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不当な長期拘留をやめろ! 山城博治さんらの釈放を!④ 3月18日夜、山城議長保釈される。

Ryuukyuuheiwaより:


関連記事:不当な長期拘留をやめろ! 山城博治さんらの釈放を!③
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-312.html


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3月19日の琉球新報紙面

3月19日 琉球新報
社説:山城議長を保釈 新基地阻止への弾みに 信条の自由と尊厳守ろう

沖縄の民意と人権を組み敷き、軍事植民地に等しい状態に置こうとする日米政府とその強権行使に抗い、私たちは幾度も新たな地平を切り開いてきた。

それが沖縄の歴史である。
 
困難に直面しながらも、ウチナーンチュの尊厳を懸けて抵抗する意思を示し続け、思想・信条の自由を守る価値をかみしめ、新基地阻止への弾みにしたい。
 
名護市辺野古の新基地建設や東村高江のヘリパッド建設への抗議行動を巡り、器物損壊、威力業務妨害などの罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長が初公判翌日の18日、保釈された。

不当性は揺るがず

昨年10月17日の最初の逮捕から5カ月を超える長期勾留がようやく終わった。弁護団による10回を超える保釈請求はことごとく退けられてきた。前日の保釈決定に対し、那覇地検はこの期に及んで異議を唱えた。福岡高裁那覇支部が「証拠隠滅の恐れはない」として棄却したが、あまりに遅い対応だ。
 
微罪であり、勾留の必要性が見いだせない山城氏が「禁錮5カ月」に等しい勾留に追いやられ、国際的な人権団体や刑法学者らが指摘した不当性は揺るがない。
 
午後8時ごろ、那覇拘置支所前に姿を見せた山城議長はジャージー姿で、長靴は逮捕時に履いていたものだった。頬がこけ、痩せた体に長期勾留の影響がにじんだが、5カ月間、容疑を認めるよう迫る取り調べに屈しなかった。
 
保釈の情報が流れ、支援する市民が100人超駆け付けた。山城議長を中心に保釈を喜ぶカチャーシーの輪が広がった。新基地を拒む行動に文化の力を宿す闘いは山城議長が導いたものである。
 
勾留中の山城議長を励ます手紙などが国内外から400通超届いた。際立つ基地押し付けの不条理に対する根強い抵抗が正当性を持ち、沖縄社会に共感を広げていることがこの夜にも示された。
 
1956年4月、那覇拘置支所に近い旧沖縄刑務所から瀬長亀次郎氏が出獄した際も多数の市民が出迎えた。60年の歳月を超え、同じような光景が再現された。
 
米軍の圧政に抗(あらが)い、狙い撃ちされて投獄された瀬長氏は「瀬長の口を封じても、虐げられた幾百万人の口を封じることはできない」と語った。今の沖縄につながる信念に満ちた言葉である。
 
保釈後の記者会見で、山城議長は「広く言えば県民への弾圧だ。裁判で無実と無罪、沖縄の正義を訴え、勝利したい」と語った。

「共謀罪」警戒を

山城議長は2千円の有刺鉄線を切った器物損壊以外の罪を否認し、無罪を主張している。圧倒的な強権の行使に対する政治的な意思表示の正当性を主張し、検察側に堂々と渡り合ってほしい。
 
一方、保釈条件で「事件関係者」との接見が禁止された。抗議参加者が「関係者」とされる可能性があり、山城氏の行動は制約を受ける。だが、現段階で口裏合わせや証拠隠滅の可能性はない。運動の弱体化を狙う安倍政権の意図と背中合わせの理不尽な制約を課すべきではない。
 
勾留中の山城議長の書面インタビュー報道を巡り、那覇地検が弁護人の仲介を問題視し、執拗(しつよう)に見解をただしていたことも明らかになった。山城氏の心情を伝える報道を抑え込もうという露骨な意図が見え見えだ。
 
