12月4日、宮古・石垣住民が沖縄防衛局に自衛隊配備計画撤回を申し入れ。
- 2015/12/08
- 01:06
宮古島、石垣島より:
12月4日、宮古・石垣住民らが沖縄防衛局に自衛隊配備計画撤回を申し入れ。
石垣島への自衛隊配備を止める住民の会は石垣島への自衛隊配備撤回を求める中谷元防衛大臣あての要請書、 止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会と、宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会の宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請書を4日午後沖縄防衛局に提出・要請行動を共同で行いました。
以下は宮古島から参加された清水早子さんの報告です。
宮古から10名、石垣から5名の他、辺野古や沖縄在住の仲間が15名ほど参加し、防衛局との交渉の場には20数名で国会議員赤嶺政賢氏、糸数慶子氏も同行。
局長は、「今日は、出張でいない」はずが、いることが判明、赤嶺氏の「宮古、石垣の遠路から飛行機で出向いているのにそんな失礼な話があるか!」との厳しい追及で、やむなくか、局長登場。局長はしばらく同席したが、その後退室。その後の職員の対応は、こちらの要請への回答はすでに出回っている防衛省作成の簡単な冊子にある文言をマニュアル通りに繰り返すというふざけたもの。
宮古島の配備先が水源流域に近接する点については、調査も何もしていないことが判明。準備不足というレベルではなく、配備予定地の面積を始め、配備計画の詳細も、宮古島の実相もまるで無知。離島からの要請をなめきって、バカにしていた対応と言わざるを得ない。離島差別が垣間見えた。
宮古・石垣の要請団からの厳しい追及に終始、返答に窮していたので、きちんと文章で回答するようにと注文して、要請行動を終えた。
要請行動の後、防衛局前広場にて応援のみなさんと共に集会を行った。平和運動センター、統一連、反基地ネットの他、辺野古の神人渡嘉敷ヨシさんや、日本山妙法寺の若い僧侶、沖縄在住の宮古の仲間、辺野古のガイドをするヤマヒデさんなどから連帯の挨拶をいただき、トリは山城博治さんの〆で、「今こそ立ち上がろう!」を合唱して、今後の闘いの決意を確認し合いました。
当日のすべての記録は、「マリーンズゴーホーム」「圧殺の海」「ONE SHOT ONE KILL」の藤本幸久監督が、カメラを回してくれました。
ヤマヒデさんのブログにも、当日の写真と文章があります。
石垣島・宮古島から基地は要らぬと要請
http://photoyamahide.cocolog-nifty.com/yamahideblog/2015/12/post-2eac.html
「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」の報告です。
石垣と宮古共同で沖縄防衛局へ要請
12月4日午後2時から、石垣島への自衛隊配備を止める住民の会と止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会、宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会共同で自衛隊配備撤回を求める要請を行いました。上原秀政共同代表は「小さな島に自衛隊基地ができるのは、島全体を危険にさらされる可能性がある。そういう覚悟をもって反対していく」と述べ、自衛隊配備計画の全容を明らかにすることと、計画の撤回を強く求めました。
自衛隊配備推進協議会が市議会に提出している自衛隊配備を求める請願は4日、総務財政委員会で「慎重に審議を進める必要がある】として全会一致で継続審議が決まりました。

集会で糸数慶子参議院議員 糸数慶子さんのFBより

集会で山城博治さん 亀浜玲子さんのFBより
12月4日 琉球新報
自衛隊配備撤回求める 宮古・石垣住民らが沖縄防衛局に
![sinpou2015 1204[1]](http://blog-imgs-85.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20151208010328b07.jpg)
先島への自衛隊配備撤回を求め、沖縄防衛局の井上一徳局長(左)に要請書を手渡す「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」の上原秀政共同代表(手前右)と「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」の下地朝夫共同代表(手前右から2人目)=4日午後、沖縄防衛局
石垣島、宮古島への自衛隊配備に反対する3市民団体が4日、沖縄防衛局を訪れ、井上一徳局長に自衛隊配備計画の撤回と計画の具体的内容の説明などを求めた。
要請したのは「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」「宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会」。住民の会の上原秀政共同代表は「小さな島に自衛隊が配備されることで、島全体が危険にさらされる可能性がある」と懸念を示し、郡民の会の下地朝夫共同代表は「自衛隊の新基地建設は、県民にとって米軍の基地負担増大と同義だ」などと述べ、配備計画の撤回を訴えた。
井上局長は「国の島しょ防衛にとって地理的にも重要な土地であることから、配備予定地を選定した。地元の理解と協力を得ながら、具体的な検討を進めていきたい」と応じた。
12月5日 八重山毎日
「島全体を危険にさらす」 自衛隊の配備撤回を要請 住民の会

