宮古島への陸自ミサイル部隊配備、地元の反対にもかかわらず予定地千代田カントリーでボーリング調査開始、駐屯地設計業務など発注。
- 2017/01/24
- 11:53
宮古島より:
関連記事:宮古島陸自配備、用地取得に不動産鑑定年明け早々評価業務入札。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-274.html
地元の野原部落会は同集落内や千代田周辺、 宮古空港前道路沿いなどに反対の立て看板やのぼりを立てて抗議。
2月1日 宮古毎日
駐屯地設計業務など発注/沖縄防衛局 宮古陸自配備で計3億4000万円

駐屯予定地の千代田カントリークラブで進められているボーリング調査業務=1月30日、上野野原
防衛省が進めている宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、沖縄防衛局はこのほど、隊庁舎などが盛り込まれた「駐屯地新設建築設計」業務などを発注した。落札額は計3億4060万円。沖縄防衛局は、駐屯地予定地である上野野原のゴルフ場、千代田カントリークラブで用地測量調査費などの調査業務に着手しており、今後さらに配備に向けた整備が進みそうだ。
発注者と業務名及び落札業者、落札額などは、1月26日付の沖縄建設新聞発行の日刊建設ニュースに掲載された。
各業務は一般競争入札で行われ、12月8日に開札された。内訳は▽宮古島駐屯地新設建築設計(その1)8660万円(落札業者・泉創建エンジニアリング)▽同(その2)6550万円(同)▽同設備設計(その1)4550万円(現代空調研究所)▽同(その2)4000万円(同)▽同(その3)3750万円(産研設計)▽同土木設計6550万円(パシフィックコンサルタンツ)-となっている。
千代田カントリークラブに配置が予定されているのは、災害を含む各種事態が発生した際に迅速に初動対応をする「警備部隊(普通科)」、島しょ部に対する侵攻を可能な限り洋上で阻止し得る「地対艦誘導弾部隊」、地対艦誘導弾部隊と連携し、作戦部隊及び重要地域の防空を有効に行い得る「中距離地対空誘導弾部隊」で、部隊の人員規模は合わせて700~800人の予定。
予定地には隊庁舎(事務所)4棟、宿舎6棟、車両整備場2カ所、食堂・福利厚生施設、倉庫などの建設が計画されている。
2017年度は隊庁舎など建物建設を含む310億7000万円が予算計上されている。

1月25日の宮古毎日紙面
1月24日 宮古新報
陸自配備予定地ボーリング調査着手 地元は反発

陸上自衛隊宮古島駐屯地の配備計画で実施されているボーリング調査=23日午前、 上野の千代田カントリークラブ
防衛省が進めている陸上自衛隊宮古島駐屯地 (仮称) の配備計画でこのほど、 予定地となっている上野の千代田カントリークラブ (ゴルフ場) での測量やボーリング調査がはじまった。 23日もコース沿いで作業員が掘削用機械を設置しているのが確認された。 沖縄防衛局は隊舎などの設計をはじめ、 用地取得のための不動産鑑定、 敷地造成工事など関連する業務に着手している。 配備に反対する地元の野原、 千代田両部落会は、 具体的説明がない状況でのボーリング調査がはじまったことに、 さらに反発を強めている。
同局は駐屯地の施設整備について、 予定の敷地面積約22㌶に隊庁舎 (4棟) や宿舎 (6棟160戸)、 食堂・福利厚生車両整備場、 倉庫、 保管庫 (2棟) などの建物規模を示し、 隊員及び家族の宿舎は、 100戸を新たに追加する方針を示している。
昨年9月以来、 隊庁舎など施設の建築や設備、 土木などの設計、 用地測量及び調査、 補償物件調査、 用地取得のための不動産鑑定や宿舎新設建築及び設備・土木設計、 敷地造成工事に関する業務を進めている。 同省は本年度予算に用地取得費など108億円を計上しているほか、 2017年度予算で隊舎整備などの経費として310億円を盛り込んでいる。
配備理由については、 島しょ防衛、 災害時対応体制、 部隊受け入れのインフラが整備されていることを示している。
地対艦及び地対空両誘導弾部隊の人員規模700~800人。 一方で千代田へ、 「地対艦及び地対空誘導弾を補完する火薬庫、 ヘリパッドを整備する計画はない。 周辺用地を取得して拡張する計画もない」 と強調。 火薬庫や射撃場、 訓練場は 「宮古島内に配置することが適切であると考えるが、 火薬庫の保安距離などの観点から検討する必要がある」 としている。
野原部落会は、 これまで具体的説明がないことに加えて同局が昨年12月までに市議会に回答した内容も 「これまでと同様」 と反発し、 このほどはじまったボーリング調査に対しても反発。 ことしに入って同集落内や千代田周辺、 宮古空港前道路沿いなどに反対の立て看板やのぼりを立てて抗議するなど、 反対の姿勢を強めている。
関連記事:10月2日、防衛省が宮古島千代田への陸自配備で野原自治会への説明会開催。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-219.html
関連記事:とりあえず宮古島千代田への陸自配備を目論む防衛省「建築設計」など公告
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-214.html
関連記事:4月12日、宮古島陸自配備予定地の野原部落会が配備計画の撤回を要請。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-119.html
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地元の野原部落会は同集落内や千代田周辺、 宮古空港前道路沿いなどに反対の立て看板やのぼりを立てて抗議。
2月1日 宮古毎日
駐屯地設計業務など発注/沖縄防衛局 宮古陸自配備で計3億4000万円

