何が「離島防衛」だ!2012年の防衛省内部文書では、石垣島での「離島防衛・奪回戦」凄まじい地上戦を想定。島民の命を守る「作戦」など全く無し。
- 2018/12/02
- 03:55
Ryukyuheiwaより:
軍隊は領土は守っても、住民の命は二の次。沖縄戦の経験からしても住民に犠牲を強いるのは歴然だ!!
11月29日の衆議院安全保障委員会、日本共産党赤嶺衆院議員の質問
7分15秒以降でその質疑がされています。

12月1日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より
12月1日 八重山毎日
石垣侵攻想定し作戦分析

石垣島が侵攻された場合を想定した奪回のための作戦分析図(原本を一部省略した)※OR=作戦分析
防衛省 12年に離島奪回文書 住民保護触れず
防衛省が2012年3月に、「南西諸島での将来における戦い方」として石垣島が侵攻されたことを想定し、島しょ奪回のための作戦を分析していたことが分かった。奪回に必要な戦力をはじき出している。同省によると、これらの成果は、現行の防衛計画大綱と中期防衛力整備計画に反映された。赤嶺政賢氏(共産)が11月29日の衆院安全保障委員会で、同省の内部文書として取り上げた。
赤嶺氏が入手した文書は、同省内部の機動展開WG(ワーキンググループ)が12年3月29日に作成した「機動展開構想概案」。赤い文字で「取扱厳重注意」と記されている。
答弁によると、WGは10年12月から13年12月にかけて設定された。その間、政権交換があったため最終報告には至っていないが、中間成果としてまとめられた。
それによると、2000人の自衛隊普通科連隊が事前配備された石垣島に、敵4500人規模の海空戦力が上陸し、どちらか一方の残存率が30%になるまで島内6カ所で戦闘を実施した場合、兵力数は自衛隊538人に対し敵2091人で劣勢に。
だが、敵の増援部隊が到着するまでに約1800人規模の陸自戦闘部隊を上陸させれば、最終的な兵力は自衛隊899人に対し敵679人で優勢。その結果として、約2000人の部隊を増援すれば奪回可能と分析している。
一方、概案は自衛隊の機動力や輸送能力について検討したものの、国民保護のための輸送については「自衛隊が主担任ではなく、所要も見積もることができないため、評価には含めない」とした。
赤嶺氏は「島が戦場になったとき、住民はどうなるか。軍隊と住民が混然一体となり、苛烈な地上戦が行われた沖縄戦の再来になる。自衛隊配備の空白を埋めて国民の命を守り抜くと言っているが、保障はどこにあるのか」とただした。
岩屋毅防衛相は「国民保護に最大の配慮を払いつつ、もし侵攻があった場合には奪回を考えていくことは当然だ」と説明した。

11月30日の琉球新報紙面
11月30日 琉球新報
石垣島での戦闘想定 防衛省 12年に離島奪還文書

防衛省内部で検討していた「機動展開構想概案」と題する文書のうち、石垣島での戦闘を想定した図
防衛省が2012年3月に、南西地域の防衛に関して石垣島を実際の戦闘現場と想定した上で、島しょ奪回のため必要となる自衛隊の戦力などを検討していたことが分かった。石垣島に4500人の敵部隊が上陸し島内各地で戦闘が行われた場合を想定し、戦力の「残存率」や優劣を比較している。29日の衆院安全保障委員会で、赤嶺政賢氏(共産)が同省の内部文書を示し取り上げた。
赤嶺氏が入手したのは、12年3月に防衛省内の「機動展開WG(ワーキンググループ)」が作成した「機動展開構想概案」と題する文書で、「取扱厳重注意」の表記がある。防衛省によると同WGは10年12月から13年12月にかけて省内に設置された。その間に政権交代があり最終的な報告書は作成されていないものの、検討成果は13年改定の現在の「防衛計画の大綱」に反映されているという。
文書で示された島しょ奪回作戦のシナリオでは、2千人の自衛隊の部隊が配備された石垣島に、4500人規模の敵の海空戦力が上陸し、島内6カ所で戦車などを使った戦闘が発生。最終的な残存兵力は自衛隊538人、敵2091人で「我は劣勢」と分析している。その後、味方の島しょ奪還部隊約1800人が攻め込み敵を制圧する想定となっており、2千人規模の部隊を増援させれば「おおむね再奪回は可能」と指摘している。
赤嶺氏は委員会で「自衛隊配備の空白を埋めて国民の命を守り抜くと言っているが、離島奪回作戦となると地上戦になる」とただした。岩屋毅防衛相は「国民保護に最大の配慮を払いつつ、もし侵攻があった場合には、奪回を考えていくことは当然のことだ」と説明した。


11月30日の沖縄タイムス紙面
機動展開構想概案の一部(赤嶺政賢衆議院議員のHPより):
![機動展開構想概案0001[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/2018120203495209c.jpg)
![機動展開構想概案0002[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034954638.jpg)
![機動展開構想概案0003[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/201812020349557b2.jpg)
![機動展開構想概案0004[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034957b00.jpg)
![機動展開構想概案0005[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034958728.jpg)
![機動展開構想概案0006[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/201812020350003e7.jpg)
![機動展開構想概案0007[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034951798.jpg)
軍隊は領土は守っても、住民の命は二の次。沖縄戦の経験からしても住民に犠牲を強いるのは歴然だ!!
11月29日の衆議院安全保障委員会、日本共産党赤嶺衆院議員の質問
7分15秒以降でその質疑がされています。

