米軍先制攻撃準備か? 海自「訓練」と称した共同作戦参加、朝鮮半島へ向かうカールビンソンの空母打撃群に護衛艦を派遣。
- 2017/04/27
- 14:14
Ryuukyuuheiwaより:
関連記事:与那国陸自配備から1年、侵略の先兵「日本版海兵隊」陸自水陸機動団の琉球弧への配備を許すな!
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-343.html
戦争法の真の狙いが明確に!
シリアにトマホークを50発、力による抑止をあらわにし軍事的恫喝で屈服させようとする米国。
米軍の戦略のもとに繰りこまれた韓国軍と自衛隊
4月23日 琉球新報
米空母と西太平洋で共同訓練 北朝鮮の動向警戒

【左】空母「カール・ビンソン」=AP【右】イージス艦「あしがら」=防衛省提供
朝鮮半島近海に向け北上している米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」は23日、海上自衛隊の護衛艦2隻と西太平洋上で共同訓練を始めた。防衛省関係者によると、期間は数日になる見通しで、日本近海を北上しながら巡航訓練を実施するとみられる。25日の朝鮮人民軍創建85周年を控え、6回目の核実験に踏み切る兆候を見せる北朝鮮に対し、日米が連携して、けん制を強めている。
海自などによると、訓練に参加したのは21日に佐世保基地(長崎県佐世保市)を出港したイージス艦「あしがら」と護衛艦「さみだれ」。米軍はカール・ビンソンのほか、ミサイル巡洋艦とミサイル駆逐艦の計3隻が参加し、航行しながら隊列を変更する戦術訓練や通信訓練などを実施する。
カール・ビンソンを中心とする空母打撃群は8日に寄港地のシンガポールを出港した。米太平洋軍のハリス司令官から北上の指示を受けたが、直行せずにインド洋でオーストラリア軍と演習をした後に北上したとみられ、21日にはフィリピン南方沖を通過していた。ペンス米副大統領は22日、カール・ビンソンが数日で日本海に到着するとの見通しを示しており、フィリピン沖で海自の護衛艦と合流した後、訓練を続けながら東シナ海を北上するとみられる。
カール・ビンソンと海自の護衛艦は3月にも2度、共同で巡航訓練をした。海自は今回の訓練について「戦術技能の向上と米海軍との連携強化が目的」と説明。米海軍もホームページで目的を「共同対処能力や防衛能力の向上」とし、カール・ビンソンを指揮する第1空母打撃群のキルビー司令官の「こうした共同訓練のおかげで海自と米国の関係はかつてなく良好になっている」というコメントを掲載した。
北朝鮮が核実験の準備に入った兆候も確認されており、防衛省関係者は「日米の船が一緒にいる姿を示すことが重要だ」と話した
海自「訓練」と称した共同作戦参加、カールビンソンの空母打撃群に護衛艦を派遣。
4月21日 NHK NEWS WEB
海自護衛艦2隻が佐世保出港 米空母と共同訓練を検討
アメリカの空母を中心とする艦隊が朝鮮半島の周辺海域に向けて航行しているのに合わせて、21日朝、海上自衛隊の護衛艦2隻が長崎県の佐世保基地を出港しました。今後アメリカの空母と合流して共同訓練を行うことが検討されています。
アメリカのホワイトハウスの報道官は19日の記者会見で、空母カール・ビンソンを中心とする艦隊が朝鮮半島に向けて航行していると説明しています。
こうした動きに合わせて海上自衛隊の護衛艦「あしがら」と「さみだれ」の2隻が21日午前8時ごろ長崎県の佐世保基地を相次いで出港しました。
この2隻について、防衛省はアメリカの空母の北上に合わせて共同訓練を行うことを検討しているとしています。
国防総省の当局者は空母は来週前半にも日本海に入り朝鮮半島周辺の海域で活動する見通しだとしていますが、防衛省関係者によりますと共同訓練の日程や海域などはまだ決まっておらず、今後、最終調整が行われるということです。
今月25日は北朝鮮の朝鮮人民軍の創設記念日になっていて、共同訓練には日米の連携態勢を見せることで北朝鮮をけん制する狙いがあると見られます。
一方、アメリカの空母は8日に西太平洋への展開が公表されて以降、時間をかけて航行している様子が見られるということで、防衛省の幹部は「北朝鮮が挑発に出なければ抑制的に対応するというアメリカ側の意図ではないか」と話しています。
米軍極東戦略の最前線「沖縄」
嘉手納米空軍基地を始めとする在沖米軍。それと一体化した自衛隊「敵基地反撃能力保有を」と憲法違反の侵略をも目論む。
4月16日 琉球新報
米軍嘉手納基地、沖縄に攻撃想定訓練 北朝鮮情勢対応か
米軍嘉手納基地は15日までに、沖縄が攻撃された場合を想定した反撃訓練を12日に同基地で実施したと明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発に伴い朝鮮半島情勢の緊張が高まったことを受けた訓練の可能性がある。在日米軍の動向を監視する市民団体リムピースの頼和太郎氏は「北朝鮮は沖縄の人を狙うというより、嘉手納基地を狙うことになる。県民は巻き込まれる構図だ」とし「軍が写真を出したのは兵員を鼓舞する意味も持つ」と分析した。
同基地の第18航空団はホームページで所属機の写真や動画などを公開したほか、米空軍制服組トップのデビット・ゴールドフィン参謀総長が短文投稿サイト・ツイッターに、写真と共に「この素晴らしい戦闘空軍力を見よ。戦闘態勢だ」と投稿した。空軍によると、12日の訓練は予告無しの即応態勢を向上させるのが目的だった。
12日には嘉手納基地のゲートで一時「訓練・デルタ」と基地内の警戒態勢を示す表示が5段階中、最高の値を示していた。同時間帯に攻撃された場合を想定した反撃訓練を実施したとみられる。
同日、滑走路上ではF15戦闘機20機が胴体と両翼の下に2種の空対空ミサイルを数発ずつ装着し、同航空団のHH60救難ヘリ、KC135空中給油機、E3空中早期警戒管制機が並ぶ様子が確認されていた。
頼氏は「嘉手納基地はミサイル発射の監視や、その後の大気を分析する偵察機の最前線だ。軍としても一定の準備をしているだろう」と語った。「トランプ政権の動きをどう捉えるかだが、今までと緊張感はさほど変わらない。一連の基地の動きは実戦ではなく、戦力の誇示だ」と分析した。

