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何が安全確認だ! 普天間のオスプレイ28日に岩国で白煙、29日には大分空港に緊急着陸。

Ryuukyuuheiwaより:




関連記事:陸上自衛隊が導入するオスプレイ陸自駐屯地に暫定配備へ。佐賀空港2019年度配備困難なため。
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関連記事:許せない!8月18日普天間のオスプレイ、北海道での米海兵隊と陸自の共同訓練参加を強行。
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関連記事:普天間のオスプレイ、オーストラリア沖で墜落、一年もしないうちに24機中2機も墜落事故、緊急着陸も多数!
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来年導入の陸自オスプレイ、エンジンテストでお目見え

8月26日の「The Aviaitionist」記事「Here Is Japan’s First V-22: The First Osprey Tilt-Rotor Aircraft For A Military Outside Of The U.S.」より

Aviaitionist MV-22-Osprey-Japan
The First V-22 For Japan Exposed By Photograph Taken At Amarillo During Engine Tests.





9月13日 琉球新報
報告書が墜落裏付け 元分析官・リボロ氏指摘 オスプレイ名護沿岸墜落 「制御不能な状態」

日米両政府が公表した、名護市安部に墜落した米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの事故調査報告書について、米国防研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏は「米軍の『墜落』ではなく『緊急着水』だったという主張は、報告書と明確に矛盾している」と指摘。報告書内の記述が機体が制御不能な状態で墜落したことを裏付けたと述べた。本紙の取材に11日答えた。
 
オスプレイはヘリモードでは制御が不安定なため、空中給油できないという構造上の欠陥を抱えている上、固定翼モードでも機体の前部に給油口と大きなプロペラがあるため、乱気流などで給油機のホースが安定せず、接触すればプロペラを壊す危険性があることを改めて指摘。「事故は操縦士のミスもあるが、そもそもの機体デザインの設計ミスも追及されるべきだ」と強調した。

また、報告書内の「高度を維持することができなかった」「高度と対気速度が減衰し続けた」といった事故当時の状況を説明する記述から、「機体が制御された状態ではない」と指摘。制御された緊急着水ならローター等の軽微な損傷であるはずが、左翼が見えず、操縦席が機体から垂直に曲がった様子の記述などもあり「着水後の損傷ではなく、『衝撃』を受けた後の全く制御されていない状態での墜落だ」と説明した。

また、米海兵隊がオスプレイの安全性の問題点について公表しないことに、「プロペラがダメージを受ければ墜落するし、乱気流や強風下での空中給油はそのリスクが高い。人口密集地で事故が起こればどれだけ危険か、米軍や日本政府はもっとリスクを考え、沖縄以外のほかの基地に移動させる、人口密集地では飛ばないなど、対策を取るべきだ」と訴えた。




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9月12日の琉球新報紙面


9月12日 琉球新報
15年にも空中給油中に事故 報告書で判明

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不時着し大破したオスプレイ=沖縄県名護市安部の海岸で2016年12月14日午前7時4分、本社機「希望」から
 
防衛省は11日、沖縄県名護市沖で昨年12月に起きた米軍垂直離着陸輸送機オスプレイの不時着、大破事故について、「空中給油訓練中のパイロットの操縦ミスが原因」とする米軍の事故調査報告書を明らかにした。同省は「機体の不具合が事故の要因となる兆候はなかった」としているが、2015年にも空中給油中に事故が起きていたことも報告書から判明。トラブルが続くオスプレイの安全性が改めて問われそうだ。
 
報告書によると、オスプレイは昨年12月13日午後9時18分ごろ、夜間に空中給油機MC130から給油を受ける訓練中、エンジンの出力を上げすぎて給油機との正常な距離を保てず、右回転翼が給油ホースや給油口と接触した。
 
オスプレイは米軍普天間飛行場(宜野湾市)に向かったが、機体が大きく振動し、安全な飛行の継続が困難となり、名護市安部の浅瀬に「制御された緊急着水を行った」としている。ただ、搭乗員5人のうち2人が負傷し、機体は大破した。
 
防衛省はこれまで「オスプレイの同様の事故は初めて」としてきたが、今回の報告書は、15年にも米海兵隊のオスプレイが空中給油機の給油口と接触するトラブルが起きていたことに言及していた。
 
この時は損傷が軽微で、安全に着陸したという。同機は米カリフォルニア州の飛行場に所属しているが、米軍は事故の詳細について明らかにしていない。米軍は防衛省に今年8月、初めてこの事故を明かしたという。
 
11日に防衛省を訪れた翁長雄志(おながたけし)・沖縄県知事は記者団に「事故が起きるとパイロットの責任に帰しているが、機体の構造的欠陥は言わないようにしているのではないか」と疑問を投げかけた。


