いよいよ中東へ自衛隊派遣。南シナ海・インド洋・中東への最前線基地「沖縄島+先島」の軍拡が進む。
- 2019/11/06
- 16:39
米軍と一体になった作戦行動(訓練と称する)が進む、沖縄・奄美。
(その内石垣島・宮古島でも)
11月5日 時事通信
海外派遣、なし崩しの懸念=護衛艦1隻追加、哨戒機転用も-防衛省

海賊対処でソマリア沖・アデン湾に派遣され、活動中の海上自衛隊のP3C哨戒機=9月(防衛省提供)
政府が計画する中東への海上自衛隊派遣で、防衛省が同省設置法に基づき、護衛艦1隻を追加派遣し、海賊対処でアフリカ北東部ジブチに展開中の哨戒機1機を情報収集活動に充てる案を軸に検討を進めていることが4日、関係者への取材で分かった。
派遣海域の選定も進めているが、同法に基づく派遣は国会承認が不要で、議論が尽くされないまま海外派遣がなし崩しに行われる恐れもある。
政府は10月、日本船舶の安全確保に向けた情報収集強化で、オマーン湾からイエメン沖のバベルマンデブ海峡東側などを中心に自衛隊派遣を検討すると発表。米が提唱する有志連合には入らないが、安倍晋三首相が「エネルギー安全保障上、死活的に重要」と位置付けるホルムズ海峡への言及はなかった。
日本船主協会によると、ホルムズ海峡を航行する日本関係船舶は年間延べ3900隻。与党内には、同海峡と接するペルシャ湾に派遣すべきだとの声もある。
政府は、ジブチを拠点にした場合、海賊対処の護衛艦に二重の任務を課すと現場が混乱すると判断。追加で1隻出す案が有力だ。海賊対処はもともと、護衛艦2隻態勢だったが、海賊が減少したため2016年から1隻になった。自衛隊幹部は「情報収集用に追加派遣しても元の態勢に戻るだけで、大きな負担にはならない」と話す。
哨戒機は、海賊対処部隊の2機のうち1機を情報収集用に回すことを検討。ジブチからオマーン湾までは約2000キロあり、P3Cの航続距離では現場到着後、約1時間しか実任務に就けない。政府は護衛艦寄港などで防衛交流のあるオマーンに、哨戒機も含めた燃料補給などの協力を求めるとみられる。当初はジブチに近いバベルマンデブ海峡を中心に飛行する案もある。
政府は、中東への派遣は防衛省設置法4条に基づく調査・研究を根拠にする方針だ。調査・研究は日常的に自衛隊が日本周辺で行っている警戒監視活動の根拠にもなっている。
設置法は自衛隊の組織や所掌事務を規定したもので、実力行使に関する条文はない。このため命令を出すハードルが低く、防衛省幹部は「形式上、制服組の指揮官でも設置法に基づき部隊に命令を出すことは可能」と話す。
自衛隊の海外派遣をめぐっては、イラク派遣の際に特別措置法が制定された。法案審議の中で、派遣先が戦闘地域か非戦闘地域かをめぐり、国会で激しい議論が交わされた。
設置法には、活動の基本計画や実施要項を定める要件もない。政権の裁量でいつでも命令を出せる。今回の派遣を閣議決定する案も浮上しているが、どのような形で国民に活動を情報開示するのかも不明だ。
設置法に武器使用権限は規定されていないため、自衛隊法95条の「武器等防護」を武器使用の根拠にする方針だ。艦長が迅速に使用の可否を判断できるよう部隊行動基準(ROE)を策定するが、相手に危害を与える射撃は正当防衛・緊急避難に限られる。

10月20日の朝日新聞紙面


10月19日の琉球新報紙面

10月19日の朝日新聞紙面
沖縄の海自はすでに!中東派兵の最前線。
10月20日 八重山日報
海自航空隊、笑顔で帰国 ソマリア沖で海賊監視

帰国した派遣隊員ら(写真左)は、笑顔で同僚と再会。約4カ月ぶりに沖縄の地を踏んだ=19日午後、那覇基地
海上自衛隊第5航空群(司令・中村敏弘海将補)は19日午後、ソマリア沖・アデン湾の海賊を監視する任務に派遣されていた隊員約60人の帰国行事を那覇基地で行った。隊員らは、部隊が保有する哨戒機「P3C」で海域を監視。航行する船舶などへの情報提供を行った。海上自衛隊は2009年7月施行の海賊対処法に基づき航空隊を派遣しており、今回で36回目だった。沖縄からの派遣は通算で12回目。
派遣されたアデン湾は、インド洋と地中海を結ぶ国際物流の要となる海域。派遣部隊が拠点を置くジブチには、米国や中国も拠点を置く。
隊員の中には、県出身者も含まれており、池原宜暁一尉が県出身者として初めて、機長を務めた。
帰国行事には、隊員の家族や支援団体の関係者ら約60人も参加。
息子が派遣されていた金城幸子さんは「今回で2回目の派遣だ。ご苦労様」と話し、笑顔を見せた。
国は18日に国家安全保障会議(NSC)を開き、中東情勢の悪化を踏まえ、自衛隊派遣の検討に入った。既存の海賊対処部隊が活用されるとの報道もあり、沖縄の部隊と交代で派遣される他部隊の任務が拡大する可能性もある。
7月13日 八重山日報
海自航空隊、今年も派遣 第5航空群(那覇)から12回目

家族や同僚隊員らに見送られ、派遣隊員らは哨戒機「P―3C」(写真奥)に搭乗、沖縄を出発した。派遣期間は約3カ月=12日、那覇基地
海上自衛隊第5航空群(司令・中村敏弘海将補)は12日、ソマリア沖・アデン湾で実施している海賊対処行動に、保有する哨戒機「P―3C」2機と隊員約60人を派遣した。派遣部隊の任務は、周辺海域の監視と航行船舶及び参加する国際部隊司令部や関係団体への情報提供。海上自衛隊は2009年7月施行の海賊対処法に基づき航空隊を派遣している。
一方陸自は、西部方面隊が21日から在沖米軍と共同演習

10月19日の琉球新報紙面


日米合同委員会合意事案概要 2019 1011





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