4月16日の沖縄タイムス
4月14日 沖縄タイムス
米軍が北朝鮮への先制攻撃準備か 核実験時にとNBCテレビ報道
【ワシントン共同】米NBCテレビは13日、複数の米情報機関当局者の話として、6回目の核実験が懸念される北朝鮮に対して、米軍が通常兵器による先制攻撃の準備をしていると報じた。北朝鮮が核実験を敢行するとの確証を得た段階で攻撃を行うとしている。
米国防総省はこの報道について「コメントしない。司令官は常にあらゆる手段について検討している」と回答した。先制攻撃の準備について否定的な報道もある。
NBCによると、米軍は巡航ミサイルを発射できる駆逐艦2隻を朝鮮半島周辺に配置し、うち1隻は北朝鮮の核実験場から約500キロの位置にいるとした。
4月14日 琉球新報
「先制攻撃の準備」 北朝鮮核実験強行なら 米報道

東シナ海で日本の海上自衛隊と合同演習する米原子力空母「カール・ビンソン」=2017年3月9日、米国防総省提供
【ワシントン高本耕太】米NBCテレビは13日、複数の米情報当局者の話として、北朝鮮が6回目の核実験を強行しようとした場合、米軍が通常兵器による「先制攻撃」を行う準備に入ったと報じた。巡航ミサイル「トマホーク」を発射できる駆逐艦が近海に展開し、米領グアムの基地で重爆撃機も出撃態勢を整えているという。
NBCによると、米海軍は北朝鮮近海に駆逐艦2隻を展開。うち1隻は北朝鮮の核実験施設がある北東部・豊渓里(プンゲリ)から約480キロの距離に配置されている。また米軍は今月8日、空母「カール・ビンソン」を中心とする空母打撃群を朝鮮半島近海に航行させていると発表した。
トランプ米大統領は核・ミサイル開発を繰り返す北朝鮮への圧力強化を巡り、中国の協力を強く求めている。一方で、13日にはツイッターに「もし中国が北朝鮮を対処できなければ、米国が行う」と投稿し、単独行動も辞さない考えを示した。(毎日新聞)
4月14日 琉球新報
2月から朝鮮半島有事の対応検討 政府、武装難民対処や邦人救出

検討項目のポイント
日本政府が朝鮮半島有事に備え、国家安全保障会議(NSC)で対応策の検討に着手していることが分かった。北朝鮮軍兵士が難民を装い流入することが想定される武装難民への対処や、韓国在留邦人の救出を中心に、2月から検討を進めている。必要なら予算措置も講じる。複数の政府関係者が13日、明らかにした。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮への圧力を強化するため、トランプ米政権が軍事行動など「あらゆる選択肢」の検討に入ったことを受けた。
安保関連法に基づく事態の認定や、日米安保条約も踏まえた米軍支援、北朝鮮国内の拉致被害者の救出も課題になっているもようだ。
4月13日 琉球新報
嘉手納基地、警戒一時「最高」 米軍、北朝鮮対応か