石垣島への自衛隊配備撤回を求める中谷元防衛大臣あての要請書を井上一徳局長に手渡す住民の会の上原秀政共同代表(右)=4日午後、沖縄防衛局
石垣島への自衛隊配備を止める住民の会(共同代表・上原秀政、下野栄信、仲座初枝)は4日午後、沖縄防衛局を訪ね、石垣島への自衛隊配備撤回を求める中谷元防衛大臣あての要請書を井上一徳局長に手渡した。
上原共同代表は「小さな島に自衛隊基地ができるのは、島全体を含めて危険にさらされる可能性がある。そういう覚悟を持って反対していく」と強調し、石垣島への自衛隊配備計画の全容を明らかにすることと、計画の撤回を強く求めた。
井上局長は「皆さん方とは、正直いって意見の違うところがあるが、今後は丁寧に説明していきたい」と述べた。配備計画の全容については「候補地の取得、規模や範囲については地権者や地元の方々とよく相談する必要がある。今の時点での回答は差し控えたい」とした。
面談で防衛局側は、候補地として選定した平得大俣の東側にある市有地とその周辺について、石垣島のほぼ中央に位置し平らで広大な用地を有していると指摘。周辺に住宅地がほとんどないとして、島民の生活環境を基本的に損ねることなく部隊配置と隊員の訓練ができるメリットを説明した。さらに高台に位置することから災害時における施設の被害を局限し、警備部隊や増援部隊の基盤となる利点も強調して理解を求めたが、住民の会側との議論は最後までかみ合わなかった。
この日の要請は、止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会(共同代表・奥平一夫、砂川洋子、下地朝夫)と、宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会(岸本邦弘代表)の宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請と共同で行った。
12月7日の八重山毎日に掲載された
八重洋一郎さんの{私有地は市長の私有地ではない」 西表島の方より

12月5日 宮古新報
止めよう「自衛隊」郡民の会、部隊配備の撤回要請

井上局長に自衛隊配備計画の撤回要請を手渡す下地共同代表 (手前右から2人目) ら=嘉手納町の沖縄防衛局
止めよう 「自衛隊配備」宮古郡民の会 (下地朝夫・砂川洋子・奥平一夫共同代表) と石垣島への自衛隊配備を止める住民の会(上原秀政・下野栄信・仲座初枝共同代表) などが4日、 沖縄防衛局 (井上一徳局長)を訪ね、自衛隊配備撤回を求める要請を行った。下地代表は「海岸線で訓練することでサンゴはどうなるのか。 配備が呼び水となり下地島空港の軍事化となるのではないか。 地下水保全はどうなるかなど、 市民の不安をどう考えているのか」 などと強調した。
郡民の会の 「宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請」 は、 宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会 (岸本邦弘代表) と連名で 「市民の多くは、 近隣諸国に緊張を生み出すミサイル部隊の配備に対して、 また弾薬庫や実弾射撃訓練場などが宮古の飲料水である地下水の水源流域近くに建設されることはもとより、 浸透性の高い島の地層的特性から大地や海の環境汚染にも大きな不安と疑問を持っており、 島内の配備反対の意思表示は日を追うごとに高まっている」 など強調した上で、 「私たち宮古島市民は、 島を軍事基地へと売り渡すことではなく、 農漁業・畜産業や観光産業などの平和産業で発展する、 穏やかな未来を子供たち・次世代に引き継ぐことを望んでいる。 軍備に依らず、 外交的努力と平和裏な交流・交易による近隣諸国との関係構築を望んでいる。 宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備計画の撤回をここに強く求める」 と中谷元防衛大臣宛てで訴えた。
井上局長は 「みなさんとはいろいろ意見の違う所もあるが、 私どもの考え方については丁寧に説明したい。 市民の心配は報道等で承知している。 地下水の問題等しっかりと対策を立てていきたい」 などと述べた。

