氏に対し、 刷新を訴えた真栄城氏が分裂。 昨年6月の県議選で分裂したのに続き、 市政運営をめぐって一部が反発したことで双方の溝が埋まることはなかった。 自民党県連が下地氏を推薦したのに対し、 協力関係の公明党県本部が自主投票とするなど、 対応が分かれた。
 
現職の下地氏は市議会の与党議員団 (平良隆会長) 9人と、 中立の21世紀新風会の前里光恵氏、 日本維新の下地幹郎衆院議員が支持し、 自民県連、 業界団体が推薦するなど組織力を生かした選挙戦が奏功した。
 
真栄城氏は市議会新保守クラブ (西里芳明代表) 3人、 副議長の垣花健志、 新風会の新里聡、 無会派の仲間頼信の3氏、 さらには反現職を表明した公明の富永元順、 高吉幸光両氏が支持し、 県議の座喜味一幸氏が選対本部長を務め、 若者を中心に運動を展開したが、 一歩及ばなかった。
 
市長選結果を踏まえ、 保守陣営は今後、 分裂で深まった溝をどう修復するのかが大きな課題となる。 市議会では百条委員会、 さらには未来創造センター工事請負契約の否決などで対立する状況の中、 下地氏の対応も注目されることになる。
 
革新系の 「オール沖縄」 は昨年来、 奥平一夫氏と下地晃氏の一本化調整が進められたものの、 最終的には候補者選考委員会のあり方や選考基準の順守をめぐって双方の主張は平行線のまま分裂した。
 
昨年6月の県議選で奥平氏が勇退し、 亀浜玲子氏が陣営の統一候補として勝利したことで8年前の市長選でのしこりが解消されたと見られたが、 今選挙戦では同様の構図で選挙戦に突入した。
 
奧平氏は、 市議の国仲昌二、 上里樹両氏が支持し、 市職員や教職員OB、 地域や市民・有志団体を中心に支援を受け、 民進党県連が推薦。 翁長知事が支持したほか、 市民団体共同代表で医師の岸本邦弘氏が選対本部長に就任。 選挙戦では女性や若者、 浮動層を取り込んだものの、 惜敗した。
 
下地氏は 「オール沖縄」 の候補者選考委員会 (下地学委員長) の決定を受けて県議の亀浜氏、 新風会の下地智、 池間豊両氏、 無会派の新城元吉氏が支持。 社民、 社大両党の推薦に加え、 労働団体が推薦状を交付するなど組織体制を整えたが、 票を伸ばせなかった。
 革新勢力にとって前々回に続く分裂選挙で敗北する結果となり、 今後の体制を立て直しが大きな課題だ。 翁長県政にとっても宮古島市長選で敗北した影響は大きい。


1月23日 沖縄タイムス
「チーム沖縄」 vs 「オール沖縄」明暗分かれる 宮古島市長選

現職、政府与党とのパイプ奏功
 
沖縄県宮古島市長選で3選を決めた下地敏彦氏は、公共事業を軸とした経済振興で雇用の拡大や地域活性化につなげるとの主張に支持が集まった。宮古島の経済の基盤は建設業や農業にあるとして、2期8年で経済の底上げに努めてきたと強調。今後も20万トン級のクルーズ船対応のバース整備や総合庁舎などの事業が控えていると訴えたことが奏功した。政府与党も官邸関係者や有力な支持団体を地盤に持つ国会議員らがてこ入れし、建設業を中心とした組織票を引き締めた。

与党市議として支えてきた真栄城徳彦氏の出馬で一部の保守市議や公明党2市議が離反したが、地域の有力者から支持を取り付けるなど、票の取り逃しを最小限に抑えた。
 
新人3氏が訴えた大型建設事業に偏った予算編成への批判については、市の負担を極力少なくする補助メニューを使うと強調。保守系9市長でつくる「チーム沖縄」の会長として築き上げた政府・自民党とのパイプでの財源獲得をアピールした。行政の不祥事の責任を問う声にも、経済政策実現の手腕が最もある候補との主張を徹底し、「逆風」をはね返した。

「オール沖縄」票割れる
 
奥平一夫氏は政党支持が民進にとどまり、組織としての運動の広がりを欠いたのが敗因となった。県議3期の知名度から無党派の女性や若者からの支持を集めたが、「オール沖縄」の立場を掲げる下地晃氏と革新支持層の票を二分したことで基盤となる票が崩れたことも影響した。
 
下地晃氏は陸自配備について当初、一定の理解を示す発言があったため、配備「反対」の姿勢を重視する革新支持層離れを招いた。「オール沖縄」支持者でつくる選考委員会の選考手法に対する反発も擁立当初からあり、票の取りまとめができなかった。
 
真栄城徳彦氏は市議6人の支持表明が昨年12月中旬となるなど、選挙戦の体制固めが他陣営よりも出遅れたのが響いた。座喜味一幸県議が年明けに支持表明し、自民党を離党して選挙対策本部長に就いたが、票の切り崩しは一定に止まった。



