「馬毛島」海上・航空自衛隊の拠点化を許すな!2月17日鹿児島市で反対集会。「米軍訓練移転」と称し、100億円以上も上積みし購入へ。
- 2019/02/19
- 13:39
Ryukyuheiwaより:
関連記事:
西之表市長選、馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練受け入れ反対の八板俊輔氏が当選!
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-332.html
「馬毛島」FCLP移転受け入れ賛否前面に、再選挙の西之表市長選12日告示。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-322.html
約73%の人が馬毛島軍事基地化反対の意思を表示、1月29日の鹿児島県西之表市長選で。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-296.html
米軍機訓練で馬毛島買収へ、沖縄負担軽減??視野に。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-235.html
政府が馬毛島の買い取りを検討へ!?
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-181.html
7月17日翁長沖縄県知事は馬毛島を視察、地元の市民団体は遺憾声明や申入書。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-165.html

2月19日の朝日新聞紙面
鹿児島市で反対集会開かれる。
種子島だけの問題ではなくて、県民国民の問題。
種子島・馬毛島・奄美・沖縄・宮古と南西諸島が防衛ラインの軍事基地化だ。
2月17日 MBC南日本放送
馬毛島・米軍訓練移転 鹿児島市で反対集会
アメリカ軍の訓練移転候補地となっている西之表市の馬毛島について、鹿児島市で17日、訓練移転に反対する集会が開かれました。
反対集会は、県護憲平和フォーラムが主催したもので、およそ250人が参加しました。種子島の西12キロにある西之表市の馬毛島は、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転候補地となっています。先月、国は馬毛島を160億円で買収する方針で、地権者と仮契約を結び、その後島の調査を進めています。
17日の集会では、訓練移転は馬毛島の基地化につながるとして、計画を白紙撤回すべきと訴えました。
(県護憲平和フォーラム 下馬場学・代表)「これは種子島だけの問題ではなくて、県民国民の問題。種子島・馬毛島・奄美・沖縄・宮古と南西諸島が防衛ラインの軍事基地化が常態していくのではないか」
.
「戦争をさせない種子島の会」和田かおりさんの投稿写真:
昨朝馬毛島に渡って、調査に入る防衛省関係者に抗議の声を上げました。

1月31日 南日本新聞
米軍訓練移転候補地 防衛省が馬毛島現地調査、建築物など確認
調査機材を手に馬毛島に上陸する防衛省調査団一行=西之表市馬毛島の葉山港
防衛省は30日、米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地として、地権者のタストン・エアポート(東京)と土地の売買交渉をしている西之表市の馬毛島で、現地調査を始めた。調査は3月末までに終える方針で、土地の測量や、動植物・海洋生物の生息状況などを調べる。
同省職員やコンサルタント会社の社員ら約30人が同市の西之表、住吉両港から船3隻に分乗して、馬毛島の葉山港に渡った。徒歩で島内を回り、同社が整備した建築物などの状態を調べた。夕方には種子島に戻った。



1月22日の東京新聞紙面
市長は早急に「馬毛島の基地化につながるいかなる施策も受け入れられない」と表明を!
120人の市民が1月21日午前9時に市民集会を開き防衛省への抗議と「市長頑張れ!」の応援。
1月22日 南日本新聞
米軍訓練移転 馬毛島 年度内に4調査 防衛副大臣、市長と県知事へ説明
米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)の移転が検討されている西之表市の馬毛島を巡り、原田憲治防衛副大臣らが21日、同市の八板俊輔市長らを訪ね、四つの現地調査を今月下旬以降に開始し、年度内に終わらせたい意向を伝えた。地権者と土地買収の仮契約を結んだことも報告した。八板市長は会談後、「(仮契約であり)買収に関して価格も決まっていないことを確認できた」とし、調査については「土地所有者と(防衛省と)の間の話。私がとやかく言う話ではない」と容認する考えを示した。
原田副大臣によると、現地調査は、「環境」「測量」「気象」「物件」の4件。建物や周辺の動植物、海洋生物の生息状況などを調べる。それぞれ10~20日間程度実施し、結果を踏まえて移転の可否を判断する。

