「辺野古新基地」阻止!名護市長選、現職の稲嶺氏が出馬表明。
- 2017/08/24
- 12:54
Ryuukyuuheiwaより:
8月24日 沖縄タイムス
名護市長選:現職の稲嶺氏が出馬表明 「辺野古」阻止へ決意
任期満了に伴う来年2月4日の名護市長選で、現職の稲嶺進氏(72)は23日、名護市内で会見し、3選を目指し立候補する考えを表明した。「政府の沖縄に対する無慈悲な仕打ちとも思える辺野古強行に強い危機感を持っている」とし、「あらゆる権限や手段を行使し、この問題に終止符を打つ覚悟だ」と決意を語った。
翁長雄志知事に代わり出席した浦崎唯昭副知事は「来年の知事選の前哨戦として極めて重要な選挙。(新基地建設阻止に向け)身をていしてまい進する市長に期待する」と激励した。
最大の争点について問われた稲嶺氏は「辺野古を抜きにした市民の投票行動は有り得ない」と強調。岩礁破砕許可を得ずに工事を進める政府に対し「違法な方法と言わざるを得ない。建設に必要な市の許可も一つも得られていない」と手続きの不備を指摘した。
自民党県連名護市支部は野党市議の渡具知武豊氏(56)の擁立を決めており、一騎打ちとなる見通し。同支部は9月8日に渡具知氏の政策発表会見を開く方向で調整している。


8月24日の琉球新報紙面
8月24日 琉球新報
稲嶺氏が出馬表明 「新基地造らせない」 来年2月の名護市長選

3期目の出馬を表明する稲嶺進氏=23日午後6時9分、名護市労働福祉センター
来年2月4日投開票の沖縄県名護市長選挙に向けて、現職の稲嶺進氏(72)は23日、名護市労働福祉センターで会見を開き、3期目への出馬を正式に表明した。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設について、「新たな基地を造らせないという信念を最後まで貫く」と話し、反対の公約を堅持する考えを示した。
稲嶺氏は出馬を決意した大きな理由として新基地問題を挙げ、「あらゆる権限や手段を行使し、翁長知事と力を合わせて断固阻止し、この問題に終止符を打つ覚悟だ」と強調した。
稲嶺氏は1945年7月生まれ、名護市三原出身。琉球大卒。72年から名護市役所で勤務。総務部長、収入役、教育長を務め、10年1月から現職。
市長選には名護市議の渡具知武豊氏(56)が出馬を予定しており9月初旬にも会見する方針
8月24日 琉球新報
結果は県知事選や辺野古移設に大きな影響
来年2月4日に投開票される名護市長選の結果は、来秋の沖縄県知事選や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に大きな影響を与えるとみられている。政府・与党は、市長選での与党系勝利を来年の知事選勝利につなげ、移設実現に向けた環境を整えたい考え。これに対し、3選を目指す名護市の稲嶺進市長や沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事ら移設反対派は、移設阻止への流れを加速化する好機と位置付け、双方が激しくぶつかることになる。
今年に入り、宮古島、浦添、うるまの県内各市長選で与党系候補が勝ち、政府・与党は移設反対派の翁長氏への包囲網を築いてきた。政府関係者は「ゴールは知事選勝利。名護市長選は絶対に負けるわけにはいかない前哨戦だ」と訴える。
政府が知事選を重視するのは、工事に関する知事の権限が大きく、移設を確実にするためには与党系知事が必要と考えているためだ。政府は、名護市長選までに護岸工事などをできるだけ進め、移設の既成事実化を狙うが、沖縄県が7月に起こした工事差し止め訴訟の影響がどう出るかなど見通せない面もある。
名護市長選の与党系候補の選定が難航してきたことについては、政府・与党内から不安の声が漏れる。自民党沖縄県連名護市支部が擁立を決めた渡具知武豊(とぐちたけとよ)名護市議については、県連推薦などが正式に決まれば、党を挙げて支援する構えだが「まずは地元の調整次第」(自民党関係者)と様子をうかがっている。
一方の翁長知事は、昨年12月に辺野古の埋め立て承認を取り消した処分が最高裁判決で違法とされ、今年4月末には埋め立て工事が始まり、苦しい立場に立たされている。知事を支える有力者は「知事は常々、『地元の民意を尊重する』と言っており、その地元中の地元が名護市。知事選に向けても絶対に負けられない戦いだ」と強調する。
移設反対派にとっては、辺野古移設を最大の争点に掲げて名護市長選で勝つことで「移設ノー」の民意を県内外にはっきりと示すとともに、知事選に向けて翁長氏の求心力を高めたい考えだ。稲嶺氏を支える名護市議は「相手は移設問題を争点にしたくないのだろうが、まさに現在工事が行われていて避けては通れない問題。ごまかそうとしても市民には逃げたと映るだろう」と語る。
8月24日 沖縄タイムス
名護市長選:現職の稲嶺氏が出馬表明 「辺野古」阻止へ決意
任期満了に伴う来年2月4日の名護市長選で、現職の稲嶺進氏(72)は23日、名護市内で会見し、3選を目指し立候補する考えを表明した。「政府の沖縄に対する無慈悲な仕打ちとも思える辺野古強行に強い危機感を持っている」とし、「あらゆる権限や手段を行使し、この問題に終止符を打つ覚悟だ」と決意を語った。
翁長雄志知事に代わり出席した浦崎唯昭副知事は「来年の知事選の前哨戦として極めて重要な選挙。(新基地建設阻止に向け)身をていしてまい進する市長に期待する」と激励した。
最大の争点について問われた稲嶺氏は「辺野古を抜きにした市民の投票行動は有り得ない」と強調。岩礁破砕許可を得ずに工事を進める政府に対し「違法な方法と言わざるを得ない。建設に必要な市の許可も一つも得られていない」と手続きの不備を指摘した。
自民党県連名護市支部は野党市議の渡具知武豊氏(56)の擁立を決めており、一騎打ちとなる見通し。同支部は9月8日に渡具知氏の政策発表会見を開く方向で調整している。


