馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、25年度には米軍FCLP運用開始⑤
- 2020/12/22
- 19:07
Ryukyuheiwaより:
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、25年度には米軍FCLP運用開始④ *防衛省「馬毛島における施設整備」掲載しています。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-975.html
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、25年度には米軍FCLP運用開始③
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-938.html
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、25年度には米軍FCLP運用開始②
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-865.html
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、100名規模の空自「馬毛島基地」配備、25年度には米軍FCLP運用開始①
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-824.html
馬毛島への米軍施設を許さない市民・団体連絡会 HP
http://www.mageshimabeigunshisetsuhantai.com/wp/
DEMO RESE Radio#18
「今、無人島・馬毛島が熱い!!」
part1 https://youtu.be/2-vYJ2boge0
part2 https://youtu.be/DsTgUznQ79o
part3 https://youtu.be/PXWIlRCpgcA
part4 https://youtu.be/I5g3SWx_8vs



12月26日、西之表港で抗議集会とデモ行進。
西之表港赤尾木(あかおぎ)橋北側付近
12月26日(土)午後2時〜3時

12月21日 KTS鹿児島テレビ
馬毛島・海上ボーリング調査めぐり 住民グループが抗議集会 鹿児島
アメリカ軍の訓練移転候補地の鹿児島県西之表市の馬毛島で防衛省が計画している海上ボーリング調査に反対する住民グループが21日、馬毛島で抗議集会を開きました。
抗議集会を開いたのは、「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の9人で、21日朝、西之表港を出港し午前9時半ごろ、馬毛島の葉山港に上陸しました。
防衛省は西之表市の馬毛島で自衛隊の基地とあわせた島の整備を計画しています。
訓練移転に先立ち防衛省では島の東側の海域、37の地点で海底の地質などを調べる海上ボーリング調査を12月中にも始める見込みです。
メンバーらは「好漁場をこわすな」、「やめてくれ海底調査」などと書かれた看板を立て、「ボーリング調査をやめろ」「軍事基地絶対反対」とシュプレヒコールを行いました。
12月21日 MBC NEWS
馬毛島防衛省調査 ボーリング作業始まる
防衛省が計画している鹿児島県西之表市・馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転に向けた基地整備のためのボーリング作業が、20日、本格的に始まりました。
国は、馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍の訓練を移転させる方針です。防衛省は港湾施設建設のため、島周辺のボーリング調査を計画していて、塩田知事は先月、調査を許可しました。関係者によりますと20日から本格的にボーリング作業を開始したということです。
調査をめぐっては、地元の漁師らが「漁に影響が出る」などとして調査差し止めの仮処分や県が出した調査許可の取り消しを求める訴えを起こしています。
12月19日 南日本新聞
馬毛島ボーリング調査 鹿児島知事の許可取り消し求め提訴 漁業者「漁協理事会同意は無効」
防衛省が西之表市馬毛島で進める自衛隊基地整備計画に伴う海上ボーリング調査を塩田康一知事が許可したことは違法だとして、種子島漁協の一部組合員らが18日、許可取り消しを求めて鹿児島地裁に提訴した。また県の許可の執行停止を求める仮処分の申し立ても行った。同計画に絡む提訴は初めてとみられる。原告団は国の調査の差し止めを求める仮処分を11日、東京地裁に申し立てている。
同基地は、米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転を前提としている。
訴訟の原告は16人、仮処分申し立ては13人。いずれも馬毛島周辺で漁を営む同市在住の漁業者。
訴状によると、防衛省に提出された同漁協の同意書は、漁業権制限に関わる重大事項のため、同意には総会決議が必要と指摘。原告を含む馬毛島周辺で漁を営む漁業者に意見を聞かなかった上、理事会だけの同意決定は違法で無効と主張。
また県の許可は、海上の足場建設や岩盤の掘削などによる好漁場の破壊や漁業区域制限の可能性があり、漁を営む権利の侵害が十分考慮されていないなど不適法と指摘、違法な処分とした。
仮処分も同様の趣旨で申し立てた。
ボーリング調査は、港湾整備に伴うもので、同省は11月5日付で同意書を添付して県に申請。塩田知事は同27日に許可した。
原告は提訴後に会見し、古川正則さん(68)は「このままでは自分たちの生活の糧が失われる。調査だけでなく計画そのものを早くやめてほしい」と訴えた。
県は「訴状が届いておらず、コメントは差し控える」としている。
12月19日 西日本新聞
馬毛島海上調査許可取り消しを求め提訴 地元漁業者
鹿児島県西之表市の馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、塩田康一知事が国に島周辺での海上ボーリング調査を許可したことは違法だとして、地元漁業者16人が18日、許可の取り消しを求めて鹿児島地裁に提訴した。
馬毛島は米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地で、政府は基地を建設し、訓練用施設として米軍と共同使用する計画。塩田知事は11月27日に防衛省の調査申請を許可した。調査は馬毛島東岸の37地点で、来年5月末まで実施される予定。
訴状によると、海上の足場建設や岩盤に穴を開ける作業により、トコブシの生息地やイカの産卵場所が荒らされ、漁業を営む権利を侵害する恐れがあると指摘。知事がこうした影響を十分に考慮せず許可したのは裁量権の逸脱・乱用だとしている。また、地元漁協の同意は正式なものでなく無効だとも主張した。
12月18日 MBC NEWS
馬毛島ボーリング調査 鹿児島県の調査許可取り消し求め、地元漁師が提訴
馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転に向けた基地整備のため、防衛省が計画しているボーリング調査をめぐり、地元漁師らは18日、県が出した調査許可の取り消しを求めて、鹿児島地裁に提訴しました。
訴えを起こしたのは馬毛島周辺で漁をしている西之表市の漁師ら16人です。国は、馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練を移転させる方針です。防衛省は港湾施設建設のため、島東側の海域37地点でボーリング調査を計画していて、塩田知事は先月、調査を許可しました。原告らは、「調査の影響で漁場が荒らされる」とした上で、防衛省が県に提出した地元漁協の同意書について「決議の方法に不備があり、同意は無効」などとして県に調査許可の取り消しを求めています。
(地元漁師 西義春さん)「馬毛島を主な漁場としている漁師にとっては、生活に関わる。(反対している)西之表市長の意見をどう考えているか、この裁判で質したい」
