辺野古埋め立て強行を許すな!、連休明け護岸埋め立て工事本格化、砕石を海に投下。
- 2017/05/09
- 20:35
Ryuukyuuheiwaより:
関連記事:4月26日辺野古「護岸工事」着工、海に投石強行「違法な埋め立て」の既成事実化を許すな!
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-359.html
5月10日の辺野古キャンプシュワブゲート前
https://youtu.be/Is6fd4FIkao
K9護岸で砕石投下続く中、ゲート前では座り込み。
ヘリ反対協共同代表安次富さんの報告。
7:05 市民連絡会の埋め立て承認撤回を求める要請について、城間さん。
9:25 第2ゲートの先から見たK9護岸工事。
10:45 米国から来られたパイプライン工事反対闘争をしているみなさんの挨拶と歌。
14:32 神奈川から来られたseicoさんのアイリッシュハープ演奏と歌。
18:36 海勢頭豊さんの挨拶と歌、など。

5月11日の沖縄タイムス紙面
![IMG_1097[1]](http://blog-imgs-112.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20170510230505c76.jpg)
神奈川からのみなさん
![IMG_1113[1]](http://blog-imgs-112.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20170510230503f93.jpg)
第2ゲートの先から見たK9護岸工事
5月10日 琉球新報
K9護岸で砕石投下続く 辺野古新基地建設

K9護岸の浜辺で砕石を投下する作業員ら=10日午前10時ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸

「違法工事中止せよ」のプラカードを掲げ、新基地建設を反対する市民ら=10日午前10時ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は10日午前9時ごろから、米軍キャンプ・シュワブの沿岸を埋め立てる「K9護岸」工事現場の砂浜に砕石を投下する作業を始めた。海上では新基地に反対する市民が船3隻とカヌー13艇による抗議行動を展開した。
シュワブゲート前では午前10時現在、約150人の市民が座り込んでおり、新基地建設中止を訴えた。砕石を積んだダンプカーなどの作業車両の基地内への出入りは確認されなかった。
またシュワブの新ゲート前では約10人の市民らが基地内から出る米軍関係車両に対し「ここは沖縄だ。われわれの土地だ。平和を返してほしい」と訴えた。
辺野古、連休明け護岸埋め立て工事本格化

5月10日の沖縄タイムス紙面

5月10日の琉球新報紙面

沖縄平和市民連絡会の要請書:
5月9日 沖縄タイムス
辺野古新基地:石材を海に投下 連休明けて工事本格化

辺野古新基地建設に向けた護岸工事で、粉じんを上げながら海中に投下される石材=8日午後4時半ごろ、名護市辺野古・米軍キャンプ・シュワブ
沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向けた米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の護岸埋め立て工事が8日、大型連休を挟んで6日ぶりに再開された。ダンプカーが何度も砂浜に石材を運び、クレーン車で砂浜や海中に相次いで投下。抗議する市民によると、4月25日の護岸工事着手以降、最大規模の本格的な工事となった。
既に袋入りの石材が砂浜に置かれていたが、その上に追加する形で石材が積み上げられ、作業員の身長を上回る高さになった。石材を移動するたびに粉じんが巻き上がり、表面を重機でたたいて固める作業も行われた。
反対する市民は船2隻とカヌー15艇で海上から抗議。抗議船の船長(39)は「(4月25日の)パフォーマンスのような着工ではなく、きょうが事実上の着工のようだ。気を引き締めていかないといけない」と憤った。
工事用ゲートでは機動隊が計3回、抗議で座り込む市民らを強制的に排除。資材を積んだ車両約45台がシュワブ内へ入った
5月9日 琉球新報
辺野古「今日が本当の着工」 砕石投下で粉じん、白く濁る海