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1月23日の琉球新報紙面

1月23日 沖縄タイムス
知事選の前哨戦、自民先勝で勢い 「オール沖縄」分裂で痛手

沖縄県宮古島市長選は来年の知事選の情勢に影響を与える首長選挙の先駆けとして注目され、県政野党の自民は推薦した下地敏彦氏の当選を勝ち取り、2月の浦添と4月のうるま市長選に勢いを得た格好だ。名護市辺野古の新基地建設に反対する翁長雄志知事と「オール沖縄」を構成する県政与党は、それぞれ別の候補を推した分裂選挙で苦杯をなめ、今後にしこりを残しかねない痛撃となった。

「オール沖縄」勢力は社民、社大が地元の選考委員会が選出した下地晃氏を推薦する一方で、翁長知事は元与党県議として協力したことなどを理由に奥平一夫氏を応援。一本化は実現せず、知事は与党が難色を示す中で現地に2回応援に入りテコ入れを図った。
 
知事サイドは選挙後は「ノーサイド」として、浦添やうるまに向けた勢力の結束を図りたい考え。だが、社民、社大の中には県政を支えているにもかかわらず政党として看板を傷つけられたとの遺恨を口にする幹部もおり、関係修復は容易ではない。
 
名護市辺野古新基地問題への影響も大きそうだ。知事の埋め立て承認取り消しを巡る訴訟は最高裁判決で県が敗訴した。県政は知事の持つ別の権限を行使し行政手続きで阻止を実現する考えだが、その最大の後ろ盾は「民意」だ。2014年の衆院選、16年の県議選、参院選では辺野古反対の民意が示された。一方で、市長選では知事が応援した候補が16年1月の宜野湾に続いて敗れ、辺野古阻止のマイナス要因となる可能性もある。
 
自民は「オール沖縄」に対抗する保守系9市長でつくる「チーム沖縄」のトップを務める下地氏を守りきった。
 
ただ、県連の宮古地区支部長を務めていた座喜味一幸県議が、保守の対立候補を応援するため離党した上での辛勝という側面もある。全県を舞台にした集票合戦となる知事選を考えれば、挙党態勢の再構築が課題として残っている。


1月23日 沖縄タイムス
宮古島に自衛隊「これで配備進む」 政府、現職勝利に安堵

沖縄県宮古島市長選で争点の一つとなった自衛隊配備を推進する立場の下地敏彦氏が当選したことで、今後、宮古島では施設建設など配備計画に拍車が掛かりそうだ。県幹部は「配備反対を訴えた候補を支持した市民の声を無視してはならない」と述べ、政府に地元の声を丁寧に聞く姿勢を求めた。

沖縄県「地元に配慮を」
 
翁長雄志知事は自衛隊自体に反対していないが、防衛省が進めている南西諸島への配備には反対の声が大きいことを背景に「地元の理解が得られるよう丁寧な説明と生活への十分な配慮が必要だ」との立場だ。
 
幹部の一人は、国は計画ありきで施設建設などを強行するだろうとした上で、「辺野古、オスプレイ飛行再開など国は沖縄の声を聞かない。配備に反対する候補者に投じられた票もまぎれもない沖縄の声であり、無視してはならないと強く訴えたい」と述べた。

政府「計画促進でき安堵」
 
千代田カントリークラブへの陸上自衛隊の配備を受け入れた現職の下地敏彦氏の勝利に、防衛省関係者は安堵(あんど)した。「(保守候補が)分裂し、情勢が厳しいというようなことも聞こえていたが、これで配備を進めることができる」と胸をなで下ろした。
 
一方で、防衛省と市はともに説明が不足しているという声は、選挙期間中を通して出ていた。
 
別の関係者は「受け入れ方針は変わらないとはいえ、そういう市民の声に下地氏も何らかの配慮をする可能性がある。説明はこれからも続けていかないといけない」と語った。


sinpou2017 01235
1月23日の琉球新報紙面

1月23日 宮古新報
前里光健氏と石嶺香織氏が当選、市議補選

市長選挙と同時執行の市議会議員補欠選挙 (欠員2) は5人が争った結果、 保守系無所属新人で会社員の前里光健氏 (34) が8374票、 市民団体共同代表で自営業の石嶺香織氏 (36) が7637票の得票で、 いずれも初当選を果たした。 前里氏は市長選で現職の下地氏と連携した選挙戦を繰り広げ、 石嶺氏は市長選で革新系 「オール沖縄」 の奥平氏を支持しており、 保革が議席を分け合う形となった。

革新系無所属元職の下地博盛氏 (67) は4513票、 元市消防本部職員で無職の砂川和夫氏 (62) は4403票、 幸福実現新人で契約社員の宮城隆氏 (64) は2144票の得票だった。
 
前里氏は 「若者の声を市政に届け、 反映させる」 として平和で豊かな宮古島市づくり推進、 保育園や学校及び社会教育施設整備と人材育成、 農商工業の発展と雇用拡大、 若者の定住推進、 女性地位向上などの政策を掲げ、 現職の下地候補とセット戦術で順調に票を上積みしてトップ当選した。
 