また原告らは18日、鹿児島地裁に、判決までの間、県が出した調査許可の執行停止を申し立てたほか、東京地裁にも今月漁を営む権利を侵害するとして、調査の差し止めを求める仮処分を申し立てています。
提訴を受け県は「訴状を確認していないのでコメントは差し控える」としています。
(記者レポート)「機材を載せた船が馬毛島に近づいています」
一方、防衛省は当初、今月9日から調査を始める予定でしたが、海上のしけなどで延期が続いていました。予定から9日たった18日、ボーリング調査に使う機材などを載せた船が、西之表港を出発し馬毛島の海域に到着しました。
防衛省によりますと調査準備を行ったということで、ボーリング作業は19日以降、天候をみて実施する方針です。
12月18日 南日本新聞
〈馬毛島問題〉自衛隊基地主要施設近く設計入札 鹿児島知事、防衛省に抗議「説明不十分で遺憾」

西之表市馬毛島で自衛隊基地整備を計画する防衛省は、主要施設の滑走路や港湾施設などの具体的な設計にあたる「詳細検討」について、近く入札を行うことが17日、分かった。塩田康一知事は同日、年内の入札公告の見通しを示した上で、「急な連絡。地元への説明が不十分で遺憾」と抗議したことを明らかにした。西之表市は防衛省と詳細検討の入札前に説明を受ける約束が、守られていないという認識だ。工事着工に必要な環境影響評価(アセスメント)の準備を進める中での入札実施に、地元軽視との批判を浴びそうだ。
基地には米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転も計画する。
同省によると、入札は滑走路や駐機場、港湾施設、火薬庫などの基本設計と、種子島に整備する隊員宿舎などの配置に向けた調査。時期や予算規模は明らかにしていない。関係者によると、今回の設計は本体工事の柱となり数十億円規模に上る。米軍駐留経費を流用するとみられる。
環境アセスについて同省は「着工の可否も含めて調べる」との立場。同省地方調整課は「アセスも設計も、地元の疑問に詳しく答えるために必要」とし、入札については「これまで詳細検討を行うことは地元に説明している。抗議の詳細を把握しておらず、現時点ではコメントできない」としている。
設計を巡っては今年2月、土地取得前の2019年3月に配置案作成と施設について共同企業体(JV)と約35億円で契約していたことが表面化。市が「地元説明がない」と抗議し、設計部分を除外した21億円で再契約していた。今回の入札では、中止していた設計部分に隊員宿舎の配置調査が加わる。
県によると、2月の契約表面化に続き、説明不十分なまま12月8日、入札実施の連絡があった。県は唐突すぎるとし抗議。17日には県企画部長が「県民の関心が高く、県の許認可に関わる事業以外も丁寧に説明してほしい」と電話で改めて抗議した。今後の手続きにおいても、事前に県や地元自治体に丁寧な説明を行うよう求めた。
12月17日 MBC NEWS
馬毛島入札巡り、鹿児島県が防衛省に抗議 「説明なく遺憾」
防衛省が鹿児島県西之表市の馬毛島にアメリカ軍の訓練を移転するために計画している自衛隊基地の整備に絡み、地元に説明をせずに施設を検討するための入札を進めるのは「遺憾」だとして、県が防衛省に抗議しました。
(塩田知事)「今回、また急な連絡ということで、防衛省には、担当部長の方から唐突だということで抗議した」
県によりますと、今月8日に防衛省から県に、馬毛島での自衛隊基地整備について詳しく検討するための入札公告を近く行うと連絡がありました。防衛省は今年2月にも県や地元関係者へ連絡しないまま、詳細な検討の予算を計上し、県が事前に説明するよう抗議した経緯があります。
こうした経緯を踏まえて県は「地元への説明がないままで唐突」だとして防衛省に抗議したということです。
(塩田知事)「防衛省にも地元関係者への説明も丁寧に対応してほしい。前回の2月の経緯を踏まえても、極めて今回の対応は遺憾である」
なお、防衛省は当初、今月9日から馬毛島周辺でのボーリング調査を始める予定でしたが、海上のしけなどが続いていて、17日も延期されています。
12月17日 西日本新聞
「極めて遺憾」鹿児島知事、防衛省に抗議 馬毛島整備 事前説明なし
鹿児島県西之表市の馬毛島に自衛隊基地を整備する計画を巡り、県は17日、防衛省が事前の説明なく、施設整備を詳細に検討するための入札公告実施を連絡してきたとして、防衛省に抗議した。塩田康一知事は記者会見し「唐突に連絡が来たことは極めて遺憾」と対応を批判した。
県によると、8日に防衛省から電話連絡があり、その場で担当部長が抗議。その後に詳しい説明を受けて、この日に改めて口頭で抗議した。対応した防衛省幹部は「今後は県や自治体への情報提供を丁寧に行いたい」と釈明した。入札は、飛行場や港湾施設などの設計図面を民間の調査会社に発注するためのもの。
今年2月にも、防衛省が地元に知らせずに基地整備に向けた設計事業に着手していたとして、県が丁寧な説明を行うよう申し入れていた。
12月16日 MBC NEWS
馬毛島基地整備問題 計画撤回求め西之表市議会が意見書
鹿児島県の西之表市議会は16日、防衛省が馬毛島で計画しているアメリカ軍の訓練移転のための自衛隊基地の整備を撤回するよう求める意見書を、賛成多数で可決しました。
意見書の採決は16日開かれた市議会の最終本会議で行われました。意見書は、国が地元への説明が不足したまま計画を進めているとして、計画を撤回し、整備のためのボーリング調査などを中止するよう求めています。
議会では「施設は一次産業の振興を著しく阻害するものではない」とする反対意見も示されましたが、採決の結果、賛成10、反対3で可決され、国に提出されることになりました。
また、国から申請を受けて調査を許可した塩田知事に対し、「地元の意向を尊重し計画に慎重な対応を求める」意見書を提出することも賛成多数で可決されました。
(馬毛島対策特別委員会 長野広美委員長)「地方自治という部分で明確に市議会としての意思表示をしておきたい。真摯に今回の意見書を受け止めてもらいたい」
意見書は書類が整い次第、国や県に郵送されるということです。
12月15日 MBC NEWS
馬毛島基地整備問題 防衛省が環境アセスに向け県に事前相談
鹿児島県西之表市・馬毛島のアメリカ軍訓練移転問題で、防衛省が環境アセスメントを実施するための事前相談を、県と始めたことがわかりました。
国は馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練を移転させる計画です。
環境アセスメントは、事業が環境にどんな影響を及ぼすかを事業者が事前に調査し、住民や自治体の意見を聞くもので、馬毛島に自衛隊基地を整備するための環境アセスメントは、防衛省が行うことになります。
県環境林務課によりますと14日、防衛省の担当者が県庁を訪れ、環境アセスメントの実施へ向け、事前相談を行ったということです。
防衛省側からは書類の書式などを確認する資料が県に渡され、県は内容の不備などがないか3週間ほどかけて確認し、防衛省に知らせるとしています。
事前相談が終われば、防衛省は県に環境アセスメントを実施する通知書を出し、その後、調査方法などを示した環境影響評価方法書を、県と西之表市に提出する予定です。方法書を提出した後は、内容を誰でも見られるようにする縦覧や、住民説明会が開かれることになります。
12月14日 MBC NEWS
馬毛島 ボーリング調査 海上のしけで16日以降に
鹿児島県西之表市・馬毛島周辺海域でのボーリング調査はしけのため、14日も見送られました。
国は、アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練を、馬毛島に自衛隊基地を建設した上で移転させる計画です。
防衛省は、基地の建設に必要な港湾施設を整備するため、海上ボーリング調査を来年5月末まで島東側の海域37地点で行うことにしていて、13日、調査準備のための機材を運びました。
防衛省は、今週にも本格的な調査を始める見込みですが、14日はしけのため見送られ、開始は16日以降の見通しです。