駐屯予定地の千代田カントリークラブで進められているボーリング調査業務=1月30日、上野野原
防衛省が進めている宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、沖縄防衛局はこのほど、隊庁舎などが盛り込まれた「駐屯地新設建築設計」業務などを発注した。落札額は計3億4060万円。沖縄防衛局は、駐屯地予定地である上野野原のゴルフ場、千代田カントリークラブで用地測量調査費などの調査業務に着手しており、今後さらに配備に向けた整備が進みそうだ。
発注者と業務名及び落札業者、落札額などは、1月26日付の沖縄建設新聞発行の日刊建設ニュースに掲載された。
各業務は一般競争入札で行われ、12月8日に開札された。内訳は▽宮古島駐屯地新設建築設計(その1)8660万円(落札業者・泉創建エンジニアリング)▽同(その2)6550万円(同)▽同設備設計(その1)4550万円(現代空調研究所)▽同(その2)4000万円(同)▽同(その3)3750万円(産研設計)▽同土木設計6550万円(パシフィックコンサルタンツ)-となっている。
千代田カントリークラブに配置が予定されているのは、災害を含む各種事態が発生した際に迅速に初動対応をする「警備部隊(普通科)」、島しょ部に対する侵攻を可能な限り洋上で阻止し得る「地対艦誘導弾部隊」、地対艦誘導弾部隊と連携し、作戦部隊及び重要地域の防空を有効に行い得る「中距離地対空誘導弾部隊」で、部隊の人員規模は合わせて700~800人の予定。
予定地には隊庁舎(事務所)4棟、宿舎6棟、車両整備場2カ所、食堂・福利厚生施設、倉庫などの建設が計画されている。
2017年度は隊庁舎など建物建設を含む310億7000万円が予算計上されている。

1月25日の宮古毎日紙面
1月24日 宮古新報
陸自配備予定地ボーリング調査着手 地元は反発

陸上自衛隊宮古島駐屯地の配備計画で実施されているボーリング調査=23日午前、 上野の千代田カントリークラブ
防衛省が進めている陸上自衛隊宮古島駐屯地 (仮称) の配備計画でこのほど、 予定地となっている上野の千代田カントリークラブ (ゴルフ場) での測量やボーリング調査がはじまった。 23日もコース沿いで作業員が掘削用機械を設置しているのが確認された。 沖縄防衛局は隊舎などの設計をはじめ、 用地取得のための不動産鑑定、 敷地造成工事など関連する業務に着手している。 配備に反対する地元の野原、 千代田両部落会は、 具体的説明がない状況でのボーリング調査がはじまったことに、 さらに反発を強めている。
同局は駐屯地の施設整備について、 予定の敷地面積約22㌶に隊庁舎 (4棟) や宿舎 (6棟160戸)、 食堂・福利厚生車両整備場、 倉庫、 保管庫 (2棟) などの建物規模を示し、 隊員及び家族の宿舎は、 100戸を新たに追加する方針を示している。
昨年9月以来、 隊庁舎など施設の建築や設備、 土木などの設計、 用地測量及び調査、 補償物件調査、 用地取得のための不動産鑑定や宿舎新設建築及び設備・土木設計、 敷地造成工事に関する業務を進めている。 同省は本年度予算に用地取得費など108億円を計上しているほか、 2017年度予算で隊舎整備などの経費として310億円を盛り込んでいる。
配備理由については、 島しょ防衛、 災害時対応体制、 部隊受け入れのインフラが整備されていることを示している。
地対艦及び地対空両誘導弾部隊の人員規模700~800人。 一方で千代田へ、 「地対艦及び地対空誘導弾を補完する火薬庫、 ヘリパッドを整備する計画はない。 周辺用地を取得して拡張する計画もない」 と強調。 火薬庫や射撃場、 訓練場は 「宮古島内に配置することが適切であると考えるが、 火薬庫の保安距離などの観点から検討する必要がある」 としている。
野原部落会は、 これまで具体的説明がないことに加えて同局が昨年12月までに市議会に回答した内容も 「これまでと同様」 と反発し、 このほどはじまったボーリング調査に対しても反発。 ことしに入って同集落内や千代田周辺、 宮古空港前道路沿いなどに反対の立て看板やのぼりを立てて抗議するなど、 反対の姿勢を強めている。
関連記事:10月2日、防衛省が宮古島千代田への陸自配備で野原自治会への説明会開催。
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