FC2ブログ

記事一覧

米軍ヘリ「本当」の不時着相次ぐ。普天間のヘリが伊計島に、なんと!2日後には読谷に不時着。

Ryukyuheiwaより:




米軍の本音が丸見えだ!

オスプレイ墜落の時はニコルソン四軍調整官が「陸地に墜落させなかった」搭乗員を称え、今回はハリス米太平洋軍司令官「安全な場所に降り満足」

子どもの使いじゃあるまいし、小野寺五典防衛相言われっぱなしで帰って来るとは。



1月12日 沖縄タイムス
社説:ハリス米司令官発言 軍人の論理 住民軽視だ

軍にとっての「安全」が、住民が求める「安心・安全」とは大きくかけ離れていることを改めて思い知らされた。
 
ハリス米太平洋軍司令官は、県内で年明けに米軍機の不時着が相次いだことに対し、「一番近い安全な場所に(機体を)降ろす措置に満足している」とパイロットをたたえた。米ハワイ州で開かれた会談で、「住民の安心のため安全な航行をお願いしたい」と要請した小野寺五典防衛相への返答だった。
 
機体の異常を感じながら飛行を続けるよりは、基地外であっても着陸した方が米軍機にとっては安全-という見方で、住民側の視点が全く欠けている。
 
米軍普天間飛行場所属のUH1多用途ヘリが6日不時着したうるま市・伊計島の海岸は、民家から約50メートルと近く、前日には住民がタコや貝を捕りに出ていた。2日後、同じく普天間所属のAH1攻撃ヘリが不時着した読谷村の産業廃棄物処分場は、搬入車が行き交う場所。観光客でにぎわうホテルや、農家が通う畑も隣接する。
 
どちらも着陸すれば、住民が巻き込まれる危険性が高い場所だ。人身被害がなかったのは単なる偶然にすぎない。
 
翁長雄志知事は、今回のハリス氏の発言が、2016年名護市安部の海岸にオスプレイが墜落した際のニコルソン四軍調整官の発言と重なると断じた。集落からほど近い浅瀬で機体が大破した事故をニコルソン氏は謝るどころか、「できるだけ沖縄の人たちを守るために浅瀬に向かおうとしたことは良い判断だった」と称賛した。

事故を過小評価する米軍関係者の見解は、復帰前から変わらない。
 
2004年沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落では大学校舎が燃え、周辺の住宅や車両破損の被害が出たにもかかわらず、ワスコー在日米軍司令官(当時)が「ベストな対応」と発言した。
 
1959年の宮森小学校への墜落は、児童ら228人が死傷したにもかかわらず、パイロットや米軍当局者は「事故は予測不能だった」とし、「(人口の多い)コザは危うく避けた」と功績をアピールした。
 
だが、宮森小への墜落から40年後に公開された米軍資料によると、墜落の原因はエンジンの整備不良やパイロットの技量不足によるものだった。墜落は人災であり、未然に防げたのだ。

昨年10月、CH53大型輸送ヘリが東村高江の民間牧草地で炎上した事故は記憶に新しい。人的被害こそなかったが、牧草が数百メートル四方にわたって燃え尽きたほか、ヘリに搭載していた放射性物質漏れも問題となった。
 
実は牧草地には、1990年代から2度米軍ヘリが不時着していたことが後に分かった。炎上事故の前に、トラブルが続いていたのである。

発生した事故やトラブルを軽視することが、おざなりな再発防止策へとつながり、次の事故を招いていないか。日本政府は通り一辺倒の要求で済ませず、ハリス氏の発言にも強い異議を唱えるべきだ。

1月12日 琉球新報
社説:ハリス氏「満足」発言 不適切にも程がある

人的・物的被害が出なければいいという考えは、断じて容認できない。
 
ハリス米太平洋軍司令官は小野寺五典防衛相との会談で、米軍普天間飛行場所属機の不時着が相次いでいることに関し「一番近い安全な場所に降ろす措置に満足している」と述べた。
 
言語道断だ。うるま市伊計島での不時着は民家から約100メートル離れた所だった。読谷村での不時着は比謝川行政事務組合の敷地内で、大型リゾートホテルから約250メートルの距離だった。
 
不時着した場所はいずれも県民の生活圏である。一歩間違えば大惨事になった。たまたま被害が出なかっただけである。「安全な場所」「満足」などの言葉を口にするのは不適切にも程がある。
 