12月1日の八重山毎日紙面 西表(竹富町)の方より
12月1日 八重山毎日
石垣侵攻想定し作戦分析

石垣島が侵攻された場合を想定した奪回のための作戦分析図(原本を一部省略した)※OR=作戦分析
防衛省 12年に離島奪回文書 住民保護触れず
防衛省が2012年3月に、「南西諸島での将来における戦い方」として石垣島が侵攻されたことを想定し、島しょ奪回のための作戦を分析していたことが分かった。奪回に必要な戦力をはじき出している。同省によると、これらの成果は、現行の防衛計画大綱と中期防衛力整備計画に反映された。赤嶺政賢氏(共産)が11月29日の衆院安全保障委員会で、同省の内部文書として取り上げた。
赤嶺氏が入手した文書は、同省内部の機動展開WG(ワーキンググループ)が12年3月29日に作成した「機動展開構想概案」。赤い文字で「取扱厳重注意」と記されている。
答弁によると、WGは10年12月から13年12月にかけて設定された。その間、政権交換があったため最終報告には至っていないが、中間成果としてまとめられた。
それによると、2000人の自衛隊普通科連隊が事前配備された石垣島に、敵4500人規模の海空戦力が上陸し、どちらか一方の残存率が30%になるまで島内6カ所で戦闘を実施した場合、兵力数は自衛隊538人に対し敵2091人で劣勢に。
だが、敵の増援部隊が到着するまでに約1800人規模の陸自戦闘部隊を上陸させれば、最終的な兵力は自衛隊899人に対し敵679人で優勢。その結果として、約2000人の部隊を増援すれば奪回可能と分析している。
一方、概案は自衛隊の機動力や輸送能力について検討したものの、国民保護のための輸送については「自衛隊が主担任ではなく、所要も見積もることができないため、評価には含めない」とした。
赤嶺氏は「島が戦場になったとき、住民はどうなるか。軍隊と住民が混然一体となり、苛烈な地上戦が行われた沖縄戦の再来になる。自衛隊配備の空白を埋めて国民の命を守り抜くと言っているが、保障はどこにあるのか」とただした。
岩屋毅防衛相は「国民保護に最大の配慮を払いつつ、もし侵攻があった場合には奪回を考えていくことは当然だ」と説明した。

11月30日の琉球新報紙面
11月30日 琉球新報
石垣島での戦闘想定 防衛省 12年に離島奪還文書

防衛省内部で検討していた「機動展開構想概案」と題する文書のうち、石垣島での戦闘を想定した図
防衛省が2012年3月に、南西地域の防衛に関して石垣島を実際の戦闘現場と想定した上で、島しょ奪回のため必要となる自衛隊の戦力などを検討していたことが分かった。石垣島に4500人の敵部隊が上陸し島内各地で戦闘が行われた場合を想定し、戦力の「残存率」や優劣を比較している。29日の衆院安全保障委員会で、赤嶺政賢氏(共産)が同省の内部文書を示し取り上げた。
赤嶺氏が入手したのは、12年3月に防衛省内の「機動展開WG(ワーキンググループ)」が作成した「機動展開構想概案」と題する文書で、「取扱厳重注意」の表記がある。防衛省によると同WGは10年12月から13年12月にかけて省内に設置された。その間に政権交代があり最終的な報告書は作成されていないものの、検討成果は13年改定の現在の「防衛計画の大綱」に反映されているという。
文書で示された島しょ奪回作戦のシナリオでは、2千人の自衛隊の部隊が配備された石垣島に、4500人規模の敵の海空戦力が上陸し、島内6カ所で戦車などを使った戦闘が発生。最終的な残存兵力は自衛隊538人、敵2091人で「我は劣勢」と分析している。その後、味方の島しょ奪還部隊約1800人が攻め込み敵を制圧する想定となっており、2千人規模の部隊を増援させれば「おおむね再奪回は可能」と指摘している。
赤嶺氏は委員会で「自衛隊配備の空白を埋めて国民の命を守り抜くと言っているが、離島奪回作戦となると地上戦になる」とただした。岩屋毅防衛相は「国民保護に最大の配慮を払いつつ、もし侵攻があった場合には、奪回を考えていくことは当然のことだ」と説明した。


11月30日の沖縄タイムス紙面
機動展開構想概案の一部(赤嶺政賢衆議院議員のHPより):
![機動展開構想概案0001[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/2018120203495209c.jpg)
![機動展開構想概案0002[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034954638.jpg)
![機動展開構想概案0003[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/201812020349557b2.jpg)
![機動展開構想概案0004[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034957b00.jpg)
![機動展開構想概案0005[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034958728.jpg)
![機動展開構想概案0006[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/201812020350003e7.jpg)
![機動展開構想概案0007[1]](https://blog-imgs-96.fc2.com/r/y/u/ryukyuheiwa/20181202034951798.jpg)
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