1月16日 宮古島で ONE SHOT ONE KILL <一撃必殺>上映会
- 2016/01/14
- 09:07
宮古島より:
軍隊って何だ? 自衛隊って、どんなところ?
映画「ONE SHOT ONE KILL」上映&トークの集い
1月16日(土)午後2時~4時30分
郡農協JAホール
軍隊って何だ?自衛隊って、どんなところ?
映画「ONE SHOT ONE KILL(一撃必殺)」上映とトークの集いへのご案内
宮古島・命の水・自衛隊配備を考える会 岸本 邦弘
来る1月16日(土)午後2時からJAホールにおいて、映画「ONE SHOT ONE KILL」の上映ならびに元航空自衛隊の小多基実夫さんのトークの集いが開催されます。
上映される映画は、監督の藤本幸久氏とプロデュサー(企画・制作者)景山あさ子氏により、2011年に完成された作品です。アメリカ軍隊の海兵隊員たちが、どのような訓練を経て沖縄にやって来るのか、わが国の自衛隊員は誰と一緒に戦争をしようとしているのか。米海兵隊のブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間の訓練の様子を密着撮影した作品からこの問いの答えを知ることができます。
「人は、生まれながらにして人を殺すようにはできていない、なのに、なぜ、どうすれば、普通の若者が戦場で人を殺せるようになるのだろうか」この問の答は、今回の映画の中にあります。映画のなかの映像を観て、言葉を聴くことを通して自分でわかるようになるからです。また今回は、映画上映後に監督とプロデュサーによる作品解説もありますので問の確かな答えが得られることでしょう。
一方、トークをして頂くのは、元航空自衛隊の小多基実夫さんです。
小多さんは、1970年航空自衛隊入隊。1972年、沖縄返還に伴う自衛隊沖縄派兵に抗議し、陸自の4人と共に防衛庁長官に「派兵の即時中止等10項目の要求」を提出し、沖縄反戦デーの集会に参加し、自衛隊法違反に問われ、懲戒免職処分。以後、自衛隊の人権確立を目指して活動を続けている方です。小多さんは、軍隊に反対する執筆活動もされていて、昨年7月の自衛隊の戦争計画「自衛隊、第2の沖縄戦計画」もそのひとつです。
70年前、軍隊は、「本土防衛」のための「捨て石」作戦として沖縄に防衛拠点を構築しました。その結果、それらは米軍の攻撃対象となり、巻き込まれた住民が多数犠牲になりました。今度は自衛隊が、南西諸島(宮古・石垣・与那国)に防衛拠点を構築し、「南西諸島を捨て石」にする計画(自衛隊、第2の沖縄戦計画)をしているというのです。
政府は、昨年8月19日、集団的自衛権の行使容認や自衛隊活動拡大を図る安全保障関連法案を可決しました。2013年の特定秘密保護法成立など国家への権力集中に拍車をかけながら、他方ではアメリカとの軍事同盟関係を一体化し、いつでもアメリカの戦争応援が出来るようにするという特異な路線を敷いています。この路線は、安倍内閣に入って従来以上のスピードで推進されてきています。これをうけて、防衛省は8月31日、陸上自衛隊警備部隊の宮古島配備に向けて109億円の概算要求を決定しました。まさに「南西諸島を捨て石」作戦のための防衛拠点構築を始めようとしているのです。
人は、見たこともない、聞いたこともないものを自分の頭の中に作り出すことは出来ません。見たこと、聞いたことそのものや、それらのもつ意味を記憶し、それらを手がかりに、過去の出来事、現在目の前に起きている現象、そしてこれから起こり得る未知の出来事を考える材料にするのです。
長年、南西の楽園に住んでいるわたしたちの頭の中には、軍隊って何だ?自衛隊ってどんなんところ?の問いに対する本質的な答えの素材は少なく、ましてや自分たちの島が戦争や紛争に巻き込まれ、「捨て石」にされるなどということは想像もできません。だからこそ自分自身の目と耳を用いて、いろいろな情報源から考えるための素材を集める必要があります。
今回の映画「ONE SHOT ONE KILL(一撃必殺)」上映とトークの集いから、軍隊や自衛隊の本質、宮古島を含む南西諸島への自衛隊配備と基地建設の本来の意味を考える素材をたくさん得て下さい。多くの市民のみなさまの参加をお持ちしています。
![d1010001[1]](http://blog-imgs-86.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160111084818ff2.jpg)
![d1020001[1]](http://blog-imgs-86.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160111084817c8e.jpg)
★長編ドキュメンタリー映画
「ONE SHOT ONE KILL」
international version
(2011年/森の映画社/68分)
海兵隊員たちは、どのような訓練を経て沖縄へやってくるのか、自衛隊は誰と一緒に戦争をしようとしているのか。米海兵隊のブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間に密着した問題作。
上映後、藤本幸久監督と影山あさ子プロデューサーの解説・トークあり。
★ゲスト・トーク
小多基実夫さん(元自衛官)
1950年 滋賀県生まれ、65歳。1970年 航空自衛隊入隊、1971年、第2高射群(地対空ミサイル部隊 福岡県芦屋基地)配属。1972年、沖縄返還に伴う自衛隊の沖縄派兵に抗議し、陸自の4人の自衛官とともに防衛庁長官に「派兵の即時中止等10項目の要求」を提出、沖縄反戦デーの集会に参加。自衛隊法違反に問われ、懲戒免職処分。「処分取り消し=原隊復帰」を求めて提訴(2001年に最高裁で敗訴)。以後、現在まで、自衛官の人権確立を目指し活動中。
上映無料 資料代500円
主催:実行委員会
問い合わせ 090-9784-1545 清水 090-2052-9902 影山
軍隊って何だ? 自衛隊って、どんなところ?