小野寺氏は会談後、「米軍が緊急着陸をした場所は民家に近い場所だったり、たくさん客がいるホテルの近くだったりで、広場であっても周辺にあれだけ人家があるということは、決して安全な場所ではない」と述べた。その通りである。だが、小野寺氏はハリス氏に十分伝えていない。
 
小野寺氏はその理由を「他にも北朝鮮その他の案件があったので、そこまで詳しくは触れなかった」とし「河野統幕長が来週、ハリス司令官とも会う。さまざまなレベルで具体的な説明をさせたい」と述べた。
 
防衛省トップとしてハリス氏に「安全な場所ではない」と即座に指摘すべきだ。「満足」発言にも抗議し、撤回を求めてしかるべきである。
 
不時着については会談の最後に話し合ったという。真っ先に取り上げなかったのは、両氏が不時着問題をさほど深刻に受け止めていないからではないのか。
 
この間、事故やトラブルに対する米軍の過小評価を改めさせる努力を政府が怠ってきたことや、米軍と同じ認識しか持たない大臣の存在が相次ぐ事故を招いた。
 
2004年の沖国大米軍ヘリ墜落事故では、在日米軍司令官が講演で、乗員の努力でけが人が出なかったとして「素晴らしい功績があった」と発言。町村信孝外相(当時)は「操縦士が上手だったこともあって重大な被害が出なかった」と発言した。大学構内への墜落という重大な事故でも、米軍の理論がまかり通るのである。
 
16年の名護市安部へのオスプレイ墜落事故で、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は「住宅や県民に被害を与えなかったことは感謝されるべきだ」と述べ、県の抗議に不快感を示した。
 
この3氏とハリス氏に共通することは、県民視点の欠落と当事者意識の欠如である。
 
翁長雄志知事はハリス氏発言について「このような(発言をする)体質が米軍の中にある限り、県民の生命、財産は守れない」と述べた。米軍は今度こそ、この言葉の重さを真摯(しんし)に受け止めるべきだ。




sinpou2018 01111
1月11日の琉球新報紙面

1月11日 沖縄タイムス
「安全な場所に降り満足」 相次ぐ米軍ヘリ不時着、ハリス米司令官が対応を評価

times20180111111.jpg

小野寺五典防衛相は9日(日本時間10日)、米ハワイでハリス米太平洋軍司令官とキャンプ・スミスで会談し、米軍普天間飛行場所属ヘリが沖縄県内民間地で相次いで不時着したことを受け、再発防止の徹底を求めた。ハリス氏はヘリがトラブル発生後に人口密集地にある基地に戻らず、砂浜などに不時着したことから「一番近い安全な場所に降ろす措置に満足している」と述べた。不時着現場は住宅やホテルに近く住民は反発を強めており、米軍幹部の認識が問われそうだ。

翁長雄志知事は10日、2016年12月に名護市安部の海岸にオスプレイが墜落した際、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官が陸地に墜落させなかった搭乗員を評価した件に触れ「砂浜への不時着を評価するのはニコルソン氏と全く同じだ」と不快感を示した。

小野寺氏は会談で「住民の安心のため安全な航行をお願いしたい」と要望。ハリス氏は遺憾の意を示しつつ、「米軍は安全第一に運用している」と釈明した。
 
両氏は韓国と北朝鮮による当局間会談が開催されたが、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の脅威は変わっていないとの認識で一致し、最大限の圧力をかけ続けていく方針を確認した。



米軍には「自粛」という言葉はない!
不時着事故を起こしても飛行繰り返す米軍ヘリ。



times2018 01101
1月10日の沖縄タイムス紙面

1月10日 沖縄タイムス
「飛行を自粛すると思ったら…」 不時着ヘリ、辺野古周辺で旋回訓練

times2018 0110111
普天間飛行場から再び飛行し、名護市辺野古付近を飛ぶ、読谷村に不時着したAH1Zヘリ=9日午後3時55分

沖縄県名護市辺野古のキャンプ・シュワブ周辺でも9日午後3時前から2時間以上、UH1と8日に読谷で不時着したAH1の米軍ヘリがそろって旋回訓練を続けた。久志に住む男性(75)が特有のエンジン音を聞いて自宅を飛び出すと、2機編隊は時折真上を通過。「飛行再開の説明すらなかった。信じられない」と憤った。

ゲート前で新基地建設に抗議した男性(53)=那覇市=は「とんでもない話。沖縄への配慮が感じられない」。69歳の女性=同=も「トラブルが相次ぎ、飛行を自粛するかと思ったが真逆だ。県民感情を逆なでしている」と批判した。
 
