石垣島への陸自配備計画、4月14日早朝沖縄防衛局市有地で現地調査を開始。
- 2017/04/16
- 00:29
石垣島より:
早朝にもかかわらず延べ40名を超える人々が駆けつけ、地元4公民館と市民連絡会は調査の中止を求める声明。

集会後、現地調査に抗議するため参加者は市有地に進入する4カ所の農道の入り口付近で待機。
画像はI Love いしがきさんFBより:

4月15日 八重山毎日
市有地で現地調査を開始 陸上自衛隊配備計画

現地調査対象の市有地
防衛局が来年3月末まで
平得大俣東の対象15筆23.1㌶
石垣島への陸上自衛隊配備計画をめぐり、防衛省沖縄防衛局は14日、平得大俣東の市有地で現地調査を開始した。石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会のメンバーが情報公開請求で市から入手した資料によると、現地調査対象の市有地は15筆。市契約管財課によると、面積は計約23.1㌶。同局は取材に対し、午前6時半ごろから1時間程度、職員16人が地形や既設工作物の有無、土地の利用状況などを確認したと説明した。今後、民有地を含めた調査を通して、配備に適地とする場所を確定していくものとみられる。
連絡会が入手した資料によると、防衛局は3月24日付で、許可日から来年3月31日までの期間、市有地15筆の立ち入り調査を市に申請。市によると、今月5日付で許可するとともに、立ち入る場合はその都度、日時と場所、調査人数を明記した計画書の提出を求めた。
防衛局は12日付で職員17人が14日に調査するとの計画書を市に提出。13日夕から14日朝にかけ、4公民館の代表に、14日の午前中に調査すると電話連絡したが、時間帯については説明していなかった。
連絡会のメンバーと住民ら40人余は現地調査に抗議するため、同日午前8時半から午前10時半まで市有地に進入する農道の4カ所で待機したが、すでに現地調査は終わっていたことになる。
防衛局は配備計画案の作成に必要な確認事項として▽土地関係(地形、インフラ)▽法例、条例(建設手続きに関する個別法例、条例のリスト)▽環境、文化財|などを挙げている。
連絡会が入手した市のメモ資料によると、2月27日に市役所で行われた市と防衛省の話し合いでは、市有地を取得する場合の手続きや上下水道などについてやりとりがあった。市は、市有地の賃借相談などに支障があるとして「早めに候補地の範囲をはっきりさせてほしい」と要望した。

4月15日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より
4月10日に開示された文書の一部をページ下段に掲載しました。
4月15日 八重山毎日
調査の中止求めて声明 4公民館と市民連絡会

現地調査の中止に向け、「頑張ろう」と決意を新たにする住民ら=14日午前、開南地区
断固配備反対に決意新た
自衛隊配備に向けた沖縄防衛局の現地調査に対し、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会(上原秀政氏ら共同代表5人)と周辺4地区の公民館は14日午前、開南地区の交差点で抗議集会を開き、「反対する周辺地域や市民の声を無視し、配備に向けた手続き・調査、市有地の取得や周辺地権者との交渉などが進めば、市民を分断し、混乱を招くことにもなりかねない」として調査の中止を求める声明を出した。
4公民館長は13日夕に防衛局から調査するとの連絡を受け、急きょ会合を持ち、14日朝に抗議行動を行うことに。急な呼び掛けにもかかわらず、集会には40人余が集まった。実力阻止はせず、抗議声明を責任者に手渡すことを確認、市有地への入り口付近4カ所で待機した。
沖縄防衛局の説明では、住民らが待機していた時刻にはすでに調査は終了していたことになるが、住民らは、防衛局の職員らしき人物の乗った車両が開南交差点を数回行き交うのを目撃、「反対派の反応を見ているのではないか」「遠巻きにみられているようで不愉快だ」と不信感を募らせ、「正々堂々と抗議声明を手渡したい。正々堂々と調査に来ればよい」と批判していた。
集会で連絡会の金城哲浩共同代表は「黙っていてはいけない。行動しよう」、嶺井善共同代表は「防衛局は何が何でもやっていく姿勢だ。これから厳しい場面がやってくる。市民全体で考えなければならない」、上原共同代表は「住民の声を無視したやり方。ぜったいに造らせない」と決意を新たにした。
於茂登の喜友名朝福館長は「急きょ集まってくれて心強く思う」と感謝、嵩田の川満哲生館長は「防衛局は、市長が配備を認めたということで動いている。市長の言葉にだまされるな」、川原の具志堅正館長は「断固として反対していこう」と呼び掛けた。
抗議声明は同日中に石垣市に提出、防衛局にも近く送付する。声明は、質問書に対する防衛局の回答もなく、議会でも手続きの中止を求める請願が継続審議になっていることに触れ、「住民の意思、議会を無視して手続きを進めることは地方自治、住民自治の侵害で到底容認できない」などとしている。

