「馬毛島」FCLP移転受け入れ賛否前面に、再選挙の西之表市長選12日告示。
- 2017/03/13
- 01:13
Ryuukyuuheiwaより:
関連記事:約73%の人が馬毛島軍事基地化反対の意思を表示、1月29日の鹿児島県西之表市長選で。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-296.html
3月12日 西日本新聞
西之表市長選再選挙に4人が立候補届け出
任期満了に伴う西之表市長選挙の再選挙は12日告示され、元市議の浜上幸十氏(66)、榎元一已氏(63)、小倉伸一氏(64)、元新聞記者の八板俊輔氏(63)の4人が立候補を届け出た。いずれも無所属新人。
前回1月の選挙では候補6人がいずれも有効投票総数の4分の1に当たる法定得票数に達せず、当選人がいなかった。馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転受け入れが最大の争点となりそうだ。
3月10日 西日本新聞
「馬毛島」賛否、前面に 再選挙の西之表市長選、12日告示

有権者に手を振る再選挙の立候補予定者(右)=2月、鹿児島県西之表市
1月29日の市長選で6候補がいずれも法定得票数に達せず、異例の再選挙となった鹿児島県・種子島の西之表市長選は12日に告示される。市域にある無人島・馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画の受け入れを巡り、立候補を予定する前回得票上位の反対派3人、賛成派1人の無所属新人計4人は一転、それぞれの主張を鮮明にしており、前回以上に争点化しそうだ。
「馬毛島を前面に出して戦う」。賛成派の元市議浜上幸十氏(66)陣営は力を込める。1月の前回選挙で賛成、反対派はともに中間派の有権者にも食い込もうと、主張をぼかす戦略が目立った。浜上氏も地元紙のアンケートで賛否を「どちらでもない」と回答。馬毛島でなく種子島への自衛隊基地誘致を訴え、賛成を薄めた。しかし結果は得票3位どまり。陣営は「ぶれて失敗した」と反省、今回はビラに「馬毛島に自衛隊基地を」と明記し、唯一の賛成派を押し出す作戦だ。
これに呼応する形で、反対派もFCLP反対を声高に訴え始めた。元市議で反対団体代表の榎元一已氏(63)は前回、演説会で「市民が判断できるよう情報を開示する」と発言するにとどめ、柔軟姿勢をにじませた。「正直ぶれたと思い、失望した」と同団体メンバーの迫川浩英さん(61)。陣営も「賛成に転ぶかのように思われ、払拭(ふっしょく)できなかった」と振り返る。
団体有志は「反対派が乱立すれば賛成派を利する」として、2月に一時、出馬表明した元共産党市議(71)と榎元氏との候補者調整に動き「ぶれずに反対する」ことなどを条件に榎元氏に一本化。榎元氏は自民党員で、陣営内に「共産と組んだとレッテルを貼られる」と懸念も残るものの、関係者は「反対の票を掘り起こせる」と前を向く。
同様に、得票首位だった元新聞記者八板俊輔氏(63)、2位の元市議小倉伸一氏(64)も今回は一転、ビラの表現を「基地はつくらせない」(八板氏)、「米軍基地化に断固反対」(小倉氏)と強めている。
ただし前回、反対派4人の得票合計は7割を超えたが、反対派3人で票が分散する構図は変わらない。各陣営はいずれも、1月の投票率(77・26%)は下回ると予想。「人口減少対策や産業活性化策も聞きたい」(53歳男性漁師)などの声も根強く、ある陣営幹部は「馬毛島に絞った選挙戦が正しいのか分からない」と漏らした。
有権者数は1万3364人(3月2日現在、市選管調べ)。19日に投開票される。
関連記事:約73%の人が馬毛島軍事基地化反対の意思を表示、1月29日の鹿児島県西之表市長選で。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-296.html
3月12日 西日本新聞
西之表市長選再選挙に4人が立候補届け出
任期満了に伴う西之表市長選挙の再選挙は12日告示され、元市議の浜上幸十氏(66)、榎元一已氏(63)、小倉伸一氏(64)、元新聞記者の八板俊輔氏(63)の4人が立候補を届け出た。いずれも無所属新人。
前回1月の選挙では候補6人がいずれも有効投票総数の4分の1に当たる法定得票数に達せず、当選人がいなかった。馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転受け入れが最大の争点となりそうだ。
3月10日 西日本新聞
「馬毛島」賛否、前面に 再選挙の西之表市長選、12日告示

有権者に手を振る再選挙の立候補予定者(右)=2月、鹿児島県西之表市
1月29日の市長選で6候補がいずれも法定得票数に達せず、異例の再選挙となった鹿児島県・種子島の西之表市長選は12日に告示される。市域にある無人島・馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画の受け入れを巡り、立候補を予定する前回得票上位の反対派3人、賛成派1人の無所属新人計4人は一転、それぞれの主張を鮮明にしており、前回以上に争点化しそうだ。
「馬毛島を前面に出して戦う」。賛成派の元市議浜上幸十氏(66)陣営は力を込める。1月の前回選挙で賛成、反対派はともに中間派の有権者にも食い込もうと、主張をぼかす戦略が目立った。浜上氏も地元紙のアンケートで賛否を「どちらでもない」と回答。馬毛島でなく種子島への自衛隊基地誘致を訴え、賛成を薄めた。しかし結果は得票3位どまり。陣営は「ぶれて失敗した」と反省、今回はビラに「馬毛島に自衛隊基地を」と明記し、唯一の賛成派を押し出す作戦だ。
これに呼応する形で、反対派もFCLP反対を声高に訴え始めた。元市議で反対団体代表の榎元一已氏(63)は前回、演説会で「市民が判断できるよう情報を開示する」と発言するにとどめ、柔軟姿勢をにじませた。「正直ぶれたと思い、失望した」と同団体メンバーの迫川浩英さん(61)。陣営も「賛成に転ぶかのように思われ、払拭(ふっしょく)できなかった」と振り返る。
団体有志は「反対派が乱立すれば賛成派を利する」として、2月に一時、出馬表明した元共産党市議(71)と榎元氏との候補者調整に動き「ぶれずに反対する」ことなどを条件に榎元氏に一本化。榎元氏は自民党員で、陣営内に「共産と組んだとレッテルを貼られる」と懸念も残るものの、関係者は「反対の票を掘り起こせる」と前を向く。
同様に、得票首位だった元新聞記者八板俊輔氏(63)、2位の元市議小倉伸一氏(64)も今回は一転、ビラの表現を「基地はつくらせない」(八板氏)、「米軍基地化に断固反対」(小倉氏)と強めている。
ただし前回、反対派4人の得票合計は7割を超えたが、反対派3人で票が分散する構図は変わらない。各陣営はいずれも、1月の投票率(77・26%)は下回ると予想。「人口減少対策や産業活性化策も聞きたい」(53歳男性漁師)などの声も根強く、ある陣営幹部は「馬毛島に絞った選挙戦が正しいのか分からない」と漏らした。
有権者数は1万3364人(3月2日現在、市選管調べ)。19日に投開票される。
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