袋詰めされていない採石が敷かれ、海水が白く濁る工事現場=8日午後5時ごろ、名護市辺野古
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設計画で、沖縄防衛局は8日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の「K9護岸」に砕石を投下するなどの作業を行った。これまで網袋に入った砕石を護岸に並べていたが、網袋に入っていない砕石を投下する作業が新たに始まった。抗議する市民からは「今日が(護岸工事の)着工だ」との声が上がった。
K9護岸では作業員が同日午後からダンプで砕石を海岸に運び、クレーンの先のかごに砕石を入れて投下した。少なくとも10回以上は投下し、投下の際には粉じんが舞い上がった。夕方が近づくにつれ潮が満ちてくると、積み上げられた砕石に波が当たり、水しぶきが上がる様子も確認された。
建設に反対する抗議船船長の相馬由里さん(39)は、網袋に入れていない砕石が海に投下されたことに「海が壊されている。今日が(護岸工事の)着工だ。これまでのものはパフォーマンスだ」と批判した。投下するたびに粉じんが上がるのを見て「海の汚染を防ぐために一度洗ってから持ってくることになっていたはずだ。洗っていないのではないか」と疑問を呈した。
カヌーで海上から抗議する柴田鉄也さん(29)は、間近まで接近して投下を確認した。大きい石は長さ1メートル程度だったという。「これまでの作業の延長だと思っていたら、いきなり投下したので驚いた」と話した。
陸上のシュワブゲート前では新基地建設に反対する市民ら約100人が座り込んだ。8台の工事関係車両が3回にわたり計45台、基地内に入った。
5月9日 琉球新報
「長期戦見据え運動を」 辺野古新基地建設の座り込み

工事車両が基地から出てくる際に機動隊に排除される市民=9日午前9時32分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

新基地の護岸工事で、砕石を波打ち際に投下するクレーン=9日午前、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブの「K9護岸」建設現場では9日午前、網袋に入っていない砕石の投下作業が昨日に引き続いて実施された。同護岸だけでもダンプ9千台分以上の砕石が必要とされており、建設に反対している人々が座り込むゲート前では「長期戦になることを見据え運動をする必要がある」との呼び掛けがあった。
海上では新基地建設に反対する市民らが抗議船4隻、カヌー17艇で「工事を止めろ」などと抗議した。
一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では約50人の市民らが新基地建設中止を訴えて座り込んだ。午前8時50分に砕石と土砂を積んだダンプや生コン車など25台がゲート内に入った。工事関係車両の出入りの際、市民らは計2回機動隊によって排除された。
沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「本格的な埋め立て工事と思われるものが昨日から始まったが、K9護岸のだけでもダンプ9千台分以上の砕石が必要だ。長期戦になることを見据え運動をする必要がある」と呼び掛けた。
6月には「反辺野古県民大会」開催

4月28日の琉球新報紙面

4月27日の沖縄タイムス紙面
4月27日 琉球新報
6月に数万人県民大会検討 辺野古新基地に反対
名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が護岸工事に着手したことを巡り、辺野古の新基地建設に反対するオール沖縄会議が県民大会の開催を検討していることが27日までに分かった。6月をめどに数万人規模の大会を想定している。県民大会を通じて、工事に反対する民意をあらためて示す。
会場として、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇や奥武山公園陸上競技場、名護市21世紀の森公園など複数の案で検討している。開催時期は6月を軸に調整しているが、県が検討する差し止め訴訟や埋め立て承認撤回など県側の動きを見据えた上で最終決定するため、流動的な部分もある。
4月27日 琉球新報
辺野古「絶対阻止を」 名護・汀間、三原区が県に承認撤回要請

県の吉田勝広政策調整監(手前)に名護市辺野古の埋め立て承認の早期撤回を要請する名護市汀間区の新名善治汀間区長(奥中央)と三原区の比嘉徳幸区長(同左)=26日、県庁

