約73%の人が馬毛島軍事基地化反対の意思を表示、1月29日の鹿児島県西之表市長選で。
- 2017/02/02
- 17:09
Ryuukyuuheiwaより:
関連記事:米軍機訓練で馬毛島買収へ、沖縄負担軽減??視野に。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-235.html
関連記事:政府が馬毛島の買い取りを検討へ!?
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-181.html
2月7日 南日本新聞
西之表市長選再選挙 3月12日告示、投開票は19日
西之表市選挙管理委員会は7日、同市長選挙の再選挙について、13日までに異議申し出がなかった場合、3月12日告示、19日投開票とすることを決めた。
任期満了に伴う1月29日投開票の市長選は、同市馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画受け入れが最大の争点となり、過去最多の6人が立候補。いずれも有効投票総数の4分の1に当たる法定得票数に届かず、当選人が決まらなかった。公職選挙法によると、2週間の異議申し出期間を経て50日以内に再選挙を行うことになっている。
4人が再度立候補する意向を表明。立候補予定者説明会は2月中旬で調整中。
馬毛島軍事基地化反対の候補者4人の総数が7,376人、賛成2人の総数が2,796人。
馬毛島を守る会 屋久島 「NO BASE 馬毛島」より転載
http://magejima.blog.fc2.com/
2017.01.30
西之表市長選挙と同市議会議員選挙の結果
昨日、西之表市長選挙と同市議会議員選挙が行われました。
馬毛島を抱える自治体としてとても大切な選挙でした。
その結果をご報告します。
馬毛島軍事基地化反対を唱える4人の候補者の総数が7376人、賛成する2人の総数が2796人で約73%の人たちが馬毛島軍事基地化反対の意思表示が示されました。
今回の市長選挙は争点をぼかすことなく馬毛島問題が最大の争点になったそうです。
中間的な立場をとっていた人も市民運動の人たちに押され反対を唱え、別の候補者は沖縄の辺野古、高江の問題をリンクさせるなど活発な市長選挙がなされたようです。
再選挙では是非、馬毛島軍事基地化断固反対を唱える人に絞り込み、熊毛地区(西之表市、中種子町、南種子町、屋久島町)にリーダーシップを発揮出来る人になってもらいたいものです。
市会議員選挙も馬毛島軍事基地化反対を唱える議員が3人増え16人中12人、賛成派3人、中間1人になりました。
1月30日 南日本新聞
西之表市長選 再選挙へ 6候補、法定得票数に届かず
任期満了に伴う西之表市長選挙と同市議会議員選挙(定数16)は29日投開票があった。無所属新人6人が立候補した市長選は最多得票の元新聞記者、八板俊輔氏(63)が2428票にとどまり、有効投票総数の4分の1に当たる、当選に必要な法定得票数(2543票)に達しなかった。このため選挙会は「当選人なし」と告示。4月2日までに再選挙が実施される見通しとなった。県選管によると、法定得票数に達せず当選者がいない首長選は県内で初めて。
◇西之表市長選開票結果
(29日午後10時10分、選管最終)
2,428 八板 俊輔 63 無新
2,333 小倉 伸一 64 無新
2,236 濱上 幸十 66 無新
1,940 榎元 一已 63 無新
675 瀬下 満義 65 無新
560 丸田 健次 58 無新
◇西之表市議選開票結果
(29日午後11時10分、選管最終)
(定数16-19、得票順)
当 865 竹下 秀樹 56 無新
当 705 下川 和博 57 無現
当 684 永田 章 67 無現
当 667 田添 辰郎 53 無現
当 652 橋口 好文 63 無新
当 642 河本 幸男 62 無新
当 604 橋口 美幸 61 共現
当 588 中野 周 74 無元
当 587 木原 幸四 66 無現
当 583 長野 広美 60 無現
当 576 川村 孝則 57 無現
当 573 小倉 初男 66 無現
当 559 鮫島 市憲 67 無現
当 497 和田香穂里 52 無新
当 400 渡辺 道大 36 共現
当 370 生田 直弘 43 無新
279 小浜 至徳 73 無新
206 中野 英作 58 共新
103 日高 浩一 62 無新
(案分票の小数点以下は切り捨て)
馬毛島はオスプレイ訓練の移転先としてだけでなく、自衛隊にとっても先島諸島緊急増強部隊への「事前集積拠点」として予定されています。