9月12日 琉球新報
社説:オスプレイ報告書 不安はますます高まった

県民の「不安という負担」は増すばかりだ。
 
昨年12月に名護市安部の海岸に墜落した米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、日米両政府は事故調査報告書を公表した。「困難な気象条件下で空中給油訓練を行った際の操縦士のミス」とし、「機体の不具合又は整備不良が事故の要因となる兆候はなかった」と結論づけた。
 
米軍は2015年にも空中給油機の給油口に接触した事故を米国内で起こしていた。日本政府は安部の墜落後、空中給油再開を容認した際に「空中給油でこのような接触が発生したのは初めて」と説明したが、覆された。
 
事故原因も曖昧で、再発防止につながらない報告書で事故に幕引きをするのは許されない。
 
報告書に記した「状況」を見ると疑問が湧く。
 
乗員らは当日の飛行全体のリスクは低いと評価した。風速10~15メートルとやや強い程度。操縦士らに疲労やストレスの兆候は見られず、任務遂行能力や専門技術に対する懸念が全くない、有効な資格を有していた-と記す。
 
事故について、空中給油訓練でオスプレイがMC130の給油口への接続を試みた際、パイロットが出力を上げ過ぎ、MC130と近づき過ぎて給油口がオスプレイの右プロペラに接触し、バランスを崩したと説明する。当時、回転翼を垂直にする固定翼モードで飛行していたが、機体が不安定になってヘリモードに変更できず、「制御された緊急着水を行った」という。
 
機体が不安定になった際に着陸用のヘリモードに変更できなかったことなど、操縦の難しさが浮かび上がる。能力や技術力に問題のない操縦士でも事故を起こす可能性がある。
 
しかし再発防止策としては訓練や教育の再確認を挙げるにとどめる。
 
さらにオスプレイは構造的な欠陥も指摘されている。国防研究所(IDA)でオスプレイの主任分析官を務めたレックス・リボロ氏は、オスプレイが回転翼を垂直にした固定翼モードでしか空中給油が受けられないことを挙げ、「ヘリモードで補給ができないという事実は、予期されなかった欠陥」と指摘している。
 
オスプレイは安部の墜落以降も、今年6月に伊江島や奄美で不時着し、8月にはオーストラリア沖で墜落して3人が死亡した。伊江島で不時着した機体は大分空港に緊急着陸した。
 
安部の墜落は危険性が指摘されていた空中給油中に発生した、バランスの取りづらいオスプレイ特有の事故だったことが裏付けられた。しかし、報告書は機体の安全性を強調する内容に終始している。
 
これでは県民の不安解消には程遠い。オスプレイが危険な機体であることを直視し、住民地域に近い県内への配備を撤回すべきだ。


9月12日 琉球新報
オスプレイ名護沖墜落、訓練空域外で事故 米報告書

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事故の位置関係。沖縄本島の北側に「YORON」(ヨロン)と与論島が記されている。その右下の白い丸が「IMPACTPT](インパクトポイント)と記され、空中給油機のホースとオスプレイが接触した場所。地図右側の三角形に突き出た区域は米軍の訓練区域(水域・空域)「ホテル・ホテル」(米軍の事故報告書より)

米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが昨年12月に名護市安部の浅瀬に墜落した事故に関し、米政府が強風や後方乱気流など「困難な気象条件下」での空中給油中の「パイロットのミス」だったと結論付ける事故調査報告書をまとめた。防衛省が11日、公表した。米軍が当初は「墜落(crash)」と連絡していたことも手書きのメモで判明した。また、事故現場は当初、安部の海岸から約74キロ離れた公海上の訓練空域「ホテル・ホテル」としていたが、訓練区域ではない与論島沖約15キロの海上だったと訂正した。さらに同様事故が2例目だったことも明らかになった。

政府はことし1月、オスプレイの全面的な飛行再開を容認した際、米側の説明に基づき「空中給油でこのような接触が発生したのは今回が初めて」と説明していたが、2015年にも米カリフォルニア州で発生していた。同様事故が2例目だったことも明らかになった。機体については「不具合または整備不良が事故要因となる兆候はなかった」と安全性を主張した。当時はヘリモードに転換し正常に着陸したという。

飛行再開を容認した政府の判断の前提が覆るのではないかとの指摘に、防衛省担当者は「基本的な事実関係、再発防止策は変化しておらず、判断を変える必要はない」と主張した。

報告書などによると、16年12月13日夜、空中給油訓練中に発生した。当初、所属部隊と隊員は当日の飛行リスクを「低」と評価、空中給油訓練時も毎秒約10~15メートルの北風が吹き「困難な気象条件下」だったが、訓練は可能な状態だった。

MC130空中給油機の給油口が揺れ、オスプレイは給油口への接続を何度か試みたが一度も接続できなかった。その後、パイロットが出力を上げすぎたためにオスプレイの右のプロペラが給油口に接触し損傷、機体が不安定化したことで着陸時のヘリモードに転換できず「制御した緊急着水」したと位置付けた。