被告人との接見や書面インタビューを通し、行き過ぎた権力行使に警鐘を鳴らすのは弁護士の職務の一環であり、報道機関としては正当な取材活動である。
 
山城議長の言動を封じ込め、孤立させて検察優位に持ち込もうとする地検の行為は「人質司法」の悪弊を助長する。二度とこのような対応を繰り返してはならない。
 
捜査の中で、基地反対運動に携わる関係者やメールの送受信記録を警察が手中にしたとみられる。「共謀罪」を先取りするような権限の乱用がないか、公判を通して目を光らせなければならない。


3月19日 沖縄タイムス
社説:[山城議長保釈]抵抗の根の深さ示した

保釈の知らせを聞き、支援者が急きょ、名護市辺野古など各地から那覇拘置支所前に集まった。

保釈を心待ちにしていた女性たちは花束を抱え、喜びを満面にたたえ、早い人は4時間も前から、繰り返し歌を歌いながら、今か今かとその瞬間を待った。

辺野古の新基地建設や北部訓練場へのヘリパッド建設をめぐる抗議行動で威力業務妨害、公務執行妨害、器物損壊などの罪に問われ起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)が18日夜、初公判の翌日に保釈された。

山城議長は昨年10月17日に逮捕されて以来、約5カ月にわたって、家族との面会も禁じられ、勾留されていた。

山城議長が門の前に姿を現すと、支援者から一斉に歓声が上がった。「お帰り」「待ってたよー」。

山城議長は「皆さんと再会できてこんなうれしいことはありません」「感無量でいっぱいです」と何度も感謝の言葉を口にし、目に涙を浮かべながら家族や支援者と抱き合った。

この歓喜この一体感は普段、よそでは見られない性質のものだ。大衆運動のリーダーに対する信頼を感じさせるものではあるが、それだけではない。

現地で抗議行動を続ける住民だけでなく、新基地建設に反対する県民が依然として幅広く存在すること。政府の基地政策の理不尽さと反対行動の正当性が多くの県民に共有されていること-それが、あの歓喜あの一体感を生んでいると見るべきだろう。

山城議長の長期勾留に対しては、国際人権団体や県内外の刑法研究者、市民団体などが相次いで即時釈放を求める声明を発表した。

勾留が認められるのは主に「証拠隠滅のおそれ」があるときだ。だが、山城氏の容疑はいわゆる微罪にあたり、国際人権法に照らしても「証拠隠滅のおそれ」を理由とした長期勾留にはなじまない。

那覇拘置支所前の広場では早期釈放を求める会の市民団体が、連日のように抗議行動を展開した。那覇拘置支所には国内外から400通を超える激励の手紙やはがきが届いたという。

福岡高裁那覇支部は18日、保釈を認めた那覇地裁決定を支持し、那覇地検の抗告を棄却したが、国内外のこうした懸念の声が司法を動かしたのである。

本人に逃亡のおそれがないこと、健康を害していることなどを考えれば、保釈はあまりにも遅すぎた。

長期勾留問題を考える場合、新基地建設やヘリパッド建設がなぜここまでこじれてしまったのか、原点に立ち返って考える必要がある。

最後まで話し合いによる解決を求めたのは県である。政府は県民が納得できるような負担軽減ではなく、あくまでも新基地建設に固執する。

最高裁判決を後ろ盾に、しゃにむに基地建設を進める政府に対し、現場では、選挙で示された民意を背景に今も連日、抗議行動が展開されている。本来、裁かれるべきは政府の基地政策である。