名護市東岸の辺野古新基地建設予定地に近い汀間区の新名(にいな)善治区長と三原区の比嘉徳幸区長が26日、県庁に吉田勝広政策調整監を訪ね、25日に護岸工事が始まった辺野古埋め立ての承認を早期に撤回するよう要請した。新名区長は「基地を造らせないための行政上の手続きをどんどんやってほしい。絶対に基地は造らせないとの思いで要請に来た。早期に撤回してほしい」と翁長雄志知事の一日も早い決断を求めた。
要請を受けた吉田調整監は「知事も慎重に協議していきたいと話している。私たちはあらゆる手段を行使して新基地は造らせないということで頑張っている。理解してほしい」と応じた。
早期撤回要請は、汀間区が4月中旬の総会で、三原区は24日の役員会でそれぞれ了承された。新名区長は「われわれの地域の目の前で昨日埋め立てが行われた。自然破壊を毎日毎日見ている立場としては、(撤回に向けた県の)いろいろな状況も分かるが、一日も早く撤回して工事作業を止めてほしい」と訴えた。
2年前に辺野古新基地建設に反対している三原区の比嘉区長は「次世代に負の遺産を残すことはできない。絶対に抗議して阻止したい」と決意を表した
4月27日 琉球新報
防止膜、海底届かず ヘリ反対協が写真公開 辺野古

瀬嵩近くの大浦湾海上に設置された汚濁防止膜=24日、名護市辺野古(ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボー提供)
ヘリ基地反対協は26日、名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局が設置した汚濁防止膜の海中写真を公開した=写真。防止膜は海中に「のれん」のように垂れ下がっており、反対協は「場所によっては海底まで30メートルも足りていない。これで汚濁物質の拡散が防げるとは思えない」と指摘した。
ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボーの牧志治代表らが24日、大浦湾に潜り撮影した。防止膜は海面から約7メートルの長さだが、長島付近は水深が40メートル近くある。反対協メンバーは「(防止膜は)海底もだが、海上でも作業区域を閉め切らないと意味がない」と話した。
反対協は、防衛局が防止膜設置方法、区域の根拠とする汚濁物質拡散予想の前提となる計算方法に疑義があること、ケーソン護岸海域の地盤が新基地建設に耐えうるものでない可能性も指摘した。県にも報告しており「県による検証が必要だ」とした。
関連記事:4月26日辺野古「護岸工事」着工、海に投石強行「違法な埋め立て」の既成事実化を許すな!
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5月10日の辺野古キャンプシュワブゲート前
https://youtu.be/Is6fd4FIkao
K9護岸で砕石投下続く中、ゲート前では座り込み。
ヘリ反対協共同代表安次富さんの報告。
7:05 市民連絡会の埋め立て承認撤回を求める要請について、城間さん。
9:25 第2ゲートの先から見たK9護岸工事。
10:45 米国から来られたパイプライン工事反対闘争をしているみなさんの挨拶と歌。
14:32 神奈川から来られたseicoさんのアイリッシュハープ演奏と歌。
18:36 海勢頭豊さんの挨拶と歌、など。

5月11日の沖縄タイムス紙面
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神奈川からのみなさん
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第2ゲートの先から見たK9護岸工事
5月10日 琉球新報
K9護岸で砕石投下続く 辺野古新基地建設

K9護岸の浜辺で砕石を投下する作業員ら=10日午前10時ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸

「違法工事中止せよ」のプラカードを掲げ、新基地建設を反対する市民ら=10日午前10時ごろ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は10日午前9時ごろから、米軍キャンプ・シュワブの沿岸を埋め立てる「K9護岸」工事現場の砂浜に砕石を投下する作業を始めた。海上では新基地に反対する市民が船3隻とカヌー13艇による抗議行動を展開した。
シュワブゲート前では午前10時現在、約150人の市民が座り込んでおり、新基地建設中止を訴えた。砕石を積んだダンプカーなどの作業車両の基地内への出入りは確認されなかった。
またシュワブの新ゲート前では約10人の市民らが基地内から出る米軍関係車両に対し「ここは沖縄だ。われわれの土地だ。平和を返してほしい」と訴えた。
辺野古、連休明け護岸埋め立て工事本格化