在沖米軍は11日、在沖米軍トップで第3海兵遠征軍のローレンス・ニコルソン司令官が富川盛武副知事をキャンプ瑞慶覧に呼び、事故原因の概要を説明した。

日米地位協定見直しの要請で上京していた翁長雄志知事は11日、防衛省で記者団の取材に応じ「パイロットの責任にしている。オスプレイの欠陥は言わないようにしているのではないかというふうにしか取れない」と指摘した。


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9月12日の沖縄タイムス紙面

9月12日 沖縄タイムス
オスプレイ、2015年も空中給油中にホース接触 防衛省の説明と異なる

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オスプレイ墜落事故調査報告書のポイント

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事故に至る飛行状況(米軍事故調査報告書を基に作成)

MV22オスプレイのプロペラが空中給油機のホースに接触する事故が、2015年にも日本国外で発生していたことが11日分かった。米軍普天間飛行場所属のオスプレイが、昨年12月に夜間の空中給油訓練中に名護市安部の海岸に墜落した事故で、防衛省は、今年1月に同訓練の再開を容認した際「このような接触が起きたのは初めて」と説明していた。他にも1月の説明と異なる点があり、事実と異なる米側の情報を前提に「安全宣言」していたことになる。

11日、防衛省が米軍から昨年の事故調査報告書の提供を受け、概要を明らかにした。「困難な気象条件下で訓練した際の操縦士のミス」と結論づけている。
 
1月の説明と異なることに防衛省の担当者は「機体の構造的問題は確認されておらず、判断の肝になるところは変わってない」として、判断を変える必要がないとの考えを示した。
 
15年の事案は日本国外で発生。オスプレイは米カリフォルニア州所属で、機体に損傷が少なく安全に着陸したという。
 
昨年、MC130J空中給油機のホースとオスプレイのプロペラが接触した場所は、訓練区域外で鹿児島県与論島の与論空港から南東に15キロしか離れていない場所だったことも分かった。1月には米軍ホテル・ホテル訓練区域で訓練していたと説明していた。防衛省は「日米地位協定で射撃などを伴わない訓練は、必ずしも訓練区域に限って行うわけではない」と、問題はないとの認識を示した。
 
報告書によると、オスプレイの操縦士がエンジン出力を上げすぎ、給油機と正常な距離を保てず接触。機体を制御して意図的に不時着させたとしている。
 
小野寺五典防衛相は11日、記者団に「沖縄を含め不安の声があるのは事実。安全な運航を心掛けてほしい」と述べた。

胴体着陸機は燃料漏れ
 【平安名純代・米国特約記者】昨年12月13日に安部海岸に墜落したオスプレイと一緒に訓練していた別のオスプレイが同日、普天間飛行場に胴体着陸していた事故で、同機が訓練開始直前に燃料漏れを起こしていたことが11日、分かった。
 米軍の最終報告書によると、2機は、訓練開始前に普天間飛行場で給油。離陸態勢に入る前に1機の機体から燃料漏れが起きているのが確認されたが、再点検した結果、バルブを締め直すなどで対応し2機で、訓練へ向かった。しかし、奄美大島で訓練中、1機に異常が認められたため、訓練を取りやめ、普天間へ帰還し、胴体着陸をしていた。


9月12日 沖縄タイムス
社説:オスプレイ墜落報告書 本当に操縦ミスなのか

米軍の結論は今回も「パイロットの操縦ミス」だった。
 
普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが昨年12月13日、名護市安部の沿岸部に墜落した事故で、米軍は防衛省に最終報告書を提出した。事故の原因を「困難な気象条件下で、空中給油訓練を行ったパイロットの操縦ミス」と結論付けた。
 
報告書によると、墜落事故は午後9時半ごろに発生。雲が確認されるなど秒速10~15メートルの風が吹く気象条件だった。MC130空中給油機の給油ホースが揺れ、空中給油は何度か失敗。事故は最後の給油を試みた際に起きた。パイロットがオスプレイのエンジン出力を上げ近づきすぎたため、右のプロペラに給油ホースが接触。機体が大きく振動し「安全な飛行を継続することが困難となった」
 
報告書でパイロットについて「飛行訓練や空中給油活動を行う有効な資格を有していた」と強調する。在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官も墜落直後「民間地を避けたパイロットの判断が乗組員や沖縄県民の命を救った」とたたえた。このような「優秀な」パイロットが操縦ミスを引き起こしたのである。
 