1月21日の朝日新聞紙面
1月21日 MBC NEWS
馬毛島問題 防衛副大臣が西之表市と県庁を訪問
アメリカ軍の訓練移転候補地で、国と地権者が売買の仮契約を結んだ西之表市の馬毛島について、原田防衛副大臣は21日、西之表市と鹿児島県庁を訪問し、今後の調査の進め方などを説明しました。
21日午前、訓練移転に賛成する団体と反対する団体がそれぞれプラカードや横断幕などを掲げる中、原田憲治・防衛副大臣が西之表市役所に入りました。
西之表市の馬毛島は、アメリカ軍・空母艦載機の離着陸訓練の移転候補地となっています。国は馬毛島を160億円で買収する方針で、今月、島のほとんどを所有する東京のタストン・エアポート社との間で仮契約が結ばれました。
原田副大臣は、西之表市の八板俊輔市長と、永田章市議会議長と会談しました。会談で原田副大臣は「土地の売買についておおむね合意し、今月9日に文書を取り交わした」「今月下旬以降、現地調査を始める」と説明しました。
いっぽうの八板市長は、これまで「馬毛島にはアメリカ軍の訓練のほかにふさわしい利用の仕方がある」としていましたが、会談では馬毛島の売買契約がまだ成立していないことを確認し、訓練移転への賛否や島の活用案について言及はありませんでした。
会談の後、八板市長は市役所の外に集まっていた市民らに会談の内容を直接、説明しました。
(住民)「FCLP以外の利用の仕方を、今後も追求していくということでよろしいですか?」
(八板市長)「選挙のときもその前も、この立場についてからも、私の考え方は一切変わっていません」
原田副大臣の来訪に、反対派、賛成派、それぞれの住民は。
(馬毛島の米軍施設に反対する住民の会 清水捷治副会長)
「地元の合意なくして(訓練移転は)絶対に出来ない。戦いはこれから、そういうつもりで運動を前進させていく」
(自衛隊訓練施設設置の推進を求める会 中原勇代表)
「買収できるだろうということで大変喜んでいる。大いに応援したい。一番の恩恵は市の活性化、大いに役立つと考えている」
原田副大臣は夕方には鹿児島県庁を訪れ、三反園知事に八板市長と同様の説明をした上で、今月下旬以降始まる現地調査は、今年3月までに終えると述べました。これに対して三反園知事は「今後も地元に丁寧な説明をお願いしたい」と求めました。
1月19日の戦争をさせない種子島の会FBページより:
防衛副大臣に直接抗議の声を‼
私たちは何一つ合意しないことをあらためて訴えます‼
明日20日15時からは事前集会もあります(東町公民館)。


1月18日 産経
馬毛島買収で調査伝達へ 防衛副大臣、20日現地入り
防衛省は18日、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とする鹿児島県西之表市・馬毛島の買収をめぐり、原田憲治防衛副大臣が20、21の両日に鹿児島県を訪問すると発表した。21日に鹿児島県の三反園訓知事らと会い、移転後の施設整備を見据え、現地調査を実施する意向を伝える見通しだ。買収交渉の進展を踏まえ、訓練受け入れに向けた協力を求める狙いがあるとみられる。
原田氏は21日、三反園知事のほか、西之表市の八板俊輔市長とも会談する見通し。買収に向けた土地所有者との交渉状況などを説明するとみられる。八板市長が訓練移転に慎重な姿勢を示す中、移転の必要性を説明し、理解を得たい考えがある。