12月14日 KTS鹿児島テレビ
馬毛島めぐるボーリング調査中止を求める意見書を国、県に提出 鹿児島・西之表市
鹿児島県の西之表市議会馬毛島対策特別委員会が14日開かれ、馬毛島への訓練移転計画の撤回や、計画に関わる全ての調査の中止を求める意見書を国などに提出することについて議会にはかることを決めました。
アメリカ軍の訓練移転候補地である馬毛島をめぐっては、防衛省が訓練移転に先立ち、島の東側の海域で海上ボーリング調査を計画しています。
今週中にも本格的な調査が始まる見通しですが、14日は海上がしけのため調査は中止されています。
そんな中、14日は西之表市議会の馬毛島対策特別委員会が開かれました。
特別委員会では、議会が訓練移転に反対する意見書を提出し、八板俊輔市長も「計画に同意できない」と岸防衛大臣に伝えたにも関わらず、調査を進めようとする防衛省の姿勢は遺憾として、訓練移転計画の撤回、そして計画に関わるすべての調査の中止を求める菅総理や防衛省あての意見書の提出について議会にはかることを決めました。
16日の最終本会議で可決されれば、速やかに提出するということです。
また塩田知事に、訓練移転計画に対する地元の意向の尊重と慎重な対応を求める意見書の提出についても議会にはかるということです。
12月11日のKWさんFB投稿より:
今日(12/11)午後、馬毛島海上ボーリング調査に抗議する集会。

12月11日 MBC NEWS
馬毛島 ボーリング調査開始は来週以降に
鹿児島県西之表市・馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転に向けた基地整備のために、防衛省が計画している海上ボーリング調査の開始は、来週以降にずれ込む見通しとなりました。
国は馬毛島東側の海域37か所で、来年5月末までボーリング調査を計画していて、当初は8日に調査に使う台船を現場に移動させる予定でしたが、海上のしけなどで延期が続き、11日も移動は見送られました。
地元漁協によりますと、台船は早ければ13日にも移動させるのの、調査開始は来週以降になる見込みだということです。
11日は、訓練移転に反対する住民およそ50人が西之表市で抗議集会を開いて、基地整備やボーリング調査の中止などを訴えました。
また、馬毛島周辺で操業する漁師17人が調査は漁を営む権利を侵害するとして、差し止めを求めて東京地裁に仮処分を申し立てました。
12月10日 MBC NEWS
馬毛島ボーリング調査 3日連続で延期 開始は12日以降か
鹿児島県西之表市・馬毛島での自衛隊基地整備に向けた、海上ボーリング調査のための準備作業は10日も延期されました。3日連続の延期で、調査開始は12日以降となる見込みです。
(記者レポート)「午前7時半です。ボーリング作業に使う台船は、海上に降ろされた状態のままとなっています」
国は馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練を移転させる計画で、島周辺で来年5月末までボーリング調査を行うことにしています。
8日、9日と海上のしけにより、調査の準備のための台船の移動ができない状態が続いていましたが、10日も台船の移動は見送られ、3日連続の延期となりました。
ボーリング調査の開始は、今月12日以降にずれ込む見込みです。
12月9日 MBC NEWS
馬毛島 周辺ボーリング調査 しけで再延期
防衛省が鹿児島県西之表市・馬毛島の周辺海域で計画している自衛隊基地整備のためのボーリング調査は、8日に続いて9日も、調査に使われる船がしけで移動できなかったため、再び延期されることになりました。
(記者レポート)「午前7時50分。港を出た台船が引き返しているように見える」
ボーリング調査で海底を掘削するのに使う台船は、9日午前7時ごろに西之表港を出ましたが、しけのため、40分ほどで引き返しました。
国は、馬毛島に自衛隊基地を建設したうえで、アメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練を移転させる計画で、港湾施設整備のための海上ボーリング調査を県の許可を受け、来年5月末まで島東側の海域37地点で行うことにしています。
当初は9日から調査が始められる予定したが、海上のしけのために8日、9日と2日連続で台船を調査地点まで移動させることができず、調査は11日以降に延期されました。
12月8日 西日本新聞
馬毛島調査で鹿児島県を提訴へ 隣接する種子島の漁業者ら
馬毛島 2018年10月撮影
政府が米軍艦載機の訓練移転先として鹿児島県西之表市の馬毛島に計画する自衛隊基地建設に向け、同県の塩田康一知事が周辺海域での海上ボーリング調査を許可したのは違法として、隣接する種子島の漁業者ら約20人が18日にも、知事に対して許可取り消しを求める行政訴訟を鹿児島地裁に起こすことが8日、関係者への取材で分かった。
馬毛島周辺は、トビウオやカツオ、特産の貝トコブシなどの好漁場。関係者によると、行政訴訟で漁業者らは、ボーリング調査により海中環境が変化し漁獲が減少する恐れがあるのに、知事は十分考慮せずに許可したと主張する。地元漁協の同意を得る手続きも不十分だったと訴える。
馬毛島は、種子島の西12キロにある無人島。政府は島全体を自衛隊基地として整備し、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)を受け入れるとともに、対中国を念頭に置いた展開拠点とする計画を進めている。
ボーリング調査は馬毛島東岸の37地点で、9日から来年5月末まで実施する予定。塩田知事は11月27日に、防衛省の申請を許可した。

12月8日琉球新報紙面

12月6日南日本新聞紙面
12月5日 南日本新聞
馬毛島海底調査9日から開始 防衛省、2021年5月まで37カ所
西之表市馬毛島で自衛隊基地の整備に向けた海上ボーリング調査の事前準備を進めている防衛省は、本体の同調査を9日から実施することが4日、関係者への取材で分かった。来年5月末までを予定する。整備に向けた工程が本格的に動き出すことになる。
同省は、年内に環境影響評価(アセスメント)にも着手する方針とみられる。
同基地は米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の恒常的な移転を前提に整備する自衛隊の訓練施設。同調査は基地建設に向けた港湾整備に伴うもので、調査中は警戒船が24時間配置される。
調査は島東岸海域37カ所(水深0~26メートル)で、(1)岩礁破砕(2)海底土地使用(3)海底土地土石採取-の3点を行う。調査地点に台船などを設置し順次調査する。9日からの作業は水深10メートル前後の地点を調べる。
同省はボーリング調査に先立ち、1日から8日までの日程で、潜水士による磁気探査機器を使った危険物確認などの潜水作業を行っている。
同省が11月5日付で申請したボーリング調査を、塩田康一知事が同27日許可していた。
12月5日 西日本新聞(共同通信)
週半ばにも馬毛島の調査開始
防衛省は、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とする鹿児島県西之表市・馬毛島で、自衛隊基地建設に向けた海上ボーリング調査を6日から始まる週の半ばにも開始する方針を固めた。先月27日に県から調査許可を受けていた。気象状況を踏まえて最終判断する。複数の防衛省幹部が5日、明らかにした。
2011年の日米安全保障協議委員会の共同文書に馬毛島を候補地として明記して以来、硫黄島を使っているFCLPの移転計画が本格化する。空母艦載機が所属する米軍岩国基地(山口県)から硫黄島まで約1400キロあるため、米政府から移転を急ぐよう求められていた。
塩田知事「海上ボーリング調査」許可と「賛否」表明は別物だとしているが、、、
12月21日 MBC NEWS
馬毛島・米軍訓練移転計画 知事「地元の意見を重視して賛否決める」