新たに、2015年に米カリフォルニア州の基地所属のオスプレイが日本国外で同じ事故を起こしていることが明らかになった。オスプレイの操縦の難しさを示すものだ。
 
米軍は機体の欠陥ではなく、操縦ミスが原因とするが、それは本当なのか。米軍が言うように操縦ミスが原因ならば多発する背景に何があるかを究明すべきだ。

報告書は「機体の不具合または整備不良の兆候はなかった」と言っている。そもそも機体自体に問題はないのか。名護市安部の墜落事故後も、オーストラリア沖での墜落事故や緊急着陸が連続して発生しているからだ。
 
オスプレイはヘリコプターの垂直離着陸と固定翼の両方の機能を備えている。
 
構造の複雑さは、開発段階から多数の死者を出していることからもわかる。
 
15年に米ハワイ州で着陸に失敗し炎上、2人が死亡した事故で、米海兵隊は原因を「ローターによる下降気流により、埃(ほこり)や砂を吸い込んだ結果、エンジンのタービン翼に物質が固着し、それが揚力を失わせ、着陸失敗に至った」と発表している。今回の安部の事故でも後方乱気流が事故の一因だったことが明らかになっている。オスプレイの構造的欠陥である。

オスプレイは海兵隊の特殊作戦に投入される。夜間の空中給油をはじめ、物資つり下げ、パラシュート降下、低空飛行など訓練は危険性の高いものにならざるを得ない。今後も同じ事故が起こる可能性が高いのである。
 
米軍は再発防止策として、空中給油の専門家が暗視ゴーグルを装着しての空中給油、低高度飛行、空母などへの着艦、狭小な区域への着陸などの教育を行ったという。
 
パイロットの軍事的能力維持を目的とした対策と県民の安全確保とは相いれず、これらを再発防止策と呼ぶことはとてもできない。


9月11日 琉球新報
困難な気象と操縦ミスが原因と発表 機体不具合「要因の兆候なし」 名護のオスプレイ墜落事故で防衛省 事故発生前に給油接続複数回失敗、帰還中に発生

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海岸に墜落した普天間基地所属のオスプレイ=2016年12月14日午後1時22分、名護市安部
 
防衛省は11日、昨年12月に米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部の海岸に墜落した事故で、米軍がまとめた報告書の概要を発表した。

発表によると、事故原因は「困難な気象条件下」で行った空中給油訓練で起きた「パイロットのミス」だったと結論付けた。「機体の不具合または整備不良が本件事故の要因となる兆候はなかった」とした。

防衛省の発表によると、事故は2016年12月13日夜、空中給油訓練中に発生した。オスプレイの右のプロペラが、MC130空中給油機のドローグ(給油口)と接触したことで発生したとした。

事故当日、オスプレイは空中給油を目的としたMC130との接続に何度か失敗した後、燃料が減っている警告が点灯し、普天間飛行場に戻ることを決めた。機体は普天間に戻る間も空中給油を試み、その際に接触事故が起きたとしている。

在沖米軍は11日午前、ニコルソン在沖米四軍調整官が富川盛武副知事に事故原因の概要を説明した。


9月11日 沖縄タイムス
「操縦士のミス」 名護のオスプレイ墜落、防衛省が報告書公表

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名護市安部の海岸に墜落し大破したオスプレイ=2016年12月14日午後3時24分(本社チャーターヘリから)

防衛省は11日、昨年12月13日に名護市安部の海岸に墜落した米軍普天間飛行場所属MV22オスプレイの事故調査報告書の概要を公表した。「困難な気象条件下で空中給油訓練を行った際のパイロットのミス」と結論づけ、機体の不具合は否定した。

概要によると、オスプレイが与論島の沖合で空中給油を試みた際、右のプロペラがMC130J空中給油機の給油口と接触し、安全な飛行の継続が困難となり、意図的に着水したという。
 
当時、地上600~760メートルで所々に雲があり、オスプレイの計器では毎秒10~15メートルの北風が吹いていたという。
 
オスプレイはMC130の給油口への接続が何度か不調に終わった後、燃料が残っているうちに普天間飛行場に向かっていた。
 
さらにMC130との接続を試みたが、出力を上げ過ぎたことに気づいて直ちに出力を下げるなど、正常な距離を保つことができず、与論島沖合でオスプレイの右のプロペラと給油口が接触した。
 
機体が大きく振動し、搭乗員はバランスの取れた飛行をすることが困難と認識していたという。
 
オスプレイは海岸沿いを飛行していたが途中、安全な飛行を継続することが困難と判断し、緊急着水を行ったと説明している。


9月11日 沖縄タイムス
オスプレイ大破は操縦ミス 米、事故原因報告書

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイが昨年12月に同県名護市沿岸部で不時着し大破した事故に関し、米政府は、空中給油訓練中だったオスプレイのパイロットの操縦ミスが原因とする最終報告書をまとめた。日本政府関係者が11日、明らかにした。