12月5日の宮古新報
12月5日 宮古毎日
「陸自配備の撤回を」/沖縄防衛局に要請書
宮古郡民の会考える会など/「全容知らされていない」

井上局長(左)に自衛隊ミサイル部隊配備撤回の要請書を手渡す下地共同代表(右から2人目)=4日、嘉手納町の沖縄防衛局
「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」・「宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会」などの共同代表らは4日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪ね、中谷元防衛大臣宛の宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請書を井上一徳局長に手渡した。井上局長は「皆さん方とは正直言って、意見の違うところはあるが、丁寧に説明していきたい」と述べた。
冒頭、「郡民の会」の下地朝夫共同代表は要請文を読み上げ、「宮古島への配備計画の詳細な全容は、市民には全く伝えられていない」と指摘し、「市民の多くは近隣諸国に緊張を生み出すミサイル部隊の配備や弾薬庫、実弾射撃訓練所などによる地下水や大地、海の環境汚染に大きな不安と疑問を持っており、島内の配備反対の意思表示は日を追うごとに高まっている」と強調した。
その上で、「市民は島を軍事基地へと売り渡すことなく、農漁業・畜産業や観光産業などの平和産業で発展させ、穏やかな未来を子供たち・次世代に引き継ぐことを望んでいる」として、配備計画の撤回を強く求めた。
井上局長は「市民の中に疑問点、心配する点があるのは承知している。水の問題などもしっかり対策を立てた上で、市民に安心してもらえるように説明していきたい」と話した。
下地共同代表が自衛隊配備により想定される具体的なリスクとして、▽米軍と一体化した上陸訓練▽海岸、サンゴなど自然破壊▽下地島空港の軍事利用化▽仮想敵国のミサイル標的▽オスプレイ飛来▽飲料水の地下水汚染ーなどの懸念を訴えた。
宮川均企画部次長は「市の地下水条例のくみ上げと配水に係わるので、建設施設が影響や関連するのであれば、条例に基づいて適切に対処したい」とした上で、「宮古島市長から、いろいろな疑問点について住民に説明するよう要請を受けているので、市側と調整して対応したい」と述べた。
宮古島市議会議員の「宮古地区自衛隊配備を考える議員連盟」(垣花健志代表)は11月20日に沖縄防衛局に対し、自衛隊員(妻帯者)官舎を6~7カ所50世帯規模で分散建設▽配備地域振興策として「振興交付金(仮称)」の創設▽雇用・物品購入(事務用品、食材など)の地元優先▽周辺住民への緊急医療の受け入れ対応-の4項目を要請。受け入れ賛成の立場を明確にしている。
12月4日、宮古・石垣住民らが沖縄防衛局に自衛隊配備計画撤回を申し入れ。
石垣島への自衛隊配備を止める住民の会は石垣島への自衛隊配備撤回を求める中谷元防衛大臣あての要請書、 止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会と、宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会の宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請書を4日午後沖縄防衛局に提出・要請行動を共同で行いました。
以下は宮古島から参加された清水早子さんの報告です。
宮古から10名、石垣から5名の他、辺野古や沖縄在住の仲間が15名ほど参加し、防衛局との交渉の場には20数名で国会議員赤嶺政賢氏、糸数慶子氏も同行。
局長は、「今日は、出張でいない」はずが、いることが判明、赤嶺氏の「宮古、石垣の遠路から飛行機で出向いているのにそんな失礼な話があるか!」との厳しい追及で、やむなくか、局長登場。局長はしばらく同席したが、その後退室。その後の職員の対応は、こちらの要請への回答はすでに出回っている防衛省作成の簡単な冊子にある文言をマニュアル通りに繰り返すというふざけたもの。
宮古島の配備先が水源流域に近接する点については、調査も何もしていないことが判明。準備不足というレベルではなく、配備予定地の面積を始め、配備計画の詳細も、宮古島の実相もまるで無知。離島からの要請をなめきって、バカにしていた対応と言わざるを得ない。離島差別が垣間見えた。
宮古・石垣の要請団からの厳しい追及に終始、返答に窮していたので、きちんと文章で回答するようにと注文して、要請行動を終えた。
要請行動の後、防衛局前広場にて応援のみなさんと共に集会を行った。平和運動センター、統一連、反基地ネットの他、辺野古の神人渡嘉敷ヨシさんや、日本山妙法寺の若い僧侶、沖縄在住の宮古の仲間、辺野古のガイドをするヤマヒデさんなどから連帯の挨拶をいただき、トリは山城博治さんの〆で、「今こそ立ち上がろう!」を合唱して、今後の闘いの決意を確認し合いました。
当日のすべての記録は、「マリーンズゴーホーム」「圧殺の海」「ONE SHOT ONE KILL」の藤本幸久監督が、カメラを回してくれました。
ヤマヒデさんのブログにも、当日の写真と文章があります。
石垣島・宮古島から基地は要らぬと要請
http://photoyamahide.cocolog-nifty.com/yamahideblog/2015/12/post-2eac.html
「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」の報告です。
石垣と宮古共同で沖縄防衛局へ要請
12月4日午後2時から、石垣島への自衛隊配備を止める住民の会と止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会、宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会共同で自衛隊配備撤回を求める要請を行いました。上原秀政共同代表は「小さな島に自衛隊基地ができるのは、島全体を危険にさらされる可能性がある。そういう覚悟をもって反対していく」と述べ、自衛隊配備計画の全容を明らかにすることと、計画の撤回を強く求めました。
自衛隊配備推進協議会が市議会に提出している自衛隊配備を求める請願は4日、総務財政委員会で「慎重に審議を進める必要がある】として全会一致で継続審議が決まりました。