3月19日 沖縄タイムス
保釈された山城博治議長の記者会見での発言要旨

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保釈され会見する山城博治議長

18日に保釈された山城博治議長の記者会見での発言(要旨)は次の通り。

県内の多くの仲間、全国や海外からもたくさんの支援があった。お世話になりました。ありがとうございました。

5カ月に及ぶ勾留だったが、今日、勢ぞろいしていただいた弁護団に激励をもらいながら、いつも気持ちを整理し、日々を送っていた。

午後6時半ごろ、係官から「正式じゃないが、今日釈放があるかもしれない」と知らせを受けた。地検の態度が厳しく、裁判が一通り落ち着く8~9月ごろまで、この場所で頑張らないといけないという思いがあったので、夢のようでうれしい。

今朝初めて接見解除という措置をもらった。これまで名護署や拘置所に寄せられた、たくさんの激励や便りを見ることができず、今日初めて目にした。400通を超える激励が県内外からあり、終日目を通して、なちぶさー(泣き虫)博治は感激にむせびながら、ハンカチをぬらし、帰りを夢みていた。

今一番したいことは、健康の確認。主治医に何カ月も会ってないので、まずは診断もしてもらい、長くなるであろう裁判に集中したい。運動にも最大限、関われる分は関わりたいが、釈放にはたくさんの条件が付いている。今後、細かいところは弁護団と調整しながら、可能な限り声を上げていきたい。初公判でも述べた通り、私たちは県民の意を体して、沖縄の長い歴史を踏まえて、戦争の道を再び歩ませない。「命どぅ宝」をこれからも大事にして生きると裁判で述べてきた。この思いを果たすまで、裁判を頑張り抜く。

私たちにかけられている容疑は、広く言えば県民に対する弾圧、県民の思いを踏みにじる行為でもある。長い闘争になると思うが、無実と無罪、沖縄の正義を訴えて頑張りたい。


3月19日 沖縄タイムス
長期勾留にも折れぬ心 涙の山城議長、やせても拳に力

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5カ月ぶりに保釈され、支援者と抱き合い喜ぶ山城博治議長=18日午後8時すぎ、那覇市樋川・那覇拘置支所前

「やったぞー!」。18日、那覇拘置支所から保釈された沖縄平和運動センターの山城博治議長は、夜空に両手の拳を突き上げて叫んだ。昨年10月の逮捕から5カ月超。痩せた姿が長期勾留の厳しさを物語る。それでも家族や支援者と抱き合い、花束に涙ぐみ、カチャーシーを舞い、仲間と肩を組んで闘争歌を歌った。約150人の支援者が詰め掛け、基地建設反対運動のリーダーを「ヒロジ」コールで出迎えた。

山城議長は午後7時58分、弁護団の4人に付き添われ、那覇拘置支所の建物から段ボール箱を抱えて出てきた。箱の中には、勾留中に国内外から届いた約400通の激励の手紙などが詰まっていた。支援者の輪に入ると、真っ先に妻の多喜子さんと抱き合った。

支援者に一礼し、両手でガッツポーズすると感極まったように目が潤んだ。「一日千秋の思いで待っていた。皆さんと再会でき、こんなにうれしいことはない」と釈放を喜んだ。

上下ジャージーで長靴姿。「せっかくの晴れの日に見てください、高江で捕まったまんまだよー」。乾いた赤土がこびり付いたままだった。

「夜7時になって突然、釈放だから早く準備しろ、と言われた。知らなかったのは自分だけだったんだね」と話す。ガッツポーズ、カチャーシーといつも通りの夫の様子に妻多喜子さんは「5カ月前と全く一緒で本領発揮。明日からまた、はって辺野古に行くと言いかねない」と笑った。

兄の正和さん(67)は弟が姿を見せる前から目を潤ませた。「これだけの人が待ってくれて、博治がどれだけ慕われているかを実感した。いつの間にか大きくなった」と感無量の様子だった。


3月19日 沖縄タイムス
阿部岳記者の視点[山城議長保釈]抵抗 県民の願い代弁

瀬長亀次郎氏が出て来た時もこうだったのだろうか。18日、那覇拘置支所前の群衆の中で、1956年の光景を想像した。

瀬長氏は復帰前、絶対権力だった米軍と闘い、微罪で1年半投獄された。当時の沖縄刑務所は今の拘置支所のすぐ近く。出所した時、門の外にはやはり多くの市民がいた。笑顔で右手を高く挙げ、応える写真が残っている。