警戒レベルが「デルタ」と表示された米軍嘉手納基地前ゲートの立て看板=12日午後3時3分
米軍嘉手納基地で12日午後3時ごろ、一時的に基地内の警戒態勢を示す表示が5段階中最高の「デルタ」に引き上げられている状態が確認された。午後6時ごろまでに再び通常の5段階中下から2番目の「アルファ」に戻った。また、嘉手納基地滑走路で午後4時半ごろにF15戦闘機などがミサイルを装着した状態で整列している様子が確認された。米国の北朝鮮への対応が取り沙汰される中、基地内の動きに関心が高まっている。
米軍普天間飛行場やキャンプ瑞慶覧でも警戒態勢は「アルファ」の表示が確認された。嘉手納基地の警戒態勢は、10日から実施している即応訓練にも関係しているとみられる。
米軍嘉手納基地は取材に対し「警戒態勢について答えられない」としている。
滑走路に並んだF15戦闘機は、胴体と両翼の下に2種の空対空ミサイルを数発ずつ装着した状態で20機並んでいた。その他、同部隊のHH60救難ヘリ、KC135空中給油機、E3空中早期警戒管制機が並んでいた
4月13日 琉球新報
社説:米、北朝鮮攻撃言及 中国と協調し核開発阻止を
米政府は北朝鮮の核・ミサイル問題を巡り、北朝鮮への軍事攻撃に踏み切る可能性に言及した。しかし、武力衝突は避けなければならない。大国の米中が緊密に連携し、外交圧力などを通じて、核・ミサイル開発を阻止すべきだ。
北朝鮮は国際社会の警告を無視し、核実験と弾道ミサイル発射を繰り返している。日本のほぼ全域を射程に収める中距離ミサイル「ノドン」は既に実戦配備されている。近く6回目の核実験に踏み切る可能性も指摘され、緊張が高まっている。
これに対しトランプ米政権は、シリアに続き、北朝鮮への軍事的圧力を強めている。4月上旬の日米高官協議で「中国が北朝鮮への圧力を強化するか、米国がストライク(攻撃)するか、二つに一つの選択肢しかない」と明言したという。米中首脳会談でトランプ氏は習近平主席に、中国の協力が得られなければ「単独行動」も辞さないと伝えた。
既にトランプ政権は米海軍、原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群を朝鮮半島近くに向かわせている。一部米メディアは、ミサイル駆逐艦などで構成する水上戦闘群も空母打撃群に合流すると報じた。
さらに日米がカール・ビンソンと海上自衛隊の護衛艦による共同訓練を近く実施する方向で調整している。連携してけん制を強めるというが、北朝鮮が反発して更に挑発行動に出れば、不測の事態を招きかねない。
むしろ日本は唯一の被爆国として、対話による解決を国連や米中に働き掛けるべきだ。核問題を巡る6カ国協議の議長国である中国に、協議再開を求める方法もある。
北朝鮮の貿易額の9割は中国が占める。北朝鮮との貿易を制限するなど、中国には実効性のある措置を求めたい。
米国の歴史家バーバラ・タックマンは著書「八月の砲声」で、第1次大戦が1発の砲声をきっかけにして大国の思惑や誤算、過信が重なり、世界が雪崩を打って大戦に巻き込まれる様子を描いた。この本を読んだケネディ大統領は、武力衝突を避け、外交によってキューバ危機を回避したといわれる。
トランプ大統領は、朝鮮半島の緊張をエスカレートさせてはならない。米中がこの地域の安定のために協力して外交力を発揮する必要がある。
4月13日 沖縄タイムス
北朝鮮対処「事前に日本と相談」 トランプ氏、軍事行動含め
トランプ米大統領が安倍晋三首相との今月上旬の電話会談で「北朝鮮対応について必ず日本と相談する」と述べ、北朝鮮に対して軍事力を行使する場合を含めて事前に協議する考えを伝えていたことが12日、分かった。中国が協力しなければ、北朝鮮と取引する中国企業への経済制裁を強化する方針も示した。複数の日米外交筋が明らかにした。攻撃を懸念する日本との同盟関係に配慮しつつ、北朝鮮の挑発行動阻止へ積極的に関与する姿勢がさらに鮮明となった。
両首脳は今月6、9両日の電話会談を通じて北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射について「安全保障上の重大な脅威だ」との認識で一致した。
4月12日 ロイター
海上自衛隊、朝鮮半島へ向かう米空母と共同訓練へ=関係者

4月11日、海自が米空母カールビンソン(写真)との訓練を検討していることが判明。8日撮影(207年 ロイター/U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Matt Brown/Handout via Reuters)
東京 11日 ロイター
海上自衛隊が、朝鮮半島の近海に向けて航行中の米空母カールビンソンと共同訓練を検討していることが11日、わかった。制裁だけでなく、軍事面でも日米の緊密な連携を示し、挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制する狙い。
複数の日本政府関係者が明らかにした。「東シナ海、日本海に入ってくるカールビンソンの空母打撃群に、(海自の)護衛艦を数隻派遣する」と、関係者の1人はロイターに語った。
訓練内容は調整中だが、別の関係者によると、ヘリコプターを相互の艦艇に発着させる訓練や、通信訓練などを想定しているという。
ロイターは海上幕僚監部の広報室に確認を求めたが、現時点で回答を得られていない。
米海軍は9日、シンガポールに寄港していたカールビンソンを朝鮮半島の近海に派遣すると発表。米軍関係者はロイターに対し、「存在力を高める必要がある」と狙いを語っていた。
今月は故・金日成主席の誕生日を15日に迎えるなど、北朝鮮で記念日が続く。米国を含めた周辺国は、核実験などさらなる挑発行動を警戒している。
菅義偉官房長官は10日の会見で、カールビンソンが東アジアに向かうことについて、「地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、米国の抑止力を確保することが重要だ」と述べた。
4月12日 沖縄タイムス
米空母と海自、共同訓練へ 北朝鮮ミサイルをけん制