集会で糸数慶子参議院議員 糸数慶子さんのFBより

集会で山城博治さん 亀浜玲子さんのFBより
12月4日 琉球新報
自衛隊配備撤回求める 宮古・石垣住民らが沖縄防衛局に
![sinpou2015 1204[1]](http://blog-imgs-85.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20151208010328b07.jpg)
先島への自衛隊配備撤回を求め、沖縄防衛局の井上一徳局長(左)に要請書を手渡す「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」の上原秀政共同代表(手前右)と「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」の下地朝夫共同代表(手前右から2人目)=4日午後、沖縄防衛局
石垣島、宮古島への自衛隊配備に反対する3市民団体が4日、沖縄防衛局を訪れ、井上一徳局長に自衛隊配備計画の撤回と計画の具体的内容の説明などを求めた。
要請したのは「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」「宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会」。住民の会の上原秀政共同代表は「小さな島に自衛隊が配備されることで、島全体が危険にさらされる可能性がある」と懸念を示し、郡民の会の下地朝夫共同代表は「自衛隊の新基地建設は、県民にとって米軍の基地負担増大と同義だ」などと述べ、配備計画の撤回を訴えた。
井上局長は「国の島しょ防衛にとって地理的にも重要な土地であることから、配備予定地を選定した。地元の理解と協力を得ながら、具体的な検討を進めていきたい」と応じた。
12月5日 八重山毎日
「島全体を危険にさらす」 自衛隊の配備撤回を要請 住民の会

石垣島への自衛隊配備撤回を求める中谷元防衛大臣あての要請書を井上一徳局長に手渡す住民の会の上原秀政共同代表(右)=4日午後、沖縄防衛局
石垣島への自衛隊配備を止める住民の会(共同代表・上原秀政、下野栄信、仲座初枝)は4日午後、沖縄防衛局を訪ね、石垣島への自衛隊配備撤回を求める中谷元防衛大臣あての要請書を井上一徳局長に手渡した。
上原共同代表は「小さな島に自衛隊基地ができるのは、島全体を含めて危険にさらされる可能性がある。そういう覚悟を持って反対していく」と強調し、石垣島への自衛隊配備計画の全容を明らかにすることと、計画の撤回を強く求めた。
井上局長は「皆さん方とは、正直いって意見の違うところがあるが、今後は丁寧に説明していきたい」と述べた。配備計画の全容については「候補地の取得、規模や範囲については地権者や地元の方々とよく相談する必要がある。今の時点での回答は差し控えたい」とした。
面談で防衛局側は、候補地として選定した平得大俣の東側にある市有地とその周辺について、石垣島のほぼ中央に位置し平らで広大な用地を有していると指摘。周辺に住宅地がほとんどないとして、島民の生活環境を基本的に損ねることなく部隊配置と隊員の訓練ができるメリットを説明した。さらに高台に位置することから災害時における施設の被害を局限し、警備部隊や増援部隊の基盤となる利点も強調して理解を求めたが、住民の会側との議論は最後までかみ合わなかった。
この日の要請は、止めよう「自衛隊配備」宮古郡民の会(共同代表・奥平一夫、砂川洋子、下地朝夫)と、宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会(岸本邦弘代表)の宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請と共同で行った。
12月7日の八重山毎日に掲載された
八重洋一郎さんの{私有地は市長の私有地ではない」 西表島の方より