1月8日の東京新聞「こちら特報部」


馬毛島を守る会 屋久島 「NO BASE 馬毛島」より転載
http://magejima.blog.fc2.com/

2017.01.14
「馬毛島、国が買い取りに向けて持ち主と協議」?
ちょっと待ってください。
この報道に接して「そんなことしていいのかな?」と思った皆さんも多いのではないかと思います。それは、開発行為によってくっきりと刻印された二本の滑走路らしきものが写っている馬毛島の写真がいかにも違法に開発されたのでは。という違和感と、環境破壊の無残な印象を与えるからではないでしょうか。
その印象は当たっています。「人の目はごまかせない」の言葉通りです。昨年7月に出された「公害等調整委員会」の裁定の中にも開発の違法性が指摘されています。しかしながら、残念なことに裁定の主文そのものは、開発行為によって漁業被害が生じたとは認められないという結果でした。原告の漁業者たちは社会の一般常識にも反するこの裁定が納得できないとして裁判に訴え、只今係争中です。
ともあれ問題は、このような違法な開発を行ったものに対し、公正であるべき国家が土地を購入することによって報酬を与えるというような理不尽な行為が許されて良いものかという点です。このようなことが公然と行われるならば、今後違法な乱開発を助長することになりはしないでしょうか?
国は公正を期するためには開発会社に対して命令を下し、せめて許可申請や、届け出の範囲内の状態に戻させる必要があると私は思います。
国家が行う違法行為という点では高江のヘリパッド建設にも非難の声が集中しています。森林法に違反してヘリパッド工事用の道路を強行敷設しています。国の安全保障のためにはそのくらいの違法行為は許されるとでも言いたげな暴挙ですが、現政権を支持している人の中にさえこのような事実を知ればそこまで暴走を許した覚えはないと考える人々も居られるはずです。
法治主義も立憲主義も国家を維持するうえで根幹となる考え方です。これらが軽んじられると社会不安や権力の腐敗が生じ現政権そのものの寿命を縮めることにもつながるでしょう。決して明るい未来は見えないのですから。
馬毛島も辺野古も高江も現政権の暴走のごく一部です。そこで私たちにできることは何でしょうか?
私が常々不思議に思うのは国政選挙における有権者の無関心、というより思い違いです。「世の中は変えられない」という閉塞感と言っても良いかもしれません。何しろ投票率がおよそ50%という事実には唖然とするほかありません。
願わくば「何かおかしい、変だ」と思っておられる方々に選挙に行ってもらって、自分の頭で考え選んだ人や政党に1票を投じてほしいと思います。そういう人たちが増えることで世の中は変わっていくし、その他に平和的な方法は存在しないと思います。その為に私ができることの一つは自己主張ではなくて対話ではないかと思っています。自分の価値判断を人に押し付けようとすることは無理な話で、対話の中からお互いの考えを聞き取り、それに対する自分の意見を相手の考えを否定することなく伝え、または、なぜそう思うのかを尋ねお互いの考えを深め合い発展させていければなぁと思います。とは言っても私のような煩悩の塊にはなかなか難しいでしょうけど、対話をする上でのグランド・ルール(大原則)としていつも気にかけていたいと思っています。これからもどうぞよろしく!!
2017年1月14日「馬毛島を守る会 屋久島」会長 中島正道
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http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-181.html
2月7日 南日本新聞
西之表市長選再選挙 3月12日告示、投開票は19日
西之表市選挙管理委員会は7日、同市長選挙の再選挙について、13日までに異議申し出がなかった場合、3月12日告示、19日投開票とすることを決めた。
任期満了に伴う1月29日投開票の市長選は、同市馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画受け入れが最大の争点となり、過去最多の6人が立候補。いずれも有効投票総数の4分の1に当たる法定得票数に届かず、当選人が決まらなかった。公職選挙法によると、2週間の異議申し出期間を経て50日以内に再選挙を行うことになっている。
4人が再度立候補する意向を表明。立候補予定者説明会は2月中旬で調整中。
馬毛島軍事基地化反対の候補者4人の総数が7,376人、賛成2人の総数が2,796人。
馬毛島を守る会 屋久島 「NO BASE 馬毛島」より転載
http://magejima.blog.fc2.com/
2017.01.30
西之表市長選挙と同市議会議員選挙の結果
昨日、西之表市長選挙と同市議会議員選挙が行われました。
馬毛島を抱える自治体としてとても大切な選挙でした。
その結果をご報告します。
馬毛島軍事基地化反対を唱える4人の候補者の総数が7376人、賛成する2人の総数が2796人で約73%の人たちが馬毛島軍事基地化反対の意思表示が示されました。
今回の市長選挙は争点をぼかすことなく馬毛島問題が最大の争点になったそうです。
中間的な立場をとっていた人も市民運動の人たちに押され反対を唱え、別の候補者は沖縄の辺野古、高江の問題をリンクさせるなど活発な市長選挙がなされたようです。
再選挙では是非、馬毛島軍事基地化断固反対を唱える人に絞り込み、熊毛地区(西之表市、中種子町、南種子町、屋久島町)にリーダーシップを発揮出来る人になってもらいたいものです。
市会議員選挙も馬毛島軍事基地化反対を唱える議員が3人増え16人中12人、賛成派3人、中間1人になりました。
1月30日 南日本新聞
西之表市長選 再選挙へ 6候補、法定得票数に届かず
任期満了に伴う西之表市長選挙と同市議会議員選挙(定数16)は29日投開票があった。無所属新人6人が立候補した市長選は最多得票の元新聞記者、八板俊輔氏(63)が2428票にとどまり、有効投票総数の4分の1に当たる、当選に必要な法定得票数(2543票)に達しなかった。このため選挙会は「当選人なし」と告示。4月2日までに再選挙が実施される見通しとなった。県選管によると、法定得票数に達せず当選者がいない首長選は県内で初めて。
◇西之表市長選開票結果
(29日午後10時10分、選管最終)
2,428 八板 俊輔 63 無新
2,333 小倉 伸一 64 無新
2,236 濱上 幸十 66 無新
1,940 榎元 一已 63 無新
675 瀬下 満義 65 無新
560 丸田 健次 58 無新
◇西之表市議選開票結果
(29日午後11時10分、選管最終)
(定数16-19、得票順)
当 865 竹下 秀樹 56 無新
当 705 下川 和博 57 無現
当 684 永田 章 67 無現
当 667 田添 辰郎 53 無現
当 652 橋口 好文 63 無新
当 642 河本 幸男 62 無新
当 604 橋口 美幸 61 共現
当 588 中野 周 74 無元
当 587 木原 幸四 66 無現
当 583 長野 広美 60 無現
当 576 川村 孝則 57 無現
当 573 小倉 初男 66 無現
当 559 鮫島 市憲 67 無現
当 497 和田香穂里 52 無新
当 400 渡辺 道大 36 共現
当 370 生田 直弘 43 無新
279 小浜 至徳 73 無新
206 中野 英作 58 共新
103 日高 浩一 62 無新
(案分票の小数点以下は切り捨て)
馬毛島はオスプレイ訓練の移転先としてだけでなく、自衛隊にとっても先島諸島緊急増強部隊への「事前集積拠点」として予定されています。