山城博治議長の場合はどうか。市民が歌い出した。山城議長はカチャーシーを舞い始め、輪が広がった。

それは辺野古や高江で山城議長が育ててきた運動の形だった。機動隊と激しく衝突する一方、歌や踊りを取り入れ、なるべく幅広い層が来られるように心掛けてきた。

形は、山城議長が不在の5カ月間も引き継がれた。政府はリーダーを現場から引きはがして打撃を与えることには成功したが、市民はしぶとく抵抗を続けた。

18日歌われた「今こそ立ち上がろう」は山城議長の作詞。「沖縄の未来(みち)は沖縄が拓(ひら)く」と始まる。歌も闘いも、県民の最低限の願いを代弁している。

瀬長氏は「弾圧は抵抗を呼ぶ。抵抗は友を呼ぶ」という言葉を残した。その通り、瀬長氏の投獄は逆に市民の怒りに火を付け、米軍はついに沖縄占領を続けることを断念した。

(北部報道部・阿部岳)

勾留ありきの検察立証 森川恭剛教授琉球大(刑法)

保釈は当然だ。人質に取られたままでは弁護人も裁判を争うこと自体が難しく、無罪を主張するほど勾留が長期化しないか不安だった。検察官の有罪立証に対する防御権がやっと保証された形だ。遅きに失したが、勾留の必要がないことを、裁判官が初公判でやっと理解できたということだ。勾留理由の「罪証隠滅の恐れ」は、単なる言い掛かりで職権乱用と言える。

しかし、被告人であることから解放されたわけではない。行動の自由が制約され、キャンプ・シュワブのゲート前に立つことも禁じられているだろう。関連する集会参加などにも影響が及ぶかは不明だが、共犯とされる男性など、会える人物にも制限があるだろう。

初公判を傍聴したが、検察の立証は勾留ありきで、時間稼ぎの人権侵害裁判だ。証拠のビデオ映像は公訴事実前のシーンに終始した。本気で有罪にしたいのか、とあきれる展開だった。検察官は直ちに起訴を取り消し、裁判所は訴訟手続きを打ち切るべきだ。(談)



記者会見ライブ映像より:




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3月18日の琉球新報電子号外

3月18日 琉球新報
長期勾留の山城議長保釈、支持者が出迎え

名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り、威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴され、約5カ月勾留が続いている沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)について、福岡高裁那覇支部は18日午後、地検の抗告を退ける決定をした。山城議長は保釈金を納付し、同日午後8時ごろ、那覇拘置支所を出た。集まった支持者らが拍手で出迎えた。

那覇地裁が17日、保釈を認める決定を出していたが、地検が同決定を不服として同日、高裁那覇支部に抗告していた。


3月18日 沖縄タイムス
山城博治議長を保釈 約5カ月ぶり、支援者と抱き合い喜ぶ

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支援者と抱き合い保釈を喜ぶ沖縄平和運動センターの山城博治議長=18日午後8時9分、那覇市樋川・那覇拘置支所前

米軍基地建設への反対運動中に逮捕・起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)=威力業務妨害罪などで公判中=は18日午後8時ごろ、勾留されていた那覇拘置支所から保釈された。支所前で待っていた支援者らと抱き合って喜んだ。

福岡高裁那覇支部は18日、保釈決定を不服とした那覇地検の抗告(不服申し立て)を棄却。山城議長は保釈保証金を那覇地裁に納付した。

山城議長は昨年10月17日に器物損壊容疑で逮捕されて以降、身柄拘束が続いていたが、高裁那覇支部の決定により、逮捕から約5カ月ぶりに釈放された。


3月18日 沖縄タイムス
山城博治議長、保釈へ 高裁那覇支部が地検の抗告を棄却

米軍基地建設への反対運動中に逮捕・起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)=威力業務妨害罪などで公判中=について、福岡高裁那覇支部は18日午後、保釈決定を不服とした那覇地検の抗告(不服申し立て)を棄却した。保釈が認められ、同日中に拘置所から出る見通し。