1月16日の東京新聞紙面


1月10日の朝日新聞紙面

1月10日の琉球新報紙面

1月10日の八重山日報紙面
7月15日 産経
鹿児島・馬毛島を海・空自拠点に 中国脅威防衛強化 F15戦闘機展開

防衛省が、米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地となっている鹿児島県西之表(にしのおもて)市の馬毛(まげ)島を海上・航空両自衛隊の拠点として活用する方針を固めたことが14日、分かった。中国の脅威を踏まえた南西防衛強化の一環で、訓練に加え、有事での空自戦闘機の分散配置の拠点にする。馬毛島の土地買収に向けた調整と並行し、活用方法の検討を加速させる。
現行の態勢では米軍横須賀基地(神奈川県)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンの洋上展開前に、FA18戦闘攻撃機などの艦載機パイロットが陸上離着陸訓練を行う。艦載機は3月、厚木基地(同県)から岩国基地(山口県)に拠点を移しており、岩国基地から馬毛島に展開し実施する。期間は年間2週間程度で残りは滑走路が空く。
そのため防衛省は海・空自の航空機訓練に活用。海自は鹿屋(かのや)航空基地(鹿児島県)のP3C哨戒機、空自は新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県)のF15戦闘機が馬毛島に展開し、離着陸や防空などの訓練を行うことを想定する。
空自は短距離滑走離陸・垂直着陸が可能なF35Bを導入し、新田原基地に配備することを検討。海自もヘリ搭載護衛艦いずもをF35Bの離着艦可能な空母に改修することを検討しており、F35Bといずもが馬毛島を拠点に訓練をすることも視野に入れている。
南西防衛では空自戦闘機の拠点を増やすことが課題。南西方面で唯一の拠点の那覇基地の滑走路が破壊されれば現状では代替拠点がないためで、馬毛島を代替拠点とする。事前にF15を馬毛島に分散配置すれば那覇基地が攻撃されてもF15の壊滅を避けられる。
一方、沖縄県の基地負担軽減で、米軍普天間飛行場のオスプレイの訓練の一部を馬毛島に移す案もある。
防衛省は馬毛島を買収する方針だが、土地を所有する開発会社との交渉は難航。開発会社は債権者から破産を東京地裁に申し立てられ、地裁は先月15日付で保全管理命令を出した。今月中にも破産手続きを始めるか判断する。防衛省は破産手続きに入れば買収の実現可能性が高まるとみている。
関連記事:
西之表市長選、馬毛島への米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練受け入れ反対の八板俊輔氏が当選!
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-332.html
「馬毛島」FCLP移転受け入れ賛否前面に、再選挙の西之表市長選12日告示。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-322.html
約73%の人が馬毛島軍事基地化反対の意思を表示、1月29日の鹿児島県西之表市長選で。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-296.html
米軍機訓練で馬毛島買収へ、沖縄負担軽減??視野に。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-235.html
政府が馬毛島の買い取りを検討へ!?
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-181.html
7月17日翁長沖縄県知事は馬毛島を視察、地元の市民団体は遺憾声明や申入書。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-165.html

2月19日の朝日新聞紙面
鹿児島市で反対集会開かれる。
種子島だけの問題ではなくて、県民国民の問題。
種子島・馬毛島・奄美・沖縄・宮古と南西諸島が防衛ラインの軍事基地化だ。
2月17日 MBC南日本放送
馬毛島・米軍訓練移転 鹿児島市で反対集会
アメリカ軍の訓練移転候補地となっている西之表市の馬毛島について、鹿児島市で17日、訓練移転に反対する集会が開かれました。
反対集会は、県護憲平和フォーラムが主催したもので、およそ250人が参加しました。種子島の西12キロにある西之表市の馬毛島は、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転候補地となっています。先月、国は馬毛島を160億円で買収する方針で、地権者と仮契約を結び、その後島の調査を進めています。
17日の集会では、訓練移転は馬毛島の基地化につながるとして、計画を白紙撤回すべきと訴えました。
(県護憲平和フォーラム 下馬場学・代表)「これは種子島だけの問題ではなくて、県民国民の問題。種子島・馬毛島・奄美・沖縄・宮古と南西諸島が防衛ラインの軍事基地化が常態していくのではないか」
.
「戦争をさせない種子島の会」和田かおりさんの投稿写真:
昨朝馬毛島に渡って、調査に入る防衛省関係者に抗議の声を上げました。