鹿児島県西之表市の馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転計画への賛否について、塩田知事は2日の県議会で、地元の市長・町長の意見や住民の署名活動などを重視して決める考えを示しました。
馬毛島は、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転候補地で、国は島に自衛隊基地を整備した上で訓練を移転させる計画です。2日の県議会で計画への賛否についてやり取りがありました。
(県民連合 前野義春議員)「今後、知事が賛否を判断するにあたって、最も重要な県民の意向をどのような手法で把握するか」
(塩田知事)「まずは地元の市長・町長から、住民の皆さんの動向やご意見を伺う。署名活動を行って県に届けていただいていることもしっかり踏まえていきたい」 -以下略ー
12月1日 日テレNEWS24
馬毛島ボーリング調査今月9曰以降か
種子島沖の馬毛島への米軍の訓練移転計画を巡り、防衛省が島周辺のボーリング調苣を今月9日以降に始めることが分かった。
島周辺のボーリング調苣を巡っては、塩田知事が防衛省の申請を許可した。海上保安庁によると、防衛省は調苣の事前準備として1日から海の状況を確認する潜7乂作業を始めるという。
今月8日まで行われる予定で9日以降ポーリング調苣に入る見込み。
塩田知事はポーリング調苣の許可と米軍の訓練移転の賛否は別物であるとの認識を示している。着々と進められていく馬毛島の整備計画。知事はいつ賛否を示すのか?今後に注目だ。
12月1日 MBC NEWS
馬毛島・米軍訓練移転問題 防衛省が島の沿岸で潜水調査始める
鹿児島県西之表市・馬毛島のアメリカ軍訓練移転問題についてです。防衛省は、基地整備に向けたボーリング調査の事前準備となる潜水調査を、1日から島の沿岸で始めました。
馬毛島は、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転候補地で、国は島に自衛隊基地を整備した上で訓練を移転させる計画です。
防衛省によりますと、1日から今月8日まで馬毛島東岸海域で潜水作業を実施する予定で、1日朝、西之表市の港から防衛省の関係者数人を乗せたチャーター船が島に向けて出港しました。
潜水作業をする海域は、防衛省が整備する自衛隊基地の仮設桟橋や係留施設の予定場所です。県によりますと、潜水作業は基地港湾施設の整備に向けた海上ボーリング調査を行う前に、海域に危険物がないかを確認するために実施されるということです。
防衛省は、ボーリング調査を来年5月末まで、島の東側の海域37か所で計画しています。
11月29日 西日本新聞
基地準備着々 馬毛島「異例ずくめ」の買収1年 住民賛否割れたまま
米軍艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転を目指し、政府が鹿児島県西之表市の無人島・馬毛島の買収を地権者と合意して29日で1年。政府は地元説明会を連日のように開催。海上ボーリング調査のための県の許可も27日に出され、基地の建設準備を急ピッチで進める。地元には、自衛隊の新基地受け入れが地域振興につながるとの期待がある一方、環境や騒音への懸念から反対も根強い。来年1月には市長選がある。住民の中には「反対しても国策は止められない」と諦めの声も漏れる。
「馬毛島の買収手法は『異例ずくめ』だった」。政府関係者はこの1年の買収劇を振り返った。
島の大部分を所有していた東京の開発会社との交渉は難航したが、当時官房長官だった菅義偉首相の意向もあり、土地の買収額は単純な資産価値として評価した45億円から160億円に積み増し、合意にこぎつけた。国は既に島全体の88%を取得した。
政府は買収資金を国会審議が必要ない「流用」という方法で捻出。積算根拠についても「相手との関係がある」として、説明を拒んでいる。
防衛省は8月、滑走路などの具体的な配置案を公表。10月下旬からは住民説明会も開催。近く海上ボーリング調査を始めるほか、環境影響評価(アセスメント)の準備も進める。
政府が急ぐ背景には、米国への配慮がある。米側は長年、FCLPの安定的な訓練地確保を要求してきた。現在、2021年度以降の在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する日米交渉が進行中だが、与党幹部は「政権移行期の米国がどう出るか読めない。馬毛島基地の早期建設をカードに交渉を有利にしたい」と政府の狙いを解説する。
「馬毛島の基地工事に参加しないか」。今夏、種子島や県内の複数の建設業者に電話が相次いだ。建設利権が目当てのブローカーとみられる。「馬毛島が利権争いの舞台になっている」。住民の女性(64)は顔をしかめた。
西之表市内には「自衛隊歓迎」「FCLP反対」と書かれた看板が目立つ。
市長選は来年1月。基地反対を掲げる現職と、賛成や容認を唱える新人2人が立候補を表明している。
住民の賛否は割れている。賛成派住民団体の杉為昭さん(54)は畜産を営み、騒音の牛への影響は気になるが「(米軍再編に協力する自治体に配布される)交付金などの交渉を政府と進めるのが現実的」と言う。
一方、反対派は16日、全国から集めた30万人分の署名を防衛省に提出した。島では「反対派の店には行かない」といった住民同士のしこりが生まれている。反対派団体の山内光典さん(69)は「市民が分断されるのが許せない」と嘆いた。 (湯之前八州)
自衛隊馬毛島基地:
馬毛島は鹿児島県・種子島から西に12キロ離れた平らな島。面積は約8平方キロ。馬毛島への移転検討は2011年6月、日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同文書に明記された。防衛省は島全体を自衛隊馬毛島基地として整備し、FCLPを受け入れるとともに、対中国を念頭に南西諸島海域の新たな拠点とする狙いもある。22年度にも基地本体を着工、25~26年ごろの供用開始を目指す。
許せない!
塩田県知事、市民・県民の反対を押しのけ「ボーリング調査」許可の暴挙!!
11月27日 西日本新聞
馬毛島調査、鹿児島県が許可 周辺海底掘削、来年5月末まで
鹿児島県は27日、同県西之表市の馬毛島に自衛隊基地を整備して米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)を移転させる計画を巡り、防衛省が港湾施設建設に向けて県に申請した島の周辺海域での海上ボーリング調査を許可した。
県によると、9日の申請を受けて審査していた。申請通り、島の東海岸沖の37カ所で来年5月末までの調査を許可した。海底を十数メートル掘削して、岩盤の固さや地質を調べる。
塩田康一知事はこの日開会した定例県議会で表明した。知事は計画への賛否を示しておらず、記者団に「行政手続きの要件に照らして判断した」と説明。許可判断と計画の賛否は「別のもの」としている。計画に反対する八板俊輔西之表市長などから漁場への影響を懸念する声もあったが、防衛省が掘削時に海水の濁りを抑える対策を取ることなどから、影響は限定的と判断した
11月27日 MBC NEWS
塩田知事 馬毛島海上ボーリング調査許可
鹿児島県西之表市の馬毛島で計画されているアメリカ軍の訓練移転で、防衛省が県に申請している海上ボーリング調査について、塩田知事は27日開会した県議会で、27日付けで許可することを明らかにしました。
(塩田知事)「国が馬毛島周辺海域で予定している海上ボーリング調査については、今月9日に申請がなされ、法令に沿って審査した結果、本日許可することとしている」
塩田知事はこのように述べ、防衛省が県に申請している海上ボーリング調査を27日付けで許可することを明らかにしました。
ボーリング調査は来年5月末までに、島の東側の海域およそ40か所を調査するもので、県の許可を受けて防衛省は調査を近く始めるものとみられます。申請には、漁業権を持つ種子島漁協の同意書と、調査に反対する考えの西之表市の八板市長の意見書が添えられていました。
八板市長はMBCの取材に対して「まだ詳しい内容が確認できていないためコメントできない」としています。
本会議ではこのほか、41億7900万円を追加した今年度一般会計補正予算案など議案41件と、専決処分報告3件が一括上程されました。