弁護側は、保釈保証金を那覇地裁に納付する準備を進めており、手続きが完了後、同日午後7時半すぎに那覇拘置支所を出るとしている。

那覇地裁は17日夜に、公務執行妨害と傷害の罪での保釈を認めていた。威力業務妨害罪での保釈は既に認められている。



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3月18日の琉球新報紙面

3月18日 琉球新報
社説:山城議長ら初公判 歴史見据えた審理を 加害者は日米両政府だ

裁かれるべきは沖縄に過重な基地負担を強いる政府の構造的な差別政策である。那覇地裁は新たな基地建設に反対する沖縄の民意に真摯(しんし)に向き合うべきだ。
 
辺野古新基地建設、米軍北部訓練場のヘリパッド建設への抗議行動中の行為で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長は、初公判で器物損壊罪の起訴事実を認めたが、公務執行妨害罪など2件については「不当な弾圧。機動隊の暴力的な市民排除に対するやむにやまれぬ行動であり正当な表現行為」と無罪を主張した。
 
弁護団も「処罰は表現の自由を保障する憲法に違反」と訴えた。

民意無視し基地建設

1995年の米兵による少女乱暴事件を受け日米両政府は「沖縄の基地負担軽減」を名目に、米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する新基地建設を進めてきた。新基地と一体で運用する北部訓練場内へのヘリパッド建設をも強行したのがこの間の経緯である。
 
オスプレイ配備を隠蔽(いんぺい)した新基地建設とヘリパッド建設は米軍基地の強化であり、「負担軽減」が欺瞞(ぎまん)であったことは明白だ。
 
翁長雄志知事が約10万票の大差で当選した前回知事選をはじめ名護市長選、衆院、参院の国政選挙の結果は、新基地建設に反対する圧倒的な民意を示した。
 
その民意を無視し新基地建設に着手し、ヘリパッド建設が強行されたのである。日本国内の米軍基地を米占領下の沖縄に集中させ、日本復帰後も重圧を押し付け続ける構造的沖縄差別に基づく新基地建設である。
 
「これ以上、基地の過重負担は受け入れられない」という県民の訴えは正当だ。選挙が示す民意や非暴力の訴えを踏みにじる基地建設の強行を眼前にし、やむにやまれぬ思いで及んだ山城議長らの行為は正当防衛に等しい。起訴事実も軽微と言っていい。
 
那覇地裁は山城議長らの個別の行為だけでなく、歴史的、構造的な背景に目を向け、起訴事実の認定や量刑を斟酌(しんしゃく)すべきだ。
 
山城議長、弁護団は無罪主張の根拠に「表現の自由」を挙げている。重要な指摘である。
 
訴追された行為は建設工事を暴力的に、また決定的に阻止しようとしたものではない。基地建設現場で集会を開き、座り込むなどの表現活動の延長線上の行為であり、地裁は憲法が保障する「表現の自由」を最大限、配慮してしかるべきだ。
 
有刺鉄線を切る、ゲート前にブロックを積むなどの外形的事実のみに着目して起訴事実を認定しては「表現の自由」に基づく市民の抗議行動をも萎縮させることになりかねない。

不当な長期勾留

山城議長は逮捕からちょうど5カ月目に初公判を迎えた。5カ月もの長期勾留は不当だ。刑事法の学者らの共同声明や国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが即時釈放を要求するなど国際的にも批判を浴びている。
 