4月15日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より

4月15日の八重山日報紙面
4月15日 八重山毎日
不連続線:電柱にカンムリワシがとまっていた。
電柱にカンムリワシがとまっていた。「フィーフィー」と甲高く鳴いている。「キョロロロ」と、どこからかアカショウビンのさえずりも聞こえてくる。
14日午前8時すぎの開南地区。のどかな一日の始まり。さー、今日も一日農作業に頑張ろう。でも、この日は違った。
前日に、自衛隊配備の候補地となっている市有地の現地調査を行うと沖縄防衛局から連絡を受け、急きょ集まることになったからだ。候補地周辺の4地区住民は、農作業の最中か開始前に訪れたのだろう、作業着に長靴。
サトウキビは、生育に悪影響を与えるカンシャワタアブラムシがまん延しており、防除が必要だ。パインは、ピーチやボゴールなどの収穫が始まっている。マンゴーは花が咲いて着果し、これから実が大きくなる。どの農作物も肥培管理が大切になってくる時期。
「今日はアブラムシの防除をやろうと思ったが、できない。これからパインの収穫も本格化する」、「マンゴーもこれから忙しくなる」「ウコンも育てているが、収穫時期なのに土が硬くて機械が入らない。どうしようか」。
でも、見過ごすわけにはいかない、既成事実をつくらせてはいけない。「農作業ができるか心配だな」と不安な声に「仕事は夜にやるさ」とぼそり。冗談には聞こえなかった。

4月15日の沖縄タイムス紙面

4月15日の琉球新報紙面
4月15日 八重山毎日
記者席:沖縄防衛局に不信感募る
沖縄防衛局の現地調査に備え、反対団体のメンバーと住民らが14日午前8時半ごろに開南交差点に集まり、市有地の入り口付近で待機した。しかし、この時点ですでに調査は終了していた。混乱を避けようという狙いがあったかもしれないが、川原公民館の具志堅正館長には午前8時5分ごろに調査するとの連絡があったという。不信感が募る。
15日の「イリオモテヤマネコの日」に合わせ、竹富町の友好都市でツシマヤマネコが生息している長崎県対馬市の桐谷雅宣副市長ら一行が町の西大舛髙旬町長らを表敬した。町長室には、表敬に合わせて15日に披露されるヤマネコの銅像のレプリカが置かれ、関係者の注目を集めた。今後しばらくは飾っておく予定で、町長室の新たな顔ともなりそうだ。
離島からの参加もあったアッコン栽培講習会。紅イモは沖縄県の特色ある農産物として菓子土産として需要が高い。また健康志向の高まりからポリフェノールや食物繊維を多く含んでいるため注目を集めている。現在多様な商品開発が進んでいる一方、原材料が不足している状況にあるという。八重山も栽培技術を習得し、紅イモの拠点産地となれるか?、今が頑張りどころだ。
4月10日に開示された文書の一部







早朝にもかかわらず延べ40名を超える人々が駆けつけ、地元4公民館と市民連絡会は調査の中止を求める声明。

集会後、現地調査に抗議するため参加者は市有地に進入する4カ所の農道の入り口付近で待機。
画像はI Love いしがきさんFBより:

4月15日 八重山毎日
市有地で現地調査を開始 陸上自衛隊配備計画

現地調査対象の市有地
防衛局が来年3月末まで
平得大俣東の対象15筆23.1㌶
石垣島への陸上自衛隊配備計画をめぐり、防衛省沖縄防衛局は14日、平得大俣東の市有地で現地調査を開始した。石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会のメンバーが情報公開請求で市から入手した資料によると、現地調査対象の市有地は15筆。市契約管財課によると、面積は計約23.1㌶。同局は取材に対し、午前6時半ごろから1時間程度、職員16人が地形や既設工作物の有無、土地の利用状況などを確認したと説明した。今後、民有地を含めた調査を通して、配備に適地とする場所を確定していくものとみられる。
連絡会が入手した資料によると、防衛局は3月24日付で、許可日から来年3月31日までの期間、市有地15筆の立ち入り調査を市に申請。市によると、今月5日付で許可するとともに、立ち入る場合はその都度、日時と場所、調査人数を明記した計画書の提出を求めた。
防衛局は12日付で職員17人が14日に調査するとの計画書を市に提出。13日夕から14日朝にかけ、4公民館の代表に、14日の午前中に調査すると電話連絡したが、時間帯については説明していなかった。
連絡会のメンバーと住民ら40人余は現地調査に抗議するため、同日午前8時半から午前10時半まで市有地に進入する農道の4カ所で待機したが、すでに現地調査は終わっていたことになる。
防衛局は配備計画案の作成に必要な確認事項として▽土地関係(地形、インフラ)▽法例、条例(建設手続きに関する個別法例、条例のリスト)▽環境、文化財|などを挙げている。
連絡会が入手した市のメモ資料によると、2月27日に市役所で行われた市と防衛省の話し合いでは、市有地を取得する場合の手続きや上下水道などについてやりとりがあった。市は、市有地の賃借相談などに支障があるとして「早めに候補地の範囲をはっきりさせてほしい」と要望した。

4月15日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より
4月10日に開示された文書の一部をページ下段に掲載しました。
4月15日 八重山毎日
調査の中止求めて声明 4公民館と市民連絡会