12月定例県議会の会期は、12月17日までの21日間です。
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、25年度には米軍FCLP運用開始④ *防衛省「馬毛島における施設整備」掲載しています。
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-975.html
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、25年度には米軍FCLP運用開始③
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-938.html
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、25年度には米軍FCLP運用開始②
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-865.html
関連記事:馬毛島、米軍訓練FCLP移転を名目に種子島と併せ自衛隊の拠点化を図る。2022年度の着工・24年度末工事完了、100名規模の空自「馬毛島基地」配備、25年度には米軍FCLP運用開始①
http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-entry-824.html
馬毛島への米軍施設を許さない市民・団体連絡会 HP
http://www.mageshimabeigunshisetsuhantai.com/wp/
DEMO RESE Radio#18
「今、無人島・馬毛島が熱い!!」
part1 https://youtu.be/2-vYJ2boge0
part2 https://youtu.be/DsTgUznQ79o
part3 https://youtu.be/PXWIlRCpgcA
part4 https://youtu.be/I5g3SWx_8vs



12月26日、西之表港で抗議集会とデモ行進。
西之表港赤尾木(あかおぎ)橋北側付近
12月26日(土)午後2時〜3時

12月21日 KTS鹿児島テレビ
馬毛島・海上ボーリング調査めぐり 住民グループが抗議集会 鹿児島
アメリカ軍の訓練移転候補地の鹿児島県西之表市の馬毛島で防衛省が計画している海上ボーリング調査に反対する住民グループが21日、馬毛島で抗議集会を開きました。
抗議集会を開いたのは、「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」の9人で、21日朝、西之表港を出港し午前9時半ごろ、馬毛島の葉山港に上陸しました。
防衛省は西之表市の馬毛島で自衛隊の基地とあわせた島の整備を計画しています。
訓練移転に先立ち防衛省では島の東側の海域、37の地点で海底の地質などを調べる海上ボーリング調査を12月中にも始める見込みです。
メンバーらは「好漁場をこわすな」、「やめてくれ海底調査」などと書かれた看板を立て、「ボーリング調査をやめろ」「軍事基地絶対反対」とシュプレヒコールを行いました。
12月21日 MBC NEWS
馬毛島防衛省調査 ボーリング作業始まる
防衛省が計画している鹿児島県西之表市・馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転に向けた基地整備のためのボーリング作業が、20日、本格的に始まりました。
国は、馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍の訓練を移転させる方針です。防衛省は港湾施設建設のため、島周辺のボーリング調査を計画していて、塩田知事は先月、調査を許可しました。関係者によりますと20日から本格的にボーリング作業を開始したということです。
調査をめぐっては、地元の漁師らが「漁に影響が出る」などとして調査差し止めの仮処分や県が出した調査許可の取り消しを求める訴えを起こしています。
12月19日 南日本新聞
馬毛島ボーリング調査 鹿児島知事の許可取り消し求め提訴 漁業者「漁協理事会同意は無効」
防衛省が西之表市馬毛島で進める自衛隊基地整備計画に伴う海上ボーリング調査を塩田康一知事が許可したことは違法だとして、種子島漁協の一部組合員らが18日、許可取り消しを求めて鹿児島地裁に提訴した。また県の許可の執行停止を求める仮処分の申し立ても行った。同計画に絡む提訴は初めてとみられる。原告団は国の調査の差し止めを求める仮処分を11日、東京地裁に申し立てている。
同基地は、米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転を前提としている。
訴訟の原告は16人、仮処分申し立ては13人。いずれも馬毛島周辺で漁を営む同市在住の漁業者。
訴状によると、防衛省に提出された同漁協の同意書は、漁業権制限に関わる重大事項のため、同意には総会決議が必要と指摘。原告を含む馬毛島周辺で漁を営む漁業者に意見を聞かなかった上、理事会だけの同意決定は違法で無効と主張。
また県の許可は、海上の足場建設や岩盤の掘削などによる好漁場の破壊や漁業区域制限の可能性があり、漁を営む権利の侵害が十分考慮されていないなど不適法と指摘、違法な処分とした。
仮処分も同様の趣旨で申し立てた。
ボーリング調査は、港湾整備に伴うもので、同省は11月5日付で同意書を添付して県に申請。塩田知事は同27日に許可した。
原告は提訴後に会見し、古川正則さん(68)は「このままでは自分たちの生活の糧が失われる。調査だけでなく計画そのものを早くやめてほしい」と訴えた。
県は「訴状が届いておらず、コメントは差し控える」としている。
12月19日 西日本新聞
馬毛島海上調査許可取り消しを求め提訴 地元漁業者
鹿児島県西之表市の馬毛島への自衛隊基地建設を巡り、塩田康一知事が国に島周辺での海上ボーリング調査を許可したことは違法だとして、地元漁業者16人が18日、許可の取り消しを求めて鹿児島地裁に提訴した。
馬毛島は米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地で、政府は基地を建設し、訓練用施設として米軍と共同使用する計画。塩田知事は11月27日に防衛省の調査申請を許可した。調査は馬毛島東岸の37地点で、来年5月末まで実施される予定。
訴状によると、海上の足場建設や岩盤に穴を開ける作業により、トコブシの生息地やイカの産卵場所が荒らされ、漁業を営む権利を侵害する恐れがあると指摘。知事がこうした影響を十分に考慮せず許可したのは裁量権の逸脱・乱用だとしている。また、地元漁協の同意は正式なものでなく無効だとも主張した。
12月18日 MBC NEWS
馬毛島ボーリング調査 鹿児島県の調査許可取り消し求め、地元漁師が提訴
馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転に向けた基地整備のため、防衛省が計画しているボーリング調査をめぐり、地元漁師らは18日、県が出した調査許可の取り消しを求めて、鹿児島地裁に提訴しました。
訴えを起こしたのは馬毛島周辺で漁をしている西之表市の漁師ら16人です。国は、馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練を移転させる方針です。防衛省は港湾施設建設のため、島東側の海域37地点でボーリング調査を計画していて、塩田知事は先月、調査を許可しました。原告らは、「調査の影響で漁場が荒らされる」とした上で、防衛省が県に提出した地元漁協の同意書について「決議の方法に不備があり、同意は無効」などとして県に調査許可の取り消しを求めています。
(地元漁師 西義春さん)「馬毛島を主な漁場としている漁師にとっては、生活に関わる。(反対している)西之表市長の意見をどう考えているか、この裁判で質したい」