3月、韓国・釜山に入港した米海軍の原子力空母カール・ビンソン
日米両政府が、朝鮮半島近海に向かっている米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」と海上自衛隊の護衛艦による共同訓練を近く実施する方向で調整していることが分かった。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、連携してけん制を強めるのが目的。複数の政府関係者が12日明らかにした。
カール・ビンソンと海自の訓練は3月27~29日にも東シナ海で実施。北朝鮮が今月15日の故金日成主席生誕105年、25日の朝鮮人民軍創建85年といった節目に合わせ、ミサイル発射や核実験を強行する恐れがあることから、日米間で再び訓練を検討。首相官邸も実施を了承している。

4月11日の朝日新聞紙面
特殊部隊を潜入へ?
9日那覇軍港に寄港した米軍特殊支援船の動き、米軍特殊部隊と関連か?
4月11日 琉球新報
米軍特殊支援船、那覇軍港に寄港 朝鮮半島情勢に関連か

那覇軍港に寄港した米軍の支援船C・チャンピオン=10日午後4時ごろ、那覇市の那覇軍港
米軍事海上輸送軍所属の潜水艦や特殊部隊の支援船「C・チャンピオン」が9日、那覇軍港に寄港し、10日に出港した。6日に韓国・釜山から沖縄に向かった。朝鮮半島情勢を巡り米政府による北朝鮮への軍事力行使が取り沙汰される中、C・チャンピオンの動きは米軍特殊部隊と関連している可能性もある。
軍港を監視している関係者によると同船の寄港は見たことがないという。
沖縄には米海軍の特殊部隊「ネイビー・シールズ」が配備されている。
米シンクタンクのグローバルセキュリティーによると、C・チャンピオンは弾薬や燃料などを積み、兵員30人が支援なしに30日間過ごせる機能を備える。米メディアによると、米国家安全保障会議(NSC)は北朝鮮の核開発に対抗し、在韓米軍への核再配備をトランプ米大統領に提案した。米韓の特殊部隊を北朝鮮に潜入させる案を検討しているとの報道もある。
高江オスプレイパッド建設、辺野古新基地建設と同じ!
那覇軍港の「移設」として補給基地キャンプキンザーに隣接した浦添に米海軍の新軍港を建設。
3月25日 沖縄タイムス
那覇軍港の移設、1案に絞り込み 浦添市の要望盛り込む「折衷案」 4月の協議会で大筋合意へ道筋

那覇軍港
那覇軍港の浦添移設計画を巡り防衛省が提示した軍港移設3案に関し、防衛省と那覇港管理組合、沖縄県、浦添市、那覇市でつくる移設協議会が事務レベルで1案に絞り込んでいることが24日、分かった。複数の関係者が明らかにした。4月中旬に東京で2年ぶりの協議会を開き大筋合意への道筋を描く構えで、防衛省は2017年度内に移設地の環境影響評価に着手したい考えだ。
関係者によると、管理組合と浦添市で最も意見が折り合っていない軍港位置に関し、浦添市の要望を満たしつつ、組合側が主張してきた物流関連用地を確保できる「折衷案」になっているという。
23日には協議会関係者が県内で会合を開き、詰めの協議をした。4月中旬に開く協議会で正式に3案を俎上に載せ、それぞれのメリット、デメリットなどを提示する。
浦添移設を巡っては、15年4月、松本哲治浦添市長が公約を撤回して受け入れを表明。リゾート開発のため軍港の位置などを変更した市案を示した。
これを受け防衛省は昨年4月、浦添市の要望を盛り込んだ3案を提示した。今回事務レベルで絞り込んだ案は①西向きのビーチ②クルーズ船バース③マリーナ整備―などが盛り込まれているという。
昨年12月には翁長雄志知事が軍港移設の容認を明言。今年2月には、移設容認を掲げた松本氏が再選を果たし、翁長氏との面談で那覇軍港移設を含む西海岸開発計画を共に推進することを確認していた。
3月24日 琉球新報
軍港移設協議再開へ 来月、2年ぶり 防衛局の3案議論
那覇港管理組合、防衛省、沖縄県、那覇市、浦添市などは23日、那覇軍港の浦添移設計画に関する「移設協議会」を4月中にも東京で開催することで合意した。協議会の開催は2015年4月に浦添市が軍港建設位置を見直した市素案を提示して以来。防衛局が非開示を前提として提示している軍港移設3案について実質的な協議に入る。
関係者が23日に会合を開いた。移設予定の軍港や民間部分を含む浦添埠頭(ふとう)地区の港湾計画を取りまとめる那覇港管理組合が、浦添市の要求を踏まえて防衛省が提示した3案についてそれぞれの利点と難点を説明した。利点と難点を踏まえ、関係者が一致点を見い出せるかが今後の焦点となる。
一方、那覇港管理組合は軍港の建設場所について、まずは民間部分の港湾計画を確定することを優先し、その後に軍港の移設場所を決める方針を堅持している。浦添市が提示した案に対して那覇港管理組合ではこれまで、民間の物流機能に支障が出るなどの意見も出ていた。
関連記事:与那国陸自配備から1年、侵略の先兵「日本版海兵隊」陸自水陸機動団の琉球弧への配備を許すな!
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-343.html
戦争法の真の狙いが明確に!
シリアにトマホークを50発、力による抑止をあらわにし軍事的恫喝で屈服させようとする米国。
米軍の戦略のもとに繰りこまれた韓国軍と自衛隊
4月23日 琉球新報
米空母と西太平洋で共同訓練 北朝鮮の動向警戒