8月24日の琉球新報紙面
8月24日 琉球新報
稲嶺氏が出馬表明 「新基地造らせない」 来年2月の名護市長選

3期目の出馬を表明する稲嶺進氏=23日午後6時9分、名護市労働福祉センター
来年2月4日投開票の沖縄県名護市長選挙に向けて、現職の稲嶺進氏(72)は23日、名護市労働福祉センターで会見を開き、3期目への出馬を正式に表明した。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設について、「新たな基地を造らせないという信念を最後まで貫く」と話し、反対の公約を堅持する考えを示した。
稲嶺氏は出馬を決意した大きな理由として新基地問題を挙げ、「あらゆる権限や手段を行使し、翁長知事と力を合わせて断固阻止し、この問題に終止符を打つ覚悟だ」と強調した。
稲嶺氏は1945年7月生まれ、名護市三原出身。琉球大卒。72年から名護市役所で勤務。総務部長、収入役、教育長を務め、10年1月から現職。
市長選には名護市議の渡具知武豊氏(56)が出馬を予定しており9月初旬にも会見する方針
8月24日 琉球新報
結果は県知事選や辺野古移設に大きな影響
来年2月4日に投開票される名護市長選の結果は、来秋の沖縄県知事選や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に大きな影響を与えるとみられている。政府・与党は、市長選での与党系勝利を来年の知事選勝利につなげ、移設実現に向けた環境を整えたい考え。これに対し、3選を目指す名護市の稲嶺進市長や沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事ら移設反対派は、移設阻止への流れを加速化する好機と位置付け、双方が激しくぶつかることになる。
今年に入り、宮古島、浦添、うるまの県内各市長選で与党系候補が勝ち、政府・与党は移設反対派の翁長氏への包囲網を築いてきた。政府関係者は「ゴールは知事選勝利。名護市長選は絶対に負けるわけにはいかない前哨戦だ」と訴える。
政府が知事選を重視するのは、工事に関する知事の権限が大きく、移設を確実にするためには与党系知事が必要と考えているためだ。政府は、名護市長選までに護岸工事などをできるだけ進め、移設の既成事実化を狙うが、沖縄県が7月に起こした工事差し止め訴訟の影響がどう出るかなど見通せない面もある。
名護市長選の与党系候補の選定が難航してきたことについては、政府・与党内から不安の声が漏れる。自民党沖縄県連名護市支部が擁立を決めた渡具知武豊(とぐちたけとよ)名護市議については、県連推薦などが正式に決まれば、党を挙げて支援する構えだが「まずは地元の調整次第」(自民党関係者)と様子をうかがっている。
一方の翁長知事は、昨年12月に辺野古の埋め立て承認を取り消した処分が最高裁判決で違法とされ、今年4月末には埋め立て工事が始まり、苦しい立場に立たされている。知事を支える有力者は「知事は常々、『地元の民意を尊重する』と言っており、その地元中の地元が名護市。知事選に向けても絶対に負けられない戦いだ」と強調する。
移設反対派にとっては、辺野古移設を最大の争点に掲げて名護市長選で勝つことで「移設ノー」の民意を県内外にはっきりと示すとともに、知事選に向けて翁長氏の求心力を高めたい考えだ。稲嶺氏を支える名護市議は「相手は移設問題を争点にしたくないのだろうが、まさに現在工事が行われていて避けては通れない問題。ごまかそうとしても市民には逃げたと映るだろう」と語る。
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