また原告らは18日、鹿児島地裁に、判決までの間、県が出した調査許可の執行停止を申し立てたほか、東京地裁にも今月漁を営む権利を侵害するとして、調査の差し止めを求める仮処分を申し立てています。
提訴を受け県は「訴状を確認していないのでコメントは差し控える」としています。
(記者レポート)「機材を載せた船が馬毛島に近づいています」
一方、防衛省は当初、今月9日から調査を始める予定でしたが、海上のしけなどで延期が続いていました。予定から9日たった18日、ボーリング調査に使う機材などを載せた船が、西之表港を出発し馬毛島の海域に到着しました。
防衛省によりますと調査準備を行ったということで、ボーリング作業は19日以降、天候をみて実施する方針です。
12月18日 南日本新聞
〈馬毛島問題〉自衛隊基地主要施設近く設計入札 鹿児島知事、防衛省に抗議「説明不十分で遺憾」

西之表市馬毛島で自衛隊基地整備を計画する防衛省は、主要施設の滑走路や港湾施設などの具体的な設計にあたる「詳細検討」について、近く入札を行うことが17日、分かった。塩田康一知事は同日、年内の入札公告の見通しを示した上で、「急な連絡。地元への説明が不十分で遺憾」と抗議したことを明らかにした。西之表市は防衛省と詳細検討の入札前に説明を受ける約束が、守られていないという認識だ。工事着工に必要な環境影響評価(アセスメント)の準備を進める中での入札実施に、地元軽視との批判を浴びそうだ。
基地には米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転も計画する。
同省によると、入札は滑走路や駐機場、港湾施設、火薬庫などの基本設計と、種子島に整備する隊員宿舎などの配置に向けた調査。時期や予算規模は明らかにしていない。関係者によると、今回の設計は本体工事の柱となり数十億円規模に上る。米軍駐留経費を流用するとみられる。
環境アセスについて同省は「着工の可否も含めて調べる」との立場。同省地方調整課は「アセスも設計も、地元の疑問に詳しく答えるために必要」とし、入札については「これまで詳細検討を行うことは地元に説明している。抗議の詳細を把握しておらず、現時点ではコメントできない」としている。
設計を巡っては今年2月、土地取得前の2019年3月に配置案作成と施設について共同企業体(JV)と約35億円で契約していたことが表面化。市が「地元説明がない」と抗議し、設計部分を除外した21億円で再契約していた。今回の入札では、中止していた設計部分に隊員宿舎の配置調査が加わる。
県によると、2月の契約表面化に続き、説明不十分なまま12月8日、入札実施の連絡があった。県は唐突すぎるとし抗議。17日には県企画部長が「県民の関心が高く、県の許認可に関わる事業以外も丁寧に説明してほしい」と電話で改めて抗議した。今後の手続きにおいても、事前に県や地元自治体に丁寧な説明を行うよう求めた。
12月17日 MBC NEWS
馬毛島入札巡り、鹿児島県が防衛省に抗議 「説明なく遺憾」
防衛省が鹿児島県西之表市の馬毛島にアメリカ軍の訓練を移転するために計画している自衛隊基地の整備に絡み、地元に説明をせずに施設を検討するための入札を進めるのは「遺憾」だとして、県が防衛省に抗議しました。
(塩田知事)「今回、また急な連絡ということで、防衛省には、担当部長の方から唐突だということで抗議した」
県によりますと、今月8日に防衛省から県に、馬毛島での自衛隊基地整備について詳しく検討するための入札公告を近く行うと連絡がありました。防衛省は今年2月にも県や地元関係者へ連絡しないまま、詳細な検討の予算を計上し、県が事前に説明するよう抗議した経緯があります。
こうした経緯を踏まえて県は「地元への説明がないままで唐突」だとして防衛省に抗議したということです。
(塩田知事)「防衛省にも地元関係者への説明も丁寧に対応してほしい。前回の2月の経緯を踏まえても、極めて今回の対応は遺憾である」
なお、防衛省は当初、今月9日から馬毛島周辺でのボーリング調査を始める予定でしたが、海上のしけなどが続いていて、17日も延期されています。
12月17日 西日本新聞
「極めて遺憾」鹿児島知事、防衛省に抗議 馬毛島整備 事前説明なし
鹿児島県西之表市の馬毛島に自衛隊基地を整備する計画を巡り、県は17日、防衛省が事前の説明なく、施設整備を詳細に検討するための入札公告実施を連絡してきたとして、防衛省に抗議した。塩田康一知事は記者会見し「唐突に連絡が来たことは極めて遺憾」と対応を批判した。
県によると、8日に防衛省から電話連絡があり、その場で担当部長が抗議。その後に詳しい説明を受けて、この日に改めて口頭で抗議した。対応した防衛省幹部は「今後は県や自治体への情報提供を丁寧に行いたい」と釈明した。入札は、飛行場や港湾施設などの設計図面を民間の調査会社に発注するためのもの。
今年2月にも、防衛省が地元に知らせずに基地整備に向けた設計事業に着手していたとして、県が丁寧な説明を行うよう申し入れていた。
12月16日 MBC NEWS
馬毛島基地整備問題 計画撤回求め西之表市議会が意見書
鹿児島県の西之表市議会は16日、防衛省が馬毛島で計画しているアメリカ軍の訓練移転のための自衛隊基地の整備を撤回するよう求める意見書を、賛成多数で可決しました。
意見書の採決は16日開かれた市議会の最終本会議で行われました。意見書は、国が地元への説明が不足したまま計画を進めているとして、計画を撤回し、整備のためのボーリング調査などを中止するよう求めています。
議会では「施設は一次産業の振興を著しく阻害するものではない」とする反対意見も示されましたが、採決の結果、賛成10、反対3で可決され、国に提出されることになりました。
また、国から申請を受けて調査を許可した塩田知事に対し、「地元の意向を尊重し計画に慎重な対応を求める」意見書を提出することも賛成多数で可決されました。
(馬毛島対策特別委員会 長野広美委員長)「地方自治という部分で明確に市議会としての意思表示をしておきたい。真摯に今回の意見書を受け止めてもらいたい」
意見書は書類が整い次第、国や県に郵送されるということです。
12月15日 MBC NEWS
馬毛島基地整備問題 防衛省が環境アセスに向け県に事前相談
鹿児島県西之表市・馬毛島のアメリカ軍訓練移転問題で、防衛省が環境アセスメントを実施するための事前相談を、県と始めたことがわかりました。
国は馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練を移転させる計画です。
環境アセスメントは、事業が環境にどんな影響を及ぼすかを事業者が事前に調査し、住民や自治体の意見を聞くもので、馬毛島に自衛隊基地を整備するための環境アセスメントは、防衛省が行うことになります。
県環境林務課によりますと14日、防衛省の担当者が県庁を訪れ、環境アセスメントの実施へ向け、事前相談を行ったということです。
防衛省側からは書類の書式などを確認する資料が県に渡され、県は内容の不備などがないか3週間ほどかけて確認し、防衛省に知らせるとしています。
事前相談が終われば、防衛省は県に環境アセスメントを実施する通知書を出し、その後、調査方法などを示した環境影響評価方法書を、県と西之表市に提出する予定です。方法書を提出した後は、内容を誰でも見られるようにする縦覧や、住民説明会が開かれることになります。
12月14日 MBC NEWS
馬毛島 ボーリング調査 海上のしけで16日以降に
鹿児島県西之表市・馬毛島周辺海域でのボーリング調査はしけのため、14日も見送られました。
国は、アメリカ軍の空母艦載機の離着陸訓練を、馬毛島に自衛隊基地を建設した上で移転させる計画です。
防衛省は、基地の建設に必要な港湾施設を整備するため、海上ボーリング調査を来年5月末まで島東側の海域37地点で行うことにしていて、13日、調査準備のための機材を運びました。
防衛省は、今週にも本格的な調査を始める見込みですが、14日はしけのため見送られ、開始は16日以降の見通しです。
12月14日 KTS鹿児島テレビ
馬毛島めぐるボーリング調査中止を求める意見書を国、県に提出 鹿児島・西之表市