抗議行動を率いた沖縄平和運動センターの大城悟事務局長は「何も言えないのは日本政府の責任だ」と指摘した。



1月10日 沖縄タイムス
沖縄県の要請を無視… 米軍の不時着ヘリ、戻ったその日に飛行再開 本島広範囲で回転翼機が訓練

times2018 01102222
飛行訓練を実施するCH53E大型輸送ヘリ=9日午後2時すぎ、宜野湾市・普天間飛行場

times2018 0110111
普天間飛行場から再び飛行し名護市上空を飛ぶ、読谷村に8日不時着したAH1攻撃ヘリ=9日午後3時55分

times2018 0110333
普天間飛行場に着陸するオスプレイ=9日午後3時すぎ、宜野湾市

times201801104444.jpg
6日に伊計島へ不時着したUH1Yヘリの同型機も飛び回った=9日午後3時すぎ、宜野湾市・普天間飛行場

沖縄県読谷(よみたん)村儀間の一般廃棄物最終処分場に8日不時着した米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリは9日午前7時20分すぎ、自力で普天間に戻った後、午後2時すぎから7時までに少なくとも4回の飛行を繰り返した。この日、うるま市与那城伊計島に不時着したUH1Yヘリを含む普天間所属の全4種類の回転翼機は、沖縄本島北部を含む広い範囲で通常通りの訓練を強行。県や読谷村が原因究明までの飛行中止を強く求めたが、米軍は完全に無視した形で、県内では反発が広がっている。

防衛局は飛行停止求めず
 
沖縄防衛局は「米軍において所要の点検整備を行い、飛行しているものと認識している」と容認しており、飛行停止を求める考えはないとした。
 
富川盛武副知事は、事故後も変わらず米軍機が飛び続ける現状に「これが沖縄の実情だ。憤りを通り越して無力感しかない」と訴えた。県庁に外務、防衛両省の担当者を呼んで抗議し、同型機の飛行停止を要求した。10日に上京し、日米両政府に抗議する。
 
村は原因究明までの普天間所属全機種の運用停止を防衛局に訴えた。処分場を管理する比謝川行政事務組合は、現場から約70メートル離れた管理棟に当時3人の職員がいたことを重視し「人命に関わる事故につながったかもしれない。許しがたい」と抗議した。

不時着した村の上空も飛行
 
しかし米軍はこの日、県や村の抗議を全く意に介さない形で普天間所属機を飛行させた。不時着したUH1YとAH1Zの同型ヘリは午後0時20分ごろ、普天間を離陸した後、読谷村役場近くの上空をそろって通過する様子が村役場から目撃された。
 
名護市辺野古のキャンプ・シュワブ周辺では午後3時前から2時間以上、UH1Yと8日に不時着したAH1が編隊で旋回訓練を続けた。CH53E大型輸送ヘリとオスプレイも訓練を繰り返した。
 
米軍は不時着原因について「テールローターのギアボックスで微少な電気的事象を検知し、警告灯が点灯した」とし、ローター近くのセンサーを交換して安全に問題がないことを確認したと発表した。着陸場所に関しては「搭乗員はできるだけ建物や人から遠く離れた場所を選択した」と説明。実弾は積んでいなかったとした。



1月10日 沖縄タイムス
社説:米軍ヘリまた不時着 海兵隊移転 具体化せよ

米軍普天間飛行場のAH1攻撃ヘリ1機が8日午後、読谷村儀間の民間地に不時着した。
 
大手のホテル日航アリビラ敷地から、およそ250メートル。「もし、ホテルに落ちたら一発で終わり」だと県ホテル協会の當山智士会長は危機感をあらわにする。
 
2日前の6日には、うるま市・伊計島の海岸にUH1連絡輸送ヘリが不時着したばかりである。
 
米軍は8日午前、不時着したUH1をロープでくくってCH53でつり上げ、雨の中、風にあおられながら機体をホワイトビーチに運んだ。航路の安全をきちんと確保した上での回収作業だったのか。
 