沖縄県の富川盛武副知事は11日、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官から事故原因の調査結果の報告を受けるために北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧ずけらんを訪れる。
 
普天間飛行場所属のオスプレイは今年8月、オーストラリア沖で墜落事故を起こして海兵隊員3人が死亡したほか、米軍岩国基地(山口県岩国市)離陸後に民間専用の大分空港に緊急着陸するなど、トラブルが相次いでいる。
 
事故は昨年12月13日夜、1機が空中給油訓練中に名護市安部の浅瀬に不時着し大破、搭乗員2人が負傷した。
 
米軍は日本政府に、夜間訓練中、プロペラが給油ホースに接触し、飛行が不安定化したとして「機体自体の安全性は確認できた」などと事故概要を説明してきた。



9月10日 琉球新報
オスプレイ、普天間へ戻る 緊急着陸機 米軍、原因公表なし 

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米軍普天間飛行場に着陸するMV22オスプレイ=9日午後1時13分、宜野湾市

民間専用の大分空港(大分県)に緊急着陸し、米軍岩国基地(山口県)に移動していた普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイは9日午後1時13分、普天間飛行場に戻った。緊急着陸前後やエンジン交換後にも白煙や炎を上げた機体が県民の頭上を飛行した。オーストラリア沖墜落や緊急着陸を受けてオスプレイの飛行停止を求めている地元の意向を無視した形で、県内では反発の声が広がった。緊急着陸の原因など詳細は9日現在、公表されていない。
 
オスプレイは9日午前11時すぎ、岩国基地を離陸し2時間後、普天間飛行場に着陸した。県と宜野湾市など関係自治体には、沖縄防衛局から事後報告があった。同機は自走して駐機場に移動した後も10分ほどプロペラを回転させ、米兵らが機体を取り囲んでいた。

オスプレイは8月29日、岩国基地から普天間飛行場に向かう途中、大分空港に着陸。直後に白煙や炎が確認された。同空港で左右両エンジンの全部または一部を交換するなど修理を受けたが、7日にも白煙を上げた。8日午前に試験飛行を兼ねて岩国基地まで飛行した。同機は6月に伊江村の伊江島補助飛行場で緊急着陸し、8月28日にも岩国基地で白煙を上げたことが市民の撮影で分かっている。


9月10日 沖縄タイムス
オスプレイ、普天間帰還 故障説明なく緊急着陸から11日 県民から不安と反発

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大分空港での緊急着陸後、初めて普天間飛行場に戻った米軍のオスプレイ=9日午後1時12分、宜野湾

エンジントラブルで8月29日に大分空港に緊急着陸し、8日に米軍岩国基地(山口県)に移動した米海兵隊のオスプレイは9日、午前11時10分ごろ岩国を離陸し、午後1時13分に沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に戻った。緊急着陸から11日目。緊急着陸前後に白煙や炎が上がったが、機体トラブルの詳細や整備内容など米軍側から具体的な説明がないまま沖縄に戻ったことに、県内から不安や反発の声が一斉に上がった。

約2時間の飛行で普天間に戻ったオスプレイは、ヘリモードで着陸後、自走して駐機場に移り、午後1時25分ごろプロペラを止めた。白煙などの不具合は見られなかった。
 
このオスプレイは8月29日、岩国基地から普天間飛行場に戻る途中、機体トラブルで大分空港に緊急着陸した。着陸後、白煙やエンジン付近で炎が上がったことや、前日に岩国でも白煙を上げていたことが確認されている。
 
大分空港で左右両エンジンの全部か一部を交換するなど修理を続けた。駐機中にプロペラを回転させた際、機体から大量の白煙が上がった7日は、さらに整備が必要だとして予定していた離陸を延期。深刻なトラブルだった可能性もあるが、米軍側から具体的な説明はない。
 
米海兵隊によると、8日の岩国への移動は試験飛行を兼ねていた。


9月10日 沖縄タイムス
オスプレイ、普天間帰還 故障説明なく緊急着陸から11日 県民から不安と反発

エンジントラブルで8月29日に大分空港に緊急着陸し、8日に米軍岩国基地(山口県)に移動した米海兵隊のオスプレイは9日、午前11時10分ごろ岩国を離陸し、午後1時13分に沖縄県宜野湾市の普天間飛行場に戻った。緊急着陸から11日目。緊急着陸前後に白煙や炎が上がったが、機体トラブルの詳細や整備内容など米軍側から具体的な説明がないまま沖縄に戻ったことに、県内から不安や反発の声が一斉に上がった。

約2時間の飛行で普天間に戻ったオスプレイは、ヘリモードで着陸後、自走して駐機場に移り、午後1時25分ごろプロペラを止めた。白煙などの不具合は見られなかった。
 
このオスプレイは8月29日、岩国基地から普天間飛行場に戻る途中、機体トラブルで大分空港に緊急着陸した。着陸後、白煙やエンジン付近で炎が上がったことや、前日に岩国でも白煙を上げていたことが確認されている。
 