【左】空母「カール・ビンソン」=AP【右】イージス艦「あしがら」=防衛省提供
朝鮮半島近海に向け北上している米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」は23日、海上自衛隊の護衛艦2隻と西太平洋上で共同訓練を始めた。防衛省関係者によると、期間は数日になる見通しで、日本近海を北上しながら巡航訓練を実施するとみられる。25日の朝鮮人民軍創建85周年を控え、6回目の核実験に踏み切る兆候を見せる北朝鮮に対し、日米が連携して、けん制を強めている。
海自などによると、訓練に参加したのは21日に佐世保基地(長崎県佐世保市)を出港したイージス艦「あしがら」と護衛艦「さみだれ」。米軍はカール・ビンソンのほか、ミサイル巡洋艦とミサイル駆逐艦の計3隻が参加し、航行しながら隊列を変更する戦術訓練や通信訓練などを実施する。
カール・ビンソンを中心とする空母打撃群は8日に寄港地のシンガポールを出港した。米太平洋軍のハリス司令官から北上の指示を受けたが、直行せずにインド洋でオーストラリア軍と演習をした後に北上したとみられ、21日にはフィリピン南方沖を通過していた。ペンス米副大統領は22日、カール・ビンソンが数日で日本海に到着するとの見通しを示しており、フィリピン沖で海自の護衛艦と合流した後、訓練を続けながら東シナ海を北上するとみられる。
カール・ビンソンと海自の護衛艦は3月にも2度、共同で巡航訓練をした。海自は今回の訓練について「戦術技能の向上と米海軍との連携強化が目的」と説明。米海軍もホームページで目的を「共同対処能力や防衛能力の向上」とし、カール・ビンソンを指揮する第1空母打撃群のキルビー司令官の「こうした共同訓練のおかげで海自と米国の関係はかつてなく良好になっている」というコメントを掲載した。
北朝鮮が核実験の準備に入った兆候も確認されており、防衛省関係者は「日米の船が一緒にいる姿を示すことが重要だ」と話した
海自「訓練」と称した共同作戦参加、カールビンソンの空母打撃群に護衛艦を派遣。
4月21日 NHK NEWS WEB
海自護衛艦2隻が佐世保出港 米空母と共同訓練を検討
アメリカの空母を中心とする艦隊が朝鮮半島の周辺海域に向けて航行しているのに合わせて、21日朝、海上自衛隊の護衛艦2隻が長崎県の佐世保基地を出港しました。今後アメリカの空母と合流して共同訓練を行うことが検討されています。
アメリカのホワイトハウスの報道官は19日の記者会見で、空母カール・ビンソンを中心とする艦隊が朝鮮半島に向けて航行していると説明しています。
こうした動きに合わせて海上自衛隊の護衛艦「あしがら」と「さみだれ」の2隻が21日午前8時ごろ長崎県の佐世保基地を相次いで出港しました。
この2隻について、防衛省はアメリカの空母の北上に合わせて共同訓練を行うことを検討しているとしています。
国防総省の当局者は空母は来週前半にも日本海に入り朝鮮半島周辺の海域で活動する見通しだとしていますが、防衛省関係者によりますと共同訓練の日程や海域などはまだ決まっておらず、今後、最終調整が行われるということです。
今月25日は北朝鮮の朝鮮人民軍の創設記念日になっていて、共同訓練には日米の連携態勢を見せることで北朝鮮をけん制する狙いがあると見られます。
一方、アメリカの空母は8日に西太平洋への展開が公表されて以降、時間をかけて航行している様子が見られるということで、防衛省の幹部は「北朝鮮が挑発に出なければ抑制的に対応するというアメリカ側の意図ではないか」と話しています。
米軍極東戦略の最前線「沖縄」
嘉手納米空軍基地を始めとする在沖米軍。それと一体化した自衛隊「敵基地反撃能力保有を」と憲法違反の侵略をも目論む。
4月16日 琉球新報
米軍嘉手納基地、沖縄に攻撃想定訓練 北朝鮮情勢対応か
米軍嘉手納基地は15日までに、沖縄が攻撃された場合を想定した反撃訓練を12日に同基地で実施したと明らかにした。北朝鮮の核・ミサイル開発に伴い朝鮮半島情勢の緊張が高まったことを受けた訓練の可能性がある。在日米軍の動向を監視する市民団体リムピースの頼和太郎氏は「北朝鮮は沖縄の人を狙うというより、嘉手納基地を狙うことになる。県民は巻き込まれる構図だ」とし「軍が写真を出したのは兵員を鼓舞する意味も持つ」と分析した。
同基地の第18航空団はホームページで所属機の写真や動画などを公開したほか、米空軍制服組トップのデビット・ゴールドフィン参謀総長が短文投稿サイト・ツイッターに、写真と共に「この素晴らしい戦闘空軍力を見よ。戦闘態勢だ」と投稿した。空軍によると、12日の訓練は予告無しの即応態勢を向上させるのが目的だった。
12日には嘉手納基地のゲートで一時「訓練・デルタ」と基地内の警戒態勢を示す表示が5段階中、最高の値を示していた。同時間帯に攻撃された場合を想定した反撃訓練を実施したとみられる。
同日、滑走路上ではF15戦闘機20機が胴体と両翼の下に2種の空対空ミサイルを数発ずつ装着し、同航空団のHH60救難ヘリ、KC135空中給油機、E3空中早期警戒管制機が並ぶ様子が確認されていた。
頼氏は「嘉手納基地はミサイル発射の監視や、その後の大気を分析する偵察機の最前線だ。軍としても一定の準備をしているだろう」と語った。「トランプ政権の動きをどう捉えるかだが、今までと緊張感はさほど変わらない。一連の基地の動きは実戦ではなく、戦力の誇示だ」と分析した。