AH1が読谷村に不時着したのは、その数時間後のことである。相次ぐ事故の連鎖は、異常という以外に表現のしようがない。
 
CH53大型ヘリの窓(重さ7・7キロ)が普天間第二小学校のグラウンドに落下したのは昨年12月13日。あれから1カ月も経っていない。
 
このまま行くと取り返しのつかない事故が起きるのではないか、と多くの住民が感じ始めている。住民の命が危険にさらされている、と危機感を募らせているのである。

小野寺五典防衛相は9日、マティス米国防長官と電話会談し、再発防止や点検整備の徹底を申し入れた。
 
在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン四軍調整官は、富川盛武副知事に電話し、相次ぐトラブル発生を謝罪した。
 
だが、米軍と政府の再発防止策は、事態を沈静化させるための危機管理的な要素が強く、実効性に乏しい。
 
「米軍も日本政府も信用できない」「選挙を意識したパフォーマンス」だと不信感をあらわにする人が増えた。
 
米軍ヘリ事故が相次いでいるのはなぜか。一般に指摘されているのは、北朝鮮危機に対処するため訓練が激化していること、国防費削減に伴う機体の老朽化、部品の不足、パイロットや整備士などの負担過重など、である。
 
「構造上の欠陥はなく、人為的ミス」だとして米軍が事故機の飛行を早々と再開し、防衛省がこれを追認するというケースが目立つ。しかし米軍や政府のこの言い方はまったく信頼が置けない。
 
人為的ミスが原因だとすれば、なぜこれほど頻繁に人為的ミスによる事故が発生するのかを明らかにしなければならない。
 
夜間空中給油や敵陣地への夜間低空進入など難易度の高い訓練は、気象変化の影響を受けやすいだけでなく、パイロットの技量にも左右されやすい。
 
「練度を維持する必要がある」との理由で対策をおろそかにすれば、事故の再発を防ぐことはできない。

当面の措置として必要なのは、普天間飛行場所属のすべての機種について、一定期間飛行を停止することである。
 
その間に、ハード面の機体点検と、パイロットや整備士などを対象としたソフト面の検証を行うこと、その結果を公表すること、を求めたい。
 
沖縄の米軍基地の運用を閉鎖的な日米合同委員会だけに委ねず、県が利害当事者として権限を持って発言できるような仕組みをつくることも重要だ。
 
もっと根本的な対策は「小さなカゴにあまりにも多くの卵を詰めすぎる」という基地沖縄の現実を改めることだ。
 
名護市安部海岸で発生したオスプレイの大破事故、東村高江の牧草地で起きたCH53の炎上事故、県内各地で頻発しているオスプレイやヘリの緊急着陸、不時着は、米軍機の事故がどこでも起こりうることを示している。
 
本土に駐留していた米海兵隊は1950年代、沖縄に移駐した。膨大な基地建設が可能だったのは、憲法が適用されず、施政権のすべてを米軍が握っていたからだ。
 
その結果、沖縄は、演習場や飛行場と住民地域がフェンスを隔てて隣接するという「基地住接近」のいびつな島になってしまった。
 
海兵隊の国外・県外移転を通してこの状態を改善することなしに問題の抜本的な解決を図ることはできない。



今度は読谷に、本物の「不時着」


sinpou2018 01091

sinpou2018 01092

sinpou2018 01093

sinpou2018 01094
1月9日の琉球新報紙面


times2018 01091
1月9日の沖縄タイムス紙面

1月9日 沖縄タイムス
米軍ヘリ、飛行中に警告灯 観光ホテル近くに不時着 沖縄・読谷村

times20180109222.jpg
読谷村内の民間地に不時着した米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリ。左奥にホテルが見える=8日午後

times20180109111.jpg

8日午後4時45分ごろ、沖縄県読谷村儀間の比謝川行政事務組合一般廃棄物最終処分場の敷地内に、米軍普天間基地所属のAH1Z攻撃ヘリ1機が不時着した。県警によると、乗員2人や住民、観光客らに被害はない。米軍は飛行中に不具合を示す警告灯が点灯したためと説明した。現場はホテル日航アリビラの敷地と道を挟んで隣接しており、住宅地から200~300メートルの距離。

6日にはうるま市与那城伊計島に普天間飛行場所属ヘリが不時着し、8日に撤去されたばかり。相次ぐ米軍機のトラブルに県民の不安や怒りは高まっている。
 
複数の目撃者によると、不時着機を含む2~3機の編隊が残波岬方面から陸地の上空を低空で飛び、うち1機が不時着した。村内で陸地の低空飛行は珍しい。
 
読谷村議によると不時着機は8日、普天間飛行場を離陸して嘉手納基地に着陸。午後4時20分ごろに離陸した後、異常の警告があったため旋回して南下したという。防衛省関係者によると米軍は9日早朝にエンジンテストし、問題なければ午前7時半をめどに普天間飛行場に向け離陸する。
 