鹿児島県の西之表市議会馬毛島対策特別委員会が14日開かれ、馬毛島への訓練移転計画の撤回や、計画に関わる全ての調査の中止を求める意見書を国などに提出することについて議会にはかることを決めました。
アメリカ軍の訓練移転候補地である馬毛島をめぐっては、防衛省が訓練移転に先立ち、島の東側の海域で海上ボーリング調査を計画しています。
今週中にも本格的な調査が始まる見通しですが、14日は海上がしけのため調査は中止されています。
そんな中、14日は西之表市議会の馬毛島対策特別委員会が開かれました。
特別委員会では、議会が訓練移転に反対する意見書を提出し、八板俊輔市長も「計画に同意できない」と岸防衛大臣に伝えたにも関わらず、調査を進めようとする防衛省の姿勢は遺憾として、訓練移転計画の撤回、そして計画に関わるすべての調査の中止を求める菅総理や防衛省あての意見書の提出について議会にはかることを決めました。
16日の最終本会議で可決されれば、速やかに提出するということです。
また塩田知事に、訓練移転計画に対する地元の意向の尊重と慎重な対応を求める意見書の提出についても議会にはかるということです。
12月11日のKWさんFB投稿より:
今日(12/11)午後、馬毛島海上ボーリング調査に抗議する集会。

12月11日 MBC NEWS
馬毛島 ボーリング調査開始は来週以降に
鹿児島県西之表市・馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転に向けた基地整備のために、防衛省が計画している海上ボーリング調査の開始は、来週以降にずれ込む見通しとなりました。
国は馬毛島東側の海域37か所で、来年5月末までボーリング調査を計画していて、当初は8日に調査に使う台船を現場に移動させる予定でしたが、海上のしけなどで延期が続き、11日も移動は見送られました。
地元漁協によりますと、台船は早ければ13日にも移動させるのの、調査開始は来週以降になる見込みだということです。
11日は、訓練移転に反対する住民およそ50人が西之表市で抗議集会を開いて、基地整備やボーリング調査の中止などを訴えました。
また、馬毛島周辺で操業する漁師17人が調査は漁を営む権利を侵害するとして、差し止めを求めて東京地裁に仮処分を申し立てました。
12月10日 MBC NEWS
馬毛島ボーリング調査 3日連続で延期 開始は12日以降か
鹿児島県西之表市・馬毛島での自衛隊基地整備に向けた、海上ボーリング調査のための準備作業は10日も延期されました。3日連続の延期で、調査開始は12日以降となる見込みです。
(記者レポート)「午前7時半です。ボーリング作業に使う台船は、海上に降ろされた状態のままとなっています」
国は馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練を移転させる計画で、島周辺で来年5月末までボーリング調査を行うことにしています。
8日、9日と海上のしけにより、調査の準備のための台船の移動ができない状態が続いていましたが、10日も台船の移動は見送られ、3日連続の延期となりました。
ボーリング調査の開始は、今月12日以降にずれ込む見込みです。
12月9日 MBC NEWS
馬毛島 周辺ボーリング調査 しけで再延期
防衛省が鹿児島県西之表市・馬毛島の周辺海域で計画している自衛隊基地整備のためのボーリング調査は、8日に続いて9日も、調査に使われる船がしけで移動できなかったため、再び延期されることになりました。
(記者レポート)「午前7時50分。港を出た台船が引き返しているように見える」
ボーリング調査で海底を掘削するのに使う台船は、9日午前7時ごろに西之表港を出ましたが、しけのため、40分ほどで引き返しました。
国は、馬毛島に自衛隊基地を建設したうえで、アメリカ軍空母艦載機の離着陸訓練を移転させる計画で、港湾施設整備のための海上ボーリング調査を県の許可を受け、来年5月末まで島東側の海域37地点で行うことにしています。
当初は9日から調査が始められる予定したが、海上のしけのために8日、9日と2日連続で台船を調査地点まで移動させることができず、調査は11日以降に延期されました。
12月8日 西日本新聞
馬毛島調査で鹿児島県を提訴へ 隣接する種子島の漁業者ら
馬毛島 2018年10月撮影
政府が米軍艦載機の訓練移転先として鹿児島県西之表市の馬毛島に計画する自衛隊基地建設に向け、同県の塩田康一知事が周辺海域での海上ボーリング調査を許可したのは違法として、隣接する種子島の漁業者ら約20人が18日にも、知事に対して許可取り消しを求める行政訴訟を鹿児島地裁に起こすことが8日、関係者への取材で分かった。
馬毛島周辺は、トビウオやカツオ、特産の貝トコブシなどの好漁場。関係者によると、行政訴訟で漁業者らは、ボーリング調査により海中環境が変化し漁獲が減少する恐れがあるのに、知事は十分考慮せずに許可したと主張する。地元漁協の同意を得る手続きも不十分だったと訴える。
馬毛島は、種子島の西12キロにある無人島。政府は島全体を自衛隊基地として整備し、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)を受け入れるとともに、対中国を念頭に置いた展開拠点とする計画を進めている。
ボーリング調査は馬毛島東岸の37地点で、9日から来年5月末まで実施する予定。塩田知事は11月27日に、防衛省の申請を許可した。

12月8日琉球新報紙面

12月6日南日本新聞紙面
12月5日 南日本新聞
馬毛島海底調査9日から開始 防衛省、2021年5月まで37カ所
西之表市馬毛島で自衛隊基地の整備に向けた海上ボーリング調査の事前準備を進めている防衛省は、本体の同調査を9日から実施することが4日、関係者への取材で分かった。来年5月末までを予定する。整備に向けた工程が本格的に動き出すことになる。
同省は、年内に環境影響評価(アセスメント)にも着手する方針とみられる。
同基地は米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の恒常的な移転を前提に整備する自衛隊の訓練施設。同調査は基地建設に向けた港湾整備に伴うもので、調査中は警戒船が24時間配置される。
調査は島東岸海域37カ所(水深0~26メートル)で、(1)岩礁破砕(2)海底土地使用(3)海底土地土石採取-の3点を行う。調査地点に台船などを設置し順次調査する。9日からの作業は水深10メートル前後の地点を調べる。
同省はボーリング調査に先立ち、1日から8日までの日程で、潜水士による磁気探査機器を使った危険物確認などの潜水作業を行っている。
同省が11月5日付で申請したボーリング調査を、塩田康一知事が同27日許可していた。
12月5日 西日本新聞(共同通信)
週半ばにも馬毛島の調査開始
防衛省は、米軍空母艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とする鹿児島県西之表市・馬毛島で、自衛隊基地建設に向けた海上ボーリング調査を6日から始まる週の半ばにも開始する方針を固めた。先月27日に県から調査許可を受けていた。気象状況を踏まえて最終判断する。複数の防衛省幹部が5日、明らかにした。
2011年の日米安全保障協議委員会の共同文書に馬毛島を候補地として明記して以来、硫黄島を使っているFCLPの移転計画が本格化する。空母艦載機が所属する米軍岩国基地(山口県)から硫黄島まで約1400キロあるため、米政府から移転を急ぐよう求められていた。
塩田知事「海上ボーリング調査」許可と「賛否」表明は別物だとしているが、、、
12月21日 MBC NEWS
馬毛島・米軍訓練移転計画 知事「地元の意見を重視して賛否決める」
鹿児島県西之表市の馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転計画への賛否について、塩田知事は2日の県議会で、地元の市長・町長の意見や住民の署名活動などを重視して決める考えを示しました。
馬毛島は、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転候補地で、国は島に自衛隊基地を整備した上で訓練を移転させる計画です。2日の県議会で計画への賛否についてやり取りがありました。