大分空港で左右両エンジンの全部か一部を交換するなど修理を続けた。駐機中にプロペラを回転させた際、機体から大量の白煙が上がった7日は、さらに整備が必要だとして予定していた離陸を延期。深刻なトラブルだった可能性もあるが、米軍側から具体的な説明はない。
 
米海兵隊によると、8日の岩国への移動は試験飛行を兼ねていた。



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9月2日の琉球新報紙面


9月1日 西日本新聞
今ごろ言われても…米軍オスプレイ、3年前に宮崎県上空で落雷被害

宮崎県は1日、米軍オスプレイが2014年6月に同県上空で落雷を受け、約3千万円相当の被害が出ていたと九州防衛局から説明を受けたと明らかにした。通常飛行を続けたとされるが、河野俊嗣知事は情報提供遅れに遺憾の意を示した。


9月1日 沖縄タイムス
米軍、オスプレイの修理に着手 普天間所属、大分に緊急着陸

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修理が始まった、大分空港に緊急着陸した米軍のオスプレイ=1日午前9時27分、大分県国東市

米軍は1日、民間専用の大分空港(大分県国東市)に緊急着陸した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイ1機の修理作業に着手した。大分県などによると、緊急着陸の原因はエンジンの不具合とみられ、エンジンを交換する見通しだが、離陸の具体的なめどは立っていない。

在日米海兵隊(司令部・沖縄)は1日、共同通信の取材に対し、通常の飛行任務に戻る前に徹底した点検を実施し、テスト飛行もする考えを示した。
 
緊急着陸して4日目。米軍は前日の8月31日夜に米軍嘉手納基地(沖縄県)からC130輸送機でエンジン2基や整備用資材一式などを大分空港に搬入していた。


9月1日 沖縄タイムス
オスプレイ、片側のエンジンに異常 飛行中に認識 大分緊急着陸

米軍普天間飛行場所属のオスプレイが大分空港に緊急着陸した問題で、パイロットが飛行中、片側のエンジンの異常を認識していたことが分かった。31日、在沖米海兵隊が本紙に明らかにした。米軍はこれまで緊急着陸の理由に警告灯の点灯を挙げていたが、実際は飛行中にエンジンに問題が発生していた。

米軍は不具合の原因は検証中としている。29日に大分空港へ着陸したオスプレイは、エンジン交換など必要な点検整備に取りかかれていない。31日夜に整備に必要な資機材を載せたとみられるKC130輸送機が嘉手納基地を離陸し、大分空港に到着した。
 
九州防衛局は米軍からエンジン2基、投光器1台などを空輸したと報告を受けた。9月1日に整備作業に着手する方針で米軍は本紙に試験飛行後に離陸する考えを示した。
 
30日午後には岩国基地から大分空港に到着した米軍作業員を含む4人が主翼両端の回転翼の角度を変えるなどして約1時間45分、機体を点検。大分県などによると、オスプレイは29日午後6時34分、大分空港に緊急着陸した。岩国基地から普天間飛行場に戻る途中だった。一時煙と炎のようなものが上がったが、搭乗員6人にけがはなかった。


9月1日 琉球新報
社説:オスプレイ緊急着陸 日米は危険性直視せよ

米軍の「安全宣言」は、何の裏付けもない空手形だったことがはっきりした。
 
米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸機MV22オスプレイが民間専用の大分空港に緊急着陸した。その前日には山口県の岩国基地で白煙を上げ、6月には伊江島補助飛行場に緊急着陸した機体と同一機である。
 
2度もトラブルを起こしたにもかかわらず、不具合を解消できていなかったのである。欠陥機であることがあらためて明らかになった。欠陥がなければ、整備体制などに問題があるということにしかならない。
 
いずれにせよ、オスプレイの危険性に変わりはない。飛行を直ちに中止すべきだ。
 
在日米海兵隊は運用規定に従い、最も近い空港に「予防着陸」したと説明。一方で、エンジンの交換が必要とも九州防衛局に伝えている。
 
米軍は「離陸するまでに徹底的な点検を実施する」としていた。点検によってエンジンを交換しなければならないほどの重大なトラブルが見つかったのだろう。
 
オスプレイの配備撤回を求める県議会の抗議決議を受け取った後に発表した声明で、在沖米海兵隊は「安全ではない航空機を飛ばすことはしない」と明言していた。
 
それが真意ならオスプレイを飛行させるべきではない。声明発表直後に大分空港への緊急着陸は起き、安全性に強い疑問符が付いたが、沖縄での飛行は続けている。行動を伴わない声明に意味はない。
 