映画「ONE SHOT ONE KILL」上映&トークの集い
1月16日(土)午後2時~4時30分
郡農協JAホール
軍隊って何だ?自衛隊って、どんなところ?
映画「ONE SHOT ONE KILL(一撃必殺)」上映とトークの集いへのご案内
宮古島・命の水・自衛隊配備を考える会 岸本 邦弘
来る1月16日(土)午後2時からJAホールにおいて、映画「ONE SHOT ONE KILL」の上映ならびに元航空自衛隊の小多基実夫さんのトークの集いが開催されます。
上映される映画は、監督の藤本幸久氏とプロデュサー(企画・制作者)景山あさ子氏により、2011年に完成された作品です。アメリカ軍隊の海兵隊員たちが、どのような訓練を経て沖縄にやって来るのか、わが国の自衛隊員は誰と一緒に戦争をしようとしているのか。米海兵隊のブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間の訓練の様子を密着撮影した作品からこの問いの答えを知ることができます。
「人は、生まれながらにして人を殺すようにはできていない、なのに、なぜ、どうすれば、普通の若者が戦場で人を殺せるようになるのだろうか」この問の答は、今回の映画の中にあります。映画のなかの映像を観て、言葉を聴くことを通して自分でわかるようになるからです。また今回は、映画上映後に監督とプロデュサーによる作品解説もありますので問の確かな答えが得られることでしょう。
一方、トークをして頂くのは、元航空自衛隊の小多基実夫さんです。
小多さんは、1970年航空自衛隊入隊。1972年、沖縄返還に伴う自衛隊沖縄派兵に抗議し、陸自の4人と共に防衛庁長官に「派兵の即時中止等10項目の要求」を提出し、沖縄反戦デーの集会に参加し、自衛隊法違反に問われ、懲戒免職処分。以後、自衛隊の人権確立を目指して活動を続けている方です。小多さんは、軍隊に反対する執筆活動もされていて、昨年7月の自衛隊の戦争計画「自衛隊、第2の沖縄戦計画」もそのひとつです。
70年前、軍隊は、「本土防衛」のための「捨て石」作戦として沖縄に防衛拠点を構築しました。その結果、それらは米軍の攻撃対象となり、巻き込まれた住民が多数犠牲になりました。今度は自衛隊が、南西諸島(宮古・石垣・与那国)に防衛拠点を構築し、「南西諸島を捨て石」にする計画(自衛隊、第2の沖縄戦計画)をしているというのです。
政府は、昨年8月19日、集団的自衛権の行使容認や自衛隊活動拡大を図る安全保障関連法案を可決しました。2013年の特定秘密保護法成立など国家への権力集中に拍車をかけながら、他方ではアメリカとの軍事同盟関係を一体化し、いつでもアメリカの戦争応援が出来るようにするという特異な路線を敷いています。この路線は、安倍内閣に入って従来以上のスピードで推進されてきています。これをうけて、防衛省は8月31日、陸上自衛隊警備部隊の宮古島配備に向けて109億円の概算要求を決定しました。まさに「南西諸島を捨て石」作戦のための防衛拠点構築を始めようとしているのです。
人は、見たこともない、聞いたこともないものを自分の頭の中に作り出すことは出来ません。見たこと、聞いたことそのものや、それらのもつ意味を記憶し、それらを手がかりに、過去の出来事、現在目の前に起きている現象、そしてこれから起こり得る未知の出来事を考える材料にするのです。
長年、南西の楽園に住んでいるわたしたちの頭の中には、軍隊って何だ?自衛隊ってどんなんところ?の問いに対する本質的な答えの素材は少なく、ましてや自分たちの島が戦争や紛争に巻き込まれ、「捨て石」にされるなどということは想像もできません。だからこそ自分自身の目と耳を用いて、いろいろな情報源から考えるための素材を集める必要があります。
今回の映画「ONE SHOT ONE KILL(一撃必殺)」上映とトークの集いから、軍隊や自衛隊の本質、宮古島を含む南西諸島への自衛隊配備と基地建設の本来の意味を考える素材をたくさん得て下さい。多くの市民のみなさまの参加をお持ちしています。
![d1010001[1]](http://blog-imgs-86.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160111084818ff2.jpg)
![d1020001[1]](http://blog-imgs-86.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20160111084817c8e.jpg)
★長編ドキュメンタリー映画
「ONE SHOT ONE KILL」
international version
(2011年/森の映画社/68分)
海兵隊員たちは、どのような訓練を経て沖縄へやってくるのか、自衛隊は誰と一緒に戦争をしようとしているのか。米海兵隊のブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間に密着した問題作。
上映後、藤本幸久監督と影山あさ子プロデューサーの解説・トークあり。
★ゲスト・トーク
小多基実夫さん(元自衛官)
1950年 滋賀県生まれ、65歳。1970年 航空自衛隊入隊、1971年、第2高射群(地対空ミサイル部隊 福岡県芦屋基地)配属。1972年、沖縄返還に伴う自衛隊の沖縄派兵に抗議し、陸自の4人の自衛官とともに防衛庁長官に「派兵の即時中止等10項目の要求」を提出、沖縄反戦デーの集会に参加。自衛隊法違反に問われ、懲戒免職処分。「処分取り消し=原隊復帰」を求めて提訴(2001年に最高裁で敗訴)。以後、現在まで、自衛官の人権確立を目指し活動中。
上映無料 資料代500円
主催:実行委員会
問い合わせ 090-9784-1545 清水 090-2052-9902 影山
スポンサーサイト