宮古島より:
造成工事中千代田敷地内で新たに発見された、
先人の歴史文化遺産である古墓と、戦跡として後世にに受け継がれるべき旧日本軍の壕。市教委は「記録保存」のみで、これらの文化財を多くの市民の要請があるにもかかわらず、防衛局が埋めて隠滅することを黙認。
許されない文化財の秘密裡の破壊![許されない文化財の秘密裡の破壊02[1]](https://blog-imgs-118.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20180201163602115.jpg)
それぞれの位置を参照するために、千代田周辺地図(拡大図)、現況写真、文化財調査図をページ下部の「要請書」の下に再掲しています。暴挙を許さない!1月31日、防衛局は千代田敷地内の文化財(壕と古墓)を破壊し埋める。https://youtu.be/37l-04so4ao1月31日: 市民が、千代田の建設現場(陸自宮古島駐屯地造成工事)内の文化財(戦時中の壕と古墓)について保存を求め、まず少なくとも現状の確認をするために現場の公開をして立ち入りを要請していたところ、防衛局は壕と古墓を破壊し埋めてしまいました

1月29日: 防衛局への要請の回答が電話でありました。あまりにも誠意のないもので理屈も何もありません。要するに「だめだから、ダメ」としか言っていません。
防衛局員とのやり取りの録音です:
011 千代田敷地内の文化財(壕と古墓)に関する、1月26日付要請書について、防衛局とのやり取り
https://teyata1948.wixsite.com/heiwa1月26日: 千代田敷地内の、文化財(壕と古墓)が、今にも埋められそうになっています。
沖縄防衛局に電話しFAXで要請文を送りました。長浜防衛局職員は「工事関係者しか入れない」「返事はまたします」を繰り返すばかりです。
防衛大臣 小野寺五典様
沖縄防衛局長 中嶋浩一郎様
要 請 書①1月12日付けの緊急声明(別紙)でも、要請しましたように、千代田の建設現場内の文化財(戦時中の壕と古墓)について、保存を求めていますが、少なくとも現状の確認を、公開でできるように立ち入りを許可されるように要請します。
立ち入っての現状確認には、市教育委員会も同行可能であると言っています。
②また、御嶽につきましても、千代田自治会会長は、「元のカーンミ御嶽の森が半減することは承知していない」ということです。
御嶽につきましても、同様に現状確認を公開でできるように、許可されることを要請します。
③さらに、現場内にみられる「断層」の確認につきましても、地質学の専門家立ち合いの下、調査することを要請します。
現状確認が行われるまで、壕や古墓の破壊や埋め立てを行わないように要請します。
至急、①②③それぞれについて回答をお願いします。
2018年1月26日
ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会
共同代表 奥平一夫 仲里成繁
連絡(事務局)090-9784-1545
(構成団体)
宮古島ピースアクション実行委員会
日本軍「慰安婦」問題を考える宮古の会
みやこ九条の会
宮古島・命の水・自衛隊配備を考える会
てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会
平和を祈る宮古キリスト者の会
野原住民有志 市民個人有志
再掲:千代田周辺地図(拡大図)
現況写真
文化財調査図
「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡協議会」は1月12日記者会見、
「千代田建設現場内の文化財と御嶽の保存を求め、違法な千代田陸自基地建設工事の中断を求める緊急声明 」を発表
1月14日の宮古毎日紙面
1月14日の宮古新報紙面千代田陸自基地建設現場内の文化財と御嶽の保存を求め
違法な千代田陸自基地建設工事の中断を求める緊急声明10月30日より元の千代田カントリーゴルフ場において、陸上自衛隊ミサイル部隊の基地建設の造成工事が始まっています。
敷地内にあった御嶽の森は半分以下に伐採され、敷地内外周辺の樹木も、そのほとんどがなぎ倒され、赤土がむき出しの無惨な姿になっています。棲息した鳥の鳴き声も、小動物たちの姿も消えました。元のゴルフ場の敷地内には、地域住民の祈りの場である御嶽の森が残されていましたが、その森がすでに明らかに半分以下になっています。これは千代田地域住民のみならず、宮古島市民共有の貴重な文化財でもあります。
また、基地建設の現場には、これまで認知されていなかった、先の戦時中の貴重な戦跡が今回確認されています。宮古島市教育委員会も把握していなかった日本軍の通信隊の避難壕2か所と、古いお墓2か所です。古墓からは人骨も掘り出されています。
戦時中の通信隊の避難壕は、深く掘られ、地下トンネルのようになっています。
宮古島市は、これら貴重な文化財のありようを市民に告知し、認知させるべきです。その扱いについて、市議会や市民の間で議論もなく、秘匿したまま何もなかったかのように埋めて隠滅してしまうことは、市民に文化的な大きな損失を与えることになります。
市長は、市民からの要請や質問には問答無用で、面会も拒み続けています。何より、「ミサイル基地建設」を認めたことの説明責任も放棄しています。
沖縄防衛局は、このような結構な規模の戦跡や、古墓を、市民や市議らに公開して確認させるべきであるとの私たちの再三の申し入れを拒否しています。
12月14日、私たちは50名くらいの、地域の神人・市民・市議・国会議員で、御嶽の確認のため、初めて入りました。地域の神人は、大切な水場が埋められていることに激怒しました。「地域に災いが起こるのだ」と、業者の現場監督に訴えていました。
しかし、沖縄防衛局はその後、壕や古墓といった文化財の確認のために、敷地内に入ることを認めません。昨年12月の住民説明会での、「住民の理解を得るために、丁寧な説明をする」と言葉とはまったく相容れない対応をしています。
このように、市民・住民に、基地建設工事の全体像も隠ぺいしたまま、一方的に進められている造成工事は認められません。また、建設現場では、工事車両は過積載の違反を繰り返し、雨が降れば土砂の汚染水が敷地外へ流れ出るという、工事の違法性も問題となっています。
工事の給水計画も防衛局から市に対して出されていない中で、数十台、今後は数百台のダンプのタイヤの洗浄のために大量の水が費やされています。地下水の枯渇も懸念されます。このようなミサイル基地建設工事の強行に抗議し、中断を求め、以下要請します。
1 宮古島市下地敏彦市長は、基地建設容認の経緯を市民に説明すべきである
1 沖縄防衛局は千代田建設現場内の文化財・戦跡の確認を公開すべきである
2018年1月12日
ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会
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