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「貯蔵庫」が「弾薬庫」に、防衛省、与那国でも「うそ」

Ryukyuheiwaより:


「貯蔵庫」が「弾薬庫」に、防衛省、与那国でも「うそ」
こんな大きな弾薬庫、台湾海峡(有事)を睨んだ部隊配備(ミサイル部隊、掃海部隊など)を前提に作られたとしか思えない。



正しくは「弾薬庫」を「火薬庫」と言い換え、弾薬のみならずミサイル(彼らは誘導弾というが)を保管します。


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5月30日の八重山毎日 西表(竹富町)の方より

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5月29日の琉球新報紙面

times2019 05295
times2019 05296
5月29日の沖縄タイムス紙面


5月29日 NHK沖縄 NEWS WEB
与那国の自衛隊施設で弾薬保管



防衛省は、28日、与那国島にある陸上自衛隊の施設で、弾薬を保管していることを明らかにしました。

防衛省はこれまで弾薬の保管を住民に周知していませんでしたが、岩屋防衛大臣は「隠す意図はなかった」と説明しています。

防衛省は、尖閣諸島の周辺海域などで活動を強める中国を念頭に、航行する船舶などを監視するため、3年前、陸上自衛隊の「与那国沿岸監視隊」という160人規模の部隊を発足させました。

岩屋防衛大臣は、28日記者団に対し、与那国島にある「貯蔵庫」と呼ばれる施設で弾薬を保管していることを明らかにしました。

この弾薬の保管について、防衛省は、これまで住民に周知していませんでした。

これについて、岩屋大臣は「部隊を配備する以上、必要な弾薬を保管するのは一般的なことで、隠す意図はなかった」と説明しました。

そのうえで、今後整備する施設で弾薬を保管する場合は、「貯蔵庫」ではなく、「火薬庫」という名称を使って弾薬などの保管を明確にする考えを示しました。

5月29日 沖縄タイムス
自衛隊の弾薬庫、町長「説明は受けた」 住民には伝えず 沖縄・与那国

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与那国駐屯地の弾薬庫の入り口=2016年12月、与那国町の同基地

2016年3月に沖縄県与那国町に配備された陸上自衛隊「与那国沿岸監視隊」を巡り、防衛省が弾薬の保管を住民に周知していなかった問題で、外間守吉町長は「貯蔵庫」とされていた施設が弾薬庫であると認識しながら、住民へ説明をしていなかったことが28日、分かった。

外間町長は本紙の取材に、「防衛省から弾薬庫との説明は受けた」と認めた。住民へ説明しなかったことについては「(説明会で)質問がなかったので答えていない」と述べた。

配備を巡り15年2月に行われた住民投票では約6割が賛成票を投じた。貯蔵庫とされた施設は住民の関心事にならなかった。防衛省や町が、配備の是非を決める重要な判断材料を知らせていなかったことになる。

同問題では、市民団体が14年に沖縄防衛局に弾薬類の保管場所の有無について質問状を送ったが回答はなく、政府関係者は「沿岸監視隊は町が誘致したと理解しており説明も町に任せていた」としている。

5月29日 琉球新報
社説:与那国陸自に火薬庫 住民へ説明責任を果たせ

「隠す意図はなかった」と言われてもにわかには信じられない。貯蔵庫と火薬庫。その意味するところは、一般人の価値尺度からしても別物だろう。

与那国島の陸上自衛隊沿岸監視隊配備に際し、駐屯地内に整備する弾薬保管の「火薬庫」を「貯蔵庫」と示していたことが明らかになった。防衛省の担当者は、本紙の取材に「任務に必要な弾薬を持つのは当然」とする。ならばなぜ「火薬庫」と表記しなかったのか。住民の「知る権利」に誠実に向き合わず、なおざりにする体質は危険な兆候と言わざるを得ない。
 