4月16日の沖縄タイムス
4月14日 沖縄タイムス
米軍が北朝鮮への先制攻撃準備か 核実験時にとNBCテレビ報道
【ワシントン共同】米NBCテレビは13日、複数の米情報機関当局者の話として、6回目の核実験が懸念される北朝鮮に対して、米軍が通常兵器による先制攻撃の準備をしていると報じた。北朝鮮が核実験を敢行するとの確証を得た段階で攻撃を行うとしている。
米国防総省はこの報道について「コメントしない。司令官は常にあらゆる手段について検討している」と回答した。先制攻撃の準備について否定的な報道もある。
NBCによると、米軍は巡航ミサイルを発射できる駆逐艦2隻を朝鮮半島周辺に配置し、うち1隻は北朝鮮の核実験場から約500キロの位置にいるとした。
4月14日 琉球新報
「先制攻撃の準備」 北朝鮮核実験強行なら 米報道

東シナ海で日本の海上自衛隊と合同演習する米原子力空母「カール・ビンソン」=2017年3月9日、米国防総省提供
【ワシントン高本耕太】米NBCテレビは13日、複数の米情報当局者の話として、北朝鮮が6回目の核実験を強行しようとした場合、米軍が通常兵器による「先制攻撃」を行う準備に入ったと報じた。巡航ミサイル「トマホーク」を発射できる駆逐艦が近海に展開し、米領グアムの基地で重爆撃機も出撃態勢を整えているという。
NBCによると、米海軍は北朝鮮近海に駆逐艦2隻を展開。うち1隻は北朝鮮の核実験施設がある北東部・豊渓里(プンゲリ)から約480キロの距離に配置されている。また米軍は今月8日、空母「カール・ビンソン」を中心とする空母打撃群を朝鮮半島近海に航行させていると発表した。
トランプ米大統領は核・ミサイル開発を繰り返す北朝鮮への圧力強化を巡り、中国の協力を強く求めている。一方で、13日にはツイッターに「もし中国が北朝鮮を対処できなければ、米国が行う」と投稿し、単独行動も辞さない考えを示した。(毎日新聞)
4月14日 琉球新報
2月から朝鮮半島有事の対応検討 政府、武装難民対処や邦人救出

検討項目のポイント
日本政府が朝鮮半島有事に備え、国家安全保障会議(NSC)で対応策の検討に着手していることが分かった。北朝鮮軍兵士が難民を装い流入することが想定される武装難民への対処や、韓国在留邦人の救出を中心に、2月から検討を進めている。必要なら予算措置も講じる。複数の政府関係者が13日、明らかにした。核・ミサイル開発を強行する北朝鮮への圧力を強化するため、トランプ米政権が軍事行動など「あらゆる選択肢」の検討に入ったことを受けた。
安保関連法に基づく事態の認定や、日米安保条約も踏まえた米軍支援、北朝鮮国内の拉致被害者の救出も課題になっているもようだ。
4月13日 琉球新報
嘉手納基地、警戒一時「最高」 米軍、北朝鮮対応か