1月31日 南日本新聞
米軍訓練移転候補地 防衛省が馬毛島現地調査、建築物など確認

防衛省は30日、米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地として、地権者のタストン・エアポート(東京)と土地の売買交渉をしている西之表市の馬毛島で、現地調査を始めた。調査は3月末までに終える方針で、土地の測量や、動植物・海洋生物の生息状況などを調べる。
同省職員やコンサルタント会社の社員ら約30人が同市の西之表、住吉両港から船3隻に分乗して、馬毛島の葉山港に渡った。徒歩で島内を回り、同社が整備した建築物などの状態を調べた。夕方には種子島に戻った。



1月22日の東京新聞紙面
市長は早急に「馬毛島の基地化につながるいかなる施策も受け入れられない」と表明を!
120人の市民が1月21日午前9時に市民集会を開き防衛省への抗議と「市長頑張れ!」の応援。
1月22日 南日本新聞
米軍訓練移転 馬毛島 年度内に4調査 防衛副大臣、市長と県知事へ説明
米軍空母艦載機陸上離着陸訓練(FCLP)の移転が検討されている西之表市の馬毛島を巡り、原田憲治防衛副大臣らが21日、同市の八板俊輔市長らを訪ね、四つの現地調査を今月下旬以降に開始し、年度内に終わらせたい意向を伝えた。地権者と土地買収の仮契約を結んだことも報告した。八板市長は会談後、「(仮契約であり)買収に関して価格も決まっていないことを確認できた」とし、調査については「土地所有者と(防衛省と)の間の話。私がとやかく言う話ではない」と容認する考えを示した。
原田副大臣によると、現地調査は、「環境」「測量」「気象」「物件」の4件。建物や周辺の動植物、海洋生物の生息状況などを調べる。それぞれ10~20日間程度実施し、結果を踏まえて移転の可否を判断する。

1月21日の朝日新聞紙面
1月21日 MBC NEWS
馬毛島問題 防衛副大臣が西之表市と県庁を訪問
アメリカ軍の訓練移転候補地で、国と地権者が売買の仮契約を結んだ西之表市の馬毛島について、原田防衛副大臣は21日、西之表市と鹿児島県庁を訪問し、今後の調査の進め方などを説明しました。
21日午前、訓練移転に賛成する団体と反対する団体がそれぞれプラカードや横断幕などを掲げる中、原田憲治・防衛副大臣が西之表市役所に入りました。
西之表市の馬毛島は、アメリカ軍・空母艦載機の離着陸訓練の移転候補地となっています。国は馬毛島を160億円で買収する方針で、今月、島のほとんどを所有する東京のタストン・エアポート社との間で仮契約が結ばれました。
原田副大臣は、西之表市の八板俊輔市長と、永田章市議会議長と会談しました。会談で原田副大臣は「土地の売買についておおむね合意し、今月9日に文書を取り交わした」「今月下旬以降、現地調査を始める」と説明しました。
いっぽうの八板市長は、これまで「馬毛島にはアメリカ軍の訓練のほかにふさわしい利用の仕方がある」としていましたが、会談では馬毛島の売買契約がまだ成立していないことを確認し、訓練移転への賛否や島の活用案について言及はありませんでした。
会談の後、八板市長は市役所の外に集まっていた市民らに会談の内容を直接、説明しました。
(住民)「FCLP以外の利用の仕方を、今後も追求していくということでよろしいですか?」
(八板市長)「選挙のときもその前も、この立場についてからも、私の考え方は一切変わっていません」
原田副大臣の来訪に、反対派、賛成派、それぞれの住民は。
(馬毛島の米軍施設に反対する住民の会 清水捷治副会長)
「地元の合意なくして(訓練移転は)絶対に出来ない。戦いはこれから、そういうつもりで運動を前進させていく」
(自衛隊訓練施設設置の推進を求める会 中原勇代表)
「買収できるだろうということで大変喜んでいる。大いに応援したい。一番の恩恵は市の活性化、大いに役立つと考えている」
原田副大臣は夕方には鹿児島県庁を訪れ、三反園知事に八板市長と同様の説明をした上で、今月下旬以降始まる現地調査は、今年3月までに終えると述べました。これに対して三反園知事は「今後も地元に丁寧な説明をお願いしたい」と求めました。
1月19日の戦争をさせない種子島の会FBページより:
防衛副大臣に直接抗議の声を‼
私たちは何一つ合意しないことをあらためて訴えます‼
明日20日15時からは事前集会もあります(東町公民館)。