在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は午後6時半すぎ、富川盛武副知事に電話で「申し訳ない」と謝罪。富川氏は事故原因などの詳細な説明を求めた。
 
県は在沖米軍が保有する全機の点検とその間の飛行停止を求めることを決めた。富川氏は9日、県庁に外務、防衛両省の担当者を呼び、抗議する。米軍も県庁に呼ぶ方向で調整に入った。富川氏は10日に上京し日米両政府へ抗議する。
 
石嶺傅實村長は相次ぐ米軍機のトラブルに「極めて異常事態だ。原因究明まで一切の米軍機の飛行を停止してほしい」と憤った。村議会は9日午前9時に緊急の会議を開く。現場は2020年の開業を目指す星野リゾートの宿泊施設予定地とも隣接しており、観光に与える影響に懸念が広がった。沖縄防衛局は8日、米軍に文書で抗議した。


1月9日 琉球新報
社説:米軍ヘリまた不時着 海兵隊は直ちに撤退せよ

在沖米海兵隊の構造的欠陥はいかんともし難い。相次ぐ米軍ヘリコプターの不時着や部品落下事故がそのことを証明する。沖縄から直ちに撤退することを強く求める。
 
米軍普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリコプターが8日、機体の不具合を示す警告灯が点灯したとして、読谷村の比謝川行政組合廃棄物処分場の敷地内に不時着した。普天間飛行場所属機はUH1ヘリが6日、うるま市伊計島の東側海岸に不時着したばかりである。
 
50時間足らずの間に普天間飛行場所属機が2度も不時着した。機体の点検整備体制に大きな問題があるからではないのか。
 
米海兵隊の航空機の事故が世界各地で多発している原因について、米連邦議会の軍事委員会や米国防総省は2017年12月、軍事予算の制約・削減が整備などに深刻な影響を与えていると指摘した。
 
米国防総省が機体を十分に整備できていないことを認めた。そのことを日本政府は重く受け止めるべきだ。整備不良のヘリなどが日々、県民の頭上を飛んでいるという状況を放置してはならない。
 
米海兵隊全体では17年夏以降、事故が多発しているが、在沖米海兵隊の事故は16年夏から激増している。16年は12月に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部の沿岸に墜落し大破するなど、2件の墜落事故が発生した。17年は1980年以降で最多の7件もの事故があった。
 
事故のたびに県や市町村が米軍に抗議し、安全が確認されるまで全機種の飛行停止を求めるが、米軍は安全が確認できたとして飛行再開を強行した揚げ句、事故が繰り返されている。米軍の言うことをうのみにする日本政府にも、事故の大きな責任がある。
 
宜野湾市の普天間第二小学校の運動場にCH53Eヘリが窓を落下させた事故で、県が全米軍機の飛行停止を求めたことに山本朋広防衛副大臣は「CH53Eの事案なので、それで他の飛行機も同じように扱うというのはどういうロジック(論理)なのか分からない」とし「全ての機種の飛行停止を求める考えはない」と拒否した。
 
事故を起こした機種だけでなく、全機種の飛行を停止して安全点検を求めることの正当性が相次ぐ不時着で改めて証明された。事故防止の論理を理解できない山本氏に防衛副大臣を務める資格があるだろうか。
 
政府はこれまでの米軍追従姿勢を改め、全機の飛行停止を米軍に要求し、実現させるべきである。国民に対する政府の責任を今回こそ、果たしてもらいたい。
 
不時着や部品落下はいつか大事故につながる。県民の安全を守るには、普天間飛行場の閉鎖だけでは不十分である。海兵隊の撤退とセットでなければ、県民は危険にさらされ続ける。辺野古新基地への移駐などもってのほかだ。


本土紙では東京新聞が今度は一面トップで、社会面でも

tokyo2018 01091
1月9日の東京新聞紙面



1月8日 沖縄タイムス
米軍不時着ヘリ、ホワイトビーチへ輸送 別のヘリがつり上げ

times92a16b3cf57132169.jpg
CH53につり下げられ撤去される不時着したUH1Yヘリ=8日午前10時16分、うるま市・伊計島

米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリが沖縄県うるま市与那城伊計の海岸に不時着した問題で、米軍は8日午前10時16分、うるま市平敷屋のホワイトビーチへ向け、事故機を別のヘリコプターでつり上げて離陸した。同10時28分、ホワイトビーチに到着した。