警戒レベルが「デルタ」と表示された米軍嘉手納基地前ゲートの立て看板=12日午後3時3分
米軍嘉手納基地で12日午後3時ごろ、一時的に基地内の警戒態勢を示す表示が5段階中最高の「デルタ」に引き上げられている状態が確認された。午後6時ごろまでに再び通常の5段階中下から2番目の「アルファ」に戻った。また、嘉手納基地滑走路で午後4時半ごろにF15戦闘機などがミサイルを装着した状態で整列している様子が確認された。米国の北朝鮮への対応が取り沙汰される中、基地内の動きに関心が高まっている。
米軍普天間飛行場やキャンプ瑞慶覧でも警戒態勢は「アルファ」の表示が確認された。嘉手納基地の警戒態勢は、10日から実施している即応訓練にも関係しているとみられる。
米軍嘉手納基地は取材に対し「警戒態勢について答えられない」としている。
滑走路に並んだF15戦闘機は、胴体と両翼の下に2種の空対空ミサイルを数発ずつ装着した状態で20機並んでいた。その他、同部隊のHH60救難ヘリ、KC135空中給油機、E3空中早期警戒管制機が並んでいた
4月13日 琉球新報
社説:米、北朝鮮攻撃言及 中国と協調し核開発阻止を
米政府は北朝鮮の核・ミサイル問題を巡り、北朝鮮への軍事攻撃に踏み切る可能性に言及した。しかし、武力衝突は避けなければならない。大国の米中が緊密に連携し、外交圧力などを通じて、核・ミサイル開発を阻止すべきだ。
北朝鮮は国際社会の警告を無視し、核実験と弾道ミサイル発射を繰り返している。日本のほぼ全域を射程に収める中距離ミサイル「ノドン」は既に実戦配備されている。近く6回目の核実験に踏み切る可能性も指摘され、緊張が高まっている。
これに対しトランプ米政権は、シリアに続き、北朝鮮への軍事的圧力を強めている。4月上旬の日米高官協議で「中国が北朝鮮への圧力を強化するか、米国がストライク(攻撃)するか、二つに一つの選択肢しかない」と明言したという。米中首脳会談でトランプ氏は習近平主席に、中国の協力が得られなければ「単独行動」も辞さないと伝えた。
既にトランプ政権は米海軍、原子力空母カール・ビンソンを中心とする空母打撃群を朝鮮半島近くに向かわせている。一部米メディアは、ミサイル駆逐艦などで構成する水上戦闘群も空母打撃群に合流すると報じた。
さらに日米がカール・ビンソンと海上自衛隊の護衛艦による共同訓練を近く実施する方向で調整している。連携してけん制を強めるというが、北朝鮮が反発して更に挑発行動に出れば、不測の事態を招きかねない。
むしろ日本は唯一の被爆国として、対話による解決を国連や米中に働き掛けるべきだ。核問題を巡る6カ国協議の議長国である中国に、協議再開を求める方法もある。
北朝鮮の貿易額の9割は中国が占める。北朝鮮との貿易を制限するなど、中国には実効性のある措置を求めたい。
米国の歴史家バーバラ・タックマンは著書「八月の砲声」で、第1次大戦が1発の砲声をきっかけにして大国の思惑や誤算、過信が重なり、世界が雪崩を打って大戦に巻き込まれる様子を描いた。この本を読んだケネディ大統領は、武力衝突を避け、外交によってキューバ危機を回避したといわれる。
トランプ大統領は、朝鮮半島の緊張をエスカレートさせてはならない。米中がこの地域の安定のために協力して外交力を発揮する必要がある。
4月13日 沖縄タイムス
北朝鮮対処「事前に日本と相談」 トランプ氏、軍事行動含め
トランプ米大統領が安倍晋三首相との今月上旬の電話会談で「北朝鮮対応について必ず日本と相談する」と述べ、北朝鮮に対して軍事力を行使する場合を含めて事前に協議する考えを伝えていたことが12日、分かった。中国が協力しなければ、北朝鮮と取引する中国企業への経済制裁を強化する方針も示した。複数の日米外交筋が明らかにした。攻撃を懸念する日本との同盟関係に配慮しつつ、北朝鮮の挑発行動阻止へ積極的に関与する姿勢がさらに鮮明となった。
両首脳は今月6、9両日の電話会談を通じて北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射について「安全保障上の重大な脅威だ」との認識で一致した。
4月12日 ロイター
海上自衛隊、朝鮮半島へ向かう米空母と共同訓練へ=関係者

4月11日、海自が米空母カールビンソン(写真)との訓練を検討していることが判明。8日撮影(207年 ロイター/U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Matt Brown/Handout via Reuters)
東京 11日 ロイター
海上自衛隊が、朝鮮半島の近海に向けて航行中の米空母カールビンソンと共同訓練を検討していることが11日、わかった。制裁だけでなく、軍事面でも日米の緊密な連携を示し、挑発行為を繰り返す北朝鮮をけん制する狙い。
複数の日本政府関係者が明らかにした。「東シナ海、日本海に入ってくるカールビンソンの空母打撃群に、(海自の)護衛艦を数隻派遣する」と、関係者の1人はロイターに語った。
訓練内容は調整中だが、別の関係者によると、ヘリコプターを相互の艦艇に発着させる訓練や、通信訓練などを想定しているという。
ロイターは海上幕僚監部の広報室に確認を求めたが、現時点で回答を得られていない。
米海軍は9日、シンガポールに寄港していたカールビンソンを朝鮮半島の近海に派遣すると発表。米軍関係者はロイターに対し、「存在力を高める必要がある」と狙いを語っていた。
今月は故・金日成主席の誕生日を15日に迎えるなど、北朝鮮で記念日が続く。米国を含めた周辺国は、核実験などさらなる挑発行動を警戒している。
菅義偉官房長官は10日の会見で、カールビンソンが東アジアに向かうことについて、「地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、米国の抑止力を確保することが重要だ」と述べた。
4月12日 沖縄タイムス
米空母と海自、共同訓練へ 北朝鮮ミサイルをけん制