石嶺氏は 「平和な未来といのちの水を子どもたちに手渡したい。 いのちと暮らしを守るためミサイル新基地建設反対」 を理念に、 伝統産業を基礎にした観光・農業・水産業・ものづくりの自立した島づくり、 医療や福祉・教育、 情報公開などの政策を訴えた。

前里光健 (まえざと・こうけん)  1982年7月1日生まれ。 平良東仲宗根添1874ノ1。 沖縄大学卒。 自動車会社勤務。

石嶺香織 (いしみね・かおり)  1980年11月7日生まれ。 福岡県出身。 平良西仲宗根1296ノ1。 大阪外語大中退。 自営業。


1月23日 宮古毎日
前里、石嶺氏が当選/市議補欠選 最年少と女性議員誕生

市議会議員の補欠選挙は23日投開票され、会社員の前里光健氏と、市民団体「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」共同代表の石嶺香織氏がそれぞれ当選を果たした。

前里氏は、市長選で当選した現職の下地敏彦氏とのセット戦術が奏功し、8300票余りを獲得。市議の前里光恵氏の息子で、親子そろっての市議会議員となる。前里氏は34歳で、現市議の中では最年少。

選挙戦では「若者の声を市政に届け、反映させる」と訴えながら、「地域に貢献、社会に貢献する」と呼び掛けた。

石嶺氏は、陸上自衛隊配備反対と地下水、命の水を守ることを主要な公約に掲げ、市長選に立候補した奥平一夫氏を支持する立場で選挙戦を展開。幅広い年代層の女性らから支持を受け、7600票余を獲得した。

石嶺氏は福岡県出身で、市議会では唯一の女性議員となる。

元市議の下地博盛氏、元市消防本部職員の砂川和夫氏、幸福実現党宮古島市地区代表の宮城隆氏は及ばなかった。

同補欠選挙は、市議2人の辞職に伴うもので、当選者は前任者の残存期間(11月12日)を在任する。

前里 光健(まえざと・こうけん)1982(昭和57)年生まれ。34歳。平良東仲宗根添出身。沖縄大卒。会社員。

石嶺 香織(いしみね・かおり)1980(昭和55)年生まれ。36歳。福岡県出身。大阪外国語大中退。「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」共同代表。自営業。


1月23日 宮古新報
有権者関心低く68・23%、市長選投票率

宮古島市長選挙は22日、 市内22カ所で投票が行われた結果、 投票率は68・23%となり、 決選となった前々回2009年1月の71・20%を2・97ポイント、 05年11月の85・66%を17・43ポイントそれぞれ下回った。

市選挙管理委員会のまとめによると、 当日有権者数4万3401人 (男2万1445人、 女2万1956人) に対し、 投票者数は2万9614人 (男1万4602人、 女1万5012人) だった。
 
今市長選は、 無投票だった前回から一転して保革分裂で4人が争う激戦を展開した。 各陣営が告示翌日から始まった期日前投票を重点に取り組んだこともあり、 最終的には前々回を1・58ポイント上回る27・81%の有権者が投票した。
 
22日は晴れ間に恵まれる好天となり、 早朝から多くの有権者が投票所を訪れた。 当日投票率は午前11時までに11・44%、 午後2時現在で22・56%となったが、 その後は伸び悩み、 午後7時30分現在は39・01%にとどまった。
 
投票率は、 保革両陣営が分裂したことに加え、 市政のあり方、 陸自配備などの争点、 各候補が掲げた経済振興などの政策への関心が低かったことが要因とみられている。
 
同時執行の市議補選の投票者数は2万9574人 (男1万4581人、 女1万4993人) で投票率は68・14%だった。



速報

市議補選は陸自配備反対を訴えた石嶺香織さん当選!

画像は宮古テレビの映像です。

宮古テレビの出口調査では奥平さんリード

出口調査

下地現市長に当確出る、0:10選管発表開票率99.06%で356票差。

開票結果99




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Author:ryukyuheiwa

(2017年1月20日より)

「平和な島に自衛隊・米軍はいらない!」

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奄美・与那国・宮古・石垣への自衛隊の配備に反対します。。


自衛隊と米軍は一体、離島の闘いに連帯を! 琉球弧での陸海空自衛隊の軍事要塞化への動きは、辺野古新基地建設とつながっています

2015年2月27日「下地島空港を軍事利用しないよう求める」県庁前集会


全国の闘う仲間にお笑いを! 「伝説の闘うエンターテイナー」
ぶつはらゆきお<宮古島映像PR>


ブログ記事へ:「伝説の闘うエンターテイナー」ぶつはらゆきお
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-194.html

稲川宏二さん 与那国島からの報告2016年「宮古島・石垣島の自衛隊配備を止めよう!3・30東京集会」で


ブログ記事へ:与那国イソバの会の共同代表の稲川宏二さんを悼んで
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-118.html

真喜志好一さんが動画をアップしました!
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与那国島の明るい未来を願うイソバの会+与那国島の自衛隊誘致に反対する住民の会
http://isobanokai.ti-da.net/



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石垣島「住民の会」のチラシ4号

石垣住民の会チラシ4号01
石垣住民の会チラシ4号02

3.19宮古島はどうなる?講演会実行委員会のチラシ

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