5月10日の沖縄タイムス紙面

5月10日の琉球新報紙面

沖縄平和市民連絡会の要請書:
5月9日 沖縄タイムス
辺野古新基地:石材を海に投下 連休明けて工事本格化

辺野古新基地建設に向けた護岸工事で、粉じんを上げながら海中に投下される石材=8日午後4時半ごろ、名護市辺野古・米軍キャンプ・シュワブ
沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向けた米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の護岸埋め立て工事が8日、大型連休を挟んで6日ぶりに再開された。ダンプカーが何度も砂浜に石材を運び、クレーン車で砂浜や海中に相次いで投下。抗議する市民によると、4月25日の護岸工事着手以降、最大規模の本格的な工事となった。
既に袋入りの石材が砂浜に置かれていたが、その上に追加する形で石材が積み上げられ、作業員の身長を上回る高さになった。石材を移動するたびに粉じんが巻き上がり、表面を重機でたたいて固める作業も行われた。
反対する市民は船2隻とカヌー15艇で海上から抗議。抗議船の船長(39)は「(4月25日の)パフォーマンスのような着工ではなく、きょうが事実上の着工のようだ。気を引き締めていかないといけない」と憤った。
工事用ゲートでは機動隊が計3回、抗議で座り込む市民らを強制的に排除。資材を積んだ車両約45台がシュワブ内へ入った
5月9日 琉球新報
辺野古「今日が本当の着工」 砕石投下で粉じん、白く濁る海

袋詰めされていない採石が敷かれ、海水が白く濁る工事現場=8日午後5時ごろ、名護市辺野古
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に伴う名護市辺野古での新基地建設計画で、沖縄防衛局は8日、辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の「K9護岸」に砕石を投下するなどの作業を行った。これまで網袋に入った砕石を護岸に並べていたが、網袋に入っていない砕石を投下する作業が新たに始まった。抗議する市民からは「今日が(護岸工事の)着工だ」との声が上がった。
K9護岸では作業員が同日午後からダンプで砕石を海岸に運び、クレーンの先のかごに砕石を入れて投下した。少なくとも10回以上は投下し、投下の際には粉じんが舞い上がった。夕方が近づくにつれ潮が満ちてくると、積み上げられた砕石に波が当たり、水しぶきが上がる様子も確認された。
建設に反対する抗議船船長の相馬由里さん(39)は、網袋に入れていない砕石が海に投下されたことに「海が壊されている。今日が(護岸工事の)着工だ。これまでのものはパフォーマンスだ」と批判した。投下するたびに粉じんが上がるのを見て「海の汚染を防ぐために一度洗ってから持ってくることになっていたはずだ。洗っていないのではないか」と疑問を呈した。
カヌーで海上から抗議する柴田鉄也さん(29)は、間近まで接近して投下を確認した。大きい石は長さ1メートル程度だったという。「これまでの作業の延長だと思っていたら、いきなり投下したので驚いた」と話した。
陸上のシュワブゲート前では新基地建設に反対する市民ら約100人が座り込んだ。8台の工事関係車両が3回にわたり計45台、基地内に入った。
5月9日 琉球新報
「長期戦見据え運動を」 辺野古新基地建設の座り込み

工事車両が基地から出てくる際に機動隊に排除される市民=9日午前9時32分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

新基地の護岸工事で、砕石を波打ち際に投下するクレーン=9日午前、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸
米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、米軍キャンプ・シュワブの「K9護岸」建設現場では9日午前、網袋に入っていない砕石の投下作業が昨日に引き続いて実施された。同護岸だけでもダンプ9千台分以上の砕石が必要とされており、建設に反対している人々が座り込むゲート前では「長期戦になることを見据え運動をする必要がある」との呼び掛けがあった。
海上では新基地建設に反対する市民らが抗議船4隻、カヌー17艇で「工事を止めろ」などと抗議した。
一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では約50人の市民らが新基地建設中止を訴えて座り込んだ。午前8時50分に砕石と土砂を積んだダンプや生コン車など25台がゲート内に入った。工事関係車両の出入りの際、市民らは計2回機動隊によって排除された。
沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんは「本格的な埋め立て工事と思われるものが昨日から始まったが、K9護岸のだけでもダンプ9千台分以上の砕石が必要だ。長期戦になることを見据え運動をする必要がある」と呼び掛けた。
6月には「反辺野古県民大会」開催

