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宮古島市長選挙、オール沖縄の敗因は単に「分裂」にあったのか?

宮古島より:



「オール沖縄」の分裂をもたらしたのは奥平陣営なのか? 
敗因は「分裂」にあったとする皮相的な見方でよいのか?



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宮古島市長選、その先を視る女性たち

昨夜、奥平一夫さんを応援した女性の会のおばさんたちが約40名が集まり、お疲れさま会を持ちました。

開票日には、眠れなかったという女性、涙する女性、それぞれの悔しさを共有しました。

しかし、おばさんパワーは健在です。

4年間、あの疑惑まみれの下地敏彦市長を、市長室には居座らせない、と意気軒高です。

今回は、政府自民党防衛省の組織動員(注ぎ込まれた札束の噂も絶えない)に惜敗しましたが、そう遠くない日に、リベンジのチャンスが到来すること、この絆を強化し、その日に備えましょう!と確認し合いました。

基地問題の勉強会もやろう!との提案もあり、前向きです。

自衛隊配備反対の候補者が分裂した(実際は、表向きの『反対』と、正味反対でしたが)状況についても、「総括抜きの、いい加減な和解はありえない」と手厳しい。

表向き『反対候補』を推した、K女性県議への批判は強烈です。その分裂の影響は、配備反対派のモチベーションだけでなく、投票率も下げており、大きいものでした。間違いを繰り返さないためには、きちんと議論と経て、合意に達しなければなりません。

女性は「感情的」だという世間的な視方は、男性社会の反映であり、なまじ温情をかけようとする男性特有の「優しさ」は、「冷静さ」とは別物であるということです。

建前重視の男性社会は、選挙の世界にも浸みこんでいます。危機を察知する速さ、決断する速さ、妥協しない、屈しない心、これらは女性の方が勝っているのではないか?

全ての物事の決定過程に女性を参加させるべきだ、などなど、数名は(少々、手前味噌 的に)日付が変わっていることも気づかないほどに話し込んで、家路につきました。

市民女性の会 清水早子



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2月11日の宮古新報紙面


地元紙、宮古毎日の「2017年宮古島市長選検証」①②


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1月25-26日の宮古毎日紙面

地元紙、宮古毎日の「2017年宮古島市長選検証」③④


miyakomainichi2017 0127-28
1月27-28日の宮古毎日紙面


地元紙、宮古毎日の「2017年宮古島市長選検証」⑤

宮古毎日2017 0129
1月29日の宮古毎日紙面



奥平一夫候補+下地晃候補(選挙戦途中から絶対反対に転換)合わせて13,232票(45%)が配備反対

配備推進は下地敏彦候補9,588票のみ、
賛成だが中間的な立場をとる真栄城候補6,545票、決して配備OKのお墨付きが出たわけではない。


出口調査から見られるように下地敏彦陣営が先行他候補を引き離していましたが、運動期間前半組織的な支援が少なく空回りしていた奥平陣営は後半、女性を中心にした投票呼びかけの広がりや、辺野古、本部など本島や八重山からのみなさんの応援などでフル全開、翁長知事の応援もあり下地敏彦候補にあと一歩のところまで肉薄しました。


宮古テレビの期日前投票出口調査
奥平26.2%
下地敏彦 35.0%
下地晃 13.6%
真栄城 25.2%

宮古テレビの投票日出口調査
奥平37.2%
下地敏彦 28.6%
下地晃 13.2%
真栄城 21.1%

宮古テレビの期日前+投票日出口調査
奥平34.4%
下地敏彦 30.2%
下地晃 13.3%
真栄城 22.1%


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1月23日の宮古新報紙面より

宮古島市市長選、県議選投票推移

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沖縄タイムス「2017年宮古島市長選継続の選択」1-4


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参考8年前の2009年宮古島市長選はどうだったのか?
(宮古島での保革双方分裂の源流を知るために)

2009年宮古島市長選得票結果

12,754 下地敏彦  自民、公明推薦
10,631 藤村明憲  21世紀新風会
3,204 真喜屋浩  社民、共産、社大推薦
1,802 友利敏子
1,354 大城 智
388 中山 誠
投票率は71.20% 有効投票数 30,133


役所職員の相次ぐ不祥事の責任を取り、伊志嶺市長が辞任したのは去年12月末。それからというもの、保守、革新、中立の各陣営の候補者選定作業があわただしく行われました。革新の候補者選定では真喜屋さんに決定。与野党の一部議員グループの選考会では藤村さんに決定。自公の選考会では3回目の市長選挑戦となる下地さんが決定しました。