12月5日 宮古新報
止めよう「自衛隊」郡民の会、部隊配備の撤回要請

井上局長に自衛隊配備計画の撤回要請を手渡す下地共同代表 (手前右から2人目) ら=嘉手納町の沖縄防衛局
止めよう 「自衛隊配備」宮古郡民の会 (下地朝夫・砂川洋子・奥平一夫共同代表) と石垣島への自衛隊配備を止める住民の会(上原秀政・下野栄信・仲座初枝共同代表) などが4日、 沖縄防衛局 (井上一徳局長)を訪ね、自衛隊配備撤回を求める要請を行った。下地代表は「海岸線で訓練することでサンゴはどうなるのか。 配備が呼び水となり下地島空港の軍事化となるのではないか。 地下水保全はどうなるかなど、 市民の不安をどう考えているのか」 などと強調した。
郡民の会の 「宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請」 は、 宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会 (岸本邦弘代表) と連名で 「市民の多くは、 近隣諸国に緊張を生み出すミサイル部隊の配備に対して、 また弾薬庫や実弾射撃訓練場などが宮古の飲料水である地下水の水源流域近くに建設されることはもとより、 浸透性の高い島の地層的特性から大地や海の環境汚染にも大きな不安と疑問を持っており、 島内の配備反対の意思表示は日を追うごとに高まっている」 など強調した上で、 「私たち宮古島市民は、 島を軍事基地へと売り渡すことではなく、 農漁業・畜産業や観光産業などの平和産業で発展する、 穏やかな未来を子供たち・次世代に引き継ぐことを望んでいる。 軍備に依らず、 外交的努力と平和裏な交流・交易による近隣諸国との関係構築を望んでいる。 宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備計画の撤回をここに強く求める」 と中谷元防衛大臣宛てで訴えた。
井上局長は 「みなさんとはいろいろ意見の違う所もあるが、 私どもの考え方については丁寧に説明したい。 市民の心配は報道等で承知している。 地下水の問題等しっかりと対策を立てていきたい」 などと述べた。

12月5日の宮古新報
12月5日 宮古毎日
「陸自配備の撤回を」/沖縄防衛局に要請書
宮古郡民の会考える会など/「全容知らされていない」

井上局長(左)に自衛隊ミサイル部隊配備撤回の要請書を手渡す下地共同代表(右から2人目)=4日、嘉手納町の沖縄防衛局
「止めよう『自衛隊配備』宮古郡民の会」・「宮古島・命の水・自衛隊配備について考える会」などの共同代表らは4日、嘉手納町の沖縄防衛局を訪ね、中谷元防衛大臣宛の宮古島への自衛隊ミサイル部隊配備の撤回を求める要請書を井上一徳局長に手渡した。井上局長は「皆さん方とは正直言って、意見の違うところはあるが、丁寧に説明していきたい」と述べた。
冒頭、「郡民の会」の下地朝夫共同代表は要請文を読み上げ、「宮古島への配備計画の詳細な全容は、市民には全く伝えられていない」と指摘し、「市民の多くは近隣諸国に緊張を生み出すミサイル部隊の配備や弾薬庫、実弾射撃訓練所などによる地下水や大地、海の環境汚染に大きな不安と疑問を持っており、島内の配備反対の意思表示は日を追うごとに高まっている」と強調した。
その上で、「市民は島を軍事基地へと売り渡すことなく、農漁業・畜産業や観光産業などの平和産業で発展させ、穏やかな未来を子供たち・次世代に引き継ぐことを望んでいる」として、配備計画の撤回を強く求めた。
井上局長は「市民の中に疑問点、心配する点があるのは承知している。水の問題などもしっかり対策を立てた上で、市民に安心してもらえるように説明していきたい」と話した。
下地共同代表が自衛隊配備により想定される具体的なリスクとして、▽米軍と一体化した上陸訓練▽海岸、サンゴなど自然破壊▽下地島空港の軍事利用化▽仮想敵国のミサイル標的▽オスプレイ飛来▽飲料水の地下水汚染ーなどの懸念を訴えた。
宮川均企画部次長は「市の地下水条例のくみ上げと配水に係わるので、建設施設が影響や関連するのであれば、条例に基づいて適切に対処したい」とした上で、「宮古島市長から、いろいろな疑問点について住民に説明するよう要請を受けているので、市側と調整して対応したい」と述べた。
宮古島市議会議員の「宮古地区自衛隊配備を考える議員連盟」(垣花健志代表)は11月20日に沖縄防衛局に対し、自衛隊員(妻帯者)官舎を6~7カ所50世帯規模で分散建設▽配備地域振興策として「振興交付金(仮称)」の創設▽雇用・物品購入(事務用品、食材など)の地元優先▽周辺住民への緊急医療の受け入れ対応-の4項目を要請。受け入れ賛成の立場を明確にしている。
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