西之表市長選、馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練受け入れ反対の八板俊輔氏が当選!
- 2017/03/20
- 22:21
Ryuukyuuheiwaより:
関連記事:「馬毛島」FCLP移転受け入れ賛否前面に、再選挙の西之表市長選12日告示。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-322.html
3月22日 南日本新聞
八板・新西之表市長が初登庁
任期満了に伴う西之表市長選の再選挙で初当選した八板俊輔氏(63)が21日、初登庁した。米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画について、「馬毛島にはふさわしくないと、国に理解してもらことから始める」と改めて反対する意向を示した。
八板氏は正面玄関で職員らの出迎えを受けた後、榎原信一郎選挙管理委員長から当選証書を受け取った。市民会館であった就任式には職員ら約120人が出席。八板氏は「街づくりは、未来の子供により良い種子島を引き継ぐことが目的。市民や職員と力を合わせ人口減などの課題を一つ一つ解消し、西之表を元気な街にしよう」と呼びかけた。
3月20日 NHK NEWS WEB
再選挙の鹿児島 西之表市長選 米軍機訓練反対の八板氏初当選
ことし1月の選挙で当選に最低限必要な有効投票数の4分の1を獲得した候補者がいなかったため再選挙となった鹿児島県の西之表市長選挙は、19日に投票が行われました。開票の結果、政府が検討している、在日アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練を市内にある馬毛島に移転させることに反対する新人の八板俊輔氏が初当選しました。
鹿児島県西之表市長選挙の開票結果です。
▽八板俊輔(無所属・新)当選、2951票
▽浜上幸十(無所属・新)2684票
▽小倉伸一(無所属・新)1924票
▽榎元一已(無所属・新)1899票
八板氏は63歳。ほかの3人の新人を抑えて、初めての当選を果たしました。
西之表市長選挙は、任期満了に伴って、ことし1月に新人6人が立候補して行われましたが、いずれの候補者も当選に最低限必要な有効投票数の4分の1を獲得できず、再選挙となりました。
再選挙には1月に立候補した6人のうち4人が立候補し、政府が、東京都の硫黄島で行われている在日アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練を、西之表市にある馬毛島に移転させることを検討していることなどをめぐって、激しい論戦が展開されました。
その結果、朝日新聞記者を経て西之表市長選挙に立候補した八板氏が、訓練の受け入れ反対と、馬毛島の豊かな自然を活用した観光振興の必要性を訴えて当選を果たしました。
八板氏は「馬毛島は教育や観光などの面で価値があり、訓練の移転は活用方法としてふさわしくない。もっとよい活用のしかたがあることを国や地権者に主張していきたい」と述べました。
3月20日 南日本新聞
西之表市長に八板氏 FCLP反対 再選挙制す
任期満了に伴う西之表市長選挙の再選挙は19日投開票があり、馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転計画受け入れに反対する元新聞記者の八板俊輔氏(63)=無所属新人=が、元市議の浜上幸十氏(66)、小倉伸一氏(64)、榎元一已氏(63)=いずれも無所属新人=の3人を退け、初当選した。FCLPについて、八板氏は改めて「馬毛島に米軍訓練はふさわしくない。地元として活用方法を考える」と述べた。
八板氏の当選により、移転案に一貫して反対してきた市の基本姿勢は今後も引き継がれる見通しだ。
西之表市長選開票結果
(19日午後9時52分、選管最終)
当 2,951 八板 俊輔 63 無新
2,684 濱上 幸十 66 無新
1,924 小倉 伸一 64 無新
1,899 榎元 一已 63 無新
3月19日 琉球新報
西之表、米軍機訓練反対派が当選 市長再選挙