3月、韓国・釜山に入港した米海軍の原子力空母カール・ビンソン
日米両政府が、朝鮮半島近海に向かっている米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」と海上自衛隊の護衛艦による共同訓練を近く実施する方向で調整していることが分かった。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、連携してけん制を強めるのが目的。複数の政府関係者が12日明らかにした。
カール・ビンソンと海自の訓練は3月27~29日にも東シナ海で実施。北朝鮮が今月15日の故金日成主席生誕105年、25日の朝鮮人民軍創建85年といった節目に合わせ、ミサイル発射や核実験を強行する恐れがあることから、日米間で再び訓練を検討。首相官邸も実施を了承している。

4月11日の朝日新聞紙面
特殊部隊を潜入へ?
9日那覇軍港に寄港した米軍特殊支援船の動き、米軍特殊部隊と関連か?
4月11日 琉球新報
米軍特殊支援船、那覇軍港に寄港 朝鮮半島情勢に関連か

那覇軍港に寄港した米軍の支援船C・チャンピオン=10日午後4時ごろ、那覇市の那覇軍港
米軍事海上輸送軍所属の潜水艦や特殊部隊の支援船「C・チャンピオン」が9日、那覇軍港に寄港し、10日に出港した。6日に韓国・釜山から沖縄に向かった。朝鮮半島情勢を巡り米政府による北朝鮮への軍事力行使が取り沙汰される中、C・チャンピオンの動きは米軍特殊部隊と関連している可能性もある。
軍港を監視している関係者によると同船の寄港は見たことがないという。
沖縄には米海軍の特殊部隊「ネイビー・シールズ」が配備されている。
米シンクタンクのグローバルセキュリティーによると、C・チャンピオンは弾薬や燃料などを積み、兵員30人が支援なしに30日間過ごせる機能を備える。米メディアによると、米国家安全保障会議(NSC)は北朝鮮の核開発に対抗し、在韓米軍への核再配備をトランプ米大統領に提案した。米韓の特殊部隊を北朝鮮に潜入させる案を検討しているとの報道もある。
高江オスプレイパッド建設、辺野古新基地建設と同じ!
那覇軍港の「移設」として補給基地キャンプキンザーに隣接した浦添に米海軍の新軍港を建設。
3月25日 沖縄タイムス
那覇軍港の移設、1案に絞り込み 浦添市の要望盛り込む「折衷案」 4月の協議会で大筋合意へ道筋

那覇軍港
那覇軍港の浦添移設計画を巡り防衛省が提示した軍港移設3案に関し、防衛省と那覇港管理組合、沖縄県、浦添市、那覇市でつくる移設協議会が事務レベルで1案に絞り込んでいることが24日、分かった。複数の関係者が明らかにした。4月中旬に東京で2年ぶりの協議会を開き大筋合意への道筋を描く構えで、防衛省は2017年度内に移設地の環境影響評価に着手したい考えだ。
関係者によると、管理組合と浦添市で最も意見が折り合っていない軍港位置に関し、浦添市の要望を満たしつつ、組合側が主張してきた物流関連用地を確保できる「折衷案」になっているという。
23日には協議会関係者が県内で会合を開き、詰めの協議をした。4月中旬に開く協議会で正式に3案を俎上に載せ、それぞれのメリット、デメリットなどを提示する。
浦添移設を巡っては、15年4月、松本哲治浦添市長が公約を撤回して受け入れを表明。リゾート開発のため軍港の位置などを変更した市案を示した。
これを受け防衛省は昨年4月、浦添市の要望を盛り込んだ3案を提示した。今回事務レベルで絞り込んだ案は①西向きのビーチ②クルーズ船バース③マリーナ整備―などが盛り込まれているという。
昨年12月には翁長雄志知事が軍港移設の容認を明言。今年2月には、移設容認を掲げた松本氏が再選を果たし、翁長氏との面談で那覇軍港移設を含む西海岸開発計画を共に推進することを確認していた。
3月24日 琉球新報
軍港移設協議再開へ 来月、2年ぶり 防衛局の3案議論
那覇港管理組合、防衛省、沖縄県、那覇市、浦添市などは23日、那覇軍港の浦添移設計画に関する「移設協議会」を4月中にも東京で開催することで合意した。協議会の開催は2015年4月に浦添市が軍港建設位置を見直した市素案を提示して以来。防衛局が非開示を前提として提示している軍港移設3案について実質的な協議に入る。
関係者が23日に会合を開いた。移設予定の軍港や民間部分を含む浦添埠頭(ふとう)地区の港湾計画を取りまとめる那覇港管理組合が、浦添市の要求を踏まえて防衛省が提示した3案についてそれぞれの利点と難点を説明した。利点と難点を踏まえ、関係者が一致点を見い出せるかが今後の焦点となる。
一方、那覇港管理組合は軍港の建設場所について、まずは民間部分の港湾計画を確定することを優先し、その後に軍港の移設場所を決める方針を堅持している。浦添市が提示した案に対して那覇港管理組合ではこれまで、民間の物流機能に支障が出るなどの意見も出ていた。
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