(県民連合 前野義春議員)「今後、知事が賛否を判断するにあたって、最も重要な県民の意向をどのような手法で把握するか」
(塩田知事)「まずは地元の市長・町長から、住民の皆さんの動向やご意見を伺う。署名活動を行って県に届けていただいていることもしっかり踏まえていきたい」 -以下略ー
12月1日 日テレNEWS24
馬毛島ボーリング調査今月9曰以降か
種子島沖の馬毛島への米軍の訓練移転計画を巡り、防衛省が島周辺のボーリング調苣を今月9日以降に始めることが分かった。
島周辺のボーリング調苣を巡っては、塩田知事が防衛省の申請を許可した。海上保安庁によると、防衛省は調苣の事前準備として1日から海の状況を確認する潜7乂作業を始めるという。
今月8日まで行われる予定で9日以降ポーリング調苣に入る見込み。
塩田知事はポーリング調苣の許可と米軍の訓練移転の賛否は別物であるとの認識を示している。着々と進められていく馬毛島の整備計画。知事はいつ賛否を示すのか?今後に注目だ。
12月1日 MBC NEWS
馬毛島・米軍訓練移転問題 防衛省が島の沿岸で潜水調査始める
鹿児島県西之表市・馬毛島のアメリカ軍訓練移転問題についてです。防衛省は、基地整備に向けたボーリング調査の事前準備となる潜水調査を、1日から島の沿岸で始めました。
馬毛島は、アメリカ軍空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転候補地で、国は島に自衛隊基地を整備した上で訓練を移転させる計画です。
防衛省によりますと、1日から今月8日まで馬毛島東岸海域で潜水作業を実施する予定で、1日朝、西之表市の港から防衛省の関係者数人を乗せたチャーター船が島に向けて出港しました。
潜水作業をする海域は、防衛省が整備する自衛隊基地の仮設桟橋や係留施設の予定場所です。県によりますと、潜水作業は基地港湾施設の整備に向けた海上ボーリング調査を行う前に、海域に危険物がないかを確認するために実施されるということです。
防衛省は、ボーリング調査を来年5月末まで、島の東側の海域37か所で計画しています。
11月29日 西日本新聞
基地準備着々 馬毛島「異例ずくめ」の買収1年 住民賛否割れたまま
米軍艦載機による陸上空母離着陸訓練(FCLP)の移転を目指し、政府が鹿児島県西之表市の無人島・馬毛島の買収を地権者と合意して29日で1年。政府は地元説明会を連日のように開催。海上ボーリング調査のための県の許可も27日に出され、基地の建設準備を急ピッチで進める。地元には、自衛隊の新基地受け入れが地域振興につながるとの期待がある一方、環境や騒音への懸念から反対も根強い。来年1月には市長選がある。住民の中には「反対しても国策は止められない」と諦めの声も漏れる。
「馬毛島の買収手法は『異例ずくめ』だった」。政府関係者はこの1年の買収劇を振り返った。
島の大部分を所有していた東京の開発会社との交渉は難航したが、当時官房長官だった菅義偉首相の意向もあり、土地の買収額は単純な資産価値として評価した45億円から160億円に積み増し、合意にこぎつけた。国は既に島全体の88%を取得した。
政府は買収資金を国会審議が必要ない「流用」という方法で捻出。積算根拠についても「相手との関係がある」として、説明を拒んでいる。
防衛省は8月、滑走路などの具体的な配置案を公表。10月下旬からは住民説明会も開催。近く海上ボーリング調査を始めるほか、環境影響評価(アセスメント)の準備も進める。
政府が急ぐ背景には、米国への配慮がある。米側は長年、FCLPの安定的な訓練地確保を要求してきた。現在、2021年度以降の在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する日米交渉が進行中だが、与党幹部は「政権移行期の米国がどう出るか読めない。馬毛島基地の早期建設をカードに交渉を有利にしたい」と政府の狙いを解説する。
「馬毛島の基地工事に参加しないか」。今夏、種子島や県内の複数の建設業者に電話が相次いだ。建設利権が目当てのブローカーとみられる。「馬毛島が利権争いの舞台になっている」。住民の女性(64)は顔をしかめた。
西之表市内には「自衛隊歓迎」「FCLP反対」と書かれた看板が目立つ。
市長選は来年1月。基地反対を掲げる現職と、賛成や容認を唱える新人2人が立候補を表明している。
住民の賛否は割れている。賛成派住民団体の杉為昭さん(54)は畜産を営み、騒音の牛への影響は気になるが「(米軍再編に協力する自治体に配布される)交付金などの交渉を政府と進めるのが現実的」と言う。
一方、反対派は16日、全国から集めた30万人分の署名を防衛省に提出した。島では「反対派の店には行かない」といった住民同士のしこりが生まれている。反対派団体の山内光典さん(69)は「市民が分断されるのが許せない」と嘆いた。 (湯之前八州)
自衛隊馬毛島基地:
馬毛島は鹿児島県・種子島から西に12キロ離れた平らな島。面積は約8平方キロ。馬毛島への移転検討は2011年6月、日米安全保障協議委員会(2プラス2)の共同文書に明記された。防衛省は島全体を自衛隊馬毛島基地として整備し、FCLPを受け入れるとともに、対中国を念頭に南西諸島海域の新たな拠点とする狙いもある。22年度にも基地本体を着工、25~26年ごろの供用開始を目指す。
許せない!
塩田県知事、市民・県民の反対を押しのけ「ボーリング調査」許可の暴挙!!
11月27日 西日本新聞
馬毛島調査、鹿児島県が許可 周辺海底掘削、来年5月末まで
鹿児島県は27日、同県西之表市の馬毛島に自衛隊基地を整備して米軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)を移転させる計画を巡り、防衛省が港湾施設建設に向けて県に申請した島の周辺海域での海上ボーリング調査を許可した。
県によると、9日の申請を受けて審査していた。申請通り、島の東海岸沖の37カ所で来年5月末までの調査を許可した。海底を十数メートル掘削して、岩盤の固さや地質を調べる。
塩田康一知事はこの日開会した定例県議会で表明した。知事は計画への賛否を示しておらず、記者団に「行政手続きの要件に照らして判断した」と説明。許可判断と計画の賛否は「別のもの」としている。計画に反対する八板俊輔西之表市長などから漁場への影響を懸念する声もあったが、防衛省が掘削時に海水の濁りを抑える対策を取ることなどから、影響は限定的と判断した
11月27日 MBC NEWS
塩田知事 馬毛島海上ボーリング調査許可
鹿児島県西之表市の馬毛島で計画されているアメリカ軍の訓練移転で、防衛省が県に申請している海上ボーリング調査について、塩田知事は27日開会した県議会で、27日付けで許可することを明らかにしました。
(塩田知事)「国が馬毛島周辺海域で予定している海上ボーリング調査については、今月9日に申請がなされ、法令に沿って審査した結果、本日許可することとしている」
塩田知事はこのように述べ、防衛省が県に申請している海上ボーリング調査を27日付けで許可することを明らかにしました。
ボーリング調査は来年5月末までに、島の東側の海域およそ40か所を調査するもので、県の許可を受けて防衛省は調査を近く始めるものとみられます。申請には、漁業権を持つ種子島漁協の同意書と、調査に反対する考えの西之表市の八板市長の意見書が添えられていました。
八板市長はMBCの取材に対して「まだ詳しい内容が確認できていないためコメントできない」としています。
本会議ではこのほか、41億7900万円を追加した今年度一般会計補正予算案など議案41件と、専決処分報告3件が一括上程されました。
12月定例県議会の会期は、12月17日までの21日間です。
スポンサーサイト
12月18日の政府閣議決定を許すな!宮古島や石垣島など琉球弧の島々に、長射程化した対艦ミサイルが配備され、長距離ミサイルを搭載した軍艦や戦闘機もやってくる!! ホーム
1970年の12月20日、コザで市民が立ち上がって50年(いわゆるコザ騒動・暴動)未だに続く「銃剣とブルドーザー」