鹿児島県西之表市長選の再選挙で初当選した八板俊輔氏=19日夜
1月の投開票で法定得票数に達する候補がいなかったことに伴う鹿児島県西之表市長選の再選挙が19日投開票され、市域の無人島・馬毛島で政府が検討する米軍陸上空母離着陸訓練(FCLP)の受け入れに反対する無所属新人の元新聞記者八板俊輔氏(63)が初当選した。賛成派を含む他の無所属3新人を退けた。政府は用地取得に向けた手続きに入っているが、狙い通りに計画を具体化できない可能性がある。
投票率は71・65%で、1月の選挙を5・61ポイント下回った。
FCLPは現在、硫黄島(東京都)で暫定的に実施されている。
「NO BASE 馬毛島」より:
http://magejima.blog.fc2.com/blog-entry-205.html
沖縄だけではない基地問題 2017.02.27 Mon
厚木基地(神奈川県)の空母艦載機部隊が2017年にも米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)へ移転する計画を受け、国が山陰沖と四国沖に新たな訓練空域を設定し、運用を開始するそうです。
とてつもなく広大な空域です。
沖縄を中心とした南西諸島、奄美大島、馬毛島、そして在日米軍再編に伴い極東最大の米軍基地となる岩国基地。
止めどもなく拡張する自衛隊基地、米軍基地、平和的外交手段を放棄したかのように見える政府の方針です。

訓練空域

毎日新聞2017年1月1日 「山陰・四国沖に新空域 艦載機で訓練可能」より
訓練空域の図では岩国基地を中心として日本海方面へ抜ける途中の山間部訓練、太平洋方面へ抜ける途中の山間部訓練、もし馬毛島にFCLP訓練基地が出来た場合には九州の山々での山間部訓練が予想されます。
太平洋空域の端は種子島、馬毛島、屋久島はすぐそばにあり戦闘機の速度で数分ではないでしょうか。
太平洋空域と馬毛島を結ぶルートは種子島全域が低空飛行の可能性が予想されます。
訓練空域でのFA18ホーネット戦闘攻撃機、F-35ステルス戦闘機の高度は6600~7000メートル(普通の旅客機は1万メートル)でかなり低そうです。
四国の山間で静かに暮らしたいという願いを襲う、米軍機による低空飛行訓練。
馬毛島でFCLP訓練を8機編隊で訓練した場合には屋久島上空を通ります。
屋久島の永田集落、吉田、一湊、志戸子、宮之浦、楠川、椨川、小瀬田、安房、平野、麦生、各集落が動画のような騒音被害に悩まされる可能性があります。
癒しを求め屋久島に来てくれる観光客の方々も山小屋、登山道、海岸線での耳をつんざく不快な騒音に悩まされます。
屋久島の観光業には多大な影響が出るのは確実です。
近隣諸国の脅威を必要以上に煽ることなく、たゆまなく平和外交を推進し、軍備縮小をするしか解決方法はありません。
関連記事:「馬毛島」FCLP移転受け入れ賛否前面に、再選挙の西之表市長選12日告示。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-322.html
3月22日 南日本新聞
八板・新西之表市長が初登庁
任期満了に伴う西之表市長選の再選挙で初当選した八板俊輔氏(63)が21日、初登庁した。米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転計画について、「馬毛島にはふさわしくないと、国に理解してもらことから始める」と改めて反対する意向を示した。
八板氏は正面玄関で職員らの出迎えを受けた後、榎原信一郎選挙管理委員長から当選証書を受け取った。市民会館であった就任式には職員ら約120人が出席。八板氏は「街づくりは、未来の子供により良い種子島を引き継ぐことが目的。市民や職員と力を合わせ人口減などの課題を一つ一つ解消し、西之表を元気な街にしよう」と呼びかけた。
3月20日 NHK NEWS WEB
再選挙の鹿児島 西之表市長選 米軍機訓練反対の八板氏初当選
ことし1月の選挙で当選に最低限必要な有効投票数の4分の1を獲得した候補者がいなかったため再選挙となった鹿児島県の西之表市長選挙は、19日に投票が行われました。開票の結果、政府が検討している、在日アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練を市内にある馬毛島に移転させることに反対する新人の八板俊輔氏が初当選しました。
鹿児島県西之表市長選挙の開票結果です。
▽八板俊輔(無所属・新)当選、2951票
▽浜上幸十(無所属・新)2684票
▽小倉伸一(無所属・新)1924票
▽榎元一已(無所属・新)1899票
八板氏は63歳。ほかの3人の新人を抑えて、初めての当選を果たしました。
西之表市長選挙は、任期満了に伴って、ことし1月に新人6人が立候補して行われましたが、いずれの候補者も当選に最低限必要な有効投票数の4分の1を獲得できず、再選挙となりました。
再選挙には1月に立候補した6人のうち4人が立候補し、政府が、東京都の硫黄島で行われている在日アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練を、西之表市にある馬毛島に移転させることを検討していることなどをめぐって、激しい論戦が展開されました。
その結果、朝日新聞記者を経て西之表市長選挙に立候補した八板氏が、訓練の受け入れ反対と、馬毛島の豊かな自然を活用した観光振興の必要性を訴えて当選を果たしました。
八板氏は「馬毛島は教育や観光などの面で価値があり、訓練の移転は活用方法としてふさわしくない。もっとよい活用のしかたがあることを国や地権者に主張していきたい」と述べました。
3月20日 南日本新聞
西之表市長に八板氏 FCLP反対 再選挙制す
任期満了に伴う西之表市長選挙の再選挙は19日投開票があり、馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転計画受け入れに反対する元新聞記者の八板俊輔氏(63)=無所属新人=が、元市議の浜上幸十氏(66)、小倉伸一氏(64)、榎元一已氏(63)=いずれも無所属新人=の3人を退け、初当選した。FCLPについて、八板氏は改めて「馬毛島に米軍訓練はふさわしくない。地元として活用方法を考える」と述べた。
八板氏の当選により、移転案に一貫して反対してきた市の基本姿勢は今後も引き継がれる見通しだ。
西之表市長選開票結果
(19日午後9時52分、選管最終)
当 2,951 八板 俊輔 63 無新
2,684 濱上 幸十 66 無新
1,924 小倉 伸一 64 無新
1,899 榎元 一已 63 無新
3月19日 琉球新報
西之表、米軍機訓練反対派が当選 市長再選挙