山城議長が公判で述べた「不当な弾圧」は長期勾留だけでなく、市民の強制排除やテントの撤去など、抗議活動全般への抑圧を批判するものと言っていい。
 
アムネスティは「表現の自由、平和的集会などの権利」を指摘するだけでなく「日本政府は県民の強い反対にもかかわらず、米軍基地の建設を続けている」と、基地建設を強行する政府にも批判の矛先を向けている。
 
日米両政府は北部訓練場のヘリパッド建設や新基地建設が国際的な批判を受けていることを深刻に受け止めるべきだ。
 
抗議する多くの市民が地裁前を埋めた。山城議長らの勾留、起訴にかかわらず新基地建設阻止の活動や訴えはやまない。建設を強行し続ければ、さらに重大な事態を招きかねない。
 
県民はこれ以上、国策の犠牲に甘んじることはできない。加害者は日米両政府である。地裁には歴史を見据えた審理を望みたい。


3月17日 沖縄タイムス
基地反対リーダー・山城議長の保釈認める 那覇地裁 

米軍基地建設への反対運動中に逮捕・起訴され、威力業務妨害や公務執行妨害罪などに問われた沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)について、那覇地裁は17日夜、公務執行妨害と傷害両罪に関する弁護側の保釈請求を認めた。

威力業務妨害罪に関しては、既に認められていた。地裁の決定に対し、検察側が準抗告(不服申し立て)するかは不明。



3月13日夜、県民ひろばで行われた第1回公判「山城議長ら3人の裁判勝利!即時釈放!辺野古新基地をつくらせない」報告集会と国際通りデモ。


3月13日第1回公判「山城議長ら3人の裁判勝利!即時釈放!」県民ひろば集会と国際通りデモ
https://youtu.be/Zi7xWX_jiI4



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政治的な弾圧裁判を許さない!

3月13日第1回公判「山城議長ら3人の裁判勝利!即時釈放!辺野古新基地をつくらせない」事前集会と地裁前での抗議・激励行動。傍聴券を求めて市民や関係者381人が並んだ。「仲間を返せ」事前集会には300人が。


3月13日第1回公判「山城議長ら3人の裁判勝利!即時釈放!」事前集会と地裁前での抗議・激励行動
https://youtu.be/g5L9mAzbQpw



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たった22名分の傍聴券を求めて市民や関係者381人が並んだ
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仲間を返せ」事前集会で安次富浩さん
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仲間を返せ」事前集会で高里鈴代さん
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地裁前で抗議
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地裁前で金城実さん


3月17日 琉球新報
「まごうことなき弾圧だ」 山城博治議長、長期勾留を非難

名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判が17日午前10時から那覇地裁(潮海二郎裁判長)で開かれた。罪状認否で山城議長は長期勾留を批判した上で「このような状況は許してはならない。まごうことなき弾圧だ」と訴えた。山城議長側は器物損壊については起訴事実を争わないとした一方で、威力業務妨害と公務執行妨害・傷害の罪については無罪を主張した。
 
2016年10月17日の器物損壊容疑の逮捕から5カ月身体拘束が続く山城議長に、傍聴席からは「頑張れ」などの激励する言葉や拍手が送られ、潮海裁判長に制止される場面があった。
 
それぞれ山城議長らと共謀して犯行に及んだとして、威力業務妨害の罪で起訴された稲葉博さん(66)と公務執行妨害・傷害の罪で起訴された添田充啓さん(44)も無罪を主張した。
 
17日は罪状認否と検察側・弁護側の冒頭陳述、威力業務妨害の証拠調べまでが実施された。次回公判は3月27日午後1時半から開かれる。
 
初公判には山城議長らを支援する市民らが多く集まり、一般傍聴の22席に対して379人が傍聴を希望した。


3月17日 琉球新報
山城博治さん無罪主張 那覇地裁初公判

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沖縄平和運動センターの山城博治議長らの初公判が開かれた法廷=17日午前10時、那覇市樋川の那覇地裁