1月18日 産経
馬毛島買収で調査伝達へ 防衛副大臣、20日現地入り
防衛省は18日、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とする鹿児島県西之表市・馬毛島の買収をめぐり、原田憲治防衛副大臣が20、21の両日に鹿児島県を訪問すると発表した。21日に鹿児島県の三反園訓知事らと会い、移転後の施設整備を見据え、現地調査を実施する意向を伝える見通しだ。買収交渉の進展を踏まえ、訓練受け入れに向けた協力を求める狙いがあるとみられる。
原田氏は21日、三反園知事のほか、西之表市の八板俊輔市長とも会談する見通し。買収に向けた土地所有者との交渉状況などを説明するとみられる。八板市長が訓練移転に慎重な姿勢を示す中、移転の必要性を説明し、理解を得たい考えがある。


1月16日の東京新聞紙面


1月10日の朝日新聞紙面

1月10日の琉球新報紙面

1月10日の八重山日報紙面
7月15日 産経
鹿児島・馬毛島を海・空自拠点に 中国脅威防衛強化 F15戦闘機展開

防衛省が、米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地となっている鹿児島県西之表(にしのおもて)市の馬毛(まげ)島を海上・航空両自衛隊の拠点として活用する方針を固めたことが14日、分かった。中国の脅威を踏まえた南西防衛強化の一環で、訓練に加え、有事での空自戦闘機の分散配置の拠点にする。馬毛島の土地買収に向けた調整と並行し、活用方法の検討を加速させる。
現行の態勢では米軍横須賀基地(神奈川県)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンの洋上展開前に、FA18戦闘攻撃機などの艦載機パイロットが陸上離着陸訓練を行う。艦載機は3月、厚木基地(同県)から岩国基地(山口県)に拠点を移しており、岩国基地から馬毛島に展開し実施する。期間は年間2週間程度で残りは滑走路が空く。
そのため防衛省は海・空自の航空機訓練に活用。海自は鹿屋(かのや)航空基地(鹿児島県)のP3C哨戒機、空自は新田原(にゅうたばる)基地(宮崎県)のF15戦闘機が馬毛島に展開し、離着陸や防空などの訓練を行うことを想定する。
空自は短距離滑走離陸・垂直着陸が可能なF35Bを導入し、新田原基地に配備することを検討。海自もヘリ搭載護衛艦いずもをF35Bの離着艦可能な空母に改修することを検討しており、F35Bといずもが馬毛島を拠点に訓練をすることも視野に入れている。
南西防衛では空自戦闘機の拠点を増やすことが課題。南西方面で唯一の拠点の那覇基地の滑走路が破壊されれば現状では代替拠点がないためで、馬毛島を代替拠点とする。事前にF15を馬毛島に分散配置すれば那覇基地が攻撃されてもF15の壊滅を避けられる。
一方、沖縄県の基地負担軽減で、米軍普天間飛行場のオスプレイの訓練の一部を馬毛島に移す案もある。
防衛省は馬毛島を買収する方針だが、土地を所有する開発会社との交渉は難航。開発会社は債権者から破産を東京地裁に申し立てられ、地裁は先月15日付で保全管理命令を出した。今月中にも破産手続きを始めるか判断する。防衛省は破産手続きに入れば買収の実現可能性が高まるとみている。
スポンサーサイト
許せないことに「普天間運用停止」期限の2月18日、係争委は県の「辺野古埋め立て承認撤回執行停止は違法、取り消しを勧告するように」との審査申し出を却下。 ホーム
「辺野古」首相軟弱地盤で設計変更認める。1月28日大浦湾側「N4」護岸に着手。新工区3月土砂投入。