強い風雨が吹き付ける中、米軍は同8時ごろから、事故機のローター周辺を確認するなど輸送の準備を開始。同8時半ごろ、機体にロープをくくりつけている様子が確認された。

ヘリコプターに事故機をつり下げる作業を完了させると、10時16分に伊計島を飛び立った。

1月8日 沖縄タイムス
社説:米軍ヘリ不時着 飛行停止し機体点検を

現場から最も近い住宅までは約50メートルしか離れていない。日常的に漁や潮干狩りで利用する浜辺で、住民が巻き込まれなかったのは全くの偶然にすぎない。

6日午後4時ごろ、うるま市の伊計島東側海岸に米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリコプターが不時着した。

UH1Yは人員や物資を輸送する多用途ヘリで、米軍は不時着について「主回転翼の速度超過を示す異常が表示されたため」と説明している。

機体は7日、米軍関係者が回転翼を取り外して運び出すなどしており、8日にもヘリでつり下げて米軍ホワイト・ビーチに空輸される見通し。

1カ月前に普天間所属のCH53E大型輸送ヘリからとみられる部品が宜野湾市の緑ヶ丘保育園の屋根に落下したばかりである。その6日後には普天間第二小の運動場にCH53Eの窓が落下した。

昨年10月、東村高江の民間地でCH53Eが炎上した事故で飛行再開の際、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官は「私自身が安全でないと感じる航空機の運用を許可することは決してない」と発言した。しかし米軍機の事故は続いている。

米軍の機体整備はちゃんとなされているのか。整備体制に不備はないのか。強い疑問を持つ。

大型輸送ヘリが沖国大に墜落した事故はイラク戦争への配備を急ぎ、睡眠時間が十分とれなかった整備士がピンを付け忘れことが原因だった。北朝鮮情勢の緊迫化で似たようなことが起きていないか。

米軍は事故原因を徹底究明し、県民に公表すべきだ。

復帰前の沖縄は「空にB52、海に原潜、陸に毒ガス-天が下に隠れ家もなし」といわれた。住民の安心、安全を後回しにして、軍事訓練を優先するのは、復帰前も復帰後も変わらない。

沖縄本島周辺には米軍の広大な訓練空域が張り巡らされている。伊計島では昨年1月にも普天間所属のAH1Z攻撃ヘリが農道に不時着している。うるま市は飛行ルートの変更を求めたが、要請とは裏腹に、最近は米軍ヘリの訓練が頻繁になり、飛行ルートが島に近づいていると証言する住民もいる。

AH1Zは不時着の翌日、事故原因と再発防止策を明らかにしないまま普天間に戻り、飛行停止をすることなく通常訓練をしている。住民の不信感が高まるのは当然だ。

米軍の運用に日本政府は口を挟まないが、改める時だ。国民の安心、安全を侵害する安全保障は本末転倒である。

伊計島で不時着、のニュースを聞いて緑ヶ丘保育園の園長が「民間地に落ちることが身近に迫っている気がして身震いする」と語ったのは、多くの県民が抱いている恐怖感である。

伊計自治会は今月中にも初の抗議集会を開く。人口約300人の小さい島ではよっぽどのことだ。住民の生命、財産が脅かされることに切実な危機感を抱いている証しだ。

県が米軍に求めた全機の飛行停止とオーバーホール(分解点検修理)を、日本政府も米軍に要求すべきだ。


1月7日 琉球新報
プロペラなど取り外す 伊計島米軍ヘリ不時着

sin0cbc0cd5e8e7531d23.jpg

sin114a3d473ec78f235.jpg
不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリを次々に解体する米兵ら=7日午後0時53分ごろ、うるま市伊計島

うるま市与那城伊計島の砂浜に6日不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリコプターは7日午前、プロペラやメーンローター部分が取り外された。撤去に向けた作業が続いているとみられる。

機体は浜に残されたままだが、ローターなどを外したほか、ホースをつないでいる様子も見られた。燃料などを抜き取った可能性がある。正午前に規制線の中に入ったうるま市議らによると、どのように移動させるかを米軍が検討している。陸送の場合、浜につながる道が狭く、大型車両の横付けは困難な状況だ。

午前中に現場を視察した沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長は「米軍機の事故、トラブルが頻発し、県民全体に不安を与えている」と述べ、米軍に対し飛行の安全を第一に努めてもらいたいと伝えたと説明した。