名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り、威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判が17日午前10時、那覇地裁(潮海二郎裁判長)で始まった。罪状認否で山城議長は長期勾留を批判した上で「このような状況は許してはならない。まごうごとなき弾圧だ」と述べた。山城議長は威力業務妨害と公務執行妨害・傷害の罪については無罪を主張した。


3月17日 琉球新報
「仲間を返せ」 事前集会に300人

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「山城さんら3人の早期奪還を勝ち取ろう」とガンバロー三唱する初公判前の集会参加者=17日午前9時35分、那覇市楚辺の城岳公園

山城博治沖縄平和運動センター議長らの初公判を前に、「山城博治さんたちの早期釈放を求める会」など5団体は17日午前9時、那覇市の城岳公園で集会を開き「仲間を返せ」と訴えた。市民ら300人以上が集まり、山城さんの顔写真や「不当勾留を許すな」などと書かれたプラカードなどを掲げ、早期釈放を訴えた。
 
弁護団の池宮城紀夫弁護士は「これまでの保釈請求は全て却下された。辺野古・高江をつぶすという政府の意思が明確に出ており、この闘いに負けるわけにはいかない」と語気を強めた。
 
県民会議の安次富浩共同代表が「裁判所の行為は不当極まりない。必ず勝利を勝ち取ろう」と呼び掛けると、会場から拍手が沸き起こった。
 
那覇地裁近くの中央公園には午前8時半ごろから、初公判を見ようと傍聴券を求めて市民や関係者381人が並んだ。

3月17日 琉球新報
山城議長きょう初公判 発言に注目、保釈焦点 那覇地裁

名護市辺野古の新基地建設や米軍北部訓練場ヘリパッド建設への抗議活動を巡り威力業務妨害や公務執行妨害・傷害、器物損壊の罪で起訴された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)ら3人の初公判が17日午前10時から那覇地裁(潮海二郎裁判長)で開かれる。2016年10月17日の器物損壊容疑の逮捕からちょうど5カ月。長期勾留が続く山城議長の、罪状認否での発言内容に注目が集まる。弁護側は初公判後、地裁に保釈請求するとしており、山城議長の保釈が認められるかも焦点となる。

山城議長以外の2人は公務執行妨害・傷害の罪で起訴された添田充啓さん(44)と、威力業務妨害の罪で起訴された稲葉博さん(66)。

初公判では3人の罪状認否と検察・弁護側双方の冒頭陳述が行われる予定。山城議長と同様、勾留が続く添田さん側も、初公判後に保釈請求する方針を示している。多くの傍聴希望者が訪れることが見込まれることから、地裁は17日午前8時半~同9時に那覇市樋川の中央公園で傍聴整理券を配布し、抽選を実施する。

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3月17日の琉球新報紙面

3月16日の県紙に掲載された「のりこえねっと」の意見広告


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3月16日の沖縄タイムス紙面

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(2017年1月20日より)

「平和な島に自衛隊・米軍はいらない!」

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奄美・与那国・宮古・石垣への自衛隊の配備に反対します。。


自衛隊と米軍は一体、離島の闘いに連帯を! 琉球弧での陸海空自衛隊の軍事要塞化への動きは、辺野古新基地建設とつながっています

2015年2月27日「下地島空港を軍事利用しないよう求める」県庁前集会


全国の闘う仲間にお笑いを! 「伝説の闘うエンターテイナー」
ぶつはらゆきお<宮古島映像PR>


ブログ記事へ:「伝説の闘うエンターテイナー」ぶつはらゆきお
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-194.html

稲川宏二さん 与那国島からの報告2016年「宮古島・石垣島の自衛隊配備を止めよう!3・30東京集会」で


ブログ記事へ:与那国イソバの会の共同代表の稲川宏二さんを悼んで
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-118.html

真喜志好一さんが動画をアップしました!
「1966年~2015年沖縄の真実」



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