ともあれ、今回の一連のトラブルの詳細な報告を米軍に求める。「安全宣言」に反するトラブルを起こした米軍には説明責任がある。不安を与えた側が速やかに説明するといった当然のルールを守るべきだ。
 
それにしても、オスプレイの事故の多さは異常である。2012年の普天間飛行場配備以降、確認できているだけでも12件もの事故、不具合が発生している。24機のうち2機が墜落し、所属機に占める墜落事故率は8・3%にも上る。これで「安全」とは到底言い切れるはずがない。
 
事故多発の原因の一つは、日米当局が「墜落」を「不時着水」、「緊急着陸」を「予防着陸」などと矮小(わいしょう)化していることにある。問題を直視してこなかったため、このような事態を招いたのである。米軍の言っていることを何ら検証せずに、追認しているだけの日本政府の責任は極めて重大である。
 
日米のこのような姿勢の延長線上に、豪州沖で乗員3人が犠牲となった普天間飛行場所属オスプレイ墜落事故があることを深く認識すべきだ。
 
日米がオスプレイの危険性を直視しなければ、いつか大事故が発生することを強く懸念せざるを得ない。県民が犠牲になる事態は何としても避けねばならない。普天間飛行場からのオスプレイ完全撤去を強く求める。


8月31日 西日本新聞
県「頭越し」に困惑 大分空港にオスプレイ着陸 野党など飛行禁止要求

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大分空港に緊急着陸したオスプレイ周辺で、点検する米軍関係者

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大分空港の展望デッキにはオスプレイを見ようと近隣住民や利用客が集まった

まさか大分でオスプレイとは-。墜落事故やトラブルが多発している米軍の新型輸送機オスプレイ1機の緊急着陸から一夜明けた30日、国東市の大分空港では近隣の住民や利用者が驚きと不安の声を上げた。この機体は米軍の岩国基地(山口県)から普天間飛行場(沖縄県)に向かう途中で、エンジルトラブルが原因とみられる。県に事前通告しないままの緊急着陸という事態に、困惑と憤りが広がった。

空港の展望デッキには30日早朝から、オスプレイの機体を見ようと次々と人が集まった。デッキからは、岩国基地から来たとみられる米軍関係者が、機体の点検や整備にあたる様子がうかがえる。県は午後1時半ごろ、オスプレイの生映像を撮影するビデオカメラを空港近くに設置。県庁内の大型モニターで状況を監視したが、詳細な作業内容は伝えられない。担当者は「いつ離陸するのか、まったく見通しが立たない」と困惑の表情を浮かべた。

オスプレイが緊急着陸したのは、29日午後6時34分ごろ。県は午後7時ごろ、消防車の出動要請を受けた国東市消防本部からの間接連絡で緊急着陸を知ったという。県は30日、九州防衛局に対して防災局長名で情報の速やかな提供、緊急着陸の原因説明を米軍に求めるよう要請した。

地元の「頭越し」で進む事態に憤りも広がった。共産党県委員会などは30日、県庁を訪れてオスプレイの飛行禁止、民間専用の大分空港の軍事利用禁止などを求める4項目の申し入れをした。林田澄孝委員長は「事故の懸念がつきまとう欠陥機を飛行させてはいけない」。社民党県連合の守永信幸幹事長も「事故が多発している上、原因もきちんと説明されてない中で国が飛行再開を認めていることがおかしい」と批判。県平和運動センターの河野泰博事務局長は「オスプレイが欠陥機だということが、今回あらためて示された。直ちに飛行を停止させるべきだ」として、県や国に申し入れをする方針を示した



8月31日 沖縄タイムス
米軍オスプレイ、整備に遅れ 大分空港緊急着陸、3日目

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29日に緊急着陸後、大分空港に駐機したままの米軍のオスプレイ=31日午前、大分県国東市

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイ1機が、民間専用の大分空港(大分県国東市)に緊急着陸して31日で3日目に入った。米軍は同日午前、機体の点検整備に入る予定だったが、必要な工具が予定通りに届かず、作業に遅れが出る見通し。米軍はエンジン交換が必要だとしており、オスプレイは当面、大分空港にとどまるとしている。

九州防衛局から大分県に入った情報によると、整備のため、31日午前に予定されていた航空機での工具の搬入が取りやめになった。理由は不明。
 
大分空港ではオスプレイが緊急着陸した29日に全日空機1便に遅れが出た。


8月31日 沖縄タイムス
社説:オスプレイ緊急着陸 拡大する安全への懸念

またもや緊急着陸である。安全性への懸念は、もはや沖縄だけの問題ではない。
 
米軍普天間飛行場所属の新型輸送機オスプレイが29日、大分県国東市の大分空港に緊急着陸した。エンジントラブルとみられ、一時煙と炎のようなものが上がった。
 
緊急着陸したオスプレイは、山口県の米軍岩国基地から普天間に戻る途中だった。この機体は前日にも岩国基地で白煙を上げていたことが市民の監視活動で確認されている。さらに今年6月、伊江島補助飛行場に緊急着陸した機体と同じだという。
 