現地調査の中止に向け、「頑張ろう」と決意を新たにする住民ら=14日午前、開南地区
断固配備反対に決意新た
自衛隊配備に向けた沖縄防衛局の現地調査に対し、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会(上原秀政氏ら共同代表5人)と周辺4地区の公民館は14日午前、開南地区の交差点で抗議集会を開き、「反対する周辺地域や市民の声を無視し、配備に向けた手続き・調査、市有地の取得や周辺地権者との交渉などが進めば、市民を分断し、混乱を招くことにもなりかねない」として調査の中止を求める声明を出した。
4公民館長は13日夕に防衛局から調査するとの連絡を受け、急きょ会合を持ち、14日朝に抗議行動を行うことに。急な呼び掛けにもかかわらず、集会には40人余が集まった。実力阻止はせず、抗議声明を責任者に手渡すことを確認、市有地への入り口付近4カ所で待機した。
沖縄防衛局の説明では、住民らが待機していた時刻にはすでに調査は終了していたことになるが、住民らは、防衛局の職員らしき人物の乗った車両が開南交差点を数回行き交うのを目撃、「反対派の反応を見ているのではないか」「遠巻きにみられているようで不愉快だ」と不信感を募らせ、「正々堂々と抗議声明を手渡したい。正々堂々と調査に来ればよい」と批判していた。
集会で連絡会の金城哲浩共同代表は「黙っていてはいけない。行動しよう」、嶺井善共同代表は「防衛局は何が何でもやっていく姿勢だ。これから厳しい場面がやってくる。市民全体で考えなければならない」、上原共同代表は「住民の声を無視したやり方。ぜったいに造らせない」と決意を新たにした。
於茂登の喜友名朝福館長は「急きょ集まってくれて心強く思う」と感謝、嵩田の川満哲生館長は「防衛局は、市長が配備を認めたということで動いている。市長の言葉にだまされるな」、川原の具志堅正館長は「断固として反対していこう」と呼び掛けた。
抗議声明は同日中に石垣市に提出、防衛局にも近く送付する。声明は、質問書に対する防衛局の回答もなく、議会でも手続きの中止を求める請願が継続審議になっていることに触れ、「住民の意思、議会を無視して手続きを進めることは地方自治、住民自治の侵害で到底容認できない」などとしている。

4月15日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より

4月15日の八重山日報紙面
4月15日 八重山毎日
不連続線:電柱にカンムリワシがとまっていた。
電柱にカンムリワシがとまっていた。「フィーフィー」と甲高く鳴いている。「キョロロロ」と、どこからかアカショウビンのさえずりも聞こえてくる。
14日午前8時すぎの開南地区。のどかな一日の始まり。さー、今日も一日農作業に頑張ろう。でも、この日は違った。
前日に、自衛隊配備の候補地となっている市有地の現地調査を行うと沖縄防衛局から連絡を受け、急きょ集まることになったからだ。候補地周辺の4地区住民は、農作業の最中か開始前に訪れたのだろう、作業着に長靴。
サトウキビは、生育に悪影響を与えるカンシャワタアブラムシがまん延しており、防除が必要だ。パインは、ピーチやボゴールなどの収穫が始まっている。マンゴーは花が咲いて着果し、これから実が大きくなる。どの農作物も肥培管理が大切になってくる時期。
「今日はアブラムシの防除をやろうと思ったが、できない。これからパインの収穫も本格化する」、「マンゴーもこれから忙しくなる」「ウコンも育てているが、収穫時期なのに土が硬くて機械が入らない。どうしようか」。
でも、見過ごすわけにはいかない、既成事実をつくらせてはいけない。「農作業ができるか心配だな」と不安な声に「仕事は夜にやるさ」とぼそり。冗談には聞こえなかった。

4月15日の沖縄タイムス紙面

4月15日の琉球新報紙面
4月15日 八重山毎日
記者席:沖縄防衛局に不信感募る
沖縄防衛局の現地調査に備え、反対団体のメンバーと住民らが14日午前8時半ごろに開南交差点に集まり、市有地の入り口付近で待機した。しかし、この時点ですでに調査は終了していた。混乱を避けようという狙いがあったかもしれないが、川原公民館の具志堅正館長には午前8時5分ごろに調査するとの連絡があったという。不信感が募る。
15日の「イリオモテヤマネコの日」に合わせ、竹富町の友好都市でツシマヤマネコが生息している長崎県対馬市の桐谷雅宣副市長ら一行が町の西大舛髙旬町長らを表敬した。町長室には、表敬に合わせて15日に披露されるヤマネコの銅像のレプリカが置かれ、関係者の注目を集めた。今後しばらくは飾っておく予定で、町長室の新たな顔ともなりそうだ。
離島からの参加もあったアッコン栽培講習会。紅イモは沖縄県の特色ある農産物として菓子土産として需要が高い。また健康志向の高まりからポリフェノールや食物繊維を多く含んでいるため注目を集めている。現在多様な商品開発が進んでいる一方、原材料が不足している状況にあるという。八重山も栽培技術を習得し、紅イモの拠点産地となれるか?、今が頑張りどころだ。
4月10日に開示された文書の一部







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