4月28日の琉球新報紙面

4月27日の沖縄タイムス紙面
4月27日 琉球新報
6月に数万人県民大会検討 辺野古新基地に反対
名護市辺野古の新基地建設で沖縄防衛局が護岸工事に着手したことを巡り、辺野古の新基地建設に反対するオール沖縄会議が県民大会の開催を検討していることが27日までに分かった。6月をめどに数万人規模の大会を想定している。県民大会を通じて、工事に反対する民意をあらためて示す。
会場として、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇や奥武山公園陸上競技場、名護市21世紀の森公園など複数の案で検討している。開催時期は6月を軸に調整しているが、県が検討する差し止め訴訟や埋め立て承認撤回など県側の動きを見据えた上で最終決定するため、流動的な部分もある。
4月27日 琉球新報
辺野古「絶対阻止を」 名護・汀間、三原区が県に承認撤回要請

県の吉田勝広政策調整監(手前)に名護市辺野古の埋め立て承認の早期撤回を要請する名護市汀間区の新名善治汀間区長(奥中央)と三原区の比嘉徳幸区長(同左)=26日、県庁

名護市東岸の辺野古新基地建設予定地に近い汀間区の新名(にいな)善治区長と三原区の比嘉徳幸区長が26日、県庁に吉田勝広政策調整監を訪ね、25日に護岸工事が始まった辺野古埋め立ての承認を早期に撤回するよう要請した。新名区長は「基地を造らせないための行政上の手続きをどんどんやってほしい。絶対に基地は造らせないとの思いで要請に来た。早期に撤回してほしい」と翁長雄志知事の一日も早い決断を求めた。
要請を受けた吉田調整監は「知事も慎重に協議していきたいと話している。私たちはあらゆる手段を行使して新基地は造らせないということで頑張っている。理解してほしい」と応じた。
早期撤回要請は、汀間区が4月中旬の総会で、三原区は24日の役員会でそれぞれ了承された。新名区長は「われわれの地域の目の前で昨日埋め立てが行われた。自然破壊を毎日毎日見ている立場としては、(撤回に向けた県の)いろいろな状況も分かるが、一日も早く撤回して工事作業を止めてほしい」と訴えた。
2年前に辺野古新基地建設に反対している三原区の比嘉区長は「次世代に負の遺産を残すことはできない。絶対に抗議して阻止したい」と決意を表した
4月27日 琉球新報
防止膜、海底届かず ヘリ反対協が写真公開 辺野古

瀬嵩近くの大浦湾海上に設置された汚濁防止膜=24日、名護市辺野古(ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボー提供)
ヘリ基地反対協は26日、名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局が設置した汚濁防止膜の海中写真を公開した=写真。防止膜は海中に「のれん」のように垂れ下がっており、反対協は「場所によっては海底まで30メートルも足りていない。これで汚濁物質の拡散が防げるとは思えない」と指摘した。
ヘリ基地反対協ダイビングチーム・レインボーの牧志治代表らが24日、大浦湾に潜り撮影した。防止膜は海面から約7メートルの長さだが、長島付近は水深が40メートル近くある。反対協メンバーは「(防止膜は)海底もだが、海上でも作業区域を閉め切らないと意味がない」と話した。
反対協は、防衛局が防止膜設置方法、区域の根拠とする汚濁物質拡散予想の前提となる計算方法に疑義があること、ケーソン護岸海域の地盤が新基地建設に耐えうるものでない可能性も指摘した。県にも報告しており「県による検証が必要だ」とした。
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