1月7日 琉球新報
米軍ヘリ、ローターの点検続く うるま市伊計島の不時着

sin3336e9db07937115.jpg
不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリコプターからプロペラを外す米兵ら=7日午前8時55分ごろ、うるま市伊計島

うるま市与那城伊計島の砂浜に6日不時着した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリコプターは、一晩明けた7日早朝も依然として浜にとどまっている。米軍は7日にも機体の撤収を予定しているというが、新たな見通しは示されていない。兵員がメーンローター周辺を集中的に調べている様子が確認された。

米兵らは7日午前7時ごろから機体周辺での作業を開始。兵員約20人がトラックから資機材を降ろし、機体周辺まで運んだ。プロペラの根元、メーンローターとのつなぎ目などを点検している様子で、午前9時ごろにはプロペラ1枚を取り外した。

ヘリは6日午後4時ごろ、伊計島の東側の砂浜に不時着。同日夜から7日早朝にかけては機体周辺で兵員数人が交代で監視していた。さらにその外周では県警の規制が続いている



伊計島には昨年1月にも不時着。


sinpou2018 01072

sinpou2018 01073

sinpou2018 01074

sinpou2018 01075
1月7日の琉球新報紙面


1月7日 琉球新報
社説:米軍ヘリ不時着 沖縄の空を飛ぶ資格ない

米軍はどれだけ県民の生命を危険にさらし、暮らしの安全を脅かせば気が済むのか。宜野湾市の普天間第二小学校運動場への窓落下事故から1カ月もたたないのに、米軍ヘリが再びトラブルを起こした。在沖米海兵隊普天間飛行場所属のUH1Yヘリがうるま市伊計島の砂浜に不時着した。

伊計島には昨年1月にも普天間飛行場所属のAH1攻撃ヘリが農道に不時着した。島の人々は危険と隣り合わせの生活を強いられている。

今回の不時着について米海兵隊は日本側に、事故を避けるための「予防着陸」だったと説明している。同じ東海岸の十数キロ先には米海軍基地のホワイトビーチがある。「予防着陸」の場所を安定的に着陸できるホワイトビーチではなく、伊計島の砂浜を選択したことをみても、事故発生が切迫した危険な状況だったのではないか。

16年12月に垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部沿岸に墜落し、同じ日に別のオスプレイが普天間飛行場で胴体着陸した。17年8月には普天間所属のオスプレイがオーストラリアで墜落し、乗員3人が死亡した。6月には伊江島と奄美空港、8月に大分空港で緊急着陸している。

10月には同じ普天間所属のCH53E大型ヘリが東村高江の牧草地に不時着し炎上した。さらに12月には緑ヶ丘保育園の屋根から同型ヘリのプラスチック製の円筒が見つかり、普天間第二小学校の運動場に窓を落下させた。

これほどまでに事故を多発させているにもかかわらず、米海兵隊はその都度、早々と飛行再開を強行してきた。その理由として強調してきたのが、機体に異常は見られなかったということだ。そして併せて挙げるのが「人為的ミス」だ。

つまりヘリなどの装備に構造的な欠陥はなく、事故原因を「人為的ミス」という兵員個人へと矮小(わいしょう)化してきた。裏を返せば航空機を運用する際にミスを起こしてしまう兵員が多数存在していることになる。

米軍は航空機を操縦したり、搭乗させたりしてはいけないはずのミスを犯す兵員を多数抱えたまま、沖縄上空にヘリなどの航空機を飛ばしている。県民からすれば、たまったものではない。

日本政府もこうした米軍の姿勢を追認してきた。高江の不時着炎上事故の際、日本政府は「事故原因と安全が確認されるまで運用停止が必要だ」と飛行再開に反対していた。しかし炎上原因が明らかになっていない1週間後に米軍が飛行を再開したのに、そのまま追認した。県民の生命は二の次なのだ。

これ以上、米軍の野放図な基地運用を放置するわけにはいかない。県民が納得できる説明を尽くすまで、米軍は航空機の全機種の運用を停止すべきだ。米軍機が沖縄の空を飛ぶ資格などない。


times2018 01072
1月7日の沖縄タイムス紙面


1月7日 沖縄タイムス
米軍ヘリ、また不時着 沖縄・伊計島、民家近くの海岸 米軍「計器異常」と説明

times2018 0107111
砂浜に不時着した米軍UH1ヘリ=6日午後4時47分、うるま市・伊計島

times2018 0107222

6日午後4時ごろ、沖縄県うるま市与那城伊計の東側の海岸に、米軍普天間飛行場所属のUH1ヘリコプターが不時着した。県警や同市消防本部によると、けが人や火災などはなかった。米軍は同日、県側に計器の異常による緊急着陸と説明した。伊計島には昨年1月、普天間所属の攻撃ヘリが不時着しており、伊計自治会は今月中にも、初の抗議集会を開く。東村高江でのヘリ炎上事故や宜野湾市の普天間第二小学校へのヘリの窓落下事故など、絶えない米軍機トラブルが県民の強い反発を招いている。