鹿児島県西之表市長選の再選挙で初当選した八板俊輔氏=19日夜
1月の投開票で法定得票数に達する候補がいなかったことに伴う鹿児島県西之表市長選の再選挙が19日投開票され、市域の無人島・馬毛島で政府が検討する米軍陸上空母離着陸訓練(FCLP)の受け入れに反対する無所属新人の元新聞記者八板俊輔氏(63)が初当選した。賛成派を含む他の無所属3新人を退けた。政府は用地取得に向けた手続きに入っているが、狙い通りに計画を具体化できない可能性がある。
投票率は71・65%で、1月の選挙を5・61ポイント下回った。
FCLPは現在、硫黄島(東京都)で暫定的に実施されている。
「NO BASE 馬毛島」より:
http://magejima.blog.fc2.com/blog-entry-205.html
沖縄だけではない基地問題 2017.02.27 Mon
厚木基地(神奈川県)の空母艦載機部隊が2017年にも米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)へ移転する計画を受け、国が山陰沖と四国沖に新たな訓練空域を設定し、運用を開始するそうです。
とてつもなく広大な空域です。
沖縄を中心とした南西諸島、奄美大島、馬毛島、そして在日米軍再編に伴い極東最大の米軍基地となる岩国基地。
止めどもなく拡張する自衛隊基地、米軍基地、平和的外交手段を放棄したかのように見える政府の方針です。

訓練空域

毎日新聞2017年1月1日 「山陰・四国沖に新空域 艦載機で訓練可能」より
訓練空域の図では岩国基地を中心として日本海方面へ抜ける途中の山間部訓練、太平洋方面へ抜ける途中の山間部訓練、もし馬毛島にFCLP訓練基地が出来た場合には九州の山々での山間部訓練が予想されます。
太平洋空域の端は種子島、馬毛島、屋久島はすぐそばにあり戦闘機の速度で数分ではないでしょうか。
太平洋空域と馬毛島を結ぶルートは種子島全域が低空飛行の可能性が予想されます。
訓練空域でのFA18ホーネット戦闘攻撃機、F-35ステルス戦闘機の高度は6600~7000メートル(普通の旅客機は1万メートル)でかなり低そうです。
四国の山間で静かに暮らしたいという願いを襲う、米軍機による低空飛行訓練。
馬毛島でFCLP訓練を8機編隊で訓練した場合には屋久島上空を通ります。
屋久島の永田集落、吉田、一湊、志戸子、宮之浦、楠川、椨川、小瀬田、安房、平野、麦生、各集落が動画のような騒音被害に悩まされる可能性があります。
癒しを求め屋久島に来てくれる観光客の方々も山小屋、登山道、海岸線での耳をつんざく不快な騒音に悩まされます。
屋久島の観光業には多大な影響が出るのは確実です。
近隣諸国の脅威を必要以上に煽ることなく、たゆまなく平和外交を推進し、軍備縮小をするしか解決方法はありません。
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