今年3月に宮古島市に新設された陸上自衛隊宮古島駐屯地についても住民に対し十分な説明がなされないまま施設整備が進められていた。ミサイルは配備しないと説明していた「保管庫」に中距離多目的ミサイルの弾薬などが持ち込まれていた。駐屯地で保管するのは小銃や発煙筒と説明していたというから開いた口が塞がらない。
 
自衛隊の施設の呼称には弾薬庫、火薬庫、貯蔵庫、保管庫などの用語があり、防衛省はこれらの用語に明確な定義付けをしていなかったという。与那国でも、中身をあいまいにしたまま施設が整備されてきた。住民が十分な説明を受けたとは到底いえない。
 
当初から各施設には意図する用途があったはずであり住民への説明をあえて避けたと受け取らざるを得ない。
 
貯蔵庫や保管庫と火薬庫、弾薬庫では、受け取る意味はまるで違う。明確な定義を欠いたままでは、住民はどのような施設ができて、どのような危険性があるのか、安全性は確保されるのかなど、予測すらできない。正確な情報を住民に示さなかった政府の姿勢は、誠意を欠いている。
 
岩屋毅防衛相は28日の閣議後の会見で与那国島の火薬庫について「隠すような意図は全くなかった」と釈明した。一方で明確性を欠く呼称、呼び方については「誤解を招いた向きがあったかもしれない」と言及した。
 
火薬類取締法などで火薬庫などは規定されているが、問題は、その規定にのっとった施設であることを示さず、「貯蔵庫」というあいまいな表記で建設を進めたことである。住民の生活や生命にも関わる情報である。
 
岩屋氏は会見で「火薬類を貯蔵するものについては法律上の名称である火薬庫に統一して説明するよう指示をしている」と言及した。そもそも宮古島で問題が発覚した時点で、与那国島の住民へも速やかな説明義務が生じていたはずである。遅きに失した対応と言わざるを得ない。
 
与那国島では、陸自沿岸監視隊配備の賛否をめぐって住民投票が行われた。投票の意思形成に当たり、十分な情報が開示されていたとは言えまい。改めて住民に対する説明責任を果たすよう防衛相には強く求めたい。




本来ならば、県紙が積極的に取材して告発すべき事だが。
自衛隊配備のついては誰に忖度しているのか筆先が鈍い。
東京新聞が書いたから「解禁」か、2県紙とも一面トップで。


sinpou2019 05281
sinpou2019 05282
5月28日の琉球新報紙面

times2019 05281
times2019 05282
times2019 05283
5月28日の沖縄タイムス紙面


数年前から知れていたことだが、
東京新聞5月27日一面トップに望月さんの記事
ー後の祭りと言っちゃ身も蓋もないが、、、 声を大きく上げなければ!

tokyo2019 05271
tokyo2019 05272
5月27日の東京新聞紙面

イソバの会ブログより、
「説明求ム!弾薬庫」
https://isobanokai.ti-da.net/e8624935.html

与那国の件について、防衛省からの回答 2016.4.27

弾薬庫について

Q. 与那国駐屯地に弾薬庫を整備しているか?
A. 鉄筋コンクリート1F建て、建築面積400平方メートルの弾薬庫を整備している。

Q. 弾薬庫を整備することを、事前に説明したことがあるか?
A. 即答しかねる。

Q. 住民説明会で防衛省が配布した資料(【与那国】駐屯地等の整備について」)では
弾薬庫については明示的には記載していない。
A. 「貯蔵庫施設」がこれに当たる。面積は若干縮小になったが。  

Q. なぜ、「弾薬庫」とはっきり、書かなかったのか?弾薬以外の貯蔵にも使用しているのか?用途が変わったのか?
A. なぜ、明記しなかったの経緯は即答しかねる。弾薬以外の貯蔵に使用しているとは承知していない。当初の計画が変わったというわけではない。
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奄美・与那国・宮古・石垣への自衛隊の配備に反対します。

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本当にこれでいいのですか?宮古島
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