県警によると、不時着したのは普天間所属のUH1ヘリで、乗員4人は無事だった。同日午後4時15分ごろ、目撃者の男性から「ヘリが海岸に降りている」と110番通報があり、駆け付けた警察官や消防隊員が砂浜に着陸している米軍機を発見した。住民によると、現場から約50メートル離れた場所に住宅がある。

現場を訪れた県基地対策課の金城典和課長らによると、米軍が機体後部のローター部分を取り外して点検する様子を確認。防衛局によると、米軍側から「ランプが点灯したので緊急着陸した」と説明があり、機体に目立った損傷はなかった。

那覇市内で取材に応じた翁長雄志知事は、詳細な報告は受けていないとした上で「(事実であれば)とんでもない話だ」と懸念を示した。富川盛武副知事には午後7時すぎ、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官から「計器異常のため、エマージェンシーランディング(緊急着陸)した」と電話で説明があった。県は9日に外務、防衛両省を県庁に呼び、抗議する予定。

伊計島では昨年1月20日、普天間飛行場を離陸した新型攻撃ヘリAH1Zが農道に不時着。島袋俊夫うるま市長は「いつか大事故につながるのではないかという懸念があり、住民の不安は増大している」と強調。伊計自治会の玉城正則会長は「米軍の整備がマニュアル通りに行われているのか」と疑問視した。

第11管区海上保安本部は同日、警戒のため現場近くの沖合に巡視艇1艇を配備。油の流出を防ぐオイルフェンスを設置した。


本土紙では東京新聞が社会面で

tokyo2018 01071
1月7日の東京新聞紙面
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ryukyuheiwa

Author:ryukyuheiwa


「宮古島千代田目」
「宮古島保良目」
「石垣島平得大俣目」

「平和な島に自衛隊・米軍はいらない!」
軍隊が守るのは「国民」や「住民」ではなく、軍上層部が帰属する支配者だけ。
奄美・与那国・宮古・石垣への自衛隊の配備に反対します。

17分程度のアニメを中心にしたビデオです、ぜひご覧ください!
本当にこれでいいのですか?宮古島
https://youtu.be/J6TdQK4jjmo


miyakosoma chirasi2020 0923

宮古意見広告2020 03サイズ縮小

2015年2月27日「下地島空港を軍事利用しないよう求める」県庁前集会


全国の闘う仲間にお笑いを! 「伝説の闘うエンターテイナー」
ぶつはらゆきお<宮古島映像PR>


伝説の闘うエンターテイナー」ぶつはらゆきお
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-194.html


「たれうやや」さんが作成されたガイド冊子(PDFファイル)
南西諸島アクセスガイド 
https://d.kuku.lu/3f2d240cf6
奄美から南西諸島での自衛隊基地問題へアプローチするために。

沖縄アクセスガイド
https://d.kuku.lu/f353fde14f
辺野古ばかりでなく、高江や伊江島に行く際の参考に。


ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会のチラシ

住民連絡会チラシ表縮小
住民連絡会チラシ裏縮小

宮古チラシ

宮古軍事化チラシ裏
宮古軍事化チラシ

3.19宮古島はどうなる?講演会実行委員会のチラシ

miyakolef01.jpg
miyakoleaf02.jpg

宮古島平和運動連絡協議会のチラシ

0812チラシ表

0812チラシ裏


石垣島「市民連絡会」チラシ9号

市民連絡会チラシ9号表

石垣島「市民連絡会」4月チラシ

石垣市民連絡会4月チラシ

石垣島「市民連絡会」チラシ7号

市民連絡会7号チラシ01
市民連絡会7号チラシ02

石垣島「住民の会」のチラシ4号

石垣住民の会チラシ4号01
石垣住民の会チラシ4号02

石垣島「市民連絡会」のチラシ2号

zyuuminchirasi2a.jpg
zyumminchirasi2b.jpg