1月8日の東京新聞「こちら特報部」


馬毛島を守る会 屋久島 「NO BASE 馬毛島」より転載
http://magejima.blog.fc2.com/

2017.01.14
「馬毛島、国が買い取りに向けて持ち主と協議」?
ちょっと待ってください。
この報道に接して「そんなことしていいのかな?」と思った皆さんも多いのではないかと思います。それは、開発行為によってくっきりと刻印された二本の滑走路らしきものが写っている馬毛島の写真がいかにも違法に開発されたのでは。という違和感と、環境破壊の無残な印象を与えるからではないでしょうか。
その印象は当たっています。「人の目はごまかせない」の言葉通りです。昨年7月に出された「公害等調整委員会」の裁定の中にも開発の違法性が指摘されています。しかしながら、残念なことに裁定の主文そのものは、開発行為によって漁業被害が生じたとは認められないという結果でした。原告の漁業者たちは社会の一般常識にも反するこの裁定が納得できないとして裁判に訴え、只今係争中です。
ともあれ問題は、このような違法な開発を行ったものに対し、公正であるべき国家が土地を購入することによって報酬を与えるというような理不尽な行為が許されて良いものかという点です。このようなことが公然と行われるならば、今後違法な乱開発を助長することになりはしないでしょうか?
国は公正を期するためには開発会社に対して命令を下し、せめて許可申請や、届け出の範囲内の状態に戻させる必要があると私は思います。
国家が行う違法行為という点では高江のヘリパッド建設にも非難の声が集中しています。森林法に違反してヘリパッド工事用の道路を強行敷設しています。国の安全保障のためにはそのくらいの違法行為は許されるとでも言いたげな暴挙ですが、現政権を支持している人の中にさえこのような事実を知ればそこまで暴走を許した覚えはないと考える人々も居られるはずです。
法治主義も立憲主義も国家を維持するうえで根幹となる考え方です。これらが軽んじられると社会不安や権力の腐敗が生じ現政権そのものの寿命を縮めることにもつながるでしょう。決して明るい未来は見えないのですから。
馬毛島も辺野古も高江も現政権の暴走のごく一部です。そこで私たちにできることは何でしょうか?
私が常々不思議に思うのは国政選挙における有権者の無関心、というより思い違いです。「世の中は変えられない」という閉塞感と言っても良いかもしれません。何しろ投票率がおよそ50%という事実には唖然とするほかありません。
願わくば「何かおかしい、変だ」と思っておられる方々に選挙に行ってもらって、自分の頭で考え選んだ人や政党に1票を投じてほしいと思います。そういう人たちが増えることで世の中は変わっていくし、その他に平和的な方法は存在しないと思います。その為に私ができることの一つは自己主張ではなくて対話ではないかと思っています。自分の価値判断を人に押し付けようとすることは無理な話で、対話の中からお互いの考えを聞き取り、それに対する自分の意見を相手の考えを否定することなく伝え、または、なぜそう思うのかを尋ねお互いの考えを深め合い発展させていければなぁと思います。とは言っても私のような煩悩の塊にはなかなか難しいでしょうけど、対話をする上でのグランド・ルール(大原則)としていつも気にかけていたいと思っています。これからもどうぞよろしく!!
2017年1月14日「馬毛島を守る会 屋久島」会長 中島正道
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