しかし革新側は選考のあり方に不満を示した奥平一夫県議会議員が藤村さん支持に回り、与野党の一部議員グループの選考から漏れた前の連合沖縄会長の狩俣吉正さんが独自に出馬を表明。また自公陣営ではこれも選考から漏れた県女性総合センター元館長の友利敏子さんが保守系で出馬を表明。一時は7人乱立の様相を呈しました。

告示2日前になって、突然、狩俣さんは出馬せず、藤村さんを推すことを表明。逆に告示前日には藤村さんを推していた議員3人が下地さん陣営に回るという、まさに液状化現象。事態は選挙戦終盤まで混沌としそうな雲行きです。

2009年1月19日の「QAB News」より





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1月26日の宮古新報紙面

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1月25日の宮古毎日紙面

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1月24日の宮古毎日紙面

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1月23日の宮古毎日紙面


1月23日 宮古新報
組織力生かし逃げ切る、オール沖縄分裂が影響

8年ぶりの決選投票となった市長選は、 現職の下地敏彦氏が分裂したとはいえ、 僅差で勝利して市政継続を果たす結果となった。 革新系で 「オール沖縄」 陣営が候補者選考をめぐる対立で分裂する中、 4氏による激戦は終盤までもつれたが、 下地氏が逃げ切った。

保守系は現職の下地氏に対し、 刷新を訴えた真栄城氏が分裂。 昨年6月の県議選で分裂したのに続き、 市政運営をめぐって一部が反発したことで双方の溝が埋まることはなかった。 自民党県連が下地氏を推薦したのに対し、 協力関係の公明党県本部が自主投票とするなど、 対応が分かれた。
 
現職の下地氏は市議会の与党議員団 (平良隆会長) 9人と、 中立の21世紀新風会の前里光恵氏、 日本維新の下地幹郎衆院議員が支持し、 自民県連、 業界団体が推薦するなど組織力を生かした選挙戦が奏功した。
 
真栄城氏は市議会新保守クラブ (西里芳明代表) 3人、 副議長の垣花健志、 新風会の新里聡、 無会派の仲間頼信の3氏、 さらには反現職を表明した公明の富永元順、 高吉幸光両氏が支持し、 県議の座喜味一幸氏が選対本部長を務め、 若者を中心に運動を展開したが、 一歩及ばなかった。
 
市長選結果を踏まえ、 保守陣営は今後、 分裂で深まった溝をどう修復するのかが大きな課題となる。 市議会では百条委員会、 さらには未来創造センター工事請負契約の否決などで対立する状況の中、 下地氏の対応も注目されることになる。
 
革新系の 「オール沖縄」 は昨年来、 奥平一夫氏と下地晃氏の一本化調整が進められたものの、 最終的には候補者選考委員会のあり方や選考基準の順守をめぐって双方の主張は平行線のまま分裂した。
 
昨年6月の県議選で奥平氏が勇退し、 亀浜玲子氏が陣営の統一候補として勝利したことで8年前の市長選でのしこりが解消されたと見られたが、 今選挙戦では同様の構図で選挙戦に突入した。
 
奧平氏は、 市議の国仲昌二、 上里樹両氏が支持し、 市職員や教職員OB、 地域や市民・有志団体を中心に支援を受け、 民進党県連が推薦。 翁長知事が支持したほか、 市民団体共同代表で医師の岸本邦弘氏が選対本部長に就任。 選挙戦では女性や若者、 浮動層を取り込んだものの、 惜敗した。
 
下地氏は 「オール沖縄」 の候補者選考委員会 (下地学委員長) の決定を受けて県議の亀浜氏、 新風会の下地智、 池間豊両氏、 無会派の新城元吉氏が支持。 社民、 社大両党の推薦に加え、 労働団体が推薦状を交付するなど組織体制を整えたが、 票を伸ばせなかった。
 
革新勢力にとって前々回に続く分裂選挙で敗北する結果となり、 今後の体制を立て直しが大きな課題だ。 翁長県政にとっても宮古島市長選で敗北した影響は大きい。




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1月23日の琉球新報紙面

1月23日 沖縄タイムス
知事選の前哨戦、自民先勝で勢い 「オール沖縄」分裂で痛手

沖縄県宮古島市長選は来年の知事選の情勢に影響を与える首長選挙の先駆けとして注目され、県政野党の自民は推薦した下地敏彦氏の当選を勝ち取り、2月の浦添と4月のうるま市長選に勢いを得た格好だ。名護市辺野古の新基地建設に反対する翁長雄志知事と「オール沖縄」を構成する県政与党は、それぞれ別の候補を推した分裂選挙で苦杯をなめ、今後にしこりを残しかねない痛撃となった。

「オール沖縄」勢力は社民、社大が地元の選考委員会が選出した下地晃氏を推薦する一方で、翁長知事は元与党県議として協力したことなどを理由に奥平一夫氏を応援。一本化は実現せず、知事は与党が難色を示す中で現地に2回応援に入りテコ入れを図った。
 
知事サイドは選挙後は「ノーサイド」として、浦添やうるまに向けた勢力の結束を図りたい考え。だが、社民、社大の中には県政を支えているにもかかわらず政党として看板を傷つけられたとの遺恨を口にする幹部もおり、関係修復は容易ではない。
 
名護市辺野古新基地問題への影響も大きそうだ。知事の埋め立て承認取り消しを巡る訴訟は最高裁判決で県が敗訴した。県政は知事の持つ別の権限を行使し行政手続きで阻止を実現する考えだが、その最大の後ろ盾は「民意」だ。2014年の衆院選、16年の県議選、参院選では辺野古反対の民意が示された。一方で、市長選では知事が応援した候補が16年1月の宜野湾に続いて敗れ、辺野古阻止のマイナス要因となる可能性もある。
 
自民は「オール沖縄」に対抗する保守系9市長でつくる「チーム沖縄」のトップを務める下地氏を守りきった。
 
ただ、県連の宮古地区支部長を務めていた座喜味一幸県議が、保守の対立候補を応援するため離党した上での辛勝という側面もある。全県を舞台にした集票合戦となる知事選を考えれば、挙党態勢の再構築が課題として残っている。

1月23日 沖縄タイムス
「チーム沖縄」 vs 「オール沖縄」明暗分かれる 宮古島市長選

現職、政府与党とのパイプ奏功
 
沖縄県宮古島市長選で3選を決めた下地敏彦氏は、公共事業を軸とした経済振興で雇用の拡大や地域活性化につなげるとの主張に支持が集まった。宮古島の経済の基盤は建設業や農業にあるとして、2期8年で経済の底上げに努めてきたと強調。今後も20万トン級のクルーズ船対応のバース整備や総合庁舎などの事業が控えていると訴えたことが奏功した。政府与党も官邸関係者や有力な支持団体を地盤に持つ国会議員らがてこ入れし、建設業を中心とした組織票を引き締めた。

与党市議として支えてきた真栄城徳彦氏の出馬で一部の保守市議や公明党2市議が離反したが、地域の有力者から支持を取り付けるなど、票の取り逃しを最小限に抑えた。
 
新人3氏が訴えた大型建設事業に偏った予算編成への批判については、市の負担を極力少なくする補助メニューを使うと強調。保守系9市長でつくる「チーム沖縄」の会長として築き上げた政府・自民党とのパイプでの財源獲得をアピールした。行政の不祥事の責任を問う声にも、経済政策実現の手腕が最もある候補との主張を徹底し、「逆風」をはね返した。

「オール沖縄」票割れる
 
奥平一夫氏は政党支持が民進にとどまり、組織としての運動の広がりを欠いたのが敗因となった。県議3期の知名度から無党派の女性や若者からの支持を集めたが、「オール沖縄」の立場を掲げる下地晃氏と革新支持層の票を二分したことで基盤となる票が崩れたことも影響した。
 
下地晃氏は陸自配備について当初、一定の理解を示す発言があったため、配備「反対」の姿勢を重視する革新支持層離れを招いた。「オール沖縄」支持者でつくる選考委員会の選考手法に対する反発も擁立当初からあり、票の取りまとめができなかった。
 
真栄城徳彦氏は市議6人の支持表明が昨年12月中旬となるなど、選挙戦の体制固めが他陣営よりも出遅れたのが響いた。座喜味一幸県議が年明けに支持表明し、自民党を離党して選挙対策本部長に就いたが、票の切り崩しは一定に止まった。




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(2017年1月20日より)

「平和な島に自衛隊・米軍はいらない!」

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自衛隊と米軍は一体、離島の闘いに連帯を! 琉球弧での陸海空自衛隊の軍事要塞化への動きは、辺野古新基地建設とつながっています

2015年2月27日「下地島空港を軍事利用しないよう求める」県庁前集会


全国の闘う仲間にお笑いを! 「伝説の闘うエンターテイナー」
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ブログ記事へ:「伝説の闘うエンターテイナー」ぶつはらゆきお
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稲川宏二さん 与那国島からの報告2016年「宮古島・石垣島の自衛隊配備を止めよう!3・30東京集会」で


ブログ記事へ:与那国イソバの会の共同代表の稲川宏二さんを悼んで
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石垣住民の会チラシ4号01
石垣住民の会チラシ4号02

3.19宮古島はどうなる?講演会実行委員会のチラシ

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