米軍の航空機整備、安全管理は一体全体どうなっているのか。「この次は…」との不安が募る。
 
普天間所属のオスプレイは今月5日にも、オーストラリア沖で墜落する大事故を起こしたばかりである。
 
昨年12月、夜間の空中給油訓練に失敗し、名護市安部の海岸に墜落した事故は、県民に大きな衝撃を与えた。
 
名護でオスプレイが大破した時、米軍は6日後に飛行を再開。オーストラリアの事故では、翌々日に飛行を強行した。
 
いずれも詳細な原因究明がなされないまま、「機体の欠陥ではない」とする米軍の説明を、防衛省が「合理性が認められる」「理解できる」と追認したのである。
 
機体に欠陥がないのに事故が相次ぐのはなぜなのか。安全性の根拠が示されていないのに、「安全宣言」とは言葉を失う。
 
トラブルが続くのは、構造的に見過ごせない欠陥があるからではないか。

航空機事故への不安につながる緊急着陸も頻発している。
 
6月6日、伊江島補助飛行場。4日後の10日、鹿児島県奄美大島の奄美空港。そして今回の大分空港。3カ月足らずのうちに3回も発生している。
 
普天間のオスプレイは、岩国基地や東京の横田基地、神奈川の厚木基地など米軍基地にも飛来し、北海道では日米共同訓練に参加するなど活動範囲を広げている。
 
これら地域でも安全性を危惧する声が出始めており、不安は全国に拡大。相次ぐトラブルに県民は事故への懸念を強めている。
 
最優先すべきは、国民の安全確保と不安の解消である。しかし米軍は兵士の練度を高める論理を優先させ、政府は米軍の顔色ばかりうかがっている。

県議会は28日、オーストラリア沖で墜落したオスプレイ事故への抗議決議と意見書を可決した。「政府は米側に強い決意のもと、毅然(きぜん)とした対応をとるべきだ」とし、配備撤回などを求めている。
 
政府は普天間飛行場を名護市辺野古に移すことで沖縄の負担軽減を図るというが、新基地にオスプレイが配備され、そこを拠点に活動し続けることが沖縄にとって大きな負担なのである。
 
沖縄の演習場は住民地域に近く、あまりに狭いため海兵隊ヘリの訓練には適さない。
 
オスプレイ配備と運用を見直すべきだ。


8月31日 沖縄タイムス
大分のオスプレイ、伊江島でも緊急着陸していた トラブル連続、エンジン交換へ

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伊江島補助飛行場に緊急着陸し、駐機するオスプレイ=6月7日午前9時半ごろ、伊江村

大分県国東市の大分空港に緊急着陸した米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属のオスプレイが、6月に沖縄県の伊江島補助飛行場に緊急着陸した機体と同じだったことが30日、分かった。同機は28日にも米軍岩国基地で白煙を上げるなどトラブルが相次いでいる。今月5日の豪州沖の墜落事故後、安全宣言して飛行を継続した米軍と、追認した日本政府の対応に批判の声が上がりそうだ。


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8月30日東京新聞紙面


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8月30日琉球新報紙面



8月30日 沖縄タイムス
大分空港に緊急着陸のオスプレイ、「計器に異常」米側から説明 点検後に飛行予定

米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ1機が29日夜、大分空港に緊急着陸したことについて、小野寺五典防衛相は30日午前、記者団に米側からの説明として「計器に異常があり、大分空港に着陸した」と述べた。

小野寺氏は「きょう、しっかり点検をして(安全を)確認の上で沖縄に向けて飛びたいという報告を受けている」と述べ、点検後に飛行予定であることも明らかにした。
 
オスプレイの事故が続いていることについては、「しっかりとした安全の確保をした上で、飛行していただきたい」と述べた。


8月30日 沖縄タイムス
米軍オスプレイ緊急着陸 大分空港、機体トラブルか


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大分空港に緊急着陸した米軍のオスプレイ=29日午後9時50分ごろ、大分県国東市

29日午後6時34分、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイ1機が大分県国東市の大分空港に緊急着陸した。一時煙と炎のようなものが上がったが、けが人の情報は入っていない。米軍は着陸10分前、空港管制塔に「エンジントラブルで緊急着陸する」と連絡した。

大分県などによると、6人が搭乗し空港の滑走路から外れた場所に着陸。岩国基地から普天間飛行場に戻る途中で、飛行中も右エンジンから煙が上がっていたとの情報がある。
 
空港には一時、消防車が出動した。国東市の消防によると、機体に目立った損傷はなかった。
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奄美・与那国・宮古・石垣への